スティーヴン・キングのレビュー一覧

  • 死者は嘘をつかない

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    おもしろかった!ジュブナイル小説でありながら、しっかり重厚感のある物語だった。かといって決して語り口が重くないところがさすがだなと。ミステリーであり、ホラーであり、ヒューマンストーリーであり、さまざまな表情をもつ小説だった。

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    2024年12月03日
  • 11/22/63(下)

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    温かさと悲しみの入り雑じったラストがとても切なかったです。
    年齢を重ねるにつれ、作風も変化しているのでしょうか。キングってこんなに優しさに溢れた人だったんだと感じる事、しばしば。

    作品としてはリーシーやジョイランドに似た傾向があり、ホラーが読みたい時に読むと期待通りとはいかないかもしれません。

    ただ、不思議さは盛り沢山です。
    私には「カードマン」の存在が一番強烈な印象で、その言動にゾクッときました。

    こういうのはキングしか描けない。
    フィクションかノンフィクションかわからないエピソードをさりげなくちりばめてくる技量が圧巻で、だからキングを読むのは止められないと読むたび毎回思います。

    #シュール #感動する #深い

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    2024年11月30日
  • ビリー・サマーズ 下

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    クライムノベル、ラブストーリー、文学論、作家論、小説のあらゆる要素を網羅した素晴らしい作品。読み進むにつれて思わず笑ってしまったり涙したり。登場人物全てが魅力的でこれほど読み終わりたくないと思った小説は初めて。キング恐るべし。

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    2024年11月25日
  • 呪われた町 下

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    キングは何冊か読んでますが、長編ではこれが一番お気に入りになりました。
    だいたいキングの長編は前半にためにためたエネルギーを後半に向けて開放するジェットコースターみたいな構造になってますが、今作ではそのジェットコースターが本当に底知れず、どこまでいっても止まりそうにない恐怖感が本当に素晴らしかったです。
    モダンホラーの定義は諸説あると思いますが「隣に越して来た人が何者なのかわからない」というのも一つの要素だと思います。今回は吸血鬼伝説をどうモダンホラーにするか。ゴシックホラーからモダンホラーへの飛躍をどうするかということだと思いますが、このハードルも見事に飛越していたと思います。
    そして、この

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    2024年11月08日
  • シャイニング(下)

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    さあ皆様、お立ち会い。
    ここに描かれるのはあるホテルでひと冬を過ごす事になった親子三人の物語だ。
    何? そんなのつまらん? そんな事言わないで。ほら、頁を開いて読んでごらん……。
    キングがキューブリック版をこき下ろしたのは有名だが、わからなくもない。ここにある親子の絆は欠片も出てこないし、ジャックはただの危ない親父で、次第に精神を狂わせていく怖さが出ていないからだ(個人的にあれはあれで悪くないし、面白いのだが)。
    ここで目を惹くのはエンターテインメントとしての構成の上手さだ。何度読んでもドキドキ、ワクワク、同じところで怖がってしまう。
    オーバールックホテルにようこそ! 入る時はニコニコ、

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    2024年09月24日
  • 死者は嘘をつかない

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    岡田斗司夫さんの読書特集で紹介されていたこの小説、普段あまり小説を読むことのない私にとっては、新たな読書の扉を開くきっかけとなりました。物語の魅力に引き込まれ、気づけば最後まで一気に読み切ってしまったほどです。小説が持つ物語の力、キャラクターの魅力、そしてその先に広がる深いテーマについて考えさせられる素晴らしい作品でした。

    この本を読んで特に感じたのは、物語の緊張感とスピード感です。作者の筆致は非常に巧みで、グロテスクな描写や複雑なテーマにもかかわらず、全体のテンポが絶妙に保たれています。そのため、一瞬たりとも飽きることなく、ページをめくる手が止まりませんでした。映像化を望む気持ちもわかりま

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    2024年09月15日
  • ジョイランド

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    若い頃は、キングというとバキバキのホラー以外は物足りなく感じましたが、今はこの「ジョイランド」や「死者は嘘をつかない」のような作品も大好きです。

    筆者自身が生きる土台としている力、音や色や形のない強さのようなものが感じられるせいでしょうか。

    この世から遠く離れた世界と、この世でもっともささやかな存在や現象(「ジョイランド」では少年マイク)とが見事に融合していて、立ち去りがたい、大きく静かで強烈な余韻を残してくれました。
    立ち止まって、何度も繰り返し反芻したくなります。

    #泣ける #感動する #深い

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    2024年08月23日
  • 心霊電流 下

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    ものすごく良かった。
    上巻からの仕込みが期待以上に炸裂していて大満足の下巻。
    私がキングに望むのはこういうの。
    とてつもなくおぞましく、でもその根底に流れるのは物悲しさとせつなさ。狂気に満ちた愛も。
    冒頭の献辞。そうそうたるホラー作家たちの名前が連ねられてるのも、読み終わって納得できる。
    特に私が本作で感じたのはメアリー・シェリーとラヴクラフト。ラヴクラフトはそのまんま。キングお得意の虚実織り交ぜテクニック。
    メアリー・シェリーについてはフランケンシュタインのオマージュで溢れかえっていると思う。過去の異端発明家たちからの影響を受ける牧師がそのまんまフランケンシュタインと重なる。取り扱うのが電気

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    2024年08月15日
  • ビリー・サマーズ 上

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    さすがSキング!上巻は4時間程度で読破。状況がさまざま絡み合ってくるのだけれど、ビリーの考察もあり、また変化のスピード感がちょうどいいので、読み手の頭がこんがらがることはなく、状況転換に徐々に慣らされていく。(慣らされた、と気づくのは下巻を読み終えたあと)上巻の終わり方も素晴らしいと感じた。

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    2024年08月14日
  • 任務の終わり 下

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    キングさんの珍しきミステリー三部作のラスト、読み終えました。
    ホラーでも見られるキングさんの臨場感溢れるラストはそのままに、しっかりミステリーしていて楽しかった。ラストなんかもすっきり終わりながらも哀愁漂うitとかのような終わりでとても楽しかったです。サンキューだぜ、キング!

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    2024年08月11日
  • 異能機関 下

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    がんばれルーク!!
    って、ず〜〜と思いながら読んだ
    まあ、最後はチャンチャンで・・・
    いつもどおり、あっという間にさら〜〜と
    それにしても、よくもまあこんな話思いつくよね
    ありがとうございました

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    2024年08月01日
  • 異能機関 上

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    わお〜〜!!
    久しぶりにワクワクしながら読んでいる
    もう、めっちゃうれしい
    こんな作品、待ってましたよ
    まだ半分だけど、楽しみで楽しみで・・・
    は〜〜たまらない

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    2024年07月30日
  • ビリー・サマーズ 上

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    (上下合わせた全編の感想です)

    ▼好みでした。分量あるのに、読み終わりたくないような。スティーブン・キング76歳、凄いです。エンタメ力が凄いのに、そこに皮肉と人間ドラマが濃厚。

    ▼ビリー・サマーズという名の、40代くらいの職業的殺し屋がいます。主にいわゆる犯罪組織の親玉などに雇われています。凄腕の射撃手であるらしい。そして、ぼちぼち引退を考えている。このビリーが巨額報酬の狙撃を依頼されるところから始まります。これを最後に引退したい。ラスト・ジョブ・ストーリー。冒頭からダレ場無し。

    ▼今回の仕事は、標的は犯罪者。逮捕され裁判を迎える犯罪者。だがとある大物にとって、法廷で言われたら困ることが

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    2024年07月14日
  • ジョイランド

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    “ぼく、飛んでるよ”

    スティーヴン・キングを誰が「ホラー小説の大家」なんて呼ぶんだ。
    彼のは間違いなく「青春小説」……しかもとびきりせつないやつ。

    まぁ、そういうものを選んでいるんだけど……。
    それでもキングのは、キング以外には無い。

    “ぼく、飛んでるよ”
    ……泣いちゃいけないよ。

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    2024年07月10日
  • ビリー・サマーズ 上

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    ネタバレ

    上巻ではあらすじ以上の事は起こらないのに面白い。
    ビリーのなりすまし生活が図らずも、尊いものになってしまい、この仕事を受けたことすら後悔し出すのが可笑しくも愛おしい。
    ビリーの人となりは悪人以外殺さない信条とか、一般人に向ける優しい目からも分かる通り善の人だし、後半で隣人家族の娘から貰った愛溢れる絵を捨てずにお守りみたいに大切にする所も微笑ましい。
    そんなビリーがどうして暗殺稼業をしているのかを小説にして書いていき、間に作中作として読みながらビリーの過去を知れるという作りになってる。上巻では子供時代までだから核心に迫るような話まではいかないし、暗殺の方も成功するけど一筋縄ではいかないしとまだま

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    2024年06月24日
  • 死者は嘘をつかない

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    少年の情緒が感性豊かに描かれ、懐かしいような優しい作品でした。

    年々高密化し、緻密になってゆくキングの作品ですが、この作品には、キラキラ輝く穏やかな波の満ち引きを眺めているような、繊細な揺らぎがありました。

    でもやっぱり「言ったように、これはホラーストーリーだ」ですね。

    #泣ける #深い #アツい

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    2024年06月20日
  • アンダー・ザ・ドーム(3)

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    一気読み…
    残念ながら、我らのバァァビィーは活躍できなかったけど(囚われてるので)、相変わらず檻の中でも生存のために手段を選ばないところがかっこよかった。ベタ褒め。

    街のマトモな人たちが少しずつ少しずつ、集まりはじめて、対ビッグジム勢力になりつつある。嬉しい反面、やっぱりいつか誰かが死ぬことになるのかと怯えながら読む。秘密の集会と、バービーたちの救出。うまくいくのか? 痛手を負わずに?ハラハラ。ドキドキ。
    私も異常事態になった時、できればまともな方に入っていたい…自分を恥じることがないように。

    それにしてもラスティ!
    のこのこと…たった1人でビッグジムのとこ行くなんて、お前はバカか!と言い

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    2024年05月27日
  • 書くことについて ~ON WRITING~

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    物書きを目指す人には是非読んで欲しい一冊。キングの生い立ちから、文法や会話文やテンポ、推敲の仕方などの小説作法が丁寧に書かれている。小説の書き方がメインだが、エッセイとかノンフィクションなど書くこと全般に生かせるアドバイスも沢山ある。自分も物書きを目指しているから、これから何度も見返そうと思う。文章自体も堅苦しくなくユーモアがあって読みやすかった。

    キングの幼少期から作家として売れるまでの半生は凄く苦労が伝わってきた。トレーラーハウスの洗濯室の机で執筆していたことや教師をしながら小説を書いていたこと。才能に加えてこのストイックさがアーティストには必須なんだなと思った。ここでの沢山の体験や出会

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    2024年05月16日
  • アンダー・ザ・ドーム(3)

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    ドームにシャキーンと覆われた街で悪者ビッグ・ジムと対決すると思ったら予想外に死ぬ主要人物たち、そして最後そんな展開!?に後半びっくり。

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    2024年05月02日
  • ビリー・サマーズ 上

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    淡々と話が進む

    途中、すごくハラハラする
    ドキドキする

    でも、上巻だけで終わりそうなのに
    結局なにもわからない

    先日異能機関をよんでからすぐこれをよみはじめたので
    全く違う人が描いたかのように違う話で
    すごいなーと思う。
    そして、帯にも書かれてるけど
    殺し屋で小説を書く
    この小説がまたすごくいい。
    スティーブンキング自身は
    どうやって小説を書いてるのだろうと思う

    下巻が楽しみ

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    2024年04月29日