鈴木涼美のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
慶應と東大出て、日経の記者でAV女優もやってたっていう涼美さんの経歴が大好きです。やりたいこと、全部やって生きている感じ。
けっこう下ネタや夜の世界のことが書かれているけれど、
氏の筆力で論壇チックでしたよ。
お母さまとのコンプレックスの章が、やっぱりわたしには
かさぶた剥がすような痛みがあって、それでも向き合いたくて、
結果とてもおもしろかったです。
表紙、ご本人です。美人さんですね。
【本文より】
・それでも私たちは、自分が新しい世界に出会う度に、誰かに複雑な思いをさせていることには自覚的であるべきだ。
・「大学出てオトナになったらさ、理不尽なものに頭下げたり、礼儀としてダサい恰 -
Posted by ブクログ
※まだ読み途中
圧倒的に強いジャケットに惹かれて読んでみる。
中央公論.jpで約1年間連載された内容の総集編。改題前は『夜を生き抜く言葉たち』、書籍化にあたりタイトルが攻めたものに変わっていることがわかる。これはおそらく正解だと感じる。
元AV女優という生き方が色濃く反映された内容ではあるが、慶應大学や東京大学大学院、その後に日経新聞に勤めるという素養の良さと文章に長けた能力の持ち主であることもわかる。
タイトルの通り、幼き頃から読書を通して育った著者の、その時々で思い入れのある本を紹介する内容である。前述したかなり変わった経歴、嗜好により、かなりの珍しい(?)作品が多く取り扱われていた -
Posted by ブクログ
さすがいろいろな経験を経ているだけあって?面白い。私も守りに入らずもっといろいろ経験したらもっと深い人になれたかな。傷つくのはいやだけど。
雑誌『ダ・ヴィンチ』に連載されていたものなので、必ず本や映画やドラマなどが取り上げられていて、読んだ本があると嬉しいし(綿矢りさ『パッキパキ北京』)、読んでいない本だと読んでみたくなる(角田光代の「夏のマリー」(『これからはあるくのだ』所収とか)。
疑問に思っていたことを問題にしてわかりやすく解析してくれたり、なるほどなぁ~と勉強になったり。
「結婚とは、自分の罪を許し、幸福になる資格を自らに付与する儀式」(p118)なのだったらいいな。
それにしても友人 -
Posted by ブクログ
上野千鶴子さんと鈴木涼美さんがお互いにリスペクトを持って手紙を書いているのがすごく伝わる。
2人の対談はそれぞれのパーソナルな部分をえぐるものだけれど、真摯なやりとりが成立していることに感動する。
内容として印象的だったのは、「被害者」と呼ばれたくない、「弱者」であることがガマンできない、ウィークネス・フォビアの話。
上野さんの「ご自分の傷に向きあいなさい。痛いものは痛い、とおっしゃい。ひとの尊厳はそこから始まります。自分に正直であること、自分をごまかさないこと。その自分の経験や感覚を信じ尊重できない人間が、他人の経験や感覚を信じ尊重できるわけがないのです(それを前便でわたしは「『被害者』を -
Posted by ブクログ
鈴木涼美さんが五歳だったことの香りの記憶からはじまり、その後もターニングポイントといえるような印象的な記憶を追うエッセイで、これまで読んできた文章とは少し筆致が異なる気がしたし、けれど巨乳の人格に目覚めたり、P活女子高生としてパンツを売ったり、キャバクラで荒稼ぎしたり、友人と狭いアパートで飲み暮らしたり、いつもの饒舌っぷりは変わらないような気もした。
なんだろう、それによる回顧と哀愁と諧謔と慈愛のさじ加減があまりにも絶妙で、端的にめっちゃいい文章だなぁと思いながら読んだ。
教養があるご両親のもとで文化的資本を受け、いいところの私立小学校から、都心の大学附属校に進学して、渋谷で遊びながらそれな