鈴木涼美のレビュー一覧

  • 娼婦の本棚

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    感想文風エッセイのようなもの。あ~、わかるわかる、とそれなりの年代の女性なら思う所が多いのではないかと思う。この方の書き方なのか、一文が長い。その点は、読みやすいにくいが出るかもしれない。巷の文は短いんだな、と思えた。

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    2023年01月21日
  • 娼婦の本棚

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    ネタバレ

    p30
    本当は、無意味の自由こそ最も大切にするべきことだったはずなのに、大人はそれを自ら手放してしまうのです。

    p41-42
    伸びるよりも咲くことを選ぶある種の人々の生き様は、自分の若さがいつか必ず喪失するものであるとは信じたくない私には、潔く思えました。彼女たちを目の前にすると、昼の光の下で男と肩を並べて、無骨なまま輝こうとする女性たちはどこか愚鈍で要領が悪いような気がしたのです。

    p70
    そのかわり、自分がどんなに矛盾しても罪悪感に押しつぶされたり、疑問を抱いたりはしません。不条理な東京にいるのだから、個人も不条理であるに決まっているからです。

    p148
     昼の職にいた時に感じた、オ

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    2022年10月16日
  • 娼婦の本棚

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    著者の鈴木涼美は、慶応大学在学中にAV女優としてデビュー。その後、東大大学院に進み、日本経済新聞社に入社して新聞記者となるという異色の経歴を持つ。2016年に亡くなった母は児童文学研究家で翻訳家の灰島かり、父の鈴木晶は翻訳家で法政大学教授、エーリッヒ・フロムの『愛するということ』の訳者でもある。

    「アドレッセンスというものの中を突き進んでいく若いオンナノコたちに向けて書いた」と著者が書くように、若いオンナノコが向き合うことになる性の問題について、身体の商品化の眼差しと意識化という観点を軸として、著者ならではの言葉を重ねている。

    【概要】
    『娼婦の本棚』では、以下の20冊の本が紹介されている

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    2022年08月15日
  • 娼婦の本棚

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    キャバクラ嬢、AV女優、新聞記者など興味深い経歴を持つ作家 鈴木涼美によるブックガイド。本の紹介というよりは、著者の半生が綴られています。様々なポイントで著者のそばにはいつも「本」や「言葉」があり、なにかしらの道しるべになっていたことが分かります。「娼婦の本棚」という刺激的なタイトルを冠していますが、いたって真面目です。個人的には連載時の「夜を生き抜く言葉たち」の方が本作の内容に合っていると感じました。ちょうど本書を読んでいるときに芥川賞の候補として名前が出ていました。

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    2022年08月05日
  • 愛と子宮に花束を ~夜のオネエサンの母娘論~

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    与えられることで奪われるものもあるし、満たされることで、失うものだってある。そう思わせるエッセイだった。キャバクラ嬢やAV女優、ホストなど夜の世界の人間が多く登場するが、彼らにもまた親子関係が存在するのだなと思った。

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    2022年06月12日
  • ニッポンのおじさん

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    私から見るとおじさんと言えるのは、ビートたけし、麻生太郎、村上春樹、石原慎太郎、田中康夫、安倍晋三、堀江貴文、菅義偉だが、それぞれを的確に捉えていたと感じる.文章化するよりしゃべりで聞いた方が良いのではと思った.まえがきの「おじさん」の定義づけが面白かった.

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    2022年05月10日
  • JJとその時代~女のコは雑誌に何を夢見たのか~

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    なぜJJは休刊したのか。
    この問いに対する筆者の回答は説得力があった。

    デジタルで紙が打ちのめされたとは短絡的思考で、
    デジタルで社会が変わり雑誌が求められなくなったとするのが適切か。

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    2022年05月04日
  • JJとその時代~女のコは雑誌に何を夢見たのか~

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    ハマトラ、ニュートラの女性たちを仰ぎ見て、心をときめかししてきた世代としては、昨年の紙のJJがなくなるというニュースはものすごいショックでした。そのJJを中心とした女性誌クロニクル。1975年のJJ創刊から始まる女性誌カンブリア期は、消費文化という観点からの女性の生き方の多様性を提示し、次々と新しいロールモデルを輩出して来た時代です。でも、3年前に大学生に洋服の情報は雑誌じゃなくてインスタから得るの?と知ったかぶりなインタビューをしたら、いやインスタも見ずに、googleの画像検索という答えを聞いて、雑誌時代の終わりはなんとなく予感していました。それでも、きっとこれからも女性と社会の接点は変わ

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    2022年02月20日
  • ニッポンのおじさん

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    新聞記者とAV女優という2つの経歴を持つだけでただ者でない感がある。

    露悪を気取るが、常人以上の教養、地頭の良さと人生経験に裏付けられた批評は強い説得力を持つ。

    系統は違うがブレイディみかこともある種共通するものを感じる。

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    2021年08月07日
  • ニッポンのおじさん

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    独特な文章に慣れるまで時間がかかったけど、これからもスケベ心を内に秘め、人としてまっとうに生きていきたいと思った。

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    2021年05月30日
  • すべてを手に入れたってしあわせなわけじゃない

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    学歴、不倫、出身地、等たくさんの切り口で、真逆な選択をした女性達の幸福と不幸が描かれている。著者の鋭い分析力と流れるような文章によって、もはや内容なんてどうでもいいからこの文章を読み続けていたいという気にすらなるが、登場する女性達が多様でありながらも、自分自身に重ね合わせたり、そういう人いるいると知人に重ね合わせることができる。
    著者があとがきにも書いているが、女性の人生は抑圧され差別されてきた祖母の時代から、それを一生懸命打ち壊してきた母達の時代を経て、今は差別されながらも多くの選択の自由を与えられている。しかし選択の自由を与えられたからこそ、言い訳ができない苦しさや寂しさがあり、選択の自由

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    2020年06月25日
  • 女がそんなことで喜ぶと思うなよ ~愚男愚女愛憎世間今昔絵巻

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    慶応大→東大院卒→日経新聞勤務かつキャバ嬢&AV女優経験あり、というトンデモエリートな著者による30代女目線のオトコぶった切りコラム。男女関係で落ち込んでる時に読んだら元気出そうな内容でした。面白い。女性同士のお喋りに近いリズムの文章が、ダラダラ女友達としょうもない話をしている時間のようなスッキリ感をくれる。
    ・未知なる女の持ち物事情
    ・アラサー女の真のスッピン
    ・間違いだらけのフェミニズム
    ・女性活躍社会の不都合な真実
    が特によかった。
    女性活躍を本気で後押ししながら嫁には若くてバカでかわいい女を選ぶ、そんな自分に何の矛盾も感じない男性、とかあるあるですね。

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    2019年07月31日
  • オンナの値段

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    ミクロな視点で風俗嬢たちの現実を見てみると、それはとても平凡な女の子たちのリアルな生き方だった。資本主義のスペクタクルにすっかり覆われた彼女たちの視点は時に非常に驚くが、細かい点を除けば、あとはどこにでもいる女の子。生き方とは、自分の価値や居場所をどこに設定するかであって、その選択権はすべての人々に平等に付与されているもの。体を売って生きるという生き方も世の中にはある。女の体は売れるし、若ければ若いほど、クオリティが高ければ高いほど、高額で取引される。自分の価値(値段)をすごく客観的に眺めている彼女たちはタフだなぁと思う。誰だって、自分にはお金では測れない価値があると思いたいじゃない。というか

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    2018年12月26日
  • おじさんメモリアル

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    ときめきメモリアル。。各章のタイトルも映画や漫画をもじったタイトルでツボ。存在は知っているけど詳細は知らない世界が日記調で描写されていて興味深い。若い女体を開発しているつもりだったおじさんに真実が明かされていくくだりの爽快感と言ったら。これからどうなるかわからないけど、とりあえず資本主義世界を生きてきたのだな、とお金のパワフルさを再認識した本でした。

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    2018年01月31日
  • 身体を売ったらサヨウナラ 夜のオネエサンの愛と幸福論

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    元AV女優で日経記者でもある鈴木涼美のエッセイ。
    彼女自身の体験に根差したことを書いているので、ノンフィクションのケータイ小説を読んでるみたいで面白かった。

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    2017年11月19日
  • おじさんメモリアル

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    元AV女優で記者で作家の鈴木涼美による一冊。

    内容はタイトル通り、過去に主に仕事で関わった変なおじさんんついて語ったもの。
    これまでのように社会学的な分析を挟みつつ、基本的には買われる女性と買う男性の性の非対称性を嘲笑ったもの。
    “夢を買う”男性からすると必ずしも幸せではないものの、現実を知るには最適かと。

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    2017年11月11日
  • 愛と子宮に花束を ~夜のオネエサンの母娘論~

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    鈴木涼美さんという著者のことを一切知らずに、ただタイトルでおもしろそうだなーと読んでみた本だったのですがどストライクでした。
    慶應卒で東大の修士ってすごいですね。そして日経新聞社勤務の後にAV女優て。どえらい経歴だ。

    エッセイ中にはセックスとかホス狂いとかデリヘルとかそんな単語が臆面もなく散らばっているのですが、ちっとも下品だったり馬鹿っぽく感じられたりしないのは、著者の筆力と知性ゆえなんだろう。
    地頭がいいと文章のテンポも良くて読みやすくてなにしろとてもおもしろい。
    一種独特なんだろうけど、娘に対して依存するでもなく束縛するでもない著者の母親が素敵だ。
    否定しながら愛し、愛しながら許さない

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    2018年03月05日
  • 愛と子宮に花束を ~夜のオネエサンの母娘論~

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    うまくいかなくても
    利用されても
    嘘をついても
    愛が重くても
    それがその母子

    そんな
    考えさせられる話の間に
    愚かにも思える
    夜の世界の男女模様が
    深く浅く読める 面白かったです

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    2017年07月08日
  • 悪い血

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    作者の鈴木さん曰く
    「今回の芥川賞を(受賞した「ゾンビ回収婦」と)同時受賞出来なかったのは、某選考委員が強硬に反対したから」だそうですが、自分が委員でも強硬では無くてもバッテンつけちゃうかも…

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    2026年08月27日
  • 悪い血

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    妊娠時の採血するも過去の奔放な生活が心配でサンプル奪取するため病院へ。なんともはやハチャメタな展開だけど、様々な人間たちとのオムニバス展開!
    芥川賞取れなくて残念だけど、これって鈴木涼美さんの自伝ですよね。

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    2026年08月19日