鈴木涼美のレビュー一覧

  • おじさんメモリアル

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    -結局、よく間近で見てみれば、凹凸で非対称でありながら、背負う悲哀の数は同じであった-

    あとがきにあるこの一文の存在が、軽佻浮薄を装っている本書が実は冷静な分析の書であることを明かしている、のだろう。

    性のやり取りを行うそちらの道の加熱した在り様を、女性側から見たおじさん観察の書。

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    2019年06月11日
  • オンナの値段

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    気鋭の文筆家・鈴木涼美による「オンナの現代資本主義論」ということで。
    エッセイではなく本当に社会学論文みたいな風情がありましたね。
    女として生きているだけでそこに「お金」という価値が生まれてしまうのはたしかに得だが罪深い。
    今時、キャバクラも風俗もなんてことのないお小遣い稼ぎ感覚ではじめてしまう女の子も実際多いと思うし。

    深く納得させられたのはp203「高額な自尊心」。
    謎な貨幣価値がまかり通るホストに毎日通う彼女たちは、支払っている代償に対してどれだけのものを得ているのか?
    800万円のワインにはしかし800万円の価値があり、それを景気よく開けてするドヤ顔と言われるお礼は800万円のワイン

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    2019年08月14日
  • おじさんメモリアル

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    鈴木涼美さんがこれまで出会ってきたおじさんたち。まさにおじさんメモリアルな一冊。
    おじさんって本当滑稽でイタくておもろいなあなんて思っちゃいます。おじさん、っていう一種の生物だよね。
    それにしてもこれだけたくさんのエピソードが書けるのすごい。
    特にAV女子大生編が良かった。
    人間というのはポイント制だっていう発想も好き。財力、美しさ、学力、性格、筋力、コミュ力、たしかにその総ポイント数がモテ度つながる。総ポイント数が高ければその内訳なんてどれだっていいじゃん?ってこった。
    ああ、おじさんってみんなそれぞれ華々しい若かりし頃があったはずだろうにどうして等しくみんなおじさんになってしまうんだろうな

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    2017年09月30日
  • 愛と子宮に花束を ~夜のオネエサンの母娘論~

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    母でもなく娘でもなく愛もなく子宮もない。そんな風に遠巻きして読むと…。
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    念のため述べておくが、エロ本と間違えたのではなくて、献本を戴いたものだ。自分でお願いした献本だが、もちろんエロ本と間違えたのではない。

    著者を語るときには元AV女優で元日経記者、東大大学院、ということに触れないと行けないのだろうか。ヒトを肩書で見るなよなーと思いながらも、そういう肩書がついていなければ気が付かれないこともあるかもしれないので(僕もそうだ)、それはよしとしましょう。

    さて、本書は、「テロをやってもかばうけど、AVに出たから味方をしない」という母と本人の、愛憎いりまじったというか母娘論、と

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    2022年06月01日