鈴木涼美のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
この著者さんの文は、一文が私には長い…
ちょっと理解しにくく、読みやすい内容のはずなのに、頭に入ってこない…
どういう内容だったかなぁと振り返ると、あまり記憶に残っていないのだけれど、
あとがきで、「ただでさえ黒髪黄色肌が圧倒的に多い光景の中、その他者性に気づくほど異質なものにはなかなか出会わない」とあり、
そのあたりから、あ、もしかしてそうかも、と思ったのは、この著者さんは、黒髪黄色肌が多いこの国で、多様性を身近に感じられるのは、一般的な水準以上の人とセックス(あるいはその類のこと)しているからこそ、通常に知れる以上の情報を、一人の人間から得ているからか!と。
(↑必要以上に長文にして -
Posted by ブクログ
初めての鈴木涼美さんの作品。
まずはバイブスがめちゃくちゃ合うというのと、1ページあたりの文字数が多いのと夜の街やら性描写やら、あとはワードセンスとかもそうなんだけど、文中でシニカルな例えのようなもので度々脱線してしまうのその思考の寄り道的な部分での例えとかがとても面白くて解像度がめちゃくちゃ上がるような感じ。
自己正当化しない自己開示であったり被害と加害、純粋と不純、正しいと間違い、そういう二項対立を信用していない感じであったり、清潔であることへの不信のような核みたいな部分が金原ひとみさんととても似ているというか、共通した何かがあるなぁって思いました。
金原ひとみさんにハマっている最中なので -
Posted by ブクログ
【目次】
Better late than never(島本理生)
肉体が観た奇跡(村田沙耶香)
「妊娠」と過ごしてきた(藤野可織)
身体に関する宣言(西加奈子)
汚してみたくて仕方なかった(鈴木涼美)
胸を突き刺すピンクのクローン(金原ひとみ)
私は小さくない(千早茜)
てんでばらばら(朝吹真理子)
両乳房を露出したまま過ごす(エリイ)
敵としての身体(能町みね子)
愛おしき痛み(李琴峰)
肉体の尊厳(山下紘加)
ゲームプレーヤー、かく語りき(鳥飼茜)
私と私の身体のだいたい五十年(柴崎友香)
トイレとハムレット(宇佐美りん)
捨てる部分がない(藤原麻里菜)
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Posted by ブクログ
ギフテッド
歌舞伎町で働き暮らす娘と詩人だった死にゆく母。昔母に火傷させられて刺青を入れている。自殺した友人や風呂屋の友人やホストや母の体を買っていた男。特になにか起きる訳でなく感情の起伏もなかった。
解説を読んで、母と娘の身体性の一致、死でのその解放、なのだと理解した。
「(少なくとも私が自分で食べ物を掴めるようになるまで、)私の身体は全て彼女ひとりのものだった」p19〜
「母が焼きたかったのは自分の肌なのだろうか。むしろ、自分の体内で作り出した私の肌は、母の肌でもあったんだろうか。」p75
グレイスレス
祖母との田舎の家での暮らしと、AVメイク師としての仕事。こちらもあまり何も起きずに終 -
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「汚してみたくて仕方なかった」鈴木涼美
売春が無くならないのは、男側の問題の方が大きいけど、自分に値打ちが付くことに依存する女側の問題もあるのかもしれないと思った。女は性処理として利用されてきた時代が長く続いたせいもあり、完全に無くすことは難しいのだと悟った。
「トイレとハムレット」宇佐見りん
面白かった、、!確かに腹痛と苦悩のポーズは似ている。舞台が好きな理由として「シンプルだから」っていうのはすごく腑に落ちた。たった一つの物語、感情を演じているだけだもんな。現実の方が感情ごちゃ混ぜで騒がしいもの。
「私の三分の一なる軛」児玉雨子
生物は毎日ちょっと死んでおかないと生きられないって興味深 -
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身体や性についてのエッセイ集。この中で柴崎友香さんが呈示していた疑問「なぜ書き手の性別を限っているのか」、私もこれと同じことを思った。もう、このフェーズは終わっていないか。いま、同じテーマで、男性やその他の性の人の語ることも聞きたいし、それらが同じひとつの場所に並べられているところを見たい。
どのエッセイもそれぞれ興味深かったし、色んな方向に心動かされたが、上記の意味で、柴崎さんが「このような疑問を私が持っていることを編集者と共有できたので、書くと返答した」という経緯を書いてくれていたことが、いちばん嬉しかった。もちろん、疑問の詳細は私が書いたこととは違ったけれど。 -
Posted by ブクログ
どんなことをどんな風に語るかは自由なはずなのに、不思議と受ける印象が近い方も多い。圧倒されたのは、自身の自慰について複数名の方が赤裸々に書かれていたこと。もちろん秘めておくべきかどうかは個人の自由だが、同じことを目の前の男性に言われたらきっと眉間にシワを寄せてしまうと思うので、(こんな性差を感じてどうかとも思うが)そうならないのを織り込み済みの、女性性を逆手に取った表現ような気もする。私のお気に入りはセブンルールで見たことのある藤原麻里菜さん。「もし、技術が発達して、アバターを作って仮想空間で生きれるとしたら、私は女の身体を選ばず、カービィみたいなピンク色の球体を選ぶだろうと思うのだ。そうした
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Posted by ブクログ
高橋源一郎さんのラジオで紹介されているのを聞いて読んでみた。
同じ状況でも「気づいてしまう人」と「気づかずスルーする人」がいると思うが、
「女であること」で少なからず嫌な思いをした経験は誰にでもあると思う。
痴漢について、本筋からはずれるかもしれないが、これだけ多くの女性が被害に遭ってる、ということはそれだけ痴漢をやったヤツがたくさんいる、ということよね?
もしかしたらそこにいる善良そうなおぢさん、爽やかそうなお兄さん、しょぼくれたおじいさんだって!
それでもみんな知らんぷりして普通の生活をしているんだろう、と思うとものすごく腹立たしい。
またまた話がズレるが最近読んだ大谷晶さんが自分をすごく -
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Posted by ブクログ
西加奈子さん、村田紗耶香さん、千早茜さん、、他にも豪華な方々のお名前が、、
もうこれ買うしかないやんと思って購入して即読みました。
それぞれの女性作家さんたちがご自身の身体をテーマにリレー形式でエッセイをつづられていて、どのエッセイもすごく赤裸々に描かれていて同じ女性として共感するところもあれば、驚かされることもあり、、それこそ、読んでからは「私の身体は私のもの」を強く感じた。
それぞれの身体に色々な経験や傷が合ったり、コンプレックスが合ったり。
それでも一つしかない自分の身体。
こんな私でももっと堂々と生きていていいんだと思わせてくれる作品でした。 -
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Posted by ブクログ
夫と出会い、ようやく幸せを手に入れられたのに、夜の世界や学生時代に恋をした先生が忘れられず、手紙を出す女。自分を保つために男に媚びを売って、近況と、相手を慮る言葉を投げかけるところが、キャバクラに居そうな女という印象を受けた。かつて恋をした先生に妻がいると知りながら、手紙を出す神経がよく分からず、液体をかけられるのもまぁ、自業自得だろうなといったところ。夜の世界は、お金で動いているということがよく分かった。人間の心理を上手く利用し、大金を注ぎ込ませており、楽しむつもりが、楽しまされているという怖い世界だと思った。コンカフェに興味を持ったことがあるが、アイドルのように、20代前半までしかちやほや