鈴木涼美のレビュー一覧

  • ギフテッド/グレイスレス

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    ギフテッド
    歌舞伎町で働き暮らす娘と詩人だった死にゆく母。昔母に火傷させられて刺青を入れている。自殺した友人や風呂屋の友人やホストや母の体を買っていた男。特になにか起きる訳でなく感情の起伏もなかった。
    解説を読んで、母と娘の身体性の一致、死でのその解放、なのだと理解した。
    「(少なくとも私が自分で食べ物を掴めるようになるまで、)私の身体は全て彼女ひとりのものだった」p19〜
    「母が焼きたかったのは自分の肌なのだろうか。むしろ、自分の体内で作り出した私の肌は、母の肌でもあったんだろうか。」p75

    グレイスレス
    祖母との田舎の家での暮らしと、AVメイク師としての仕事。こちらもあまり何も起きずに終

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    2025年12月22日
  • 私の身体を生きる

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    「汚してみたくて仕方なかった」鈴木涼美
    売春が無くならないのは、男側の問題の方が大きいけど、自分に値打ちが付くことに依存する女側の問題もあるのかもしれないと思った。女は性処理として利用されてきた時代が長く続いたせいもあり、完全に無くすことは難しいのだと悟った。

    「トイレとハムレット」宇佐見りん
    面白かった、、!確かに腹痛と苦悩のポーズは似ている。舞台が好きな理由として「シンプルだから」っていうのはすごく腑に落ちた。たった一つの物語、感情を演じているだけだもんな。現実の方が感情ごちゃ混ぜで騒がしいもの。

    「私の三分の一なる軛」児玉雨子
    生物は毎日ちょっと死んでおかないと生きられないって興味深

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    2025年11月22日
  • 典雅な調べに色は娘

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    ネタバレ

    20前半ならまだわからなかった。
    20後半になってきたからこそ、この生々しいリアリティのあるお話がスッと読めるようになったと思います。
    カスミの潔さ、ばさばさしているように見えるけど「やっちゃった〜」とでも言っていそうな雰囲気にみるみる惹かれてしまいました。
    恋敵としては絶対に嫌だけど、友達だったら超仲良くなりたいタイプです。
    10代に比べると歳をとったはずなのに、
    まだまだ悩むことが多い。けれどカスミを見ているとなんとかなりそうにも思えて、前を向ける作品だと思いました。

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    2025年11月16日
  • 不倫論

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    身近な会話と有名人の事例、小説やドラマを例に、不倫とは、そしてそれぞれの立ち位置と相互の考えや受け止めについて考える。息をするように自然に、そして窮屈な生活の息抜きとして、痛罵され理想化される不倫とは何なのか。
    後半、男は本命と遊び相手を同じ生き物だと思っていないという記述があったが、そこはお互い様では無いか。オジは人間扱いされてるか?

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    2025年11月03日
  • 私の身体を生きる

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     身体や性についてのエッセイ集。この中で柴崎友香さんが呈示していた疑問「なぜ書き手の性別を限っているのか」、私もこれと同じことを思った。もう、このフェーズは終わっていないか。いま、同じテーマで、男性やその他の性の人の語ることも聞きたいし、それらが同じひとつの場所に並べられているところを見たい。
     どのエッセイもそれぞれ興味深かったし、色んな方向に心動かされたが、上記の意味で、柴崎さんが「このような疑問を私が持っていることを編集者と共有できたので、書くと返答した」という経緯を書いてくれていたことが、いちばん嬉しかった。もちろん、疑問の詳細は私が書いたこととは違ったけれど。

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    2025年11月02日
  • 私の身体を生きる

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    どんなことをどんな風に語るかは自由なはずなのに、不思議と受ける印象が近い方も多い。圧倒されたのは、自身の自慰について複数名の方が赤裸々に書かれていたこと。もちろん秘めておくべきかどうかは個人の自由だが、同じことを目の前の男性に言われたらきっと眉間にシワを寄せてしまうと思うので、(こんな性差を感じてどうかとも思うが)そうならないのを織り込み済みの、女性性を逆手に取った表現ような気もする。私のお気に入りはセブンルールで見たことのある藤原麻里菜さん。「もし、技術が発達して、アバターを作って仮想空間で生きれるとしたら、私は女の身体を選ばず、カービィみたいなピンク色の球体を選ぶだろうと思うのだ。そうした

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    2025年10月05日
  • 私の身体を生きる

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    テーマはとても興味深い。
    面白いかと言われれば分からない。
    人の隠しておく部分を覗き見したような気持ちになった。「隠しておく」部分ではないのである、もっとオープンに話そうよ、自分の身体のことなんだから、がメッセージか?

    年を経ると病気の「身体」のことをしょっちゅう話すようになるのに、この本読んで「隠しておく」部分と感じたのは何故なのだろうか? 社会による刷り込みか?

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    2025年09月18日
  • 私の身体を生きる

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    高橋源一郎さんのラジオで紹介されているのを聞いて読んでみた。
    同じ状況でも「気づいてしまう人」と「気づかずスルーする人」がいると思うが、
    「女であること」で少なからず嫌な思いをした経験は誰にでもあると思う。
    痴漢について、本筋からはずれるかもしれないが、これだけ多くの女性が被害に遭ってる、ということはそれだけ痴漢をやったヤツがたくさんいる、ということよね?
    もしかしたらそこにいる善良そうなおぢさん、爽やかそうなお兄さん、しょぼくれたおじいさんだって!
    それでもみんな知らんぷりして普通の生活をしているんだろう、と思うとものすごく腹立たしい。
    またまた話がズレるが最近読んだ大谷晶さんが自分をすごく

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    2025年09月09日
  • ノー・アニマルズ

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    初めて読む作家さん。カバーがアート的で素敵です。取り壊しを控えたマンションの住人を主人公にした連作短編集。金原ひとみさんみを感じる世界観でした。ままならない現実を受け止めつつも、心の本音が赤裸々に描かれていてなかなか興味深かったです。

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    2025年09月01日
  • 私の身体を生きる

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    こんなにも赤裸々に皆書いて良いのか!?と最初動揺したが、それぞれ考えさせられるものが多く、有意義な時間が過ごせた。

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    2025年08月29日
  • 私の身体を生きる

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    西加奈子さん、村田紗耶香さん、千早茜さん、、他にも豪華な方々のお名前が、、
    もうこれ買うしかないやんと思って購入して即読みました。
    それぞれの女性作家さんたちがご自身の身体をテーマにリレー形式でエッセイをつづられていて、どのエッセイもすごく赤裸々に描かれていて同じ女性として共感するところもあれば、驚かされることもあり、、それこそ、読んでからは「私の身体は私のもの」を強く感じた。
    それぞれの身体に色々な経験や傷が合ったり、コンプレックスが合ったり。
    それでも一つしかない自分の身体。
    こんな私でももっと堂々と生きていていいんだと思わせてくれる作品でした。

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    2025年08月15日
  • 私の身体を生きる

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    生というより性に関するアンソロジーだったが、千早茜さんの「私は小さくない」が切り口も異なり胸に迫った。性別による不利益や舐められることを、コンプレックスである小柄にあえて責任を負わせてきた自分に気付かされた。

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    2025年08月09日
  • 私の身体を生きる

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    村田沙耶香 誰しもが、心の中に王国を持っている/西加奈子 私は変わる。変わりながら、「アップデートする自分」を疑い続ける

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    2025年08月09日
  • YUKARI

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    夫と出会い、ようやく幸せを手に入れられたのに、夜の世界や学生時代に恋をした先生が忘れられず、手紙を出す女。自分を保つために男に媚びを売って、近況と、相手を慮る言葉を投げかけるところが、キャバクラに居そうな女という印象を受けた。かつて恋をした先生に妻がいると知りながら、手紙を出す神経がよく分からず、液体をかけられるのもまぁ、自業自得だろうなといったところ。夜の世界は、お金で動いているということがよく分かった。人間の心理を上手く利用し、大金を注ぎ込ませており、楽しむつもりが、楽しまされているという怖い世界だと思った。コンカフェに興味を持ったことがあるが、アイドルのように、20代前半までしかちやほや

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    2025年06月20日
  • 身体を売ったらサヨウナラ 夜のオネエサンの愛と幸福論

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    同世代だからか懐かしさや親近感は湧くが、長過ぎる一文に読みにくさを感じた。
    夜の仕事というよりは人間関係についてのエピソードが多い。
    その中でもお母様との話は非常に印象深いので「母娘論」「ギフテッド」などに繋がる経緯が分かった。
    大勢の人が少し欲しいかな程度で済ませるようなことについて、全力で手に入れようとする努力とも執着とも呼べそうなエネルギーが凄まじい。
    その性格は羨ましくもあるが、疲れそうかなとも思う。

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    2025年04月12日
  • すべてを手に入れたってしあわせなわけじゃない

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    独特の視点(笑)
    女性の生き方を並べ、どっちが幸せか対決!

    恋愛、結婚、キャリア、子作り、不倫……
    巷で繰り広げられる論争ですが、彼女の持つ独特の視点で、描かれており、これもあり⁉︎だなぁって思えることもwww

    正直、どっちを選んでも、案外辛いこと多し

    では、15本勝負!スタート!
    A子とB美、あなたはどっち?

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    2025年02月16日
  • 不倫論

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    不倫について、こんなに考えた事はありませんでした。男女関係について、いろいろ考えさせられました。また、一夫一妻制は今後も続いていくだろうか?変わるならどう変わるだろうか?などの疑問が湧いてきました。

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    2025年01月08日
  • 不倫論

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    鈴木涼美さんだからこその見解というか、不倫を断罪も美化もしないスタンスがかっこいい。
    現実であったさまざまな不倫ゴシップから、読み継がれてきた不倫の名著、話題になったドラマや映画も振り返りつつの「不倫とはなんたるか」について、そうしたトピックやコンテンツにやや下世話ながらも興味が湧いたし、色々と思うところもあった。
    目が覚めるような新たな発見や学びは少なかったけれど、不倫について深く多面的に考える機会はなかなか意義があることですね。窒息するような生活と、息継ぎとしての不倫。

    そしてあとがきに書かれていた通り、鈴木涼美さんが出版までの間にご結婚されたとのことで、こりゃシンプルにめでたいです。結

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    2024年11月12日
  • 身体を売ったらサヨウナラ 夜のオネエサンの愛と幸福論

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    崇拝する鈴木先生の作品だけどこれは微妙かも。
    世間ではこの本における文体が好まれてないようだけど、私はそこは同じくらいの女性として問題なく読めたけど、それよりタイトルの「身体を売ったらサヨウナラ」に全く内容があってなかったことの方が気になった。
    この本は昼職でプロフェッショナル、かつ夜職も経験したことある女性しか理解できない内容だろうから読者層は限られるだろうな。

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    2024年11月06日
  • 娼婦の本棚

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    エッセイをメインに構成されている1冊。なかなか共感できなかったが、母に対する考えをみて、仲がいいだけではないんだなと思った。性と夜に溺れそうな人に。

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    2024年05月26日