鈴木涼美のレビュー一覧

  • 悪い血

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    ネタバレ

    ある女性が妊娠をきっかけに過去の自分を思い返し、子供を産むことに悩む姿が描かれている
    正確には悩むというよりは混乱しているのしれない
    彼女は夜の店で働き、風俗で働くこともあった
    また、破滅的な男性に惹かれることが多かったこともあり、男性と長く付き合うことができなかった
    そんな中、善良ないわゆる普通の男性と知り合い、彼の子を身籠る
    ただし、嬉しくはない
    血液検査で何か問題が見つかると思ってもいる

    最後、何か結論が出るわけでもなく、この作品は突然終わる
    ちょっと変わった作品だ

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    2026年08月15日
  • ギフテッド/グレイスレス

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    「ギフテッド」がとても良いなあと思ったので、こちらを続けて読む。
    設定のせいか、あまりノレないまま読み終えてしまった。

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    2026年08月14日
  • 悪い血

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    作者が元セクシー女優ときいて本により深みを感じます
    ただ過去と現在が混在してて時系列の把握が難しいなと思いました
    過去の出来事によりこれからの普通の未来を送ることが怖くなった話と誰かが書いててすごく共感

    芥川賞受賞作含め候補作品を他にも読んでみようと思いました

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    2026年08月11日
  • 悪い血

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    著者らしい作品といえばらしい作品である。女性にとって“血”は男性にはない経血がある。生理に関する血は妊娠につながり、そして血統という所謂血のつながりとなる。主人公の女性は血液だけでなく広義の血についても自分のものは悪いと考えているようだ。妊娠時の血液検査で採取された血液を取り戻そうと行動する。こう考えると、タイトルの「悪い血」とはなんとシンプルでストレートなタイトルなのだろうと驚く。作品を面白く感じるかどうかは読む人によるだろうが、読みやすい文章の中に深いつながりが隠れていそうだ。

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    2026年07月28日
  • 悪い血

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    思いがけず妊娠したものの、過去の自分の悪行が脳裏をよぎり、産科でおこなわれた採血の結果に不穏なものを予感する女性の話。
    妊娠中の変化や感情の機微が描かれるものだと思い込んでいたが、血液を奪還するため病院までの夜道を彷徨いながらの回顧がメインだったのが意外。
    お父さんとの会話のシーンと、かつての悪友が連れ戻しに来てくれたシーンは好きだし、読後感は良かった。

    ただ、この主人公が世界を否定するのだけは違うと思う。身籠ったタイミングで、ほんとはきっとそのようにしか生きさせてくれなかった社会が悪いって言いたくなったのかもしれなくて、それを言わないだけの知性は感じた。
    別に罪も罰もないと思う。ただの愚か

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    2026年07月27日
  • 悪い血

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    一文が長めで文体好きだった 罪悪感や過去の過ちへの贖罪、いつかツケは回ってくるという感覚、結局は責められるのが怖いだけなのかもしれないという思考には共感した
    こんなことを言っては元も子もないんだけど性描写が嫌でグググヴヴヴとなりながら読んだ

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    2026年07月12日
  • ギフテッド/グレイスレス

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    キャバ嬢、AV女優、新聞記者を経て作家になったという異色の経歴を持つ著者。心が宿らないような語り口は、読んでいて心地が悪く、感情移入も共感も許されない。併録作と本作、どちらも個々の喪失の物語だが、資本主義社会における女性の身体とその価値、母娘関係、生と性、階級、といったものが通奏低音として流れ、薄い闇に絡め取られるような感覚に陥る。

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    2026年07月07日
  • ノー・アニマルズ

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    ネタバレ

    取壊しが決まっているマンションに住む人たちの短編集。岡本歌織さんの素敵な装丁に惹かれて。ただ鈴木さんはあんまり自分とは合わないので、今後は読むのは控えるかも……。

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    2026年03月11日
  • JJとその時代~女のコは雑誌に何を夢見たのか~

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    大学生になって直ぐに出てよ!
    三回位チョトだけ出ました。
    あの頃の良い思い出から今に至る迄、凄い事が有りました。(40年経過 /1990年経済学部経済学科
    卒)

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    2026年03月06日
  • 私の身体を生きる

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    ネタバレ

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    アンソロジー、あまり読んだことがなかったので読めるか少し心配でしたが、

    いろいろと、それぞれに、自分の身体に関する記憶や経験が書かれていて、

    無事読めました。

    ワンテーマを通して、こんなに豊かなアンソロジーができるんだなーと、やっぱ一流の作家さんたちだからかと思いますが、読者としても自分自身の経験について振り返る機会になったり、他者について少し想像する機会になる、とても良い本だったと思います。

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    2026年02月18日
  • 私の身体を生きる

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    リレーエッセイ方式で17人の書き手が
    『私の身体を生きる』という性をテーマに綴った作品。

    想像していた感じと、かなり違っていた。
    同じテーマでも書き手によって随分とみえる世界が変わるものだ。編集者から依頼された形で綴っているためか、何となく及び腰に感じる作品も少なくない。

    女性しばりでリレーエッセイ集にした意味する所も、問いたいが、赤裸々告白をするものから、トラウマ的な内容を飄々と語ったものまで、多種多様・・・

    トップバッターの島本理生さんの作品だけは、眠っていたような共感が呼び起こされる様な感覚があった。
    恋愛ものがお得意な作家さんだけに、性の役割にも飄々と鋭い着眼点をお持ちだ。

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    2026年02月13日
  • 私の身体を生きる

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    「私の身体を生きる」というテーマのエッセイ集。
    びっくりした内容もあった。自分の性を語るのは難しい、

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    2026年02月01日
  • 私の身体を生きる

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    藤原麻里菜さんのが印象的だった。
    知らずに読んでいたけど藤原麻里菜さんって、無駄づくりの彼女だったのか!
    それに気づいてからより面白く読めたし、女とか関係なしに能力を認められたい気持ちは、理系入試女子枠アンチのわたしの気持ちを代弁してくれた。
    男性に女としてのフィルターを通して見られたくない気持ちでありながら、女である自分(の身体)が好きだというまとめ方も好きだった。

    痴漢被害にあった人が多く驚いた。私は痴漢にあったことはない。こんな言い方だめなんだけど、共感、理解のために痴漢の経験があればよかったなとか思った。

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    2026年01月14日
  • ニッポンのおじさん

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    この著者さんの文は、一文が私には長い…

    ちょっと理解しにくく、読みやすい内容のはずなのに、頭に入ってこない…

    どういう内容だったかなぁと振り返ると、あまり記憶に残っていないのだけれど、
    あとがきで、「ただでさえ黒髪黄色肌が圧倒的に多い光景の中、その他者性に気づくほど異質なものにはなかなか出会わない」とあり、
    そのあたりから、あ、もしかしてそうかも、と思ったのは、この著者さんは、黒髪黄色肌が多いこの国で、多様性を身近に感じられるのは、一般的な水準以上の人とセックス(あるいはその類のこと)しているからこそ、通常に知れる以上の情報を、一人の人間から得ているからか!と。

    (↑必要以上に長文にして

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    2026年01月01日
  • 典雅な調べに色は娘

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    初めての鈴木涼美さんの作品。
    まずはバイブスがめちゃくちゃ合うというのと、1ページあたりの文字数が多いのと夜の街やら性描写やら、あとはワードセンスとかもそうなんだけど、文中でシニカルな例えのようなもので度々脱線してしまうのその思考の寄り道的な部分での例えとかがとても面白くて解像度がめちゃくちゃ上がるような感じ。
    自己正当化しない自己開示であったり被害と加害、純粋と不純、正しいと間違い、そういう二項対立を信用していない感じであったり、清潔であることへの不信のような核みたいな部分が金原ひとみさんととても似ているというか、共通した何かがあるなぁって思いました。
    金原ひとみさんにハマっている最中なので

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    2025年12月30日
  • 典雅な調べに色は娘

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    破天荒で、いつも小ネタ持ってる女友達と、
    飲んで、まずまず酔っ払ってる時に聞くような話!笑

    わたしはカスミみたいな奔放な女の子、好き。
    でも、これ…どうやって最後〆るのかな?と思って読み進めて、最後までダルダルと女友達の
    性近況聞いて終わった感だった。
    描写は面白いけども、スッキリもモヤモヤもない。

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    2025年12月16日
  • 私の身体を生きる

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    【目次】

    Better late than never(島本理生)

    肉体が観た奇跡(村田沙耶香)

    「妊娠」と過ごしてきた(藤野可織)

    身体に関する宣言(西加奈子)

    汚してみたくて仕方なかった(鈴木涼美)

    胸を突き刺すピンクのクローン(金原ひとみ)

    私は小さくない(千早茜)

    てんでばらばら(朝吹真理子)

    両乳房を露出したまま過ごす(エリイ)

    敵としての身体(能町みね子)

    愛おしき痛み(李琴峰)

    肉体の尊厳(山下紘加)

    ゲームプレーヤー、かく語りき(鳥飼茜)

    私と私の身体のだいたい五十年(柴崎友香)

    トイレとハムレット(宇佐美りん)

    捨てる部分がない(藤原麻里菜)

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    2025年12月07日
  • ギフテッド/グレイスレス

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    ギフテッド
    歌舞伎町で働き暮らす娘と詩人だった死にゆく母。昔母に火傷させられて刺青を入れている。自殺した友人や風呂屋の友人やホストや母の体を買っていた男。特になにか起きる訳でなく感情の起伏もなかった。
    解説を読んで、母と娘の身体性の一致、死でのその解放、なのだと理解した。
    「(少なくとも私が自分で食べ物を掴めるようになるまで、)私の身体は全て彼女ひとりのものだった」p19〜
    「母が焼きたかったのは自分の肌なのだろうか。むしろ、自分の体内で作り出した私の肌は、母の肌でもあったんだろうか。」p75

    グレイスレス
    祖母との田舎の家での暮らしと、AVメイク師としての仕事。こちらもあまり何も起きずに終

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    2025年12月22日
  • 私の身体を生きる

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    「汚してみたくて仕方なかった」鈴木涼美
    売春が無くならないのは、男側の問題の方が大きいけど、自分に値打ちが付くことに依存する女側の問題もあるのかもしれないと思った。女は性処理として利用されてきた時代が長く続いたせいもあり、完全に無くすことは難しいのだと悟った。

    「トイレとハムレット」宇佐見りん
    面白かった、、!確かに腹痛と苦悩のポーズは似ている。舞台が好きな理由として「シンプルだから」っていうのはすごく腑に落ちた。たった一つの物語、感情を演じているだけだもんな。現実の方が感情ごちゃ混ぜで騒がしいもの。

    「私の三分の一なる軛」児玉雨子
    生物は毎日ちょっと死んでおかないと生きられないって興味深

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    2025年11月22日
  • 典雅な調べに色は娘

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    ネタバレ

    20前半ならまだわからなかった。
    20後半になってきたからこそ、この生々しいリアリティのあるお話がスッと読めるようになったと思います。
    カスミの潔さ、ばさばさしているように見えるけど「やっちゃった〜」とでも言っていそうな雰囲気にみるみる惹かれてしまいました。
    恋敵としては絶対に嫌だけど、友達だったら超仲良くなりたいタイプです。
    10代に比べると歳をとったはずなのに、
    まだまだ悩むことが多い。けれどカスミを見ているとなんとかなりそうにも思えて、前を向ける作品だと思いました。

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    2025年11月16日