あらすじ
まっとうな彼氏がいて、ちゃんとした仕事があり、昼の世界の私は間違いなく幸せ。でも、それだけじゃ退屈で、おカネをもらって愛され、おカネを払って愛する、夜の世界へ出ていかずにはいられない――「十分満たされているのに、全然満たされていない」引き裂かれた欲望を抱え、「キラキラ」を探して生きる現代の女子たちを、鮮やかに描く。
...続きを読む感情タグBEST3
Posted by ブクログ
元AV女優で日経記者でもある鈴木涼美のエッセイ。
彼女自身の体験に根差したことを書いているので、ノンフィクションのケータイ小説を読んでるみたいで面白かった。
Posted by ブクログ
同世代だからか懐かしさや親近感は湧くが、長過ぎる一文に読みにくさを感じた。
夜の仕事というよりは人間関係についてのエピソードが多い。
その中でもお母様との話は非常に印象深いので「母娘論」「ギフテッド」などに繋がる経緯が分かった。
大勢の人が少し欲しいかな程度で済ませるようなことについて、全力で手に入れようとする努力とも執着とも呼べそうなエネルギーが凄まじい。
その性格は羨ましくもあるが、疲れそうかなとも思う。