不倫論

不倫論

1,881円 (税込)

9pt

話題の書き手である著者が、「不倫相手」の視点から、恋愛結婚によるモノガミー制度の歪みとしての「不倫」について考察する。

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不倫論 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    ー 不倫は愚かだが、実際には不倫を恐れ糾弾し、あるいは恨むということも、実は同じくらいに愚かなことであるということは、知るに値すると思っている。

    不倫に対して無条件に顔を顰める人は多いと思う。
    なんせ「人倫にあらず」と書くのだ。
    しかし、この本は、結婚という制度に窒息したり、苦しめられたりしている

    0
    2025年09月21日

    Posted by ブクログ

    最高。涼美さんの恋愛に関する考え方はとてもリアルだといつも思う。リアルだから痛いけど、ごまかして甘いより余程いいと思う。不倫に幸せはないと個人的に思うが、道ならぬとされる恋でしか息ができないときもあるのだろう、人生って。

    0
    2024年10月19日

    Posted by ブクログ

    不倫には、未来がないと同時に終わりがない。
    将来を共にするわけでも親や親族を巻き込んだ付き合いに発展するわけでもない関係で、意見の違いが決定的になることもなく、責任がない分お互いが相手を責めて喧嘩になることもほとんどない。
    彼の面倒なところを引き受けるのは彼の姉さん女房であって、愛人は彼の靴下すら洗

    0
    2025年11月05日

    Posted by ブクログ

    はだかの王さまという童話がありますが、鈴木涼美はまさにあの少年で、特に夜の欲望渦巻く世界を語らせれば「王さまは裸だ!」と痛快に叫ぶのです

    本作でも、不倫を取り巻く男女の偽善や欺瞞を容赦なく剥がし取る切れ味と、その根底に流れる人間の弱さや哀しさへの優しい眼差しは健在です

    『結婚をはじめとする無理の

    0
    2025年07月06日

    Posted by ブクログ

    一つのテーマに着目して、何かをあぶり出そうという内容は興味深く。ここで取り上げられていた作品を、改めて見直してみたいと思ったし、それぞれの作品を並列に見つめ直してみたいとも思った。

    0
    2025年01月25日

    Posted by ブクログ

    不倫を超多角的に論じ、具体例の数多をこれでもかというくらい叩きつけていく。独身の今は不倫よりも結婚のほうが怖くなる。結局はどこまでいっても相手の気持ちを考えられるか。不倫相手の女性も、そして妻の想いも。

    0
    2025年01月04日

    Posted by ブクログ

    いやー、題名から想像していたものと違って、作者のセンスと経験から、不倫についてかなり深掘りをしている本です。
    一言で言うと、夢中になって読んでしまう位、面白かった。途中長いなと感じたところもありましたが、家族のあり方も含めて色々と考えさせられる内容でした。

    0
    2024年11月13日

    Posted by ブクログ

    身近な会話と有名人の事例、小説やドラマを例に、不倫とは、そしてそれぞれの立ち位置と相互の考えや受け止めについて考える。息をするように自然に、そして窮屈な生活の息抜きとして、痛罵され理想化される不倫とは何なのか。
    後半、男は本命と遊び相手を同じ生き物だと思っていないという記述があったが、そこはお互い様

    0
    2025年11月03日

    Posted by ブクログ

    不倫について、こんなに考えた事はありませんでした。男女関係について、いろいろ考えさせられました。また、一夫一妻制は今後も続いていくだろうか?変わるならどう変わるだろうか?などの疑問が湧いてきました。

    0
    2025年01月08日

    Posted by ブクログ

    鈴木涼美さんだからこその見解というか、不倫を断罪も美化もしないスタンスがかっこいい。
    現実であったさまざまな不倫ゴシップから、読み継がれてきた不倫の名著、話題になったドラマや映画も振り返りつつの「不倫とはなんたるか」について、そうしたトピックやコンテンツにやや下世話ながらも興味が湧いたし、色々と思う

    0
    2024年11月12日

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