鈴木涼美のレビュー一覧

  • 非・絶滅男女図鑑 男はホントに話を聞かないし、女も頑固に地図は読まない

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    バカ男とダメ女の列伝。著者さんのかつての自己紹介エピソードが良い(イニシャルSMとか鈴木ムネオとか)
    各話の冒頭に小さなスナップ写真がついているのですが、同一人物とは思えないバリエーション。さすがは女優さんだなあ。

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    2023年05月03日
  • 8cmヒールのニュースショー

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    ・鈴木涼美さんの文体は好き。当初は何となく読み辛くあったけど、慣れた。
    ・近々の時事ネタが多いので割と生っぽい印象を持った。特にコロナの頃。あぁあの時自分はこうしていた…等。同じ時、著者が何をしていて何を考えていたか。ずっとそんなトレースをしながら読んでいた。
    ・何というかコロナの時期皆んな何を考えていた?というのを知りたい欲、自分は強い気がする。他の人にもあるか。程度の差はあれ。

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    2023年02月15日
  • 娼婦の本棚

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    『娼婦の本棚』というタイトルが好き。
    鈴木涼美さんは、さんざん夜遊びを繰り返す不良娘だったそうだが、その時にも傍らには本があった。
    読書の習慣がある、あるいはすぐに本が手に取れる家庭環境で育ってきているというのは、やはり後々まで影響を及ぼすのだとお墨付きをもらったような気持ち。
    私も、痺れる一文と出会うために今も本を読み続けている。
    そうして手に入れた言葉は、ナイフやフォークのように世界を咀嚼するための道具になる。

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    2023年01月16日
  • 娼婦の本棚

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    慶應義塾大学在学中にAV女優したり、その後東大院にいったりホステスしたりマスコミで働いたり。そんなインテリと性的サービス業を往来してきた元文学少女で現在アラフォーという、プロフィール濃すぎる著者の文学談。

    文章表現が面白いとオススメされて読んだ本ですが確かに絶妙な表現が多くて楽しめました。取り上げられてる本(山田詠美とかサガンとか)も4冊くらいは既読のものでした。

    以下一部引用
    「人はお金を払うことで矛盾を補えるという錯覚を持つため、幾らか迂闊になりやすい」

    「本当は、無意味の自由こそ最も大切にするべきことだったはずなのに、大人はそれを自ら手放してしまうのです」

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    2022年07月12日
  • JJとその時代~女のコは雑誌に何を夢見たのか~

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    ネタバレ

    流行や新商品を紹介し、着こなしや使い方を例示したり、おしゃれな人をロールモデルとして紹介する
    というカタログ的な要素はもう戻らないのかもしれない。

    ただ、雑誌の発売日を把握して、教科書の代わりにバッグに忍ばせていた文化や、シロガネーゼや森ガールなど雑誌が提示した価値や生き方に賛同し、自分のアイデンティティとして取り込み、自分の生き方やライフスタイルを形成してきた証があるというのは確かにと思った。

    消費社会で雑誌をブランド的に、自分がどんな女であるかを把握し、提示していくというのはまだ可能性があるのかなと思いました。

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    2022年06月12日
  • JJとその時代~女のコは雑誌に何を夢見たのか~

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    鈴木凉美先生のまじめな(?)面の出たもの。卒論とかの下敷によいかもしれない。でもまあ女性雑誌の時代っていうのは遠くなった感じもある。

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    2022年04月25日
  • すべてを手に入れたってしあわせなわけじゃない

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    どのA子もどのB美も華やかで、自分や周りと等身大って感じではなかったけど、イメージだけで人を見ててもしょうがないな、って思えてちょっと救われた。
    この女友達に囲まれてるって、筆者何者?って興味が湧きます。

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    2022年04月02日
  • JJとその時代~女のコは雑誌に何を夢見たのか~

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    ファッション雑誌は紙か電子か、これからどちらがより読まれるのか、もしくはファッション雑誌自体もうあまり読まれなくなってくるのか。

    …そんなテーマを女性(特に若い人)の社会的立ち位置っていうベクトルで読んでいくと面白いかも?

    ただそもそも、読む雑誌で決まる、女の子たちの"レベル"という価値観が、個人的にふわっとしかピンと来なくて、ファッション雑誌と「女の子」の関係をそんなものか〜と感じながら読んでた。

    わりと狭い範囲の女の子たちの話なような気がしてしまった。。。

    でも、社会背景からファッション雑誌を見るのはおもしろかった!

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    2022年02月12日
  • すべてを手に入れたってしあわせなわけじゃない

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    色々な女性の考え方が知りたくて購入。キャリア・結婚・子どもを手に入れたA子と、手に入れてないB美を対比させて、短編としてまとめている。結論、成功者には成功者なのりの悩みがあるのだなと。女性は男性と比較して、結婚した後の居住の選択や出産した後の仕事の選択等、1つの選択によって人生が大きく変わるなと思った。また、将来を見据えた賢い決断(若くして結婚等)であっても、どうしたって取り戻せない時間もあることを改めて感じた。独身で過ごした愚かな20代のように大学生のノリは一瞬であることか、今を大事にしようと思う。

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    2021年09月25日
  • すべてを手に入れたってしあわせなわけじゃない

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    色んな人生。
    女の人は特に、仕事はキャリアか否か、結婚してるか否か、子供を産んだか否か、住んでいるのはどこか。
    それらによって人生が変わるということを、薄々感じる年齢に私もなってきたが、
    この本を読んで改めて、そうなんだなと思った。

    爆然と生きるなかで無意識に選択肢を選んでるということは避けたいものだ。
    後で後悔ないように自分の意思で選択をしたいと強く思った。

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    2020年05月06日
  • おじさんメモリアル

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    社会学、と言ってよいかはわからないけど、社会の一側面を見るには面白い教材。
    風俗やキャバクラ、性をお金で買うおじさま達の悲哀が見える。

    私はこういうお店は行かないので気持ちはよくわからないが、性はそれが犯罪でなければ多様性があった方が面白かろう、とは思う。

    ただ、本質的に私はこの業界が好きになれない。
    それは、女性の性を売買してるからではない。あるニーズがあって、それを満たすソリューションがあり、それをお金を出して買う人がいる。ただのビジネス。そこに良し悪しはなく、成立してるなら問題ない。

    しかし、通常のビジネスは、さすがにここまで「お金」だけを中心に回っていない。依頼する/される(お金

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    2020年04月06日
  • すべてを手に入れたってしあわせなわけじゃない

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    多様化する女性のライフスタイル。どれを選ぶかの自由は格段に増えたけれど、気づけば同時に選ばなかった方の人生も降り積もっていた。何を得て、何を失ったのか。
    「学歴」や「結婚」や「出産」、はたまた「旦那のスペック」や「出身地」などのテーマを掲げ、対照的な人生を歩むA子とB美、2人それぞれの言い分に耳を傾ける一冊。

    贅沢な悩み、と言えばそうなのかもしれない。
    隣の芝は青いなんて言葉は昔からあるけれど、2019年を生きる女性は確かに昔には存在しなかったわけで。自由だからこその不自由。選べたけど選ばなかったもう一つの人生が羨ましくみえてしまうことは往々にしてある。私に限って言えば、むしろもう一つの人生

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    2020年02月02日
  • すべてを手に入れたってしあわせなわけじゃない

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    「女だから」と言われて悔しくて手に取った本。

    選択に迫られて選んだ方の道を生きるしかないが、選ばなかった道があるからこそ、過去のことでも悩み、時には落ち込み続けてしまう。

    子育て、結婚、仕事のタイミングで悩んだり、自分にはできないことをしている人と自分を過度に比べたりしてしまうが、どんな選択をしたところでみんなそれぞれ不幸であり、それぞれの幸福がある。

    社会に出て数年は、「女性だから」と言われることもなく仕事に集中してきたが、結婚してから世の中の「女」としての役割を求められることが増えてきて、生きづらさを感じるようになってきた。
    出身や学歴など、変えられない過去をのろうこともある。だが、

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    2019年12月22日
  • 女がそんなことで喜ぶと思うなよ ~愚男愚女愛憎世間今昔絵巻

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    皮肉っぽくて天邪鬼でそのわりに乙女チックな大人の女の習性と、何回言っても若い女の価値を信じて疑わない男の習性を、端的に表した一文。女30代、男からの扱いが大変ザツになる、難しいお年頃。

    男と女のお互いへの認識と幻想とが、これだけずれてたら、結婚しなくなるのも、従って少子化になるのも無理はないなあと思いました。

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    2019年08月24日
  • 女がそんなことで喜ぶと思うなよ ~愚男愚女愛憎世間今昔絵巻

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    相変わらずの鈴木涼美さんも36歳。独身のままアラフォーに片足を突っ込んだゆえか、これまでとは打って変わって自虐的なコメントも多くてなんだか驚き、新鮮だった。
    まわりくどい翻訳小説のような言い回しが目立つが、それでも学歴経歴に裏打ちされた切れ味鋭い文章は読んでいてスカッとする。
    まったく関係ないところに自撮りがわんさか載せられてるのもイタイの分かってやってるようで逆に清々しい。
    私がそうして鈴木涼美さんに憧れてやまないのは、いくら老いを嘆いて自虐的なことを書いていようが、彼女はきっとこれっぽっちも悲観していないからだ。若さの恩恵も散々受けてきて、第一線を退いたオトナの余裕をびんびんに感じる。女友

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    2019年08月24日
  • おじさんメモリアル

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    覗き見たい世界だったけれど、読んでみたらお腹いっぱいになりました。

    おじさん。
    おじさんがそこまで好きでないのと、自分も老いに逆らえないのと。
    普通の女の子だった私にもメモリアルなおじさんがいることを思い出して、なんだか疲れてしまった。

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    2019年07月02日
  • おじさんメモリアル

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    -結局、よく間近で見てみれば、凹凸で非対称でありながら、背負う悲哀の数は同じであった-

    あとがきにあるこの一文の存在が、軽佻浮薄を装っている本書が実は冷静な分析の書であることを明かしている、のだろう。

    性のやり取りを行うそちらの道の加熱した在り様を、女性側から見たおじさん観察の書。

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    2019年06月11日
  • オンナの値段

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    気鋭の文筆家・鈴木涼美による「オンナの現代資本主義論」ということで。
    エッセイではなく本当に社会学論文みたいな風情がありましたね。
    女として生きているだけでそこに「お金」という価値が生まれてしまうのはたしかに得だが罪深い。
    今時、キャバクラも風俗もなんてことのないお小遣い稼ぎ感覚ではじめてしまう女の子も実際多いと思うし。

    深く納得させられたのはp203「高額な自尊心」。
    謎な貨幣価値がまかり通るホストに毎日通う彼女たちは、支払っている代償に対してどれだけのものを得ているのか?
    800万円のワインにはしかし800万円の価値があり、それを景気よく開けてするドヤ顔と言われるお礼は800万円のワイン

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    2019年08月14日
  • おじさんメモリアル

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    鈴木涼美さんがこれまで出会ってきたおじさんたち。まさにおじさんメモリアルな一冊。
    おじさんって本当滑稽でイタくておもろいなあなんて思っちゃいます。おじさん、っていう一種の生物だよね。
    それにしてもこれだけたくさんのエピソードが書けるのすごい。
    特にAV女子大生編が良かった。
    人間というのはポイント制だっていう発想も好き。財力、美しさ、学力、性格、筋力、コミュ力、たしかにその総ポイント数がモテ度つながる。総ポイント数が高ければその内訳なんてどれだっていいじゃん?ってこった。
    ああ、おじさんってみんなそれぞれ華々しい若かりし頃があったはずだろうにどうして等しくみんなおじさんになってしまうんだろうな

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    2017年09月30日
  • 愛と子宮に花束を ~夜のオネエサンの母娘論~

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    母でもなく娘でもなく愛もなく子宮もない。そんな風に遠巻きして読むと…。
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    念のため述べておくが、エロ本と間違えたのではなくて、献本を戴いたものだ。自分でお願いした献本だが、もちろんエロ本と間違えたのではない。

    著者を語るときには元AV女優で元日経記者、東大大学院、ということに触れないと行けないのだろうか。ヒトを肩書で見るなよなーと思いながらも、そういう肩書がついていなければ気が付かれないこともあるかもしれないので(僕もそうだ)、それはよしとしましょう。

    さて、本書は、「テロをやってもかばうけど、AVに出たから味方をしない」という母と本人の、愛憎いりまじったというか母娘論、と

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    2022年06月01日