JJとその時代~女のコは雑誌に何を夢見たのか~

JJとその時代~女のコは雑誌に何を夢見たのか~

1,232円 (税込)

6pt

3.8

数々の人気モデルを輩出し、女子大生を夢中にさせ、部数80万を誇った雑誌は、時代の波に飲みこまれたのか――。そんなJJに象徴される数々のファッション誌は、なぜ多くの女性の心をとらえたのか。単なるファッション情報を得るだけに留まらず、女性たちは雑誌に何を託し、何を夢見たのか? 慶應義塾大学卒、自らもJJ的記号のただ中で青春を過ごした作家・鈴木涼美による、雑誌の時代への限りない愛着をこめた挽歌。

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JJとその時代~女のコは雑誌に何を夢見たのか~ のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    雑誌が好きな私にとっては、まるでJJという主人公が産まれてから老いるまでを描いた小説のように感じた。
    ミニサイズを見たときの複雑な心境など……。
    日本のファッション誌について知りたいときの入門書としても役立ちそうな一冊。
    様々な人物や書籍などが紹介されているので、詳しく知りたい箇所も辿りやすい。

    0
    2025年04月08日

    Posted by ブクログ

    社会の動きと人気雑誌の盛衰を絡めた解説が興味深い。紹介されている女性誌をほぼ読んでいないが、当時の雑誌が誰をターゲットに、どのような戦略をとっていたのか、マーケティング視点で見てもなるほどと思わせる。

    0
    2025年03月09日

    Posted by ブクログ

    JJを通らずに大人になった。
    一瞬しか出てこないKERAとか、ゴスロリバイブル等、個性派通り越したサブカル界隈のファッションが好きな学生だった。
    PUTOMAYOが好きで何度か買って、宝物に感じていた。
    そんな訳で、雑誌が作り上げたお嬢様、上昇婚思考、男性編集長の元で描いた男に選ばれる"本

    0
    2025年03月01日

    Posted by ブクログ

    平成を彩った女性ファッション雑誌の特徴、分類、影響などについて熱く語られた一冊。
    90年代のこの文化のど真ん中にいた著者の言葉は独特でリアルで生々しくて熱い。

    単なる流行ファッション誌ということに留まらず、女子を微細なまでにカテゴライズし、生き様やアイデンティティやロールモデルを提示し、個性の余地

    0
    2023年04月26日

    Posted by ブクログ

    なぜJJは休刊したのか。
    この問いに対する筆者の回答は説得力があった。

    デジタルで紙が打ちのめされたとは短絡的思考で、
    デジタルで社会が変わり雑誌が求められなくなったとするのが適切か。

    0
    2022年05月04日

    Posted by ブクログ

    ハマトラ、ニュートラの女性たちを仰ぎ見て、心をときめかししてきた世代としては、昨年の紙のJJがなくなるというニュースはものすごいショックでした。そのJJを中心とした女性誌クロニクル。1975年のJJ創刊から始まる女性誌カンブリア期は、消費文化という観点からの女性の生き方の多様性を提示し、次々と新しい

    0
    2022年02月20日

    Posted by ブクログ

    鈴木凉美先生のまじめな(?)面の出たもの。卒論とかの下敷によいかもしれない。でもまあ女性雑誌の時代っていうのは遠くなった感じもある。

    0
    2022年04月25日

    Posted by ブクログ

    ファッション雑誌は紙か電子か、これからどちらがより読まれるのか、もしくはファッション雑誌自体もうあまり読まれなくなってくるのか。

    …そんなテーマを女性(特に若い人)の社会的立ち位置っていうベクトルで読んでいくと面白いかも?

    ただそもそも、読む雑誌で決まる、女の子たちの"レベル"

    0
    2022年02月12日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    流行や新商品を紹介し、着こなしや使い方を例示したり、おしゃれな人をロールモデルとして紹介する
    というカタログ的な要素はもう戻らないのかもしれない。

    ただ、雑誌の発売日を把握して、教科書の代わりにバッグに忍ばせていた文化や、シロガネーゼや森ガールなど雑誌が提示した価値や生き方に賛同し、自分のアイデン

    0
    2022年06月12日

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