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【著者が出会った哀しき男たちの欲望とニッポンの20年】
元AV女優にして、SFC卒業後、東京大学修士課程で社会学を専攻し、その後日経新聞の記者として5年半勤めたという異色の経歴を持つ文筆家・鈴木涼美。
時にはパンツを売る女子高生とそれを買う客として、時には恋人同士として、時には社内不倫の相手として、時には高級愛人クラブの客として……作者がこの20年の間にさまざまなかたちで出会ったおじさんとの思い出を通して「おカネを払うことでしか女を抱けないおじさん」の哀しみを浮き彫りにし、さらには性と消費という視点からこの20年の日本を振り返る。冷徹な批評眼が冴えわたる刺激的エッセイ!
Posted by ブクログ 2018年01月31日
ときめきメモリアル。。各章のタイトルも映画や漫画をもじったタイトルでツボ。存在は知っているけど詳細は知らない世界が日記調で描写されていて興味深い。若い女体を開発しているつもりだったおじさんに真実が明かされていくくだりの爽快感と言ったら。これからどうなるかわからないけど、とりあえず資本主義世界を生きて...続きを読む
Posted by ブクログ 2017年11月11日
元AV女優で記者で作家の鈴木涼美による一冊。
内容はタイトル通り、過去に主に仕事で関わった変なおじさんんついて語ったもの。
これまでのように社会学的な分析を挟みつつ、基本的には買われる女性と買う男性の性の非対称性を嘲笑ったもの。
“夢を買う”男性からすると必ずしも幸せではないものの、現実を知るには...続きを読む
Posted by ブクログ 2020年04月06日
社会学、と言ってよいかはわからないけど、社会の一側面を見るには面白い教材。
風俗やキャバクラ、性をお金で買うおじさま達の悲哀が見える。
私はこういうお店は行かないので気持ちはよくわからないが、性はそれが犯罪でなければ多様性があった方が面白かろう、とは思う。
ただ、本質的に私はこの業界が好きになれ...続きを読む
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