皆川博子のレビュー一覧

  • 恋紅

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     で、さらに。田之助つながりで。
     場末の芝居小屋の役者に救われる、遊女屋の娘ゆうの物語。
     女郎達の犠牲の上に成り立っている自分の暮らし。どうしようもない自己否定から始まる少女の葛藤が描かれます。

     このお話のせいってばかりじゃないんですけど、どーも「娼婦」にファンタジーを感じられない。

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    2009年10月07日
  • 伯林蝋人形館

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    単行本も持っていますが、文庫も買いました。
    解説に年表が載っていて、とても詳しいです。
    皆川先生大好き。

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    2009年10月04日
  • 死の泉

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    ネタバレ

    第二次大戦下のドイツ。ギュンター・フォン・フュルステンベルクの子を身ごもったマルガレーテは、ナチの施設“生命の泉《レーベンスボルン》”に身を置く。不老不死の研究を行い芸術を偏愛する医師クラウスに求婚され承諾したマルガレーテは、彼の養子であるフランツとエーリヒそして産み落とした我が子・ミヒャエルと共に戦中の最中、豊かな生活を送りつづけていた。
    だが、家政婦であり、昔の看護婦仲間であるモニカ・シュネーは、執拗にマルガレーテを脅迫する。戦火を逃れオーバーザルツベルグへ移り住んだ1945年春、事件は起った。しかし英ランカスター機の投下された爆弾はオーバーザルツベルグの全ての建物を壊滅、それは闇の彼方へ

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    2020年07月22日
  • 死の泉

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    まず、ラストが怒涛の展開すぎて正直よくわからなかった。解説求む。
    色々たくさん謎を残す終わり方だから、モヤモヤする人や、それを余韻と感じる人もいると思う。俺はモヤモヤした。
    ただ文章家としての技術は間違いなくトップレベルだから、読む価値はある。

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    2026年03月17日
  • だから捨ててと言ったのに

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    数ページで読み終わる短編を集めたアンソロジー小説。作者が全て異なるため、話が複雑になればその分読みづらさとして認識されてしまう作者が出てしまうのは、仕方ないかもしれない。

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    2026年03月14日
  • だから捨ててと言ったのに

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    文体の合う合わないで小説を選びがちなので、
    こういうオムニバスではいろいろな著者の文体を少しずつ味見できるのが有難い。

    同じ書き出しでも、ミステリーになったりホラーになったり青春小説になったりとジャンルも色々楽しめた。

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    2026年03月04日
  • 死の泉

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    事の起こりはレーベンスボルン(生命の泉)からだが、皮肉にもナチスドイツ崩壊とともに、あらわになってきた真実は、死の匂いが満ち満ちた異様な世界だった。
    第二次大戦下のドイツでは、オーバーザルツベルグに高官の山荘があり麓に「レーベンスボルン」という名の母子保護施設があった、あたりにはこのような施設が数多く作られていた。まだドイツの士気が高揚し、未来に向かって多くの子供を育てて国力の増進を図っていた時代。同じように妊婦も保護という名のもとに集められてきた。施設の所長クラウス・ヴェッセルマンはSSの上級将校で「レーベンスボルン」の責任者だった。ドイツは人的優位を望んで、金髪碧眼の子供を選別して保護し、

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    2026年02月26日
  • アルモニカ・ディアボリカ

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    ネタバレ

    前作に比べて登場人物が増えてかなり複雑になった
    途中複雑過ぎて若干置いて行かれた
    ナイジェルの出生、アルモニカ・ディアボリカとは何なのか、そこで起こった事件は何だったのかという謎が解明していくのはなかなか面白かった
    ハッピーエンドにはたどり着いたけど、あまり救いはない終わり方をした
    もうダニエル先生の弟子達がわちゃわちゃする日常は帰ってこないのかと思うとかなり寂しい

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    2026年02月14日
  • だから捨ててと言ったのに

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    いろんな作家さんが集まった短編集。始まりはみんな同じ文章からなのに十人十色で、作家さんの人数分だけ、想像できないような物語が広がって楽しい。まだ手にとった事のない作家さんの作風も知れるし、これからもっと読書の幅が広がりそう^-^私のお気に入りは『パルス、またたき、脳挫傷』『母の箪笥』『海に還る』『切れたミサンガ』『探偵ですから』

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    2026年02月04日
  • それはそれはよく燃えた

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    全ての作品が「それはそれはよく燃えた。」という1文から始まる。
    25名の作家からなるアンソロジー。

    その中でも
    市塔 承さん(2025年のメフィスト賞受賞、まだ作品は未発売)を知れただけでも、この本を買う価値があったと思う。

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    2026年01月26日
  • それはそれはよく燃えた

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    「それはそれはよく燃えた」の1文から始まる数多の短編。燃えたのは物質であり概念であり、「燃やす」という人間ならではの行いは唯一つには留まらないのだのと認識させられた。
    黄金の森の神様とレヴナントが印象深かった
    皆川博子の作品は大御所流石の表現力

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    2026年01月23日
  • だから捨ててと言ったのに

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    簡単に読める短編集。
    この作品集の中で好みの作品は、
    無理解 潮谷験
    お守り代わり 真下このみ
    ミックス 河村拓哉
    累犯家族 五十嵐律人
    吊るし柿の家 高田崇史
    猟妻 谷絹茉優

    悪意を持った人間の行動を描いた物語が面白く読めた。

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    2026年01月11日
  • だから捨ててと言ったのに

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    作品紹介・あらすじ

    こんなことになるなんて!
    1行目は全員一緒、25編の「大騒ぎ」。

    早起きした朝、昼の休憩、眠れない夜ーー。
    ここではないどこか、今ではないいつかへ、あなたを連れ出す7分半の物語。

    『黒猫を飼い始めた』『嘘をついたのは、初めてだった』『これが最後の仕事になる』に続く、会員制読書倶楽部:Mephisto Readers Club(MRC)で配信(公開)された大人気ショートショート集第四弾。

    *****

    25編からなるショートショート集。
    Mephisto Readers Club(MRC)が贈る大好評シリーズ第4弾とのこと。既に第3弾と第6弾は読み終えた。
    最初の一文

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    2026年01月09日
  • U

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    ネタバレ

    心を掻き乱される長編だった。戦争に巻き込まれてすべてを奪われた、取り返しのつかない沢山の人生に思いを馳せる。
    第一次世界大戦時のドイツと、十七世紀のオスマン帝国。このふたつが思わぬところで繋がったときの興奮!
    特にオスマン帝国時代のパートは読み応えがあった。宮殿の中の様子が目に浮かんでくるようだったし、奴隷たちの人間関係や権力者の言動もすぐ目の前で見ているような臨場感があった。それだけに、何も知らぬ少年たちが人間扱いされていない描写は、不憫で胸が痛んだ。
    二人の手記を読むという形での読書も楽しめた。この手記は主にヤーノシュの中の矛盾と、さまざまなものを消化するためにあるのだろう。宗教を変えられ

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    2025年10月19日
  • アルモニカ・ディアボリカ

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    ネタバレ

    またバートンズのみんなに会えて喜んでたらナイジェルとデニス・アボットが知らないうちに死んでてショック……

    ナイジェルの生い立ちが壮絶。やっぱり環境が人間に与える影響は大きいのか……
    患者を見世物にしてお金をとってたベツレヘム精神病院が本当にあると知り戦慄。

    虐待、生き埋め、死体。全体的にどろどろしていてグロテスクなのにどこか美しい。
    ミステリとしては前作よりも少し詰めが甘い印象。

    最後の一文が切ない。

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    2025年09月19日
  • 開かせていただき光栄です―DILATED TO MEET YOU―

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    最後はなかなか集中出来なかったので時間がかかったが面白かった。
    登場人物のキャラクターが良かった。
    共感できたわけではないけど、世界観は好き。

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    2025年09月04日
  • アルモニカ・ディアボリカ

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    ネタバレ

    エドワード・ターナー三部作の二作目。
    一作目の「開かせていただき光栄です」が衝撃的な面白さだったのでこちらも早速読んでみた。


    感想(前作含むネタバレあり)
    前作は2012年本格ミステリ大賞を受賞している。
    前作含めネタバレなしで読むのを強く強くお勧めするので、未読の場合はここで止まって欲しい。


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    エドとナイジェルが消え、解剖教室の初期メンバーが解散して数年後の世界。
    その他メンバー(アル、クラレンス、ベン)はダニエル先生の解剖教室を辞め、治安判事サー・ジョンの元で働いている。

    ある日、サー・ジョンの元にお客がやってきた。彼の依頼は、とあ

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    2025年08月02日
  • 花闇

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    とても読み応えがあった。ともすると役者の心根って常人の理解の範疇を遠く超えてしまう中で、三すじという視点があるおかげでそれが少しだけ読み手の近くに引き寄せられて、ちゃんと腹に落ちるようになっていた(三すじもその狂気の一筋を持ってはいるけれど)。

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    2025年07月25日
  • だから捨ててと言ったのに

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    短編なのでサクサク読めた。
    今回の書き出しテーマは『だから捨ててと言ったのに』…だいたい恋愛絡みか、夫婦関係こじらせ系が多かったように思う。
    誰に対して言っているかで、作者ごとに思い付く話が違い、個性があって面白い。
    アンソロジーは、知らない作家さんを知って、見つける機会にもなる。
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    ↓読んだ中で印象に残ったもの。

    ●良い話
    砥上裕將『母の箪笥』
    金子玲介『恋文』

    ●じわじわ来る系
    潮谷験『無理解』
    五十嵐律人『累犯家族』
    背筋『こわくてキモくてかわいい、それ』

    ●設定の世界観が独特
    黒澤いずみ『捨てる神と拾う神』
    舞城王太郎『食パンと右肘』
    多崎礼『海に還

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    2025年05月31日
  • だから捨ててと言ったのに

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    「だから捨ててと言ったのに」という1文から始まるショートストーリー集。このシリーズは全て読んでいるが、毎回色んな作家さんの作品が読めるので楽しみ。今回のもバラエティに富んでいて面白かった。
    「パルス、またたき、脳挫傷」岡崎隼人
    「海に還る」多崎礼
    「探偵ですから」麻耶雄嵩
    この3編が特に意外性があって良かった。

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    2025年05月19日