あらすじ
「消えても仕方ないと思っていた、小さい野花のような、でも作者は気に入っている作品たち。幻想を愛する読者の手にとどきますように」――皆川博子鍾愛の幻想・奇想小説集。新装版。
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Posted by ブクログ
幻想小説集。細かいところに目が惹かれてなかなか先に進めない。お気に入りは女学校で出会ったピアノを引く美しい人を柘榴と名付ける「柘榴」と、卵生の水のお話「断章」。
Posted by ブクログ
新装版発売の情報を見て、「気になったらとりあえず買う、積む!」の精神で積まれていた一冊。気が向いたので崩すことに(1年以内に崩したので良い方)。
皆川博子の幻想小説の掌編・短篇集。読み終わっての感想は・・・「なんとか読み終えた」。まさに「幻想小説」で"Don't think, feel."な作品が勢揃い。この不思議な感覚、嫌いではないのだが、幻想の純度が高すぎるのはちょっと・・・。好きな人には堪らない純度なのだろうが、自分はやっぱりある程度の物語性というか着地点が欲しいかなぁ。
「自分に幻想小説は合っていない」ということを強く再認識させられたので、それだけでも読み切った価値はあったかと。(内容はほとんど頭に残っていない・・・。)