皆川博子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
作品紹介・あらすじ
こんなことになるなんて!
1行目は全員一緒、25編の「大騒ぎ」。
早起きした朝、昼の休憩、眠れない夜ーー。
ここではないどこか、今ではないいつかへ、あなたを連れ出す7分半の物語。
『黒猫を飼い始めた』『嘘をついたのは、初めてだった』『これが最後の仕事になる』に続く、会員制読書倶楽部:Mephisto Readers Club(MRC)で配信(公開)された大人気ショートショート集第四弾。
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25編からなるショートショート集。
Mephisto Readers Club(MRC)が贈る大好評シリーズ第4弾とのこと。既に第3弾と第6弾は読み終えた。
最初の一文 -
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ネタバレ心を掻き乱される長編だった。戦争に巻き込まれてすべてを奪われた、取り返しのつかない沢山の人生に思いを馳せる。
第一次世界大戦時のドイツと、十七世紀のオスマン帝国。このふたつが思わぬところで繋がったときの興奮!
特にオスマン帝国時代のパートは読み応えがあった。宮殿の中の様子が目に浮かんでくるようだったし、奴隷たちの人間関係や権力者の言動もすぐ目の前で見ているような臨場感があった。それだけに、何も知らぬ少年たちが人間扱いされていない描写は、不憫で胸が痛んだ。
二人の手記を読むという形での読書も楽しめた。この手記は主にヤーノシュの中の矛盾と、さまざまなものを消化するためにあるのだろう。宗教を変えられ -
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ネタバレエドワード・ターナー三部作の二作目。
一作目の「開かせていただき光栄です」が衝撃的な面白さだったのでこちらも早速読んでみた。
感想(前作含むネタバレあり)
前作は2012年本格ミステリ大賞を受賞している。
前作含めネタバレなしで読むのを強く強くお勧めするので、未読の場合はここで止まって欲しい。
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エドとナイジェルが消え、解剖教室の初期メンバーが解散して数年後の世界。
その他メンバー(アル、クラレンス、ベン)はダニエル先生の解剖教室を辞め、治安判事サー・ジョンの元で働いている。
ある日、サー・ジョンの元にお客がやってきた。彼の依頼は、とあ -
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短編なのでサクサク読めた。
今回の書き出しテーマは『だから捨ててと言ったのに』…だいたい恋愛絡みか、夫婦関係こじらせ系が多かったように思う。
誰に対して言っているかで、作者ごとに思い付く話が違い、個性があって面白い。
アンソロジーは、知らない作家さんを知って、見つける機会にもなる。
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↓読んだ中で印象に残ったもの。
●良い話
砥上裕將『母の箪笥』
金子玲介『恋文』
●じわじわ来る系
潮谷験『無理解』
五十嵐律人『累犯家族』
背筋『こわくてキモくてかわいい、それ』
●設定の世界観が独特
黒澤いずみ『捨てる神と拾う神』
舞城王太郎『食パンと右肘』
多崎礼『海に還 -
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ネタバレナチスによって設立されたレーベンスボルンから物語は始まる。前半のマルガレーテ視点の語りでは、特定の出自や特徴を持った子どもを増やそうとするその罪深さがよく描かれている。そこに不老のための人体実験や、去勢処置によって少年の歌声を維持するカストラートなど、倫理的に問題のある要素が物語に組み込まれていて非常に緊張感と重苦しさがある。
終盤はミステリの色が濃くなり、胸のザワザワが止まらない。
フランツが秘密を抱えていたなんて考えもしなかった。マルガレーテはもう妊娠しなくなったのかなと思っていたので、実は第二子がいたのも納得。何も知らずにエーリヒだと思い込まされて大人になったミヒャエルがあまりにも可哀想 -
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ネタバレ皆川作品恒例の男2人の絆に置いてけぼりになるやつ
ゲオルク可哀想だな…最初は傲慢で不遜で勝ち気でみたいな人かと思ったら意外と普通の感性があって(でもこれはユリアンと違って外の世界で自由に生きれたからこそだと思うので、それもまた残酷な描写だと思うのだけど)後半ゲオルクのこと見直すし好きになるよね
最後のシーンはどちらが本当か、について。
多分読者の解釈それぞれ答えなんだろうけど、私の考えではツヴェンゲルの方なのかなぁ、と最初は思った。
なんでかっていうと、誰もいない所で2人で一緒に死のうといういわゆるメリバは、皆川先生の中ではハッピーエンドなのかなと思ってるから。
そして、ツヴェンゲルの方は -
Posted by ブクログ
ネタバレずいぶん前に読んだものの再読。
前半部分しか憶えていなかった。
それと、「物語を必要とするのは、不幸な人間である」という、ものすごく印象に残っている言葉を知ったのは、どうやらこの本だったらしい、ということがわかった。
ミルカとユーリクは、最後に薔薇の僧院で再会するように記憶していたんだけど、ぜんぜん違った!それこそ私の脳が勝手につくった物語だ。
前半をよく憶えているのは、私の好きな「物語」だからだろう。薔薇の咲き乱れる僧院という箱庭、アンネの日記のようなミルカの生活、いい人そうなホフマンさん。
最終的に、ミルカとユーリクは「現実」へ戻っていく。
ヨリンゲルたちは僧院に残るけれども、それは「物