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Posted by ブクログ 2016年07月13日
初めて読む皆川作品集。
『たまご猫』『をぐり』『厨子王』『春の滅び』『朱の檻』『おもいで・ララバイ』『アズ・タイム・ゴーズ・バイ』『雪物語』『水の館』『骨董屋』の10篇。
どの短編も、短編の鏡というべき、構成のひねり、あっといわせる結末、虚実の反転、が描かれる。
そして一文の無駄もない文章。...続きを読む
Posted by ブクログ 2010年01月28日
表題作が凄い! ラストのイメージがとても鮮烈で、恐ろしいのだけれどそれ以上に美しい。「たまご猫」という、一見わけ分からないタイトルも惹きつけられるし、これは名作。「クライン・キャット」欲しいなあ。こんな結末になってしまうのは嫌だけれど。
「骨董屋」は他の短編集でも読んだ覚えがあるけれど、やはり傑作。...続きを読む
Posted by ブクログ 2010年11月21日
遺書さえも残さずに自殺してしまった姉が、いたずらに鉛筆で紙に書き散らしていた”クライン・キャット”という謎めいた文字。
この奇妙な言葉だけを頼りに、生前には知りえなかった姉の素顔を探ろうとした妹を待ちうける、不可解な恐怖の正体とは?
日常生活にぽっかりとひらいた陥穽を描いた表題作「たまご猫」をはじめ...続きを読む
Posted by ブクログ 2009年10月29日
正しく、皆川ワールド、だ。
歩いているうちに奇妙な風に吹かれ、いつしか戻れない場所に辿りつく。
ただ空気としか表現できないような・・・
それでいてけして気づかずにはいられない異形の何か、がどこかに潜んで
じっとこちらを見つめている。
それは確実に近づいてきて、
はっと我に返ると・・・
それが自分...続きを読む
Posted by ブクログ 2009年10月07日
遺書さえものこさずに自殺してしまった姉が、いたずらに鉛筆で紙に書き散らしていた“クライン・キャット”という謎めいた文字。この奇妙な言葉だけを頼りに、生前には知りえなかった姉の素顔をさぐろうとした妹を待ちうける、不可解な恐怖の正体とは?日常生活にぽっかりとひらいた陥穽を描いた表題作「たまご猫」をはじめ...続きを読む
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