無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで100万冊以上配信中!
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
※こちらの作品はブックライブ for Android、ブックライブ PLUS for Android、ブラウザビューアではダウンロードおよびオフラインでの閲覧ができません。
作家というのは嘘つきなものですが、皆川博子ほど上手に嘘をつく作家も珍しいのでは。
本作の舞台は18世紀ロンドン。解剖学に命を捧げる外科医・ダニエルの前に、突如としてあらわれた2つの異様な屍体。治安判事の捜査に協力するうち、浮かび上がってきた犯人は──という、いわゆる本格ミステリ小説ですが、そこは皆川博子、一筋縄ではいきません。
解剖学、墓暴き、稀覯本、同性愛、男装の令嬢など、ゴシックなアイテムを散りばめつつも、どこかコミカルに、ユーモラスに進んでいくストーリーに引き込まれること必至。また、登場人物がみんな魅力的なんです。天才細密画家のナイジェルと美男子エドの友情+αな関係は、乙女な読者のアンテナにもひっかかるのでは。
第12回本格ミステリ大賞に選ばれただけあって、ミステリとしても一級品。
「創作する遺伝子」小島秀夫推薦
皆川さんを知ることができて良かったです。石炭の煙に曇ったロンドンの情景に馬車、死体、当時の医学、羊皮紙の書物、コーヒーショップや退廃的な文化を散りばめて、最後の最後までドキドキしながら読むことができました。
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
※こちらの作品はブックライブ for Android、ブックライブ PLUS for Android、ブラウザビューアではダウンロードおよびオフラインでの閲覧ができません。