川上弘美の作品一覧
「川上弘美」の「センセイの鞄(谷口ジローコレクション)」「センセイの鞄」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「川上弘美」の「センセイの鞄(谷口ジローコレクション)」「センセイの鞄」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
お茶の水女子大学理学部卒業。1980年『累累』でデビュー。『神様』で第1回パスカル短篇文学新人賞を受賞、『蛇を踏む』で第115回芥川賞を受賞。『センセイの鞄』がTVドラマ化された。その他作品に『ニシノユキヒコの恋と冒険』、『真鶴』、『パスタマシーンの幽霊』などがある。
Posted by ブクログ
主人公の名前が最後まで分からない連作短編。名前がなくても、この人のやわらかいまなざしは一貫していて居心地が良かった。
一話ずつご近所さんたちが登場して、ちょうどよい距離感でそれぞれ交流して、だんだん季節が巡っていくのが良かった。こんな風に付かず離れず穏やかに周囲と関わって生きていけたら、幸福な人生と言えると思う。少し寂しい別れもあるところが良い。
人間社会で暮らす熊、梨の妖精、叔父の幽霊、河童、壺の魔人、鬼、人魚。色んな存在が世界を共有していることが不思議で可愛くておおらかで、少し怖い。
生きることに疲れたらこんな本を読みたいと思わせてくれる、どこかあたたかい作品だった。
Posted by ブクログ
この方のジャンル、そしてこの本の内容は
まちがいなく「恋愛小説」だと思うのだけれど、
解説を読むと、どうもご自分ではそんなつもりはないらしい。
「ただお酒を飲むような話が好きなんだけど、
いつの間にか登場人物の間で恋愛が始まってしまう」
のだそうだ。
ということは「恋愛小説」という型は
話が進んでいくうえでの舞台設定、もっというと
フォーマットのようなものなんだろうか。
たしかに、殺人事件とか警官小説とかAI未来小説ではなく、
川上さんが選ぶフォーマットは一貫して「恋愛」である気がする。
今回のお話も、男女4人の恋愛をベースに、
でもちょっと怖い結末も待っている。
※中公文庫238