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実話蒐録集 黒怪談
飄々としたなかに毒に塗れた暗闇が口を開ける――。 ホラーライトノベル、そして一級の怪談の書き手として定評のある黒史郎が書き下ろす久しぶりの単著。 某ビルに勤める人に共通する、ある特徴の謎「イボビル」、娘が丹精込めて育てていたひまわりだと思ったら…「ひまわり」、祖母の家の庭に棲んでいた何かとは「たぬき穴」、覚えていたい夢を起きたら直ぐにメモをする息子、その彼が描いた恐怖「直ぐメモ」、中国人留学生が話す自国の暗闇「僵尸(きょうし)」、酒を飲んでなぜ悪乗りをするのか? 男が語る驚愕の理由「不運な男」など全37話。すべてを覆い尽くす黒い怪異、ページをめくるごとに足を掬われ、底なしの闇に食まれてしまえ…! -
瞬殺怪談
実話怪談のスペシャリスト達が切りとった刹那の恐怖、究極の1行怪談から長くても2ページまでに収まる怪談を選りすぐった一冊。 恐るべし最短の1行怪談「出会す」(平山夢明)、怪談実話コンテストで平山が絶賛した「ささやき」(黒木あるじ)ほか、「日なた」など短編怪談の名手・我妻俊樹、『「超」怖い話』夏版の編著者・松村進吉が参加、怪談社・伊計翼からは切れ味するどい怪談が寄せられ、黒史郎、神薫も集う。 『新「超」怖い話』シリーズ(勁文社文庫版)に掲載された幻の短怪談も再録。圧巻の書き下ろしとレジェンドを合わせ156話を収録。目をつぶる一瞬に植えつける、新たなる怪談の境地がここに! -
FKB怪談実話 屍
黒木あるじの怪談実話シリーズ第6弾! 怪異がこちらを包囲し、にじり寄っている気配を感じる――周囲で大小さまざまな怪異が頻発しているという著者のもとに、さらに死体や遺骸にまつわる話も増えてきた……。 恨まれたら化けて出るのか…知りたくて人を殺めた男の本当の恐怖「殺人」、祭が終わり、様子がおかしくなった子供に何が起きたのか「鬼祭」、連鎖するように集まった写真に纏わる怪異「捨真」「朝写」「念写」、遺産のことで母親の葬儀の最中もいがみ合う兄妹が見た母の怒り「軋怪」など39話。 寄ってくる怪異は黒木を中心とした恐怖の大渦となり、読者をも巻き込んでいく。誰も救われる道はない。 -
怪談実話二人衆 嫐
「嫐」と書いて「うわなり」と読むそうですよ。後釜に座った女という意味があるとか。悪い女かもしれませんね。でも、嘘つきではありません。「嫐」が語る怪談はどれも本当の話なんですよ。甘やかに酷く、じわりぬるりと嬲(なぶ)ってあげましょう(「はじめに」より)。 AV界のレジェンド、現在は小説家として官能やホラーを世に送り出す川奈まり子と官能小説家であり今回は怪談実話に挑戦した吉澤有貴。その戦慄の怪異とは……あの女が現れてから身体に異変が起きて…「血胎」(川奈まり子)、職場の同僚女性と上司との禁じられた関係、それが終わる時「無言の男」(吉澤有貴)など、冷たくなった身体に恐怖が絡みつき離れない、二人の「女」の怪談実話集。 -
「超」怖い話 怪仏
死者=仏(ほとけ)の引き起こす恐るべき怪奇、戦慄の実話怪談! 死んだ人のことを「仏さん」と言う。言葉を変えるなら、魂、霊体と言おうか。肉体を失う代わりに、彼らは時に信じられないパワーを宿す。それは生きている者に吉にも凶にも働く。「超」怖い話のガチ怖担当してシリーズを牽引する久田樹生が数多くの寺のご住職、僧侶から聞き集めた仏に纏わる「超」怖い話! ●久田樹生 1972年九州生まれ。超‐1/2006年大会に1位入賞し、冬の「超」怖い話執筆メンバーに参入する。2007年『「超」怖い話 怪歴』(竹書房文庫刊)で単著デビュー、以後長編実話を含む数多くの戦慄作品を送り続けている。圧倒的な取材力と体験者の心に寄り添う姿勢から生み出される恐怖は他の追随を許さない凄みがある。 -
恐怖箱 深怪
全52話収録。最近の怪談本では収録話数が多いほうではなかろうか。つまり1話1話はそれほど長くない。だが、侮るなかれジャンキー諸君。これは怪談ファンが長らく待ち焦がれていたタイプの怪談であると思う。聞き集めた怪異体験を過度な虚飾をせずにシンプルに書き記す。それだけで十分怖く、不思議で、圧倒される何かがある。それこそが実話のパワーではあるまいか。読んでいて思わず「うわっ」「やばいやばいやばい」「マジかよ……」などと独り言が飛び出してしまう。そして読了後は、誰かに話したくてたまらなくなるのだ。怪談そのものが広まりたい、増殖したいという意思を宿していて、我らを操っているのではないかという気さえしてくる。ぜひこの興奮と恐怖をあなたにも味わっていただければと思う。 -
恐怖箱 坑怪
怪談は怖いほどよい。呪いは強く、もたらす不幸はより重いほうがぞくぞくする。最後は怪異の原因を突き止め、呪縛から解放されれば一件落着。カタルシスも得られようというものだ。しかしながらこれは実話怪談、現実はそううまくいかないのが常である。つまり、ああ良かったで終わらない場合もあるということだ。本書「坑怪」は同じ読みである「後悔」を掛けている。体験者たちの後悔、無念がテーマであると同時に、読まなければよかったと思うほどに凄絶な話ですよ、という意味だ。怪談ジャンキーの期待を裏切らぬ恐怖だけは詰めこんだ。それらはすべて本物、実際に起きた事象である。ゆえに安易なオチ=救いはないことをここでお断りしておく……。 -
「極」怖い話 地鎮災
一世一代の買い物―家。不動産の購入は多くの人にとって一生に一度あるかないかの一大イベントにして、最も高価な買い物だ。それにもかかわらず、試用期間も事前練習も許されず、少ない情報の中で決断せねばならない。住み始めてから何かあってももう遅く、再度売り払い、引っ越すのは並大抵なことではない。だが、この世には手を出してはいけない物件というのが確実に存在し、呼び寄せられるが如くそこに住んでしまった人たちがいる。俗に言う瑕疵物件だけでなく、遙か昔の歴史が絡む曰くつきの土地など様々なケースがあるが、そこでは信じ難き恐怖と不幸が実際に起きている。北海道の有名心霊スポット、円形マンションの真実に迫る驚愕の取材をはじめ、呪われた家と土地に纏わる実話を集めた渾身の書き下ろし怪談! -
「超」怖い話 鬼市
著書曰く、本書はありとあらゆる怪異を「雑煮のごとく放り込んだ」救いなき一冊である。目次には、それこそ市のように、極彩色の恐怖が尋常ならざるオーラを放ちながら犇いている。誰かに読まれることを希求し、熱く揺らめきながら並んでいる。そのどれもがおぞましく、ひとたび頁を繰ったならば、ただでは済まされぬ毒気を孕んでいる。それだのに、我々の指は止まらずに禁断の扉を押し開けてしまうのだ……。それが人間の業であり、すべての怪異の大本でもあるように思う。恋も恨みも一線を越えれば鬼となる。理性と良心はいともたやすく侵蝕され、暗い欲望に身を任せる悪鬼となってしまうのだ。実話怪談を読むこと――それは体験者の生涯に素手で触れるようなものだ。その業に、鬼に、触れる……どうか覚悟を持って読んでいただきたい。 -
絹更月怪異録~摩楼館怪奇事件簿~
九段下の裏通りにひっそりと佇むレトロな喫茶店「摩楼館」。珈琲から菓子に至るまでこだわりの逸品が味わえるが、あいにく客はほとんどいない。店を切り盛りするのは謎の雇われ店主・如月翔太郎。彼の客を客とも思わぬ態度が流行らぬ原因であることはまず間違いない。唯一の常連客はフリーライターの一条明。主な仕事である実話怪談の取材に、人の少ないこの店を用いているのだ。厳つい傭兵のような容姿ながら心優しい一条と、シニカルなクールビューティー如月、正反対の二人に共通するのは「怪に魅入られてしまう性質」。今日も摩楼館では終わらぬ悪夢を抱えた体験者が、恐怖からの解放を願って告白にやってくる……。一見小説のような実話、怪を呼ぶカフェを舞台にした新感覚の実録怪奇譚、誕生! -
「超」怖い話 怪牢
過去の怪奇体験がトラウマとなり、その時の恐怖から逃れられないでいる者。血と地の因果、祟りともいうべき影に付き纏われ続ける者。はたまた己の内から這いずる恨み、憎しみの念に縛られ、自らが異形と化してしまう者。彼らはすべて、怪という名の牢獄に心を囚われてしまった犠牲者だ。怪と出会ってしまったその日から――時間は止まり、魂は無間の闇へと落ちていく。どこまでも深く、どこまでも遠く……。だが、落ちゆく魂を蝕むのは恐怖ばかりでない。時に恍惚とした何か甘いヴェールとなって恐怖を包んでいる。それこそが、最も恐ろしい怪の罠なのかもしれない。数々の戦慄譚を発掘してきた久田樹生が満を持しておくる最凶実話怪談23話! -
恐怖箱 魔炎
土と石に纏わる怪「哭塊」、風や空気に纏わる怪「風怨」、水や液体に纏わる怪「水呪」と続いてきた四大元素シリーズの最終巻がついに完成した。火と炎に纏わる禍々しき怪の数々を蒐集した戦慄の異形譚の登場である。「炎・焔」は辞書によると、「妬み・怒り・怨みなど心中に燃え立つ激情をたとえて言う語」とある。まさに怪そのもの、最終巻に相応しいテーマとなった。蝋燭のように小さく揺らめく火から、世界を焼き尽くす劫火まで、炎は命そのもののように燃えている。ものは言わねど狂おしく、その情念で我々を飲み尽くそうと狙っている。間違いなく、シリーズ中もっとも危険な1冊となった。ページを繰る指先が熱くなってきたらご用心、ご用心……。 -
恐怖箱 崩怪
実話怪談における神沼三平太のイメージは、おそらく「軽妙」ではなかろうか。すなわち、怖すぎないが不思議で奇異な話を集めてくるのが得意、といったイメージである。が、今回そのイメージは鮮やかなまでに裏切られ、突き崩された。著者自ら「深刻な本」と称する本作は、最初から最後まで重苦しく、陰惨酷悪なガチ怪談で埋め尽くされている。前書きに「読んでいい話だなと思うような話は一つもない」「健康を損なうおそれがあるので読みすぎに注意」とあるが、まったくもって冗談ではない。本気の忠告である。しかしながら、それだからこそ本書は怪談ジャンキー諸君においては垂涎の作となっていること請け合いだ。この際、心優しい忠告など無視して、恐怖を求める本能のまま貪るように味わっていただければ幸いである。きっと、貴方の世界が、変わる――。 -
恐怖箱 怪客
人死にがあったところに霊が出るのはわかりやすい話だが、「店」というのもまた怪とは密接な間柄にあるということをご存知だろうか。人と金が集うところ、怪あり…と言っても過言ではない。食欲、性欲、金銭欲、そこにはありとあらゆる欲が渦巻き、負の念が逆巻いては躍りくねり、訪れる者を飲み込もうと待ち構えている。楽しげに食事や買い物をする我々のすぐ横で、闇はぱっくりと口を開けているのだ……。飲食店から水商売、コンビニからクリーニング店まで、恐怖箱の人気怪談作家陣が「店と客、商売に纏わる怖い話」をテーマに今年も絶品恐怖を集めてきた。真の怖さを競う年に一度の実話怪談アンソロジー! -
恐怖箱 空蝉
死は終わりではない。むしろそこから何かが始まる場合がある――。肉体を離れ、より自由な存在となって、生前なし得なかった復讐や暗い欲望を叶えんと暴走する魂もある。生者も死者も、魂のある限り人は憎しみの感情から逃れられず、呪い合う運命なのかもしれない。3人の個性豊かな怪談ハンターたちがそれぞれの嗅覚で恐怖を掘り起こし、その怖さを競う恐怖箱トリニティ。シリーズ10作目となる今作は、かつてないほどにヘヴィーでディープな怪談が集まった。体験者、取材者、読者――このもうひとつのトリニティすべてに、深い傷の如き何かを確実に残すであろう凄みのある実話ばかりである。恐怖とは痛み――そんな想いが確信となって胸に迫る一冊をぜひご一読いただきたい。 -
恐怖箱 海月
果てのない海をたゆたう海月。掴みどころのない半透明の姿は、不気味だけれども幻想的。だが、不用意に近寄ればたちまち鋭い毒にやられ、その傷はいつまでも消えずにじくじくと痛む……。思えば、この生き物は霊なるものによく似ている。無性に心惹かれるが危険極まりない存在……。今回も3人の怪談ハンターが仕入れてきた生々しい実話を33話、水槽ならぬ箱に閉じ込めた。心臓に悪い話、懐かしい話、気味の悪い話、しんみりとした話、硬軟織り混ぜて収録してある。我々の身近に、この発達しきった現代に、こんな不思議で恐ろしいことがあるのだと、純粋な驚きをもって覗いていただければ幸いである。ただし、くれぐれも“お手に触れぬ”ようお願いする。海月と怪談はガラスの外より眺めるのがいちばんである……。 -
じょりく!
今、女子陸上が熱いッ!! エロいッッ 食い込むパンツに揺れる乳 お色気ムンムン陸上ラブコメ、待望のコミック化!!! 元オリンピック候補選手の金田武蔵は、月見大学女子陸上部のコーチに就任。 そこの100mのエース・遠野美咲は、大きすぎる胸のせいで全力疾走できず極度のスランプに陥っていた…! ライバル校との対抗戦を間近に控え、陸上一筋の童貞男・武蔵は、女子大生たちの心を掴むことができるのか――!? ★単行本カバー下イラスト収録★ -
里見☆八犬伝REBOOT
時は室町時代、南総の国。遠い昔に聖女・伏姫が封じたはずの妖鬼王・玉梓は復活し、再び人間を恐怖に陥れようとしていた。 そんな中、女性でありながら男並みの剣士として育てられた犬塚信乃は、世界の平和を取り戻すべく妖怪軍との戦いに立ち上がった。 父に託された破邪の剣“村雨”を手に。 ★単行本カバー下画像収録★ -
僕の部屋がダンジョンの休憩所になってしまった件
電子書籍版限定でカラー着色ページを大幅増数! 東京都立川市の格安物件からダンジョンへ!? 2LDK、バス・トイレ別の物件が、月家賃3万円!! 驚くべき安さの秘密は、玄関が異世界につながってしまっていることだった!? 主人公・トール(鈴木透 21歳、フリーター)は、ディスカントストアで整えた装備に身を固め、うきうきワクワクのダンジョン探索♪ そこで彼は、金髪の美しい美少女騎士・リアと出会い――。 立川市と異世界をいったりきたりで贈る、ローファンタジー 渾身のコミカライズ、登場!! ★単行本カバー下イラスト収録★ -
大きい女の子は好きですか?
巨女の時代がやってきた!!姉の陰謀で大学女子バレーボール部の寮長兼監督となった草太。女性ばかりの女子寮で背の低い草太は絶好のからかい対象となる。奔放な大柄女性ばかりの寮生活で巻き起こるハプニングの数々に、草太はどう立ち向かうのか?実力派・愛染五郎の放つセクシーコメディの決定版!! -
アスモデウスはあきらめない
コミックスだけのおまけや加筆満載!!!さらに電子書籍限定でカラーページ大増量!!! 色欲悪魔(処女&ポンコツ)とのハーレムラブディ第1巻!! 父親の代理で神父見習いとして教会を守る 高校2年生の神木律は、ある日、不思議な少女を助ける。 しかし彼女の正体は、かつてソロモン王に使役されていたという 悪魔のひとり「アスモデウス」だった…!? 「ソロモンの指輪を手に入れて3千年の契約に終止符を!!」 コミックスだけのお色気加筆満載でお届けします!! 『アスモデウスはあきらめない』は WEBコミック「ストーリアダッシュ」にて好評連載中!! ★単行本カバー下イラスト収録★ -
煉獄女子
都内の中学校で女子生徒が殺害される事件が起きた。 生きたまま眼球をくり抜かれ、全身を切り裂かれるという、 残虐かつ猟奇的な犯行だった。 中高一貫の私立校に通い、高等部に進学した浦辺詩音は、 外部入試で入学してきた瀬尾霧恵と仲良くなる。 どこか陰を感じさせる霧恵は、事件の被害者と同じ中学の出身だった。 そして、詩音の周囲では不可解な事故が頻発しはじめる――。 新感覚学園サイコサスペンス、スタート!! ★単行本カバー下イラスト収録★ -
闇女―ヤミ・カノ―
美しい顔の裏側に潜む闇。それは恐ろしくも刺激的で、目をそらせない――…。 人付き合いが苦手な大学生の潤は、ゴーストライターのアルバイトをしつつ小説家を目指していた。ネットへの投稿作品は評価されず、鬱々とした日々を送る潤だったが、突然奇妙な憑依(ゴースト)能力を発現し、女たちの裏の顔を知ることとなる。アパート住人の美女、大学の准教授、そして…。次々と暴かれる女たちの闇に、潤は筆を執る…。 隣人OL、大学准教授、演劇部副部長、妹、幼馴染――とんでもない秘密を隠し持っているのは一体誰だ!? ★単行本カバー下イラスト収録★ -
マシュリの匣
寂れた田舎町、葉霧町に赴任してきた高校教師・郡司行斗。 ある日、謎の老人から毒々しい赤い花を受け取ったのがすべての悪夢の始まりだった――!! 郡司の身の回りで次々と巻き起こる不審な死と超常現象。 そして町の山奥の禁忌の匣に棲みつく怪物の正体は…? 戦慄の新感覚絶叫ホラー、ついに始動!! -
「超」怖い話 怪福
それは神か仏か妖(あやかし)か……人はときに説明のつかぬ存在、現象に遭遇する。総じてそれを怪と呼ぶならば、「福をなす怪」と「禍をなす怪」とがある。夢のお告げで思わぬツキを得た、亡き人の霊に窮地を助けられたなど、羨ましいような不思議譚が確かに存在する一方で、怪との遭遇を切っ掛けに恐るべき凶事が次々と降りかかった例もある。祟り、神罰、なにがしかの禁忌に触れてしまった者たちが辿る戦慄の運命……。吉を3とすれば、凶は7。本書はその中でも両極端と言うべき強烈な実体験のみを厳選して収録した。奇跡としか思えぬような幸運から、最悪の惨事に見舞われ、転がるように不幸のどん底に突き落とされた陰鬱な事件まで、怪のもつ二つの側面をリアルに炙り出す。禍福あざなえる縄の如しというが、それは違う。吉の紐を引くか、凶の紐を引くか――怪との遭遇はそのどちらかでしかない。本書を紐とく時はくれぐれもご注意あれ……。 その怪、吉か凶か?怪がもたらす3割の幸運と7割の惨事。まさに戦慄、紙一重の実話怪談! -
「超」怖い話 怪賊
悪意が生みだした呪い、“怪”としか呼びようのない何か。それらは容赦なく全てを破壊し、根こそぎ奪っていく。平穏な暮らし、愛しい家族、時には未来をもいたずらに傷つけ、笑いながらももぎ取ってゆく。なぜ自分が――それは体験者の中で気が遠くなるほど繰り返された問いだろう。嘆きと言ってもいい。果たしてあなたはその問いに答えを見出すことができるだろうか。本書を読み、震え、いま一度考えてみていただきたい――。ある家に伝わる壊れた面をめぐる話「シメン」、隣家とのトラブルに始まる恐るべき怪「隣禍」、震災後の町で起きた怪を真摯に取材した「東北より」ほか、土を噛み泥を飲み込むがごとき暗鬱な恐怖譚を収録! -
「超」怖い話 怪罰
些細な事で恨みを買い、とんでもない仕打ちを受けることがある。時には何の非もないのに、逆恨みから地獄に突き落とされることもある。生きている人間が相手ならまだいい(対処のしようもある)が、それが得体の知れない何かであったならば……?この世ならざるモノに因縁をつけられ、家族もろとも、時には数十年にわたって呪われ、執拗に攻撃され続ける人たちの恐怖体験を記録した中編「さる」「住まう人」「半生」の3本に、切れ味鋭い短編を挟んだ究極の実話怪談集。行間からも溢れだすその禍々しさ、果てのない恐怖の連続に、怪談ジャンキーならずとも奇妙な昂揚感にうち震えるだろう。怖ければ怖いほど、忌まわしければ忌まわしいほど、人は魅せられ惹かれてしまう――それが“他人事”であるうちは。 -
「超」怖い話 怪罪
秘めた過去を、隠さねばならない真実を抱えた人たちがいる。彼らが遭遇した怪異の原因がその“閉じ込めたもの”にある場合、その体験談は誰にも語られぬまま、朽ちることもできずに胸底に仕舞われていく。多くは生々しい恐怖といまだ消せぬ未来への不安とともに…。実話怪談、またの名は聞き書き恐怖譚。誰かが体験した恐怖を聞き取り、書き残したもの。今回収録することができた話は、著者・久田樹生の人間性に負うところが大きい。けして秘密を暴くのではない、体験者自らが打ち明けてもいいという気持ちになるのは、彼らが抱え続けた痛みを共に背負う覚悟が久田にあることが分かるからだろう。固く閉ざされた心の禊を久田が解く時、恐怖は堰を切って溢れだす。そう、これは禁忌の解放なのだ。 秘められた過去、匿された因果、噴き出す怪とこの恐怖。禁忌の域に挑む聞き書き実話怪談! -
恐怖箱 風怨
実話怪談としては長編と言ってもいい50ページを超える大作「撃墜王」「背中」、30ページを超える中編「恋の見立て」「ヒューム」を含む全8作を収録。どれもこの長さでしか収められない途方もない怪奇事件である。長きにわたる真摯な取材によってしかなしえない究極の実話怪談と言っていいだろう。恐怖はふいにやってくる。首筋を撫でる北風のように、荒々しく巻き上げるハリケーンのように、あなたを突然襲い翻弄する。それは見えないし、避けることもできない。生きている限り、あなたの呼吸する空気にもはや「それ」はいるのだから……。じっくりと呼吸するようにこの濃密なる恐怖を堪能していただきたい。謎に包まれた因果をひも解く昂揚感、妖しくも馨しい昭和の匂い、すべてが実話であるという衝撃を噛みしめながら――。 -
恐怖箱 油照
実話怪談は作家の頭の中で創り出された恐怖ではない。怪事の生き証人たる体験者に取材し、彼らの記憶から引きずり出してきた本物である。ゆえに一人の作家が短期間に大量生産することは難しい。よほどの人脈と運、労を惜しまぬ行動力がなければ不可能である。だが不思議と「来る時期」があるという。怪談の方から寄ってくる、気味が悪いほどに集まってくる魔の時期が……。今回、その魔が3人同時にやってきたらしい。集まった草稿はのべ850ページ。どれもこれも本物だけが持つ厭なオーラを醸していたが、その中でも特に強烈な異臭を放つ、アクの強い逸話だけを集め200ページに絞り込んだ。収録された話はまさに恐怖の精鋭たちといっていい。己が持つ毒で読者諸君を痺れさせ、不安の闇に引き摺り込む真夏のヒットマン。打たれてみるのも一興、恐怖の毒ほど馨しく甘いものはないのだから――。 -
恐怖箱 臨怪
霊だの怪奇現象だのにはとんと縁がない――。大部分の人間はそう思って生きているし、それゆえに見てみたい、聞いてみたいというおかしな願望を抱くものだ。だが、果たして本当にそうだろうか。幼い頃の記憶に「あれは一体何だったのだろう」と首を傾げるようなことがありはしなかったか。多くはおやつを食べれば忘れてしまうような些細な引っかかりだったかもしれない。けれどもそうした違和感という名の不思議を感じたことのある人は意外と多いはずだ。怪はけして遠い世界のものではない。我々のすぐそばで呼吸し、そ知らぬ顔で紛れている。縁がないのではなく、それに気づくか気づかないかの違いだけだとしたら?本書には気づいてしまった57人の体験談が収められている。紙面から伝わってくるのは溢れんばかりの恐怖と嫌悪。悲しみ。懐かしさ。小さな怪の一粒はそれに気づいた途端膨れ上がり、圧倒的な彼岸の魔力で我々を包み、翻弄する。あなたも本書を読めば、記憶の片隅に埋もれていた「何か」を思い出すかもしれない……。 怪と不思議に魅せられて――神沼三平太、ついに単著デビュー!書き下ろし実話怪談57話! -
「極」怖い話 面妖
アヤカシ、物の怪は実在するか、否か。その答えはいまだ証明されていないが、幽霊、心霊の類よりさらに疑われてきたことは否定しようのない事実である。また、「妖怪は怪談の墓場」とも言われる。怪異が妖怪の仕業だというレッテルが貼られた時点でその怪談は死ぬ…つまり、怪談の命である恐怖が消えてしまうということらしい。だが、本当にそうだろうか? 平安の世からその存在が囁かれている物の怪、アヤカシの類は時代の中で繰り返し誰かに目撃され、同じ恐怖を体験されてきたからこそ、現代まで語り継がれているのではあるまいか。単なる見間違えや勘違いではあり得ない強烈な存在感がそこにある……だからこそ胸底から恐怖が沸き起こるのだ。かつてマイクロマガジン社から出版された幻の傑作「妖弄記」に、今回書き下ろしで新たな目撃譚・体験談を収録して復刻。知る人ぞ知るアヤカシの名著がいま甦る! -
「極」怖い話 遺託
彼岸への旅立ち――帰り道なきその船出に際し、心の旅支度が完全に出来て逝く者がどれほどあろうか。死を予期していても恐怖と未練を洗い流し、心の整理をつけることは難しい。ましてや突然の事故・災害で否応なく旅立った者たちの無念さは計り知れない。残していった者への情愛、そして恨み……此岸を離れてもきつく小指に巻き付いた執着の糸はどこまで行っても切れることはない。この糸が切れるまでは、死んでも死にきれない。けして浮かばれないのだ。無念の炎に抱かれた死者の魂はこの世に舞い戻り、生者に強烈なメッセージを送ってくる。恨みをはらそうとする恐怖の怪現象、愛するものへの吉作用の不思議現象。そして時には、彼らが果たせなかった何かがを遂行してほしいという「依頼」が届くこともある。これはそんな死者からの戦慄の頼み事である……。 数人の怪談ライターの下を渡り歩いた超曰くつきの怪談がついに加藤一の手で成仏する。衝撃戦慄の長編実話怪談『位牌の遺言』収録! -
恐怖箱 精霊舟
先祖の御霊を西方浄土へと送る精霊舟。迷わず彼岸を目指す魂もあれば、未練の舫い(もやい)を解けずに此岸に留まる者もある。そして、供養もされずに彷徨う霊たちは、俺も私も乗せてくれとばかりに、他人の舟に縋りつく(すがりつく)。しめやかに行われる盆の儀式。我々の目には、宵の水面に浮かぶ舟の姿しか見えないが、裏では霊たちの攻防、魂の葛藤が繰り広げられているのかもしれない。貴方は今、目に見えぬものを信じる、信じてみようとする余裕はおありだろうか。不思議な話、忌まわしい話、吉凶含めて「或いはそんなこともあるのかもしれないな」と思えるなら、勝ち組だ。世界は無限に広がるだろうし、心は豊かになる。いま一度明言しておくが、本書に収録された話はすべて、体験者の実在する、現実に起きた恐怖譚を聞き集めたものである。信じられないというよりは、信じたくない話もあるだろう。だがそれらを受け入れ、さらには楽しむ豪胆さこそが、この殺伐としたリアルを生き抜く術となるのではあるまいか。怪を嗜む(たしなむ)――その一歩に本書を捧ぐ。 思わず「怖い…」の声が出る。体験者の実在する、衝撃の怪異譚!
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