唐作品一覧

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  • 宋代司法制度研究
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【内容紹介・目次・著者略歴】 中国社会は宋代に入り急激に新しい展開をとげる。法制の面でも、唐代高度に発達した律令とて、新しい現実に適応するため様々な変更を余儀なくされた。本書は、唐以前および元以降の歴史を踏まえつつ、宋代三百年の司法官制の全体を、現存史料に即し、詳細に描き出した第一級の学術書。唐宋変革の問題に正面から立ち向かうとともに、無意識に陥りがちな西洋近代の法観念または現代的法感覚の類推による理解から脱却する必要性を強調、前近代中国の法に固有な性格を浮き彫りにする。また、昨今失われつつある基礎知識の伝承をも試み、若手研究者にも多くの示唆を与えるにちがいない。日本学士院賞受賞。 【目次より】 弁言 第一部 宋代の司法制度 第一章 地方の司法行政(一) 県 第二章 地方の司法行政(二) 府州 第三章 地方の司法行政(三) 路 第四章 国都開封府の司法問題 第五章 中央政府の司法制度(一) 刑部と大理寺 第六章 中央政府の司法制度(二) 御史台と司法問題 第七章 宋代の法官と試法 第二部 宋代法制の諸問題 第一章 宋代官員の処罰 刑は大夫に上らず 第二章 罰俸制度の展開旧中国における懲戒 第三章 宋代の贖銅と罰銅 官員懲戒のひとこま 第四章 公罪・私罪の一考察 宋代の事例を中心として 第五章 唐宋時代の法典編纂 律令格式と勅令格式 あとがき ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。 梅原 郁 1934~ 2020年。東洋史学者。京都大学名誉教授。京都大学文学部史学科東洋史学卒業、同大学院文学研究科博士課程単位取得退学。文学博士。専門は、中国史、宋代史。 著書に、『文天祥「中国人物叢書」』『図説 中国の歴史 5 宋王朝と新文化』『宋代官僚制度研究』『中国の群雄8 亡国の皇帝』(共著)『皇帝政治と中国』『宋代司法制度研究』など、 訳書に、沈括『夢渓筆談(全3巻)』孟元老『東京夢華録 宋代の都市と生活』(共訳注)『名公書判清明集』朱熹『宋名臣言行録』班固『漢書食貨・地理・溝洫志』(共訳注)呉自牧『夢粱録 南宋臨安繁盛記(全3巻)』2000『訳注 中国近世刑法志(上下)』などがある。
  • 中国の詩学認識 中世から近世への転換
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【内容紹介・目次・著者略歴】 「中国詩学における唐宋変革」をテーマに掲げ、六朝・唐代より宋代に至る詩学認識、すなわち詩についての学問・認識の諸相を多角的に考察する。絵画や歴史記述といった異質なジャンルとの比較を行うとともに、文学作品のみならず、詩話、筆記、題跋、詩文集の序、更には歴史書や思想書などの文献を幅広く検討することで、長期に渡る全体的な転換過程を解明。作品論・作者論を主体とする従来の研究の枠組みを超えて、作品と読者の関係に焦点を当て、「いかに読まれたか」という受容論的視点から文学を論じた問題作。 【目次より】 序言 研究の視点・方法 資料の引用について 第一部 詩における風景と絵画 第一章 「天開図画」の系譜 六朝より宋代に至る風景認識 第二章 閏房の中の山水、あるいは瀟湘について 晩唐五代詞における風景と絵画 はじめに 第二部 詩と絵画 第一章 「詩中有画」をめぐって 宋代における詩と絵画 第二章 「詩中有画」と「宛然在目」 六朝・唐代における詩と絵画 第三章 「詩中有画」と「著壁成絵」 詩画同質論の唐宋変革 第三部 詩と現実 第一章 距離と想像 詩とメディア、メディアとしての詩 第二章 「形似」の変容 言葉と物の関係から見た宋詩の日常性 第三章 標題の詩学 宋代の「著題」論とその系譜 第四部 詩と歴史、詩と作者 第一章 文学の歴史学 宋代における詩人年譜、編年詩文集、そして「詩史」説 第二章 詩と「本事」、「本意」、ならびに「詩識」〓 作品の受容・読解過程におけるテクストとコンテクスト 第三章 作者の夢、読者の夢 宋代における詩の解釈学 第四章 「焚棄」と「改定」 宋代における別集の編纂あるいは定本の制定 第五部 詩における〈内部〉と〈外部〉、〈自己〉と〈他者〉 第一章 詩はどこから来るのか、それは誰のものか 第二章 「夢中得句」をめぐって 第三章 詩を拾得するということ、ならびに詩本、詩材、詩料 楊万里、陸滸を中心に 第四章 「売詩」、「売文」ということ 結語 詩的言語をめぐって あとがき 初出一覧 引用書目 ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。 浅見 洋二 1960年生まれ。中国文学者。大阪大学大学院文学研究科教授。東北大学大学院文学研究科博士課程中途退学。文学博士(京都大学)。 著書に、『中国の詩学認識』『皇帝のいる文学史 中国文学概説』(共著)『中国宋代文学の圏域』など、 訳書に、『文選 詩篇(全六冊)』(共訳著)などがある。
  • 東洋思想研究(東洋学叢書)
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【内容紹介・目次・著者略歴】 古代から清朝へ、さらには文芸・史学思想から日本儒学へと及ぶ広範な問題に独自な分析を加え、東洋思想の魅力を描く待望の書。 【目次より】 まえがき 目次 第一部 総説 1 中図人の世界観 一 天 二 道 三 太極 四 陰陽五行 五 理気 2 聖人 3 陰隲 4 『論語』一則 第二部 中国思想史各論 第一篇 先秦より両漢に至る 1 春秋会盟考 一 会盟の形式 二 会盟の内容 三 会盟総論 2 『左伝』に現われたる政治思想 一 政治の階級 二 政治の規範 三 政治の技術 四 政治の経済的基礎 五 政治の目的 3 『淮南子』の一面 序言 一 人間 二 階級 三 無為、仁義 四 法 五 天 六 政治技術 七 経済 八 結語 4 東漢の名節 一 経学時代 二 支配の倫理 三 人倫道徳 四 欲望論 五 末期的諸現象 六 党錮 5 趙岐『孟子章句』について 第二篇 六朝 1 曹操 2 曹植とその時代 3 王弼 4 魏晋に於ける儒玄の論争 一 儒 二 玄 三 論争 5魏晋時代の選挙と法 一 選挙 二 法 6 魏晋における封建論 第三篇 唐栄 1 読皮子文薮 2 五代の風気とその文章 序言 一 奮史と新史 二 選挙 三 規範 四 階級 五 宗教 六 牛希済の散文 七 鄭谷・羅隠・杜荀鶴の詩 八 黄滔の賦 九 馮道の詩、結びに代えて  3 王禹〓 宋代思想史の一環として 4 李覯について 第四篇 清朝 1 清朝人と道敦 2 主情の説 清朝人の湯合 3 王船山の易学 4 恵棟と焦循 5 読『潜研堂文集』 一 閲歴 二 方法論 三 経学 四 史学 五 社会評論 六 文学論 七 宗教観念 6 哀随園の哲学 7 読『雕菰集』 8 曾国藩の哲学 日記を中心に 第三部 史学思想 1 中国の史書について 一 編年体と紀博体 二 『史記』と『漢書』 三 史家の懼れ 四 実録と志怪 五 歴史とユーモア 2 范嘩の『後漢書』 3 陳寿の『三国志』 4 『三国演義』と『三国志』 第四部 日本儒学 1 儒教 日本人のエートスを形成したもの 2 古学派に於けるヒューマニズム 山鹿素行を中心として 一 朱子学の本質と我が国儒者の受け取り方 二 山鹿素行 三 仁斎・徂徠 3 三浦梅園のヒューマニズム あとがき ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。 本田 濟 1920-2009年。京都帝国大学文学部支那哲学史科卒業。高槻高等学校教諭、大阪市立大学文学部教授、梅花女子大学教授、同大学年学長を歴任。大阪市立大学名誉教授。文学博士。専攻は、中国哲学。主な著作に、「易経の思想史的研究」『人類の知的遺産 墨子』『易』などがある。
  • 台密の研究
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【内容紹介・目次・著者略歴】 唐と日本の密教史・密教学の膨大な研究成果を踏まえて、天台宗における密教である台密を、テキストに即して考察した研究成果。 【目次より】 序 緒言 一 台密研究の問題点 二 本論の構成 第一編 台密の基礎的諸問題 第一章 古雑密と陀羅尼 一 古雑密について 二 陀羅尼と呪と三昧 第二章 天台における「秘密」義 一 「秘密」の語義とその不妄授 二 化儀の秘密 三 経論疏における「秘密」義 第三章 五大院安然における「秘密」義 一 「秘密」の六義 二 その解釈 三 法体微密と本覚讚 など 第四章 阿字本不生と法身説法 一 純密における阿字本不生 二 六朝以降の阿字説 三 天台における阿字本不生 など 第五章 四種三昧と密敦 一 序言 二 智顕における四種三昧 三 唐以後における懺法と密敦 など 第六章 佛頂系の密数 一 序言 二 佛頂系の経典・儀軌 三 佛頂輪王について など 第七章 純密と雑密 一 問題の所在 二 純密と雑密の区分 三 三学録における分類 など 第二篇 三部の密数とその形成 第一章 伝教大師最澄と密経 一 序言 二 入唐将来の密数 三 三部三昧耶の印信 など 〇 大悲胎蔵 第二章 大日義義釈と天台義 一 序言 二 字輪観について 三 阿字の旋轉 など 第三章 胎蔵界の念誦儀軌と曼荼羅 一 序言 二 略儀軌の諸問題 三 廣儀軌の伝承と曼荼羅 など 〇 金剛界 第四章 金剛頂経とその註疏 一 金剛頂経の伝承と註解 二 数王経と略出経の異本 三 金剛頂略出経の検討 など 第五章 金剛界の儀軌 一 円仁と金剛界記 二 円珍と金剛喩伽記 三 安然と金剛界対受記 第六章 金剛界曼荼羅の様態と諸説 一 序言 二 対受記における四玄印説 三 円珍の説 など 〇 蘇悉地 第七章 蘇悉地の源流と展開 一 蘇悉地の源流 二 蘇悉地の形成 三 慈円の佛眼信仰 など 第八章 東密における蘇悉地 一 序言 二 三部の伝承説 三 印信をめぐる諸問題 ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。 三崎 良周 1921-2010年。仏教学者。天台宗の僧侶。早稲田大学名誉教授。 早稲田大学文学部卒。文学博士。 著書に、『台密の研究』『密教と神祇思想』『台密の理論と実践』など、 編・校注書に、『仏教思想とその展開 日本・中国』(編)『新国訳大蔵経 密教部 2 蘇悉地経・蘇婆呼童子経・十一面神呪心経』(共校注)などがある。
  • 宋代中国の国家と経済 財政・市場・貨幣
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【内容紹介・目次・著者略歴】 財政・市場・貨幣 国家の経済活動を重視する立場から、当時の貨幣流通の実態を実証的に分析し、市場と国家の関係を明らかにする。 【目次より】 図表一覧 序論 中国貨幣経済論序説 緒言 一 自然経済・貨幣経済の捉え方に関する諸学説 二 中国経済史における貨幣経済をどう捉えるか 小結 第一部 宋代の国家と市場 第一章 北宋の財政と貨幣経済 緒言 一 複合単位と北宋財政 二 北宋財政と全国的流通 三 新法期の貨幣財政 小結 付表 第二章 北宋の都市市場と国家 市易法 緒言 一 市易条文の内容 市易法の本旨 二 市易三法の成立と変遷 三 市易法の性格変化と廃止 小結 第三章 宋代の商工業者の組織化 行 緒言 一 免行法施行の前提 宋初の行役 二 免行法と行 三 南宋の行 免行銭廃止後の行 四 同業組織としての行 小結 第四章 宋元時代の牙人と国家の市場政策 緒言 一 牙人の機能 二 宋朝と牙人 三 元代の牙人 四 元朝の市場政策 小結 第二部 宋代貨幣論 第一章 唐宋時代の短陌と貨幣経済の特質 緒言 一 国家財政に関わる短陌 省陌 二 銅銭と紙幣の交換レートとしての短陌 三 商品流通と短陌 四 短陌対策の変遷 小結 第二章 唐宋時代における銅銭の私鋳 緒言 一 鋳造貨幣の生産費 二 唐五代の私鋳銭 三 宋代の私鋳銭 小結 第三章 宋代陜西・河東の鉄銭問題 緒言 一 陜西の鉄銭 二 河東の鉄銭 小結 第四章 宋代四川の鉄銭問題 緒言 一 宋初の通貨問題 二 新法期以後の鉄銭事情 三 鉄銭の私鋳問題 小結 第五章 宋代の価格と市場 緒言 一 市価の変動と地域差 二 宋代価格の特性 小結 終章 貨幣経済の時期区分 緒言 一 非統一的貨幣経済の時代 二 統一的貨幣経済の時代 結語 あとがき ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。 宮澤 知之 1952年生まれ。歴史学者。佛教大学歴史学部歴史学科教授。 京都大学文学部史学科卒業、同大学院文学研究科博士後期課程退学。文学博士。専門は、中国の財政史と貨幣史。 著書に、『宋代中国の国家と経済』『佛教大学鷹陵文化叢書16 中国銅銭の世界』などがある。
  • 中唐詩壇の研究(東洋学叢書)
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【内容紹介・目次・著者略歴】 中国文学史において中唐は、文学に対する意識や価値観が大きく変容した、中世から近世への転換期である。文学観・世界観・処世観、また個我意識の表出や伝統との距離などの諸相を、歴史学的叙述に頼ることなく、文学に則し考察する。文学の規範性・担い手・影響関係を視座として、通史的観点から中唐に新たな定義を与え、後の中国古典詩歌の二大規範「唐音」「宋調」へと進展する視野を開く文学史研究。作品中の自然観への着眼は思想史への関心も促す。第一回吹野博士記念賞受賞。 【目次より】 中唐文学研究序説 第I部 大暦から元和へ 第一章 大暦から元和へ 「中唐」の文学史的意味 第二章 劉長卿詩論 長洲県尉時の左〓を中心に 第三章 韋応物詩論 屏居の位相を中心に 第四章 「王孟韋柳」評考 「王韋」から「韋柳」へ 第II部 韋応物と白居易 第一章 韋応物と白居易 第二章 諷諭詩考 韋応物の歌行・雑体詩の影響を中心として 第三章 閑適詩考 「閑居」から見た閑適の理念 第四章 白詩風景考 「竹窓」と「小池」を中心として 第III部 諷諭詩の系譜 第一章 中唐詩壇諷諭詩の系譜 第二章 張王楽府論 第三章 送寒衣 唐詩「送衣曲」をめぐって 第四章 元〓の文学理念 元和五年を中心に 第IV部 謫遷と文学 第一章 劉禹錫の謫遷と文学 朗州司馬期の寓言文学を中心に 第二章 劉禹錫の賦について 第三章 孟郊論 仕官前の恬淡と執着第 V部 周辺からの照射 第一章 中唐における「吏隠」について 第二章 郡斎詩について 第三章 大暦期の聯句と詩会 第四章 中唐の「意境説」をめぐって あとがき 初出一覧 英文・中文要旨 ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。 赤井 益久 1950年生まれ。中国文学者。國學院大學名誉教授・前学長。文学博士。専門は唐代文学、中国古典語法。早稲田大学第二文学部東洋文化専修卒業、國學院大學大学院文学研究科博士課程後期満期退学。 著書に、『中国山水詩の景観』『中唐詩壇の研究』『唐代伝奇小説の研究』『新釈漢文大系 詩人編 8 韓愈・柳宗元』などがある。
  • 建安詩人とその伝統(東洋学叢書)
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【内容紹介・目次・著者略歴】 人間の悪意が横行した建安期にあって、建安文学は悪意への反撥のみならず、悪意の所有者である人間そのものの把握に進み得た。それゆえ我々は建安文学に自由さ奔放さを感ずるとともに、人生の深淵を見せられる思いがするのである――。王粲、劉テイら建安詩人や鮑照の生涯を伝記資料と作品分析により独自の伝論として再構成、杜甫に焦点を当てて建安詩の伝統の継承が盛唐から見られることを指摘し、さらには文学批評史上における盛唐詩の意義を解明する。戦後わが国の建安・盛唐文学研究を導いた不朽の論考集。 【目次より】 第一編 建安の詩 第一章 「巖巖鍾山首」篇 第二章 王粲伝論 第三章 王粲詩論 第四章 劉〓伝論 第五章 劉〓詩論 第六章 楽府 魏の武帝をめぐる 第七章 曹植とその詩 第二編 南朝の詩 第一章 鮑照伝論 第二章 鮑照詩論 第三章 魯迅と陶淵明 文学遺産の問題 第三篇 杜甫の詩 第一章 杜詩における性霊 第二章 杜甫の問題 開元天宝期 第三章 詩家としての杜甫 第四章 杜甫と元結・『篋中集』の詩人たち 第四編 盛唐の詩 第一章 盛唐の詩にあらわれた文学論の性格 第二章 盛唐詩人と前代の詩人 盛唐における文学論の一面 第三章 『捜玉小集』について 初出一覧 あとがき ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。 伊藤 正文 1925-2000年。京都大学文学部卒業。神戸大学名誉教授。 著書に、『建安詩人とその伝統』などがある。
  • 中国法制史論集
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【内容紹介・目次・著者略歴】 「概説篇」「考証篇」「附録篇」に分け、中国法制史について記述。既発表の旧稿再録と書き下ろしの新稿とを取り混ぜて編成した論文集。 【目次】 凡例 概説篇 序章 中国法の基本的性格 第一章 法典編纂の歴史 第一節 総論 第二節 戦国・秦・漢──原始律令期(法源の増殖) 第三節 魏・晋・南北朝──真正律令形成期(法源の整頓) 第四節 隋・唐前半──律令古典期 第五節 唐後半・五代──律令変形期 その一 第六節 宋──律令変形期 その二 第七節 遼・金・元、〔附〕西夏──異民族王朝 第八節 明・清──律、例、典の時代 第二章 大清律例をめぐって──〔附〕会典、則例、省例等 第三章 刑罰の歴史 第四章 法制史の立場から見た現代中国の刑事立法──断想的所見 考証篇 第五章 曹魏新律十八篇の篇目について 第六章 漠唐間の法典についての二三の考証 第七章 再び魏律の篇目について──内田智雄教授の批判に答えて 第八章 唐代における律の改正をめぐる一問題──利光三津夫・岡野誠両氏の論考に寄せて 第九章 唐の律疏と現存の唐律疏議──日本明法家の伝えた佚文を通じて律疏の原形を考える 第十章 武威出士王杖十簡の解釈と漢令の形態──大庭脩氏の論考を読みて 第十一章 中国上代の刑罰についての一考察──誓と盟を手がかりとして 第十二章 前漢文帝の刑制改革をめぐって──漢書刑法志脱文の疑い 附録 論文批評 張建国著「前漢文帝刑法改革とその展開の再検討」 附録篇 第十三章 「課役」の意味及び沿革 第十四章 唐律令における「婦人」の語義──梅村恵子氏の批判に答えて 第十五章 律令官制における官職の「行」と「守」 第一節 唐制における官職の行・守をめぐって──律令研究会編『唐律疏議訳註篇一』に対する池田温氏の書評への回答 第二節 唐の官制における叙任と行・守──槻木正氏に答える あとがき 滋賀 秀三 1921~2008年。法学者(東洋法制史)。東京大学名誉教授。東京帝国大学卒。法学博士。 著書に、『中国家族法論』『中国家族法の原理』『清代中国の法と裁判』『中国法制史』(編著)『中国法制史論集』『続・清代中国の法と裁判』など、 訳書に、国際社会問題研究協会編『社会綱領』(共訳)などがある。
  • 道教史の研究1:初期の道教(東洋学叢書)
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【内容紹介・目次・著者略歴】 二世紀末の太平道と五斗米道の運動を分析、民族宗教としての道教の成立過程を見事に解明したライフワーク。 【目次より】 自序 前篇 中國における民族的宗教の成立 序章 逍教の概念とその始源について 一 道数とは何か 二 道教の始源をどこに求めるか 第一章 黄巾の叛乱と漢中政櫂 A 黄巾の叛乱 一 黄巾の叛乱の背景 二 黄巾の叛乱 B 漢中政權 一 張陵と張衡 二 張脩と張魯 三 張魯と閻圃 四 終焉 第二章 中國における民族的宗教の成立 一 緒言 二 張角の教法(上) 三 張角の数法(下) 太平経との開係 四 五斗米道 五 佛数との関係 六 後漢時代の社會と信仰 七 結語にかえて 第三章 老子想爾注の成立 一 南北朝隋唐の間の想爾注と葛本 二 想爾注に所謂道誡と想爾戒 三 想爾注・想爾戒と大道家令戒 四 結語 第四章 績老子想爾注の成立 一 想爾戒と想爾注と老子五千文 二 九行二十七戒の性質と想爾注の行方 三 注の書写形式について 四 房中術 五 託死復生 六 再論大道家令戒 第五章 五斗米道の教法について 老子想爾注を中心として 一 緒言 二 想爾における「道」の性格 三 道誡について 四 神仙説について 五 房中術について 六 祭祀観について 七 政治観・社會観について 八 邪文偽伎について 九 結語 第六章 後漢末五斗米道の組織について 一 三會日 二 命籍信米制の起源 三 治と祭酒 四 義舎と道民 五 人頭税としての五斗米 六 廚について 七 結語 第七章 道教における三元説の生成と展開 一 はしがき 二 三元品誡経 三 三元説の由来 四 三元玉京玄都大獻経の出現 五 業報因縁経弘救品 六 盂蘭盆経との関係 七 結語 附篇 第一章 初期の僊説 一 史記封禅書の始皇帝に関する記事 二 武帝時代の僊説 「在るもの」から「成るもの」へ 三 倦人と上天 四 結語 第二章 老子化胡説の成立 一 老子浮屠併尊から併祀へ 二 老子化胡説の成立 三 結語 後篇 抱朴子の研究 第一章 葛洪傳 一 学問 二 社會的地位 三 異書探訪への大旅行 四 受爵 五 抱朴子の述作とその所謂俗情について 六 受爵以後 七 系圖と年譜 附 鮑〓傅 第二章 論衡・僭夫論と抱朴子 一 論衡と抱朴子 二 抱朴子と潜夫論 三 結語にかえて 第三章 抱朴子における紳仙思想の性格 一 金丹の大藥とその意味 二 出世間道的仙逍 道家思想との関係 三 仙の目的 四 祭祀否定とその限界 五 貴族主義 六 道徳主義とその意味 七 仙説の綜合とその観念論的性格 八 結語 宗教性の問題 あとがき ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。 大淵 忍爾 1912年生まれ。東京大学文学部東洋史学科卒業、岡山大学名誉授、文学愽士。 著書に、『初朞の道教 道教史の研究1』『道教とその経典 道教史の研究2』『敦煌道経 目録篇』『敦煌道経 図録篇』『六朝唐宋の古文献所引 道教典籍目録・索引』(編著)などがある。
  • 柳宗元研究(東洋学叢書)
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【内容紹介・目次・著者略歴】 柳宗元文学の根幹である寓言を対象に敗北・蘇生の意味を解き明かし、彼の否定への意志とその反語性を考察した力作。 【目次より】 序 第一編 敗者の美学 第一章 左遷の中の文学 一 柳宗元の生涯 二 〈柔外剛中〉と道への希求 三 絣文から古文への転換 四 困窮と文学 第二章 敗北の逆説 寓言論 一 社会への憤激 二 自戒のために 三 愚者の文学 四 理想と敗北 第二編 自然との対峙 第一章 「永州八記」について 一 「永州八記」の源流 二 「永州八記」と『水経注』 三 「永州八記」の構造 四 「滸黄渓記」の誕生 第二章 山水詩 宗教から文学への転回 第一節 永州前期の山水詩 一 不遇な現実と山水遊覧 二 慰めの世界を求めて 三 消えない憂愁 四 高所からの眺め 第二節 永州後期の山水詩 一 表層と深層の逆説 二 孤高の思索者 「寂霙」をめぐって 三 「漁父歌」の系譜 四 宗教感情の変容 五 低所からの眺め 第三章 草木を植えるうたの位相 一 永州時代について 二 柳州時代について 三 草木を植えるうたの変遷(一) 漢魏六朝時代 四 草木を植えるうたの変遷(二) 唐代 五 『楚辞』の継承と超克 第三編 古文家の絆 第一章 文学論のめざすもの 第一節 柳宗元の文学論 一 文学の理念 二 文学の機能 三 文学の効用 「社会教化説」と、芸術性の追求 四 文学の動機 五 文学の地位 「代償行為論」「文学自立論」 六 創作論 七 文学の評価 第二節 唐代古文家の文学論 第二章 韓柳友情論 一 がまを食べるうた 二 師道のあり方 三 ユーモア文学礼讃 四 仏教との関わり 五 韓愈「順宗実録」の成立とその意義 第四編 否定の深層 第一章 「非国語」について 一 「文采」と「大中の道」 思想と文学の本質 二 「非国語」の内容 三 『国語』批判の根拠 四 文学の源泉としての『国語』 五 「非国語」と陸淳『春秋微旨』 第二章 自己処罰の文法 一 柳宗元の弁明(一) 許孟容への手紙 二 受難者の群像 三 柳宗元の弁明(二) 楊憑への手紙ほか 四 自責の文学 五 劉萬錫の弁明 六 柳宗元の設論 第三章 飛べない鳥 一 『詩経」と「楚辞』について 加害者の視点から被害者の視点へ 二 漢魏六朝詩について 三 唐詩について 四 柳詩の飛べない鳥 結 ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。 松本 肇 1946年生まれ。中国文学者。東京教育大学大学院博士課程。専門は、中国古典文学。元筑波大学大学院教授。 著書に、『柳宗元研究』『唐宋の文学』『春秋戦国の処世術』『唐代文学の視点』などがある。
  • 宋元社会経済史研究
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【内容紹介・目次・著者略歴】 大土地所有形態と佃戸制のあり方に地域差の視点を導入して再検討を試み、宋代以降強大化した専制支配権力の歴史的性格を跡づけた雄篇。 【目次より】 まえがき 第一篇 宋代土地所有制と専制支配 I 宋代土地所有制にみられる二つの型 先進と辺境 II 宋代の地客 III 宋代の雇傭人と奴婢 IV 宋代農家経営と営運 V 宋代地主制と公権力 VI  宋代の官田と形勢戸 VII 宋代官僚と商業行為 VIII 宋代の県尉 土地問題に関連して IX 宋代都市の戸等制 第二篇 宋元史諸論 I 南宋期家産分割における女承分について II 宋代の女戸 III 元代女子の財産継承 IV 元朝治下中国農村社会における回民 第三篇 宋元史研究の動向 I 宮崎史学と近世論 II 周藤吉之著『唐宋社会経済史研究』 III 宋代佃戸制の再検討 最近の草野靖氏の見解をめぐって IV 草野靖著『中国の地主経済 分種制』 V 吉岡義信著『宋代黄河史研究』 VI 中国史研究会編『中国史像の再構成 国家と農民』 VII 谷川道雄著『中国中世社会と共同体』 VIII 愛宕松男著『東洋史学論集』第四巻 元朝史 IX 一九五〇年代の中国における宋代土地制度研究 華山「関于宋代的客戸問題」を中心として X  一九七〇年代の中国における王安石評価をめぐって XI 一九七〇年代の中国における宋代農民戦争研究 方臘起義を中心として ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。 柳田 節子 1921~2006年。中国史学者。元学習院大学教授。東京帝国大学文学部東洋史学科卒。専門は、宋・元時代。 著書に、『宋元郷村制の研究』『宋元社会経済史研究』『宋代庶民の女たち』などがある。
  • 江戸の翻訳空間 新訂版
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    1巻9,900円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 オランダ語、中国から流入した唐話(白話・近世俗語)などさまざまな異文化言語との交流の実態を精密に解析し、日本文化の基底と日本語の特性を究明する。
  • 和刻本資治通鑑1
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    1~4巻9,900円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 宋司馬光撰/山名留三郎訓点/鳳文館本影印 中国の史書を代表する編年体史書として有名な通鑑の訓点本。本書につけられた元胡三省の注は、前後三十年を費やした苦心の結晶で、史学的注釈の模範とされている。三国志以下の正史には殆ど注釈が付けられていないので、正史を読む際の必携の書であり、唐末五代に関する部分は本文・注ともに根本史料として高い価値を有する。佐伯富編「資治通鑑索引」との併用を考慮し、山名本を底本に採用した。
  • 経典釈文論語音義の研究(東洋学叢書)
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【内容紹介・目次・著者略歴】 『経典釈文』「論語音義」は、何晏『論語集解』を軸として、『論語集解』諸本、『論語鄭玄注』など異本間の字句の異同、難解字への音釈、漢魏六朝間の論語説家の注釈を集成し、より正しいテキストと字音を示す目的で、六朝末に陸徳明(550-630)によって撰述された。中国では唐・開成2年(837)に建立された開成石経以後、論語本文はすべて開成石経に従うようになり、その結果、「論語音義」の記述とずれが生じ、「論語音義」修改の遠因となった。一方、日本には開成石経以前の論語古写本が伝存し、しかもそれら古写本には現在通行する「論語音義」に見えない多くの条目が書き入れられている。本書は、日本に伝わる鎌倉時代の論語古写本と開成石経系統の論語テキスト、さらに論語古写本から輯佚した「論語音義」と通行本「論語音義」を対比検討して、「論語音義」に関わる諸問題を解明する。日本古代における中国古典の学び方を知る上でも、多くの示唆を与える画期的業績。 【目次より】 凡例 序章 『経典釈文』「論語音義」研究の試み 一 陸徳明と『経典釈文』 二 『経典釈文』「論語音義」研究の目的と本書の構成 第一章 『経典釈文』「論語音義」の成書 一 「序録」に見える「論語』注釈書についての疑問 二 「序録」に見える『論語』注釈書の検討 三 「論語音義」の依拠した『論語』注釈書 四 「論語音義」所引の論語説と皇侃『論語義疏』 第二章 『経典釈文』「論語音義」を通じてみた『論語鄭玄注』 一 鄭玄による「魯論読正」記事 二 「論語音義」所引の『論語鄭玄注』 第三章 『経典釈文』「論語音義」を通じてみた『論語集解』 一 「論語音義」所引『論語集解』と『論語』諸本比校 二 「論語音義」が依拠した『論語集解』の分析 第四章 『経典釈文』「論語音義」の修改 一 「論語音義」に見える「本今作(無)」「今本」「今注」と『論語』諸本との比校 二 「論語音義」に見える「本今」とは 三 集解に「本今」が用いられる場合と用いられない場合 四 経に「本今」が用いられる場合と用いられない場合 五 「論語音義」の所引句が依拠した底本の解明 六 古抄本『論語集解』書き人れの「論語音義」より「本今」を考える 第五章 日本における経書研究と『経典釈文』の受容 (一) 藤原頼長の経書研究 (二)『経典釈文』と『全経大意』 (三) 鎌倉時代写『論語集解』断簡とその書き入れ 附論一 定州漢墓竹簡『論語』試探 附論二 『論語鄭玄注』は日本に伝来したのか まとめ あとがき 初出一覧 ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。 高橋 均 1936年生まれ。中国文献学者。東京外国語大学名誉教授。 東京教育大学文学部漢文学科卒業、同大学院文学研究科博士課程単位取得退学。文学博士。 著書に、 『中国語解釈の基礎』『論語義疏の研究(東洋学叢書) 』『経典釈文論語音義の研究(東洋学叢書)』など、 訳書に、趙紀彬『論語新探 論語とその時代』温端政『諺語のはなし 中国のことわざ』 (共編訳)などがある。
  • 漢唐法制史研究
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【内容紹介・目次・著者略歴】 秦漢帝国においてすでに相当なレベルに達していた中国の法律・刑罰制度は、三国時代、南北朝時代を経て八世紀の唐王朝でいっそう完成度を高め、東アジア、朝鮮、日本の法制に計り知れない影響を及ぼした。本書は、漢の法制が魏晋南北朝時代に継承されつつ改変され、唐の法制度に至る経緯を法・刑・罪という三つの要素から辿り、その変遷と意味を考察。中国前近代法制度の特徴と展開、中国古代法制と中世法制の相違を明らかにして、中国法制史の体系に独自の視点を提示する。中国律を母法とする日本の律・令の法思想を解明するとともに、日中の法文化の相違、さらには西洋と東洋との相違をも視野において、読者を広い歴史世界へと導く画期的業績。 【目次より】 凡例 序論 第一部 法典 第一章 晉泰始律令への道 I 令と令典 II 漢律の諸問題 III 曹魏の法令 IV 晉泰始律令の成立 第二章 漢律から唐律へ 裁判規範と行為規範 I 出土漢簡に見える漢律とその適用 II 唐律の引用とその実効性 III 漢律から唐律への編文化 第二部 刑罰 第一章 究極の肉刑から生命刑へ 漠~唐死刑考 I 漢代の死刑 その執行様態 II  魏晉の刑罰 棄市刑 III 北朝の死刑 絞殺刑の登場 第二章 徒遷刑から流刑 I 唐の流刑 II 秦漢の「流刑」 III 漢代徒邊刑の刑罰原理 IV 流刑の登場 第三章 笞杖の変遷 漢の督笞から唐の笞杖刑 I 秦漢の笞刑 II 魏晉の笞杖刑 III 北朝の笞杖 第四章 腐刑と宮刑 I 腐刑の新出資料 II 腐刑は反映刑か III 腐刑の位置 IV 腐刑は、死刑に次ぐ刑罰か V  肉刑の背景と放果 VI 腐刑、宮刑、淫刑 VII 宮刑の消滅と宦官 第三部 犯罪 第一章 儀礼と犯罪のはざま 賄賂罪をめぐって I 賄賂罪に隅する唐律の規定 II 漢律に見える賄賂罪 III 漢ー唐における賄賂罪の変遷 IV 賄賂はなぜ罪になるのか 礼物と賄賂の間 第二章 男女間の性的犯罪 姦罪について I 秦漢律にみえる姦・淫 II 「姦」「淫」の語義 III 分界の変化 IV 禽獣の別 第三箪 「正義」の殺人 I 復讐譚「彼は義士なり」 刺客豫譲の話 II 以後の復贄讀 歴代正史が伝える復讐事件 III 経典と復讐 IV 中国的復讐観の特徴 V 復讐の禁止 儀礼と刑罰 あとがき 英文要旨 英文目次 ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。 冨谷 至 1952年生まれ。古代中国史学者。京都大学人文科学研究所名誉教授。京都大学文学部東洋史を卒業、同大学院博士課程中退。文学博士。専門は、中国法制史、簡牘学。 著書に、『ゴビに生きた男たち 李陵と蘇武』『古代中国の刑罰 髑髏が語るもの』『秦漢刑罰制度の研究』『韓非子 不信と打算の現実主義』『木簡・竹簡の語る中国古代 書記の文化史〈世界歴史選書〉』『教科書では読めない中国史 中国がよくわかる50の話』『文書行政の漢帝国 木簡・竹簡の時代』『中国義士伝 節義に殉ず』『四字熟語の中国史』『中華帝国のジレンマ 礼的思想と法的秩序』『漢唐法制史研究』『漢倭奴国王から日本国天皇へ 国号「日本」と称号「天皇」の誕生』など、 訳注書に、班固『漢書五行志』(共訳注)狩谷掖齋『本朝度量権衡攷(全2巻)』などがある。
  • 杜甫全詩訳注 全四冊合本版
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    中国盛唐期を生きた杜甫。「詩聖」と仰がれ、「詩仙」李白とともに中国文学史上最高と称される詩人は、中国のみならず日本や周辺諸国の文化に大きな影響を与え続けている。日本を代表する漢文学研究者による、最新の研究成果をふまえた平易な現代語訳に語釈を添える完全書き下ろし杜甫詩全訳注。
  • 中国詩文論藪(東洋学叢書35)
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【内容紹介・目次・著者略歴】 古代中国文学を、散文と詩のはじまりから、読み解く。 【目次より】 I 散文論 一 尚書とその周辺 二 正始の文章 三 柳宗元の生活体験とその山水記 四 日本留下来的両種柳宗元集版本 五 柳宗元「河間伝」 六 杜牧と伝奇 七 北宋名人の姻戚関係 晏殊と欧陽脩をめぐる人々 II 詩論 一 楽府「行」の本義 二 「春」「秋」之詞性 三 杜甫「城春草木深」の「春」について 四 「白日」の解釈 五 詩語の構造 杜牧のばあい 六 杜牧今体詩の一つの技法 「江南春絶句」詩を中心に 七 〓鼎孳論 八 陳維〓の詞 九 陳其年集の編集出版 十 徐履忱の伝記と詩 附録 書評 前野直彬『唐代の詩人逹』 中国社会科学院文学研究所編『唐詩選』 吉川幸次郎 桑原武夫『新唐詩選続篇』・倪海曙『唐詩的翻訳』 夏承〓『唐宋詞人年譜』 『浦江清文録』 解題 王弘撰『山志』 『聖宋千家名賢表啓翰墨大全』 『聖宋千家名賢表啓翰墨大全』解題補 北京円書館蔵本について 謝枋得『文章軌範』(官板) 『増修箋註妙選群英草堂詩餘』 『欽定詞譜』 あとがき 清水 茂 1925~2008年。中国文学者。京都大学名誉教授。京都大学文学部卒業。同大学院で吉川幸次郎に師事。 著書に、『語りの文学』『中国詩文論藪』『中国目録学』など、 翻訳・注釈書に、『唐宋八家文〈中国古典選〉』『韓愈 中国詩人選集11巻(第一集)』『王安石 中国詩人選集4巻(第二集)』『水滸伝 』(吉川幸次郎共訳)伊藤仁斎『童子問』伊藤仁斎『語孟字義・古学先生文集』伊藤東涯『古今学変』『中国文明選7 顧炎武集』『中国詩文選3 書経・春秋』『韓愈 世界古典文学全集 第30巻A・B』『新日本古典文学大系65 日本詩史・五山堂詩話』などがある。 ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。
  • 老子傳説の研究(東洋学叢書)
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【内容紹介・目次・著者略歴】 老子思想の宗教的展開を道徳経の注解と老子伝承との両面から考察し、中国文化の基層をなす道教思想の形成に光を当てた意欲作。 【目次より】 再版に当って 緒言 凡例 前篇 老子河上公注の研究 序章 先人の研究と私見 第一章 老子河上公注の二側面 序 第一節 道家の養生説 第二節 道家思想と河上公注 第三節 道家的養生と道教的養生 第二章 河上公注の特殊相 序 第一節 六章注と五蔵神説 第二節 五十九章注と『國身同也』説 第三節 治國・治身並記の注解 第三章 河上公注の成立 序 第一節 六朝隋唐初の資料から見た河上公注 第二節 現行本の成立 第三節 原本河上公注 結語 第四章 河上公説話の形成 序 第一節 河上公説話の構成 第二節 道教の不敬王者論 第三節 河上公説話と不敬王者論 余論 第五章 老子節解考 序 第一節 流伝の状況 第二節 節解の佚文 第三節 節解の思想 第四節 節解の成立 第五節 節解と河上公注 結語 附 老子内解考 第六章 老子想爾注考 序 第一節 想爾注と想爾戒 第二節 世間偽伎の意義 第三節 想爾注と河上公注 後篇 老君伝の研究 序章 展望と論点 第一章 老子神化の発祥 序 第一節 邊韶の老子銘 第二節 王阜の聖母碑 第三節 老子変化経 第四節 老子神化の諸相 第二章 歴代化現説考 第三章 老君伝とその年代 第四章 函関における老君と尹喜 太上混元真録を中心として 序 第一節 去周入関の物語 第二節 道徳経及び節解伝授の物語 第三節 西昇経と老君昇天の物語 結語 第五章 青羊肆説話の検討 第六章 化胡説話の諸相 序 第一節 〓賓王教化の物語 第二節 于〓國説法の物語 第三節 化胡説話の推移 結語 あとがき ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。 楠山 春樹 1922年生まれ。中国古典研究者。早稲田大学名誉教授。早稲田大学文学部東洋哲学科卒業。文学博士。 著書に、『老子伝説の研究』『老子 柔よく剛を制す』『老子入門』『淮南子』『道家思想と道教』『老子の人と思想』『「老子」を読む』『老子のことば』などがある。
  • 杜甫の研究
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【内容紹介・目次・著者略歴】 杜甫の多彩な文学と人生を、文学的考察、作品研究、杜甫と仏教、杜詩の発見、日本における杜詩など広範な角度から考察した力作。 【目次より】 序 第一章 文学的考察 一 詩人としての自覚 (附録) 唐代における詩の伝播について 二 杜詩の象徴性とその哲学 三 杜甫における李白の意味 第二章 作品の研究 一 「崔氏東山草堂」詩の作時について (附録) 芭蕉の「秋深き」の句と、杜甫の「崔氏東山草堂」の詩について 二 「秋興八首」序説 三 「又呈呉郎」の詩について 「即防遠客雖多事、便挿疏籬却甚真」考 四 「登岳陽楼」の詩について 「呉楚東南〓、乾坤日夜浮」考 五 「王洙、舟中伏枕書懐、三十六韻」の作時について 第三章 杜甫と仏教 一 杜甫の仏教的側面 二 杜詩における摩訶薩〓の投影 三 「秋日、〓府詠懐、一百韻」における「七祖禅」についての考察 第四章 杜詩の発見 一 中唐より北宋末に至る杜詩の発見について 二 「唐書」杜甫伝中の伝説について 三 王洙本「杜工部集」の流伝について 第五章 日本における杜詩 一 日本における杜詩享受の歴史 二 芭蕉文学における杜甫 三 島崎藤村における杜甫 「千曲川旅情の歌」を中心にして 第六章 雑考 一 杜詩「幽興」考 杜甫の自然観への手がかり 二 杜甫と薬草 「同谷七歌」黄精考 三 杜甫家族考 初出一覧 ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。 黒川 洋一 1925-2004年。中国文学者。大阪大学名誉教授。京都大学文学部中国文学科卒業。文学博士。 著書に、『杜甫 中国詩文選15』 『杜甫の研究』 『杜詩とともに』など、 訳書・解説書に、『杜詩』『杜甫 鑑賞中国の古典』 『菅茶山・六如』 『杜甫詩選』『李賀詩選』 などがある。
  • 唐代の思想と文化(東洋学叢書)
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【内容紹介・目次・著者略歴】 唐代は伝統的儒家思想が衰え、仏教と道教が知識人の思想の中に浸透していき、従来の思想史=経学史という枠組みでは、捉え切れない時代である。著者はその枠組みを見直し、資料の枠を拡大して、自伝や遺言など個人の自己表白や人間関係を通してその時代の精神風土を明らかにする。新しい視点と、墓誌銘や僧伝など思想史研究では見落とされていた新しい資料を駆使して、唐代知識人の文化的側面に総合的な光を当てることにより、唐の思想と文化を全体的に解明した問題作。 【目次より】 序 第一部 劉知幾と『史通』 第一章 劉知幾の歴史意識 第二章 劉知幾 史評者の立場 第三章 宋代における『史通』 第二部 中唐の思想 第一章 権徳輿とその周辺 第二章 『陸文学自伝』考 第三章 劉禹錫の思想 第三部 習俗 第一章 唐代の葬俗 特に葬法について 第二章 『千唐誌斎蔵誌』に見える唐代の習俗 第三章 舎利信仰と僧伝『禅林僧宝伝』の理解のために 第四部 遺言 第一章 古代中国の遺言 その形式面よりの概観 第二章 韓愈の遺言をめぐって あとがき ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。 西脇 常記 1943年生まれ。中国学者。京都大学名誉教授。東京教育大学哲学科卒業、京都大学大学院中国哲学専攻博士課程中退。文学博士。 著書に、『唐代の思想と文化』『ドイツ将来のトルファン漢語文書』『イスタンブール大學圖書館所藏トルファン出土漢語斷片研究』 『中國古典社會における佛教の諸相』 『トルファン出土漢語文書研究』 など、 訳書に、E・H・シェーファー『神女 唐代文学における龍女と雨女』 班固 『漢書郊祀志』『史通内篇』 『史通外篇』などがある。
  • 日本古代の法と裁判
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【内容紹介・目次・著者略歴】 「律令国家の裁判制度」「日本古代法の諸相」の二部構成からなる本書は、日中律令の比較により日本古代法の特色を剔抉した画期的作品。大化前代を固有法の時代、大化以降を継受法の時代とする図式的な時期区分を批判し、中国律令の継受以前と以後を通じて、日本古代法が東アジア法圏のなかに包摂されつつ独自の発達を遂げてゆく過程を鮮やかに描く。 【目次より】 序言 凡例 第I部 律令国家の裁判制度 第一章 律令裁判制度における天皇と太政官 上訴及び直訴の制をめぐって 第一節 公式令に規定する裁判上の上表 第二節 直訴制度に関する日唐の差異 第二章 律令裁判における太政官の覆審制 第一節 唐制における尚書省刑部の覆審 第二節 養老獄令郡決条における太政官の覆審第三節 六国史における断罪の論奏と覆審制の変化 第四節 太政官の司法権限と日唐司法官制の差異 第三章 奈良・平安時代における刑部省と判事局 第一節 刑部省における判事局の地位 第二節 令制刑部省と判事局の成立過程 第三節 平安時代における判事と明法道 第四章 律令制下における京職の裁判権 唐京兆府との比較において 第一節 獄令条文の解釈からみた京職の裁判権 第二節 京職の民政と裁判 第三節 唐獄官令の継受と京職の裁判権 第四節 唐京兆府と京職の比較 第五章 律令裁判手続に関する二系統説と一系統説 第一節 二系統説と一系統説の対立 第二節 獄令犯罪条の法意 第三節 令集解諸説における「事発」の解釈 終章 律令国家における裁判権の構造 郡司の裁判権をめぐって 第II部 日本古代法の諸相 第一章 日本古代における賠償制と固有法 記紀・中国史書にみえる財産刑と住居焼却慣行をめぐって 第一節 記紀にみえる贖罪記事と賠償制 第二節 中国史書にみえる倭国の法と賠償制 第三節 火刑と日本的犯罪観念 第二章 日本律成立の諸段階 第一節 大化期の刑罰記事の検討 第二節 天武朝における唐律継受 第三節 持統朝における律の運用 第四節 浄御原律の編纂 第三章 日唐における違勅罪の概念 第一節 唐垂拱格と違勅罪 第二節 唐制における違勅罪の概念 第三節 日本における違勅罪の概念 第四章 阿衡の紛議における諸家の法解釈 事件の政治的経過及び菅原道真の法解釈をめぐって 第一節 阿衡の紛議と藤原基経の政務放棄の背景 第二節 橘広相の勘罪名と菅原道真の法解釈 第五章 寺社領荘園における不入権成立の背景 寺社領荘園における国家警察権排除の慣行をめぐって 第一節 寺社領域の治外法権的性格と不入権の淵源 第二節 寺社領荘園における政治的不入権の成立過程 あとがき 成稿一覧 ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。 長谷山 彰 1952年生まれ。法学者。慶應義塾大学名誉教授、元慶應義塾大学学長。専門は、基礎法学、日本法制史。法学博士(慶應義塾大学)。 慶應義塾大学法学部法律学科、同大学文学部史学科卒業、同大学院文学研究科史学専攻博士課程単位取得満期退学。 著書に、『新裁判の歴史』(共著)『日本古代の法と裁判』國學院大學日本文化研究所編『律令法とその周辺』などがある。
  • 宋詞研究(唐五代北宋篇)(東洋学叢書)
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【内容紹介・目次・著者略歴】 唐代に起り宋代に盛行した詞は、未開拓な研究分野であるが、本書は詞の様式的発展過程を解明し、その特色を総合的に論じた力作。恩賜賞・日本学士院賞受賞。 【目次より】 荒自序 緒言 序説 第一章 「詞」の語義と韻文様式としての「詞」 第二章 詩と詞 上篇 唐五代詞論 第一章 詞源流考 第二章 温飛卿詞論 第三章 五代詞論 下篇 北宋詞論 第一章 綜論 第二章 張子野詞論 第三章 柳耆卿詞論 第四章 蘇東坡詞論 第五章 周美成詞論 附論一 望江南菩薩蛮小考 附論二 漁父詞考 附論三 霓裳羽衣曲考 ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。 村上 哲見 1930年生まれ。中国文学者。東北大学名誉教授。専門は唐代から宋代の詩人研究。 京都大学文学部中国文学科卒業。 著書、訳書に、『李〓 中国詩人選集16』『三体詩 中国古典選』(全4巻)『宋詞の世界 中国近世の抒情歌曲』『宋詞研究 唐五代北宋篇』『科挙の話』『陸游-円熟詩人 中国の詩人12』『中国の名句・名言』『漢詩の名句・名吟』『中国文人論』『漢詩と日本人』『唐詩』『宋詞研究 南宋篇』『中国文学と日本 十二講』などがある。
  • 中国古典劇の研究(東洋学叢書)
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【内容紹介・目次・著者略歴】 古典劇の史的変遷を跡づけつつ、劇作家の思想・生涯、作劇上の理論や実践など中国演劇の多様な側面を文献と発掘資料を駆使して解明。 【目次より】 目次 第一部 古典劇史の研究 第一章 中国古典劇の歩み 第一節 演劇の萌芽 第二節 宋の雑劇と金の院本 第三節 元の雑劇 第四節 明代の演劇 第五節 清代の演劇 第二章 温州雑劇伝存考 宋代演劇へのアプローチ 第三章 道化役の扮装 第一節 官人清似水 外郎白如麺 第二節 左衽 第三節 〓瓜 第四章 頤和園の三層舞台と清朝宮廷の好劇 第二部 古典劇の技法と理論にかかわる諸問題 第一章 南戯の〈せりふ〉の駢体化 第二章 萬暦年間にみられる演劇虚実論 第三章 湯顕祖の南柯記執筆の意図 書簡「答羅匡湖」よりみて 第四章 戯曲における夢 湯顕祖とシェイクスピアをめぐって 第五章 獅吼記を通して喜劇を考える 第三部 劇作家研究 第一章 李開先 その古典尊重の意識について 第二章 沈現と湯顕祖 『還魂記』の改作をめぐって 附説 唐伯虎伝 あとがき 初稿掲載誌一覧 ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。 岩城 秀夫 1923年生まれ。中国文学者。京都大学文学部卒業。山口大学名誉教授。 著書に、『漢詩美の世界』『中国文学概論』『中国人の美意識』など、 訳書に、『長生殿』『板橋雑記 蘇州画舫録』『入蜀記』『桟雲峡雨日記』などがある。
  • 清代中国の法と裁判
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【内容紹介・目次・著者略歴】 清代を素材に伝統中国における裁判のあり方を追及し、それを通してこの社会における法とは何であったかを探り出した労作。 【目次より】 序 例言 第一 清朝時代の刑事裁判ーーその行政的性格。若干の沿革的考察を含めて 緒言 中国史の時代区分/「刑事」裁判の定義/その基本的性格 第一節 裁判機構 第二節 裁判手続上の二三の問題点 第三節 裁判の準則としての法 結語 第二 刑案に現われた宗族の私的制裁としての殺害──国法のそれへの対処 第三 判決の確定力観念の不存在──とくに民事裁判の実態 第一節 裁判の表現形式――批・諭・遵結 第二節 裁判の更正可能性 第三節 総括的考察 第四 民事的法源の概括的検討ーー情・理・法 第五 法源としての経義と礼、および慣習 第一節 経義と礼 第二節 慣習 附録 唐律における共犯 一 緒言 二 通則的規定 三 謀殺、盗犯、殴傷・致死についての個別規定 四 われわれの刑法理論との対応関係 清代判牘目録 ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。 滋賀 秀三 1921 2008年。法学者(東洋法制史)。東京大学名誉教授。東京帝国大学卒。法学博士。 著書に、『中国家族法論』『中国家族法の原理』『清代中国の法と裁判』『中国法制史』(編著)『中国法制史論集』『続・清代中国の法と裁判』など、 訳書に、国際社会問題研究協会編『社会綱領』(共訳)などがある。
  • 和刻本漢籍文集1
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 和刻本漢籍文集は、唐-清代に至る歴代文集・奏議・尺牘類80種を集めた。収録するところ、哲学思想では、宋学の集大成者、朱熹の「晦庵先生朱文公文集」を始めとし、陸象山の集要、羅従彦の「豫章羅先生文集」、王陽明の文集・奏議など、文学では、歐陽脩の「歐陽文忠公文集」、蘇東坡・黄山谷や元遺山、袁中郎など、史学では、陸贄「陸宣公文集」から清の曾國藩に至るまで、中でも宋の韓キの「韓魏公集」のように和刻本の存在があまり知られなかったものもある。
  • 宋詞研究(南宋篇)(東洋学叢書)
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【内容紹介・目次・著者略歴】 宋詞は中国文学史において韻文文学として重要な地位を占めるが、わが国では唐詩と比べこれまで関心が薄かった。本書は前著『宋詞研究 唐五代北宋篇』に続き、南宋の詞を総合的に考究する。北宋より南宋への詞の変遷を概述し、かつ南宋詞に二つの流れ、すなわち現実派・士大夫の詞と典雅派・文人の詞があり、それぞれが北宋に淵源を持つことを指摘。その上で代表的な四人の詞人を取り上げ、それぞれの出身経歴、詞の特色、後世の評価、詞集の伝来などを考察する。前著と併せ宋詞の全貌を解明する、本邦初の学術的論著。恩賜賞・日本学士院賞受賞。 【目次より】 第一章 綜論 第一節 北宋詞と南宋詞 第二節 現実派、士大夫の詞 第三節 典雅派、文人の詞 第二章 辛稼軒詞論 第一節 官歴について 第二節 稼軒詞の諸相 一 稼軒の交遊とその詞 二 閑居の詞 三 農村詞 四 晩年の感懐 第三節 歴代諸選本における稼軒詞 第三章 姜白石詞論 第一節 「営行」と「別派」 第二節 その生涯と著述 第三節 周邦彦・呉文英と白石 第四節 周済『宋四家詞選』における白石詞 第五節 宋代の詞選における白石詞 第四章 呉夢窗詞論 第一節 出身と経歴 第二節 詞集の諸本 第三節 交遊と作詞 第四節 自度曲について 第五節 周邦彦と夢窗 第五章 周草窗詞論 第一節 家系と経歴およひ詞集 第二節 早期の詞 『蘋洲漁笛譜』 第三節 晩年の詞 附論 附論一 楊柳枝詞考 一) はじめに 二) 白居易と「楊柳枝」 三) 盛唐教坊の「楊柳枝」 四) 栄府「折楊柳」と「楊柳枝」 五) 中唐以後の「楊柳枝」 附論二 陶枕詞考 『全宋詞』補遺 一) はじめに 雅詞と俗詞 二) 白鶴美術館所蔵の陶枕 三) 陶枕詞の繹文 四) 詞牌「七娘子」について 五) 詞からみた陶枕の製作時期 六) もうひとつの陶枕 附論三 文人之最 万紅友事略 一) はじめに 文人とは 二) 万紅友略伝 三)『詞律』挙例その一 「三台」 四)『詞律』挙例その二 「醜奴児近」 五)『〓磯砕錦』について 六)『詞律』と『欽定詞譜』 附録 一の一 日本傅存《漱玉詞》二種 一の二 闊於《汲古閣未刻詞》知聖道斎本的討論(王水照・村上哲見) 二 日本収蔵詞籍善本解題叢編類 三 繹詞二題 あとがき ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。 村上 哲見 1930年生まれ。中国文学者。東北大学名誉教授。専門は唐代から宋代の詩人研究。 京都大学文学部中国文学科卒業。 著書、訳書に、『三体詩 中国古典選』(全4巻)『宋詞の世界 中国近世の抒情歌曲』『宋詞研究 唐五代北宋篇』『科挙の話』『陸游-円熟詩人 中国の詩人12』『中国の名句・名言』『漢詩の名句・名吟』『中国文人論』『漢詩と日本人』『唐詩』『宋詞研究 南宋篇』『中国文学と日本 十二講』などがある。
  • 中国人の美意識 詩・ことば・演劇
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【内容紹介・目次・著者略歴】 詩人は花の中に何を見ていたか。あるときは文人たちが苦心した「ことば」の襞に分け入り、又あるときは夢と芝居を往還して、中国人の美意識の多様な側面を探求した諸篇を編んで贈る。 【目次より】 まえがき I 花と詩人 梅花と返魂 蘇試における再起の悲願 杜甫に海棠の詩のないのは何故か 唐宋問における美意識の変遷 瓶中梅の詩 宋人の美意識 中国の楓 II ことば 食時とはいつか 遺愛寺の鐘は枕を戟てて聴く 「たけなわ」とはなにか わが国における酣と闌の混同 III 人と書物 横地石太郎と朝鮮版『読書続録』 僧一圭と亀井昭陽 蔵書印のこと 文禄の役餘話 大内義隆と朝鮮王国書 唐寅の人と芸術 袁枚について 明清の香艶花史 板橋雑記と呉門画舫録 入蜀記と陸游 IV 演劇 桃花扇と孔尚任 李開先年譜 北京頤和園の三層大舞台 夢と芝居と人生と 初出一覧 ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。 岩城 秀夫 1923年生まれ。中国文学者。京都大学文学部卒業。山口大学名誉教授。 著書に、『漢詩美の世界』『中国文学概論』『中国人の美意識』など、 訳書に、『長生殿』『板橋雑記 蘇州画舫録』『入蜀記』『桟雲峡雨日記』などがある。
  • 中国の道教(中国学芸叢書)
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【内容紹介・目次・著者略歴】 「道教とは何か?」この問いについて世界の道教学者の共通理解を見出すのは困難である。著者は道教の成立を後漢時代とする従来の通説を根底から批判し、5世紀中葉の天師道を母胎に成立したとして、儒・仏・道の三教の一つとして歴史的、具体的に道教についての明確な概念を初めて提示する。道教の宗教としての構造と教理、教団組織と信奉者の宗教意識、さらには道教の歴史を思想史的、体系的に一貫した視点から解説した画期的な概説である。思想研究のみならず歴史、文学をはじめ中国の基層文化と社会を理解するための必読書。 【目次より】 凡例 はしがき 目次 序章 「道教」の構造 一 「道教」の成立 二 「道教」の構造 三 「道教」と天師道 第一章 神仙道の形成 一五斗米道 二 太平道 三 葛氏道  四 上清派 第二章 「道教」の成立 第一節 天師道の成立とその思想 一 「三天」の思想 二 正一盟威の道 三 老子と『老子道徳経』 四 三洞説と「道教」 五 四輔説と道士の位階 第二節 教団の組織と教徒の生活 I 教団の旧制度 治と祭酒の制度 一 祭酒と道民 II 教団の改革 一 祭酒の戒の設置 二 道民の生活倫理 三 道士の職位の整備 III 教団の新制度 道館(道観)と出家道士の制度 一 道館の設置 二 道館での道士の生活 三 出家道士の位階制度 第三節 「道教」の世界観と修道法 I 世界観 一 天上界 二 人間界 三 三塗 四 南宮 五 洞天福地 II 修道法 一 護身法 二 滅罪法 三 長生法 第三章 「道教」の歴史 一 南朝の「道教」 二 北朝の「道教」 三 隋の「道教」 四 唐の「道教」 五 北宋の「道教」 六 南宋・金の「道教」 七 元の「道教」 八 明・清の「道教」 終章 「道教」の役割 注 あとがき ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。 小林 正美 1943年生まれ。中国思想研究者。早稲田大学名誉教授。専門は、六朝時代における儒教・仏教・道教の三教交渉史。 早稲田大学第一文学部卒業、同大学院文学研究科東洋哲学専攻博士課程修了。 著書に、『六朝道教史研究』『六朝仏教思想の研究』『中国の道教』『唐代の道教と天師道』などがある。
  • 花間集
    完結
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    全1巻4,620円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 晩唐・五代に流行し、やがて宋代の文学を代表するようになった「詞」。詩とは異なる様式であでやかに情をうたう。本書はその史上最初のアンソロジー。全500首から210首を精選、訳注をほどこす。
  • 中国人の宗教意識(中国学芸叢書)
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【内容紹介・目次・著者略歴】 六朝隋唐期の中世600年に及ぶ時代を対象に、人々の日常に息づく「罪の意識」に光をあて、幅広く多様な中国人の宗教意識を見事に描き出す。儒・仏・道の三教に亙る広範な文献を渉猟しつつ、罪意識と贖いの儀礼を通して、中国社会に通底する宗教の深層構造を初めて本格的に明らかにした問題作。 【目次より】 序章 『後漢書』楚王英伝から I 静室 懺悔の場 一 静室の諸相とその展開 二 静室内のしつらえ 三 静室における儀礼 四 精舎と静室 五 請室と静室 俗から聖ヘ II 罪の懺悔 一 罪目 二 道教徒の懺悔 とくに王義之の場合 三 仏教徒の懺悔 とくに沈約の場合 四 王微の「告霊文」 III 償債と謫仙 一 輪廻応報の思想 二 禅録のなかの償債 三 『高僧伝』のなかの償債 四 道教における償債 五 謫仙 六 『高僧伝』神異篇 七 全真教の場合 IV 宗教に傾斜する心性 一 漢代人の遺言・遺書と沐並の「終制」 二 遺言・遺書のなかの仏教 三 皇侃の『論語義疏』 四 出家の動機 注 あとがき ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。 吉川 忠夫 1937年生まれ。東洋史学者。京都大学名誉教授。専門は中国中世思想史。 京都大学文学部史学科卒業、同大学院文学研究科を単位取得退学。 著書に、『劉裕』『王羲之』『侯景の乱始末記 』『六朝精神史研究』『中国古代人の夢と死』『秦の始皇帝』『書と道教の周辺』『古代中国人の不死幻想』『三余録』『中国人の宗教意識』『読書雑志』『顔真卿伝』『侯景の乱始末記 南朝貴族社会の命運』『六朝隋唐文史哲論集I 人・家・学術』『六朝隋唐文史哲論集II 宗教の諸相』『三余続録』など、 訳書に、『魏晋清談集』班固撰『漢書五行志』(共訳注)『弘明集 広弘明集』范曄『後漢書(全10巻)』(訓注)慧皎『高僧伝 全四巻』(共訳注)ジョゼフ・ニーダム『中国の科学と文明 第2・3巻 思想史』(訳者代表)などがある。
  • 「清朝考証学」とその時代(中国学芸叢書) 清代の思想
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【内容紹介・目次・著者略歴】 中国の経学は漢唐訓詁学から宋明性理学、清朝考証学へと変容しつつ展開してきた。考証学は漢代の許慎や鄭玄に結実した「古文学」の方法を再生させ、本来は音記号であった古代言語の音韻体系を明らかにして、古代文献の文字面を生きて震える「声」の世界へと透かすことを可能にした革新的な学術運動であった。強力な異民族支配の下、知識人たちは何を感じ考えて経書と向き合い、古の生身の聖人の心に共振したのか張り詰めた時代の空気のなかで、中国の近代学問を生み出した学者たちの自由な息づかいを同時代史料により再現、考証学の核心に迫る。 【目次より】 はしがき 目次 はじめに I 北京の春に集う II 経学と小学 III 北京と江南で IV 旅の空に おわりに 文献 ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。 木下 鉄矢 1950年、兵庫県に生まれる。京都大学大学院文学研究科博士課程単位取得。岡山大学教授、総合地球環境学研究所教授を歴任。 専攻は、中国思想史。 著書に、『朱子 “はたらき”と“つとめ”の哲学』『「清朝考証学」とその時代』『朱熹哲学の視軸』『朱子学の位置』『朱熹再読』などがある。
  • 【合本版】B.A.D. 全17巻
    値引きあり
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    「小田桐君。理由なく人を殺せるぐらいでないと、狂っているうちには入らないさ」チョコレート片手に、彼女は僕に告げた。傲慢で冷酷で我が儘な偏食家。そして紅い唐傘を手にゴシックロリータを纏い、僕の絶望に突き放した微笑を浮かべる14歳の異能の少女、繭墨あざか。けれども、あの満開の桜の下、彼女は言った。僕の傍にいてくれると──。第11回えんため大賞優秀賞。残酷で切なく、醜悪に美しいミステリアス・ファンタジー! ※本電子書籍は『B.A.D.』シリーズ全13巻と『B.A.D. チョコレートデイズ』全4巻を1冊にまとめた合本版です。
  • 宋学の形成と展開(中国学芸叢書)
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【内容紹介・目次・著者略歴】 宋学における道問性と尊徳性という共通認識と思考枠組の変遷を、「礼」の解釈を軸に分析した画期的業績。 【目次より】 はしがき I 天 一 天譴論 二 郊祀論 三 天理による統合 四 朱熹による展開 五 天譴論の再現 六 郊祀論の再現 II 性 一 北栄の性説 二 朱熹の定論 三 心身情性 四 無善無悪 五 朱陸の異同 六 非難と調停 III 道 一 主題の構成 二 理学の開山 三 虚像の成立 四 従祀の昇降 五 唐宋の変革 六 道統の後継 IV 教 一 聖人の教え 二 礼学の意義 三 冬官の補亡 四 教化の職官 五 家礼と郷礼 六 漢字と宋学 参考文献 あとがき 年表 ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。 小島 毅 1962年生まれ。思想史家。東京大学大学院人文社会系研究科教授。専門は中国思想史(とくに儒教史、陽明学)。東京大学文学部中国哲学専修卒業、同大学院修士課程修了。 著書に、『中国近世における礼の言説』『宋学の形成と展開』『東アジアの儒教と礼』『朱子学と陽明学』『中国の歴史07 中国思想と宗教の奔流 宋朝』『近代日本の陽明学』『海からみた歴史と伝統 遣唐使・倭寇・儒教』『靖国史観 日本思想を読みなおす』『足利義満 消された日本国王』『父が子に語る日本史』『父が子に語る近現代史』『織田信長 最後の茶会』『江と戦国と大河』『歴史を動かす』『儒教が支えた明治維新』『子どもたちに語る日中二千年史』など多数。
  • 唐宋の文学(中国学芸叢書)
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【内容紹介・目次・著者略歴】 中国文学のピークをなす唐宋の文学。その文学空間に飛翔した多彩な表現。定型的な見方から自由になって、真実・魔力・快楽という新たな視点から中国文学の魅力に迫る。著者は中唐から宋代への文学意識の転換を踏まえ、文学作品の枠にとらわれずに文学者の逸話など幅広い素材を、日本や西洋の作品をも視野に入れて、自在に語る。「空の空なるもの」に過ぎない文学が、いかに大切であるかを明らかにして、格好の文学案内となった。 【目次より】 まえがき 目次 第一章 詩と真実 第一節 華山遭難 第二節 半夜鐘 第二章 文学の魔力 第一節 栄光と受難 文学作品の効用 一 栄光 二 受難 第二節 文学創作の説話 一 夢と詩才 二 作詩の指導 三 推敲 第三節 詩識 ことばの魔力 一 六朝時代の詩識 二 唐代の詩識 三 宋代の詩識 四 詩識をめぐる議論 第四節 作家と作品 第五節 恐ろしい文学 第三章 快楽としての文学 第一節 古文の修辞学 一 象徴としての登山 「始得西山宴遊記」 二 数字の魔術 「捕蛇者説」 三 愚者の美学 「愚渓詩序」 四 文体と認識 第二節 怪奇の文学 韓愈 一 独創性の追求 二 暴力と破壊 三 醜悪の美 四 唐から宋へ 第三節 娯楽の文法 一 暗号 二 脱出 三 対決 四 時の旅 五 トリック 六 試練 第四節 詩学の発見 一 不尽の意 二 換骨奪胎と点鉄成金 三 興趣 四 景と情 五 読みの快楽 六 知の冒険 王安石の集句について 第五節 快楽の思想 蘇軾を中心に 一 快楽の思想 二 快楽の思想を支えるもの 三 快楽の思想の源流 四 もうひとつの桃源郷 相対化への志向 注 あとがき ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。 松本 肇 1946年生まれ。東京教育大学大学院博士課程。元筑波大学大学院教授。 著書に、『柳宗元研究』『唐宋の文学』『春秋戦国の処世術』『唐代文学の視点』などがある。
  • 中国文学と日本 十二講(中国学芸叢書)
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【内容紹介・目次・著者略歴】 遥か古代、漢字に接し、初めて文字を知った、われわれの祖先――。日本人と中国の古典との深い因縁を、漢詩の確かな鑑賞眼をもって考察し、日本における知識人と漢字文化の系譜を、飛鳥・奈良時代に始まり江戸の漢籍出版に至るまで、生き生きと描き出す。『古事記』や『日本書紀』にみる初期の漢文、『万葉集』に記された山上憶良の漢詩文、『懐風藻』の大半を占めた藤原不比等一門の権力と漢詩、平安時代の『句題和歌』や『新撰万葉集』における漢詩と和歌の関係、室町時代に武家階層の信仰を得た禅宗五山寺院による漢籍の出版と学僧の講義録、そして江戸時代における唐詩の営業出版と読書の大衆化へと、時代を追って中国古典文学の摂取とわが国独自の発展の歴史を明快に辿る。本という形態が岐路に立つ現代に、書物文化の育んだ豊かな実りをも伝える好著。 【目次より】抜粋 第一講 漢字との出逢い 「倭」の人々と文字 古代の文字資料 中国の文献にみえる記載 大陸との交流 『懐風藻』と『日本書紀』 『古事記』と『万葉集』 第二講 万葉歌人の漢詩I 山上憶良の漢詩文 大伴旅人と憶良 大伴家持と池主の漢詩文 など 第三講 万葉歌人の漢詩II 『万葉集』と『懐風藻』 長屋王の詩 藤原不比等とその一門の人々 藤原宇合の詩 第四講 漢詩と和歌 「詩」と「うた」 嵯峨天皇の勅撰三集 『新撰万葉集』 大江千里の『句題和歌』 第五講 漢籍の伝来と普及 「倭」から「日本」へ 遣唐使と書籍 『日本国見在書目録』 五山の僧侶と漢籍 五山寺院の書籍出版 第六講 五山学僧の漢詩講義I 律令制下の講学 五山寺院における講義  「江南春」詩の抄 「帰雁」詩の抄 「湘妃廟」詩の抄 「湘妃廟」詩余話 第七講 五山学僧の漢詩講義II 『古文真宝』の抄(『笑雲和尚抄』) 『古文真宝前集抄』 読書階層の拡大 第八講 江戸時代における漢詩の翻訳・翻案 営業出版のはじまり 森川許六の『和訓三体詩』 『和訓三体詩』の俳文 『六朝詩選俗訓』と『訳注聯珠詩格』 第九講 江戸時代の漢籍出版I 本屋仲間と板株 写本と刊本 本屋仲間と板株 「類版」をめぐる訴訟 嵩山房と『唐詩選』  『唐詩選』の重版事件 第十講 江戸時代の漢籍出版II 江戸嵩山房対京文林軒 『唐詩選』が「売買停止」に 幻の『唐詩訓解素本』 『唐詩国字弁』をめぐる「出入」 第十一講 『唐詩選』の和語解・画本など 嵩山房『唐詩選』の各種 『唐詩選』和語解の各種 四代目小林新兵衛という人 第十二講 文人と書商 古文辞派批判の新風 江湖派の文人と書商たち 書商たちの積極的関与 万笈堂英平吉と館柳湾 鵬外『伊沢蘭軒』にみえる書商 あとがき ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。 村上 哲見 1930年生まれ。中国文学者。東北大学名誉教授。専門は唐代から宋代の詩人研究。 京都大学文学部中国文学科卒業。 著書、訳書に、『李〓 中国詩人選集16』『三体詩 中国古典選』(全4巻)『宋詞の世界 中国近世の抒情歌曲』『宋詞研究 唐五代北宋篇』『科挙の話』『陸游-円熟詩人 中国の詩人12』『中国の名句・名言』『漢詩の名句・名吟』『中国文人論』『漢詩と日本人』『唐詩』『宋詞研究 南宋篇』『中国文学と日本 十二講』などがある。
  • 隋唐帝国五代史
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    1巻3,190円 (税込)
    ※本シリーズに使用している原版データは時間が経過している作品が多いため、一部不鮮明な箇所がある可能性がございます。ご了承下さい。 魏晋南北朝400年の混乱に終止符を打ち,ふたたび中国に統一帝国をもたらした隋。その基本政策をうけつぎ世界帝国に発展させた唐。政治史を軸に総合通史をめざす岡崎史学の精華。

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  • 唐両京城坊攷
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    1巻3,080円 (税込)
    ※本シリーズに使用している原版データは時間が経過している作品が多いため、一部不鮮明な箇所がある可能性がございます。ご了承下さい。 繁栄をほこった唐帝国の長安と陪都洛陽。二つの国際都市の壮大な城郭を,宮城・皇城から市街の一区画にいたるまで,手にとるように考証する都城誌。最新の研究による訳注と図版多数を付す。

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  • 中国民衆叛乱史 1
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    1~4巻3,080~3,520円 (税込)
    ※本シリーズに使用している原版データは時間が経過している作品が多いため、一部不鮮明な箇所がある可能性がございます。ご了承下さい。 中国2000余年の歴史の真の主役は誰だったのか? 興亡をくり返す政府にひきかえ,自分たちの世界をみずからの手で築こうとした民衆●乱こそ,中国の歴史を動かす原動力だった。第1巻は,秦から唐,陳勝・呉広の乱から黄巣の乱まで。

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  • 現代語訳 南海寄帰内法伝―七世紀インド仏教僧伽の日常生活―
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    8世紀のインドの僧侶は何を食べ、どんな日常を送っていたのか。インドに留学した唐の僧・義浄が、当時の中国と比較しながら書き留めた戒律の第一級資料。原著は鈴木学術財団特別賞受賞した名著。
  • 長安の春
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    ※本シリーズに使用している原版データは時間が経過している作品が多いため、一部不鮮明な箇所がある可能性がございます。ご了承下さい。 詩に歌われ,栄華を誇った唐の都の物語。わが国東洋史学の泰斗石田博士の麗筆とふかい蘊蓄により,「詩」にまで高められた名随筆のかずかず。『唐史叢抄』その他に増訂をほどこして定本とした。

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  • 沙門空海唐の国にて鬼と宴す 巻ノ一~巻ノ四 映画カバー合本版
    5.0
    盟友・橘逸勢らと共に、遣唐使として長安に入った若き僧・空海。密教の真髄を「盗みにきた」と豪語する空海は、ありあまる才で多くの人を魅了していく。一方長安では、奇怪な事件が続いていた。役人・劉の屋敷に猫の化け物が取り憑き、皇帝の死を予言したという。噂を聞いた空海と逸勢は、劉家を訪れ妖猫と対峙することに。その時から2人は、唐王朝を揺るがす大事件にかかわることになる──! 空海、四国八十八か所遍路開創1200年記念! 中国歴史伝奇小説の傑作を、お得な合本版で! ※本電子書籍は映画カバー版です。通常版とは書影画像が異なりますが、内容は同じものです。
  • ソードアート・オンライン アニメ10周年Anniversary Book
    5.0
    『ソードアート・、オンライン』アニメ10周年をお祝いしたアニバーサリームック。 アニメ始動当初から劇場版『SAOP』に至るまで、電撃G’sマガジンに掲載した川原礫先生のインタビューを厳選収録。 小説誕生秘話やキャラクター誕生秘話など、ファン必読の内容です。 さらに川原礫先生&abec先生のお祝いメッセージ、キリト役・松岡禎丞さんとアスナ役・戸松遥さんのインタビュー、歴代監督のコメントなど新規収録も盛りだくさん。 トリビュート企画として歌手・声優・コスプレイヤーのLiyuuさん(代表作:『ラブライブ!スーパースター!!』唐 可可役)によるアスナのコスプレグラビアも掲載しています♪
  • 増訂 長安の春
    3.0
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 詩に歌われ,栄華を誇った唐の都の物語。わが国東洋史学の泰斗石田博士の麗筆とふかい蘊蓄により,「詩」にまで高められた名随筆のかずかず。『唐史叢抄』その他に増訂をほどこして定本とした。
  • 皐の民
    3.0
    遣唐使船に乗り込み唐に渡った日本僧・円仁は、海を自在に駆けめぐる皐の民の力に圧倒され、彼らの手を借りて受難を克服し密教をきわめる。新羅王をも震撼させた皐の民の首領・張保皐、妖艶さと知性を兼ね備えた妓生楼の主・蘭香、したたかな策士の僧・妙珍、最新戦闘船を次々に作り出す天才青年・兵六、美しくそして逞しい女船長・メーカナーなど、魅力的な登場人物が壮大な物語を織りなす。
  • 唐十郎がいる唐組がある二十一世紀
    4.0
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 「唐十郎は、そして唐組は、そのテント芝居の向こうにかつての状況劇場の幻をみようとする人たちの期待を裏切るように新しい」「そして二十一世紀に入った今、ますます現在形である」(坪内祐三)。『泥人魚』で二〇〇四年の演劇賞をトリプル受賞した唐十郎率いる唐組の舞台の力、役者たちの魅力を熱く深く語る。

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  • 火輪の翼
    4.4
    期待の若手が描く圧巻、感動の中国歴史長編! 玄宗皇帝が政治を疎かにし国が乱れていた唐の時代、民を救うため安禄山と史思明が挙兵し、安史の乱が勃発する。だが戦は泥沼化し、国は疲弊する。絶大な人気を誇った力者の娘・呉笑星、史家の長男・史朝義、安家の次男・安慶緒は、命を賭して戦を終わらせようと誓うが――。胸熱の歴史エンターテインメント。
  • 納得する日本史〈古代史篇〉
    -
    1巻2,200円 (税込)
    ★異端や定説など「諸説」を論理的に整理、数々の謎や論争を検証しながら「なるほど、こう考えれば合点がゆく」という道筋を示す、哲学者ならではの画期的な一冊。 ★歴史という「作品」を読み解きながら、独自の日本史像を提示する。 ▼ヒミコの国(=ヤマイチ国)は九州北部に、ヤマト王朝は大和にあり。 ▼縄文期、日本の中心は本州東北部にあった? 東北王朝もあった? ▼聖徳太子は蘇我(大王家)一族。『三経義疏』は真筆? そもそも太子は実在した? ▼初代天皇は天智。2回あった“皇位”簒奪事件の真実―大化の改新と壬申の乱。 ▼日本書紀は、日本国創建の自画像であり、対唐、対新羅、独立宣言。誰が編纂? ▼「倭の五王」とは何か? 蘇我氏はなぜ「悪人」にされるのか?………… ★本文より……縄文時代と弥生時代の交差を考え、朝鮮半島との連鎖を考えると、5~6世紀頃、「日本」列島には、最低ヤマト倭国(九州王朝?)、大和国(近畿王朝)、そして、東北国(?)の成立を考えることも可能だろう。……
  • HIStory3 圏套 ラブ・トラップ
    -
    電子書籍にて配信中の分冊版第1回から第12回を収録。 4年前に起きた未解決の銃殺事件。刑事・孟少飛(モン・シャオフェイ)はその真相を突き止めるため、事件の唯一の生き残りであり容疑者でもあるヤクザ組織の若きボス・唐毅(タン・イー)を追い続けていた。「世界で俺ほどお前を理解している人間はいないからな」事件の真相を追い求める中で、敵同士でありながらお互いが一番の理解者になっていた二人。次第に二人の間には、刑事と容疑者以上の感情が芽生え始め……。 唐毅(タン・イー)と孟少飛(モン・シャオフェイ)、そして唐毅のボディーガード・ジャックと正直者で食いしん坊な孟少飛の相棒・趙立安(チャオ・リーアン)、本編では描かれなかった2カップルのその後のストーリー2篇も収録。
  • ふりさけ見れば 上
    4.0
    遣唐使は日本の朝廷からどのような命を受けて派遣され、中国で何をしていたのか―― 2012年の直木賞受賞作『等伯』に続く、安部龍太郎氏の日本経済新聞連載小説は、対外的に「国家」としての土台を築き上げた8世紀・奈良時代の日本を、ユーラシア大陸・東アジアの中に位置づけて描いたスケールの大きな作品。安部氏の新たな代表作といっても過言ではない。 日本とユーラシアを結びつけるのは、唐で科挙に合格し玄宗皇帝の側近にまで出世したたぐいまれなる日本人・阿倍仲麻呂、そして仲麻呂とともに唐に渡り当時の大唐帝国のすぐれた文化・政治制度を内政に移植した学者にして政治家の吉備真備。唐からは、玄宗皇帝と楊貴妃、安史の乱を起こした安禄山、大詩人の李白や杜甫など、日本でも多くの逸話が知られる人物が続々と登場する。ついに帰国できなかった阿倍仲麻呂が日本の朝廷から帯びていた重大な密命とははたして…… 当時、吉備真備らが持ち込み移植した律令制度はその後いまに続く日本の法律の中に色濃く残る。日本の皇室の儀礼にもこの頃移植したものが少なからず存在し、鑑真和上の招聘による仏教の興隆など、「国家」としての土台はまさにこの頃に築かれたものである。チベット、新疆ウイグルなどとの中国の緊張関係は1300年前から連綿と存在していた。日本と中国の関係、日本と朝鮮半島の関係、中国と朝鮮半島の関係は古代から幾多の戦乱を経て、連綿と今に続くものである。歴史時代区分としては日本の古代を描いた小説ではあるが、ここが「東アジアの中の日本」の視座の原点かもしれない。
  • ドラゴンズ・タン
    4.4
    1巻2,200円 (税込)
    古の中国で、世界を滅ぼしたいという男の怨念から生まれた「竜舌」。古井戸に宿る奇異な生命体は漢、唐、明……と時代を経ながら歴史のはざまで姿を現しては暗躍し、人知れず不気味な存在へと変貌して行く。そして、時は満ちた――。愛と「禍」を描く、悠久の刻を越えたネオロマンスにして、因果の巡るホラーサスペンス!
  • 日本の祭と神賑 京都・摂河泉の祭具から読み解く祈りのかたち
    4.0
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 多彩に展開する現代日本の祭を、まず神事と神賑行事に分類し、カミとヒトが織りなす基本構造から図解。神輿・提灯・太鼓台・地車・唐獅子などの祭具が、神事と密接に関係しながらも、人々の楽しみに応えて発達してきた歴史を明らかにする。京都と大阪(摂津・河内・和泉)を中心に日本各地を旺盛にフィールドワークした成果から、人々が熱狂する祭の本質と新たな魅力を描き出す。オリジナル図版、写真、貴重史料も多数収載。
  • 唐詩の光彩
    -
    1巻2,136円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 唐代は詩の黄金時代であり、中でも盛唐の詩壇は豪華を極めている。唐代の代表的詩人である王維、李白、杜甫、白楽天の生涯をたどり、その作品を解説。中国文学を愛する人に。84年刊「唐代文学の研究」の改題。
  • VTuberデザイン大全 あなたの魅力を引き出すアイデア集
    NEW
    -
    全VTuberに贈る、至上初のVTuberデザイン参考書!VTuberとして活躍するうえで必要な「キャラクターデザイン」「ロゴ」「オーバーレイ」「サムネイル」のデザインの基本やコツがわかります。有名なVTuberのデザインを手掛けている 色塩さん、ごごんさん、唐揚丸さんなど凄腕クリエイター約20名の魅力的な作例も豊富です。「サムネイルって、どうやったらクリックしてもらえるの?」といったよくある悩みに寄り添ったデザイン解説などは、すべてのVTuberに読んでいただきたい内容になっています。
  • 杜甫全詩訳注(一)
    -
    1~4巻2,090~3,190円 (税込)
    中国盛唐期を生きた杜甫。「詩聖」と仰がれ、「詩仙」李白とともに中国文学史上最高と称される詩人は、中国のみならず日本や周辺諸国の文化に大きな影響を与え続けている。日本を代表する漢文学研究者による、最新の研究成果をふまえた平易な現代語訳に語釈を添える完全書き下ろし杜甫詩全訳注。本巻は、杜甫の青年期から安史の乱にかけての作品を収録。
  • 鹿の道・唐の道・故郷の道-三街道を拓く-
    -
    1巻1,980円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 70年余りにわたる獣医師人生を振り返り、自らのバックボーンである丹治一族や故郷(福島県旧東和町木幡)の歴史を掘り起こし、隣国・中国との養豚・養鹿を通じた技術交流の歩み、トップランナーとして歩んできた養鹿・シカ資源利用の実践と今後の方向性などについて、既著5冊のなかで触れてこなかった内容も含めて書き起こす。 著者について 丹治藤治  畜産・養鹿の実績として、哺乳子豚の人工哺育技術の確立及び代用乳「ミルクパワー」の開発、中国から梅山豚・金華豚の導入、シカ幼角酒(リキュール類)の開発、麝香鹿調査交流及び技術協力協定書への調印、日本鹿革のエコレザー認定、金唐革製品の開発、「鹿瑠丹印伝」製品の開発・商標登録など多数
  • VOICE+ VOL.1
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【表紙・巻頭特集】 鬼頭明里 『鬼減の刃』の禰津子役でブレイクをした彼女が表紙・巻頭特集に登場。役者になったきっかけや人生を変えた出会いなど現在に至るまでの軌跡を語るスペシャルインタビューのほかに、パーソナルを徹底解剖する100のQ&Aやキャラクター図鑑、ニューノーマル企画など本誌でしか見ることのできない内容が盛りだくさん。 【裏表紙・巻末特集】 大西亜玖璃 TVアニメ『ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会』の上原歩夢役で注目を集め、同作品から誕生したユニット・虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会のメンバーとしても活動し、先日ソロアーティストデビューも果たした彼女が裏表紙に初登場。AtoZコーナーやカラー診断などでパーソナルを深堀。初夏のデートをテーマにしたグラビアは必見。 【PICK UP GirlS】 逢田梨香子 『ラブライブ!サンシャイン!!』の桜内梨子役でブレイクし、同作品から誕生したユニットAqoursのメンバーとしても活動。さらにソロアーティストとしても精力的に活躍する彼女が初夏のグラビアに挑戦。100の質問では意外な面があきらかに。。。 【センター特集】 村上奈津実 TVアニメ『ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会』の宮下愛役で注目を集め、同作品から誕生したユニット・虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会のメンバーとしても活動中の彼女の初夏グラビア&インタビュー。 山田麻莉奈 まりりと過ごす初夏の休日 田中理恵 【NEXT BREAKE GIRLS】 Liyuu 中国でコスプレイヤーとして活躍し、7月からNHK Eテレでスタートする『ラブライブ!スーパースター!!』の唐可可役で声優デビューする彼女がソロで声本誌初登場。プライベートを掘り下げた50のQ&Aなど内容盛りだくさん 山田美鈴 TVアニメ『女神寮の寮母くん。』で南雲孝士役を務めるなど今注目の新人声優山田美鈴が初登場!役者になったきっかけや今後の目標のほかにQ&Aコーナーでパーソナルを徹底解剖! and more…… 【特別付録ピンナップポスター】 鬼頭明里/大西亜玖璃/Liyuuほか
  • 毎日のおかずはシンプルがいい
    -
    〈電子書籍版について〉 本書は固定レイアウト型の電子書籍です。リフロー型と異なりビューア機能が制限されるほか、端末によって見え方が異なります。 【忙しい日々の中で作るおかずはシンプルがいい!】 旬の野菜や新鮮なお肉、お魚を手に入れた際には、まずはシンプルに調理を試みてみませんか。野菜は生でも焼いても、ゆでても、炒めても、煮ても、蒸しても、それぞれの個性が味わえます。味も食感も、それぞれの野菜によって異なり、持ち味を活かしながら、調味料や料理法を使っておいしい一品に仕上げます。 肉や魚は、塩、しょうゆ、みそ、酢で味を決めます。適切な下処理を行えば生臭さも消え、調味料がしっかりと染み込んで、肉や魚の本来の味わいが楽しめるでしょう。シンプルだからこそ、素材を丁寧に扱い、その美味しさを存分に楽しんでください。 この本では、食材の持ち味を生かすシンプルな調理法やテクニックが豊富に紹介されています。素材を大切にし、美味しさを存分に堪能できるレシピが揃っています。ぜひ、料理の時間を楽しみながら、素材の豊かな味わいを味わってみてください。 〈こんな方にオススメ〉 ・シンプルに調理をしたい人 ・素材のうま味を感じたい人 ・素材と向き合い調理したい人 〈本書のレシピ〉 【野菜】 ほうれん草とレモンのサラダ パセリのサラダ にんじんのレムラードソース カリフラワーとパルミジャーノのサラダ かぶとミモレットのサラダ さらし玉ねぎのマスタードサラダ たたききゅうりと大葉のサラダ 大根とえごまのサラダ キャベツとじゃこのサラダ スナップえんどうと梅干しのサラダ レタスとザーサイのサラダ 山椒ポテトサラダ トマトと豚しゃぶのわさびドレッシング 九条ねぎとみりん干しのサラダ 豆腐とアボガドのバジルサラダ 焼きトマトのステーキ 焦がしキャベツのおかかがけ れんこんのバルサミコステーキ 三つ葉の卵焼き 丸ごとにんじんのロースト/バターローストオニオン かぼちゃのクミンホイル焼き カリフラワーのホイル焼き 焼きなすのオーブン焼き 絹さやのナムル ゆでれんこんとパクチーのサラダ 揚げいんげんの豆鼓和え 揚げさつまいもとひき肉の青唐炒め ごぼうと万願寺の甘辛炒め 丸ごとトマトの煮びたし ズッキーニの梅煮びたし 長いもとオクラの塩煮 なすのオランダ煮 里いもの煮っころがし 蒸しレタスのサラダ 蒸しねぎのマリネ 丸ごとピーマンの蒸し煮 ブロッコリーのアフォガート 蒸しきのこの八角蒸し シンプルレシピに役立つたれ、ソース、ドレッシング 【肉・魚】 塩豚ロースの厚切りステーキ 鶏手羽中の塩ソテー 太刀魚の紹興酒蒸し 鶏の香ばししょうゆ焼き しょうがたっぷり鶏そぼろ さばのにんにく照り焼き 大根と鶏肉の白みそ煮 豚と長ねぎの甜麺醤炒め 鶏とパプリカの黒酢あん オレンジとしめさばのマリネ 帆立貝柱のタルタル ゆでいかとセロリの花椒オイルがけ ほか、シンプルレシピに役立つたれ、ソース、ドレッシング 黒酢たれ/レムラードソース/梅干しドレッシング 玉ねぎマスタードドレッシング/オレガノ入りのデュカのレシピ付き 〈プロフィール〉 ワタナベマキ 1976年神奈川県生まれ。夫と長男、猫2匹と暮らす。グラフィックデザイナーを経て、2005年に「サルビア給食室」を立ち上げ、料理家として活動を始める。日々食べるものをおいしくていねいに作るのが信条。素材の味をシンプルに引き出す料理に定評がある。ライフスタイルに憧れるファンも多い。現在はテレビ、雑誌、オンライン料理教室など幅広く活躍し、著書多数。 URL:maki-watanabe.com Instagram:@maki_watanabe
  • 【豪華音声付録付き】SNSで学ぶ 推し活はかどる中国語
    5.0
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 推しと、仲間と、世界と、学べばもっと距離が縮まる。「好き」からはじめる中国語 「不能同意更多(わかりみが深い)」「太尊了(尊すぎる)」「全世界都来看(全人類見て)」 待望の中国語学習本が満を持して刊行! まるで暗号? 辞書にも教科書にも載っていない、 中華推し活に立ちはだかる難解な「SNS中国語」がこれでわかる! 中華アイドル、華流ドラマ・ブロマンス、中国アニメ・ゲーム、TikTok、網紅コスメ、eスポーツ、漢服、中国通販・ライブコマース、マーダーミステリー……中国カルチャーに少しでも興味のある方必見! 語源や類語も余すことなく説明 推すための中国語・圧巻のボリューム[全465語 356用例]で大集結!! ★豪華音声付録付き★ 中国語音声(第1~3章)のナレーションを担当するのは、「ラブライブ!スーパースター!!」で上海出身のメンバーである「唐 可可」役を務め、歌手・コスプレイヤー・声優で大活躍のLiyuu(リーユウ)さん。 Liyuuさんと一緒に耳からも楽しく中国語を学べます。 「好き」を表現するために、規制や検閲という“壁”を縦横無尽に突き抜け、生み出された生きた言葉たち。中国カルチャー・中華オタクへの理解が深まる、中国特有の推し活背景を丁寧に解説したコラムも多数収録。 ●中国ならでは――「沼落ち」は「穴落ち(入坑)」、「祭壇」は「摆阵(“陣”形)」、「長江的水我的泪(今夜長江を流れるのは私の涙です)」、「推し変(爬墙)」の語源は楚の時代の詩文? ●オタクの語彙力は世界共通!?――「时间大杀器(時間溶けた)」「过年了(今日は祝日です)」「四舍五入等于不要钱(実質無料)」 ●多ジャンル網羅のSNS・ネット用語――「互关(相互フォロー)」「帮扩(拡散)」「晨间分享(モーニングルーティン)」「日常穿搭(OOTD)」「电竞(eスポーツ)」「金主爸爸(スポンサー)」 ●インターネットミーム――「yyds(永遠の神)」「555(ううっ)」「bdjw(教えて)」「真的栓Q(ありがとうね)」 ●日本語、韓国語由来の語彙やChinglish(“中”製英語)も――「痛包(痛バッグ)」「有趣的女人(おもしれ~女)」「只走花路(花道だけを歩こう)」「get到(わかる)」「hold住(キープ)」
  • オードリー・タン 母の手記『成長戦争』 自分、そして世界との和解
    4.0
    「私たちが過去に受けた苦難を、誰かがもう一度味わうことがありませんように」―― 母親によって描かれた、これまで誰も見たことのないオードリーの横顔、そして家族の物語。 オードリーを育てた日々について母が綴った手記がある。 台湾で絶版となっている『成長戦争』という本だ。 オードリーの公認をうけ、台湾在住の日本人ライターが同書を日本向けに補完して紹介する初めての一冊。 オードリーの母・李雅卿が設立し、台湾の教育改革をリードしてきた「種の親子実験小学校」や、父・唐光華への独占取材を通じ、 時代を超えて日本と台湾とをつなぐノンフィクション。
  • 正伝 子平推命の基礎
    -
    1巻1,980円 (税込)
    本邦初公開! 一子相伝で伝承されてきた子平推命の源流が詳らかに! 人間の運命・宿命を知るための智慧の集大成! あなたの運命の喜忌にまで迫る決定版! 徐子平、徐大昇の正統を受け継ぎ、一子相伝で口伝されてきた子平推命の源流を日本で初めて本格的に紹介する書です。 秘匿とされてきた「審事」を明らかにし、命式を解読し、的中率抜群の子平理論がこの一冊でマスターできます。 人間の運命、宿命を知るための智慧の集大成である子平推命の具体例を豊富に盛り込み、四柱推命理論しか知らない方にもわかりやすく解説を施していますので、誰もが占った方の運命の喜忌にまで迫ることができます。 既存の四柱推命では物足りないかた、占いを実際に仕事として活用しているかた、これから占いを本格的に学びたいかたには特におすすめです。 四柱推命ではわからない運命の喜忌までがわかる子平推命を学ぶことで、より占いの的中率の精度を高められます。 「子平推命が一般の占いと違う点は、古代中国の伝統的な占術体系に属し、唐宋代の中国の歴史の中で完成していったものであり、本さえ読めばマスターできる占いの類いではないことです。なぜなら、子平推命は秘匿された占いであり、子平推命で行われる「審事」自体が口伝とされ文字として残されていなかったからです」
  • オードリー・タン デジタルとAIの未来を語る
    4.0
    【内容紹介】 総取材時間20時間以上! オードリー・タン氏自身が、自らの考え、行動、夢を語る。 世界のメディアがいま、最も注目するテクノロジー界の叡智が、描くデジタルとAI(人工知能)の未来! 台湾は、2020年に全世界を襲った新型コロナウイルス(COVID-19)の封じ込めに唯一成功しました。 本書は、その中心的な役割を担った若きデジタル担当政務委員(閣僚)が、コロナ対策成功の秘密、デジタルと民主主義、デジタルと教育、AIと社会・イノベーション、そして日本へのメッセージを、自身の言葉で語りつくします。 【著者紹介】 [著]オードリー・タン(Audrey Tang 唐鳳) 台湾デジタル担当政務委員(閣僚) 1981年台湾台北市生まれ。幼い頃からコンピュータに興味を示し、12歳でPerlを学び始める。 15歳で中学校を中退、プログラマーとしてスタートアップ企業数社を設立。 19歳のとき、シリコンバレーでソフトウエア会社を起業する。 2005年、プログラミング言語「Perl6(現Raku)」開発への貢献で世界から注目。 同年、トランスジェンダーであることを公表し、女性への性別移行を開始する(現在は「無性別」)。 2014年、米アップルでデジタル顧問に就任、Siriなど高レベルの人工知能プロジェクトに加わる。 2016年10月より、蔡英文政権において、35歳の史上最年少で行政院(内閣)に入閣、無任所閣僚の政務委員(デジタル担当)に登用され、部門を超えて行政や政治のデジタル化を主導する役割を担っている。 2019年、アメリカの外交専門誌『フォーリン・ポリシー』のグローバル思想家100人に選出。 2020年新型コロナウイルス禍においてマスク在庫管理システムを構築、台湾での感染拡大防止に大きな貢献を果たす。 【目次抜粋】 はじめに 序章 功を奏したITによる新型コロナ対策 第一章 私をつくってきたもの 第二章 デジタル民主主義とソーシャル・イノベーション~誰もが政策に寄与できる社会 第三章 ITは教育をどのように発展させるか~プログラミング思考を身につける 第四章 AIが開く新しい社会~デジタルは人のためにある 第五章 日本へのメッセージ
  • 妖怪キャラクターの描き方
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 ~驚異の発想法とイラストテクニック~ 天狗、九尾の狐、雪女、土蜘蛛、河童、唐傘お化け、ろくろ首… 厳選した30の妖怪をキャラクター化する独自の発想法と描き方テクニックを紹介! ~驚異の発想法とイラストテクニック~ 天狗、九尾の狐、雪女、土蜘蛛、河童、唐傘お化け、ろくろ首… 厳選した30の妖怪をキャラクター化する独自の発想法と描き方テクニックを紹介!
  • 和のきれいな配色 キーカラーで選べる配色見本アイデア帖
    -
    【美しい日本の伝統色がわかる、使える!】 本書は計140色ほどの日本特有の色・配色を解説する、和の配色ハンドブックです。 日本人の心、美意識が育んできた伝統色を、色名の由来や歴史的な背景を紐ときながら、多彩なイメージビジュアル、配色パターンとともに紹介しています。 古くから伝わる和色をもとに日本の文化・歴史を知り、その色彩センスをビジネスや趣味などさまざまなシーンの色使いに活かすことができます。また、ユニークなビジュアルやきれいでかわいい配色パターンにより、眺めるだけでも和色の世界を存分に楽しめます。 〈本書の特徴〉 ・100色以上の伝統的な和色について、正式名とその由来や歴史を解説 ・そのうち46色をキーカラーとして取り上げ、イメージビジュアルと豊富な配色パターンを掲載 ・日本の自然美が感じられる配色の「かさね色目」を30色紹介 ・CMYK、RGB、Webカラーコードを掲載しているので、媒体を問わずデザイン制作などに活かせる 〈こんな方におすすめ〉 ・日本の伝統色やその由来を、網羅的に知っておきたい ・日本特有のカラーリングや美的感性を、ビジネスや趣味などに活かしたい ・日本の伝統的な文化や歴史に興味がある 〈おもな内容〉 ●和の色の話 日本の四季と色彩/想像力豊かな伝統色の名前 ●ピンク、赤、橙の和色 桜色/躑躅色/紅色/紅緋/鉛丹色/朱色/茜色/小豆色/橙色/鴇色/曙色/珊瑚色/蘇芳/杏色 ほか ●茶色の和色 弁柄色/代赭/朽葉色/栗色/鳶色/海老茶/褐色/檜皮色/錆色/宗伝唐茶/伽羅色/肉桂色 ほか ●黄色の和色 黄蘗色/中黄/蒲公英色/山吹色/卵色/芥子色/刈安色/向日葵色/鬱金色/藤黄/金茶/琥珀色 ほか ●緑の和色 白緑/鶸色/萌黄/青緑/常磐色/鶯色/深緑/鉄色/抹茶色/若葉色/虫襖/緑青色/青竹色 ほか ●青の和色 空色/新橋色/露草色/納戸色/藍色/紺色/藍鼠/瑠璃色/瓶覗/縹色/勿忘草色/群青色/褐色 ほか ●紫の和色 藤色/桔梗色/茄子紺/藤納戸/紺藍/杜若色/江戸紫/鳩羽色/紫鳶/藤煤竹 ほか ●灰、黒の和色 利休鼠/黒茶/墨/鉄黒/灰色/銀鼠/煤竹色 ほか ●かさね色目(春・夏・秋・冬・四季)

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  • 唐代詩選
    -
    1巻1,980円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 唐約三百年間こそは詩の極盛の時代であり、その最も華麗を極めたのが、李白・杜甫・王維・白居易といった詩人たちである。本書では、彼等他、唐代を代表する59名の代表作(絶句、律詩、古詩)292首を収録。各々最小限の注を施した。「詩のきまり」他、作者小伝等を付載。
  • 絵でみる伝記 日本仏教の開祖たち 空海
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 「虚空尽き、衆生尽き、涅槃尽きなば、我が願ひも尽きん」(果てしない宇宙、生きとし生けるもの、この世で悟りに至ることのできないもののある限り、私の願いも尽きることはないだろう)。この世の不条理を超克し、万民を救済する大宇宙の真理を求め、真言密教を大成した空海。彼は、密教の修法によって鎮護国家に貢献する一方で、故郷の讃岐国の満濃池の修築工事、日本初の私立学校「綜藝種智院」の開設、日本で最初の字書の編纂など、多分野で超人的ともいえる活躍をし、即身成仏を遂げたとされます。また、全国各地に多くの伝説を残し、現在でも信仰の対象とされています。日本史上最高の天才ともいわれる空海の生涯を、描き下ろしの絵でたどります。 [第1章]大学を中退し仏門へ [第2章]宇宙の真理を求めて唐へ [第3章]密教の秘法を日本へ [第4章]真言密教の確立 [解説]大宇宙の真理を求めた空海 空海関連絵年表 空海入唐求法の旅路をたどる
  • 禅語事典 より良き人生への二百五十のことば
    -
    禅語は、禅者たちが自らの体験した悟境をいろいろに説こうとさまざまな言句を用いて出来た言葉を称す。従来からインドにあった仏教用語のみならず、儒教、道鏡、易の言句から唐、宋の詩までひっくるめて出来た禅語は、きわめて明瞭できわめて簡潔である。日本では、千利休以後好んで茶室の床の間にかけられ、わびすきの茶道に一段と光彩を添えるようになった。本書はそんな禅語のうち、有名なことば250を集めて解説と寸話を付して読みやすい事典である。シンプルで心豊かに生きる知恵が込められた、「決定版」禅のすべてがわかる本。

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  • 詩人別でわかる 漢詩の読み方・楽しみ方 時代や作風で深める読解のコツ35
    完結
    4.0
    全1巻1,892円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 ★ 詩人たちが生きた時代を知り、心の動きを追う。 ★ 覚えておきたい読解のルールに加え、 『時代背景の遷り変わり』や『詩人たちの人生』を 深堀りして解説! ★ 三国六朝時代から唐・宋・明以降まで。 ★ 陶潜・王勃・杜甫・王安石・高啓 ほか ◆◇◆ 監修者からのコメント ◆◇◆ 漢詩漢文を学ぶ機会が少なくなり、 漢詩漢文不要論も一部に声高に叫ばれていますが、 一方で、ひそかに漢詩漢文を愛好する人がいて、 詩を身近に感じ味わっている人が 多くいることを知り、嬉しくなりました。 唐代では詩人は約三千人、作品は約五万首、 宋代では詩人は約一万人、 作品は約三〇万首残っています。 時代が降ればさらに詩人の数も作品の数も増えます。 日本でも近江朝から詩が作られ、 今日に至るまで多くの作品が残っています。 古今東西の漢詩人・漢詩作品は どれほどあることでしょうか。 名作と言われる詩を読まずにいるのは もったいないと思います。 何やら閉塞感の漂う昨今、 人が生きた証の詩や古典を読めば、 新たな発見があり、活力も湧くはずです。 詩を読んだり、古典に親しんだりと、 心に余裕を持ち続け、 潤いのある人生を送りたいものです。 ◆◇◆ 主な目次 ◆◇◆ ☆ 第1部 漢詩とは * 詩は情を詠うもの。 感動が無いところに詩は生まれない * 漢詩の歴史を知りましょう * 漢詩の種類を確認しましょう ~詩形について(古体詩と近体詩)~ * 古体詩とはどのような詩かを知りましょう * 近体詩・絶句の規則を確認しましょう ・・・など ☆ 第2部 各時代の代表的な詩人の生涯とその詩の味わい方 【三国六朝時代】 ≪隠者の生活を愉しむ陶潜の詩≫ * 理想の生き方を詠う詩を鑑賞する ・・・など 【唐王朝時代】 ≪自分に正直すぎて人生を誤った天才・王勃の詩≫ * 望郷の念を詠う詩を鑑賞する ・・・など 【宋王朝時代】 ≪表現力に優れる哲学者朱熹の詩≫ * 酔って豪快な気分を詠う詩を鑑賞する ・・・など 【明王朝時代】 ≪江南の風景を愛した平易明快な高啓の詩≫ * 楽しい散歩を詠う詩を鑑賞する 【現代】 ≪レトリックを駆使した魯迅の詩≫ * 教え子を失った悲しみを詠う詩を鑑賞する ・・・など
  • 霊仙三蔵 ウータンシャンに死す
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    1巻1,870円 (税込)
    今こそ解き明かされる滋賀、近江の国に語り継がれてきた霊仙三蔵伝説が秘める謎 最澄、空海に並ぶ高僧はなぜ中国で毒殺されたのか。淳和天皇が五台山の霊仙に遣わし100キロの砂金はどこへ。様々な謎を秘めた伝説の遣唐僧・霊仙三蔵の愛と波乱の歴史ロマン! 延暦二十三年(804年)七月、空海、最澄、霊仙が乗った第18次遣唐使船団が唐へ向け船出した。最澄、空海は目的を達したとして、在唐二年に満たずに帰国したが、霊仙は唐に残り、憲宗皇帝の寵愛を受けて『大乗生心地観経』を翻訳した。その功により、日本人で初めて三蔵法師の地位を得たのだったが、その年の元旦の祝宴で憲宗皇帝が寵愛していた宦官に暗殺され、庇護者を失った霊仙の運命も急変する。霊仙はやむなく、中国の聖地とされる五台山へ落ち延びるのだが・・・

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  • 栗原家のごはん 一年の食卓
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 大好評『栗原家のごはん』シリーズ、第二弾! 栗原家三代にわたって受け継がれるレシピを紹介し、ロングセラーとなっている『栗原家のごはん』。 ご好評の声にお応えし、第二弾を刊行することとなりました。 今回のテーマは「一年の食卓」。日本では四季のうつろいとともに、食材の旬が大きく変化します。 そして栗原家にも、季節に応じたたくさんの定番メニューがあります。 そのとき一番おいしい食材を存分に活かして料理する。シンプルだけど幸福感たっぷりの、栗原家の一年をご紹介します! もくじ 「春」 たけのこごはん/若竹煮/たけのこと生ハムのサラダ/新玉ねぎのサラダ/長芋の磯辺焼き/絹さやのだし浸し/グリーンピースごはん/あさり汁/鯵のたたき/鯛の昆布〆/鰆の粕漬け/ハッシュド・フライドポテト 「梅雨」 茗荷の酢漬け/じゅんさいの土佐酢/ホタテのフライ/焼きヤングコーン/茄子の味噌炒め/おかひじきのお浸し/ヒイカのソテー/生牡蠣/大葉の天ぷら/谷中生姜の天ぷら 「夏」 ガーリック焼き枝豆/枝豆の酢醤油煮/ししとうソテー/ピーマンのまるごと焼き/鰯の刺身/鰹の刺身/青唐のにんにくだれ ~豚のしゃぶしゃぶに/肉厚ステーキ/かぼちゃの甘煮/しじみ汁/とうもろこしのスープ/とうもろこしごはん/穴子の天ぷら 「秋」 さつまいものレモン煮/さつまいもサラダ/さつまいもごはん/煎り銀杏/戻り鰹たたき/里芋汁/舞茸ごはん/松茸の土瓶蒸し/松茸ごはん/鰯フライ/鮭の醤油漬け焼き 「年末・クリスマス」 牛肉のタリアータ バルサミコソース/ラザニア/ローストチキン/鯛のカルパッチョ/栗原家のすき焼き 「冬」 百合根の茶碗蒸し/せり鍋/大根と豚の台湾煮込み/豚とねぎのだししゃぶ/白菜漬け/鱈とじゃがいものたまご炒め/春菊の胡麻和え/ごぼうのきんぴら/シューマイ/蓮根の炒め煮/あん肝
  • 九州 八十八ヶ所百八霊場めぐり 「九八巡拝」ルートガイド
    完結
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 ★  四国八十八所と同じ弘法大師ゆかりの地を結んだ九州最大の札所霊場を、オールカラーの最新ガイドで各寺院の見どころや情報をわかりやすく紹介!! ★ 各地の名刹・古刹の由来や伝説がわかる! ・ 御朱印や御詠歌の予習に ・ 豊富な写真で見どころ案内 ★ 札所めぐりに役立つデータが充実! ・ 県別マップでルート案内 ・ 108霊場すべてを詳述 ◇◆◇ 本書について ◇◆◇ 九州八十八ヶ所霊場は、1984年(昭和59年)に、「弘法大師入定千百五十年記念」として開創されたものです。 各派に属する真言宗の寺院を札所として、九州を一周する巡礼霊場です。 2010年(平成22年)までに新たな札所寺院が加わり、現在では108の寺院を巡る「九州八十八ヶ所 百八霊場」として広く知られています。 弘法大師は806年(大同元年)に唐から帰国した際、筑紫国(現在の福岡)の国で2年の歳月を過ごしたと伝えられ、九州内の各地にはゆかりの旧跡や古刹が残されています。 また遍路の道沿いで、九州各県の美しい自然と景観を味わうことができるのもこの霊場巡りの特徴です。 108霊場すべてを掲載した本書を片手に、九州の自然や歴史を感じながら、弘法大師と共に旅する「心巡り」の旅にぜひお出かけください。
  • 東遊記
    3.0
    唐の時代、大陸にはすべての妖怪を支配する最強の妖怪・蚩尤(しゅう)が封印されていた。その力を完全に葬るため、封印されている蚩尤の眼を富士山に捨てに行く壮大な旅が始まる。その運命は一人の少女に託された!
  • アジア キーパーソンで読む未来
    -
    次世代を担うキーパーソンへの独自取材を通じて、アジアのこれからを描き出すドキュメンタリー。 日経の各支局が直接取材し、知られざる素顔を描き出す。 アジアに関心のあるビジネスパーソンは必見だ。 ロドリゴ・ドゥテルテ(フィリピン大統領)~正義か無法か 剛腕ふるう「仕置き人」 蔡英文(台湾総統)~「新・鉄の女」、民主化の旗守り抜けるか ジャック・マー(アリババ集団会長)~ネットの扉 狙うは20億人の経済圏 野村達雄(中国/米ナイアンテックシニアマネジャー)~ポケモンGO開発者は残留邦人3世 藩寧(中国/ファーストリテイリング地域代表)~「安くて良いモノ」日本流買い物観の伝道師 カイラシュ・サトヤルティ(インド/ノーベル平和賞受賞者)~闇と向き合い 児童8万人救済 アローク・ロヒア(タイ/インドラマベンチャーズ グループCEO)~4大陸またぐ「コーラ」の黒子役 ラグラム・ラジャン(インド準備銀行前総裁)~金融危機を予言、祖国思う改革者 シャルミーン・オベイド・チノイ(パキスタン/映画監督)~タブーを直視、2度のアカデミー賞 李娜(中国/元テニス選手)~中国人が憎み、愛した世界王者 マニー・パッキャオ(フィリピン/プロボクサー)~6階級制覇 始まりは260円 馬化騰(中国/騰訊控股=テンセントCEO)~9億人集うSNS、新産業創造担う ケルビン・テオ(マレーシア/ファンディング・ソサエティーズ創業者)~金融に眠る商機 国境越え結ぶ 唐鳳(台湾/プログラマー)~ITの神童 性差超え多様性輝かす グエン・ティ・キム・リエン(ベトナム/農民)~ピュリツァー賞被写体の少女 悲劇語り継ぐ ほか
  • 中華を生んだ遊牧民 鮮卑拓跋の歴史
    4.0
    中国の歴史は、統一王朝時代と分裂時代の繰り返しである。そして、漢族と北方遊牧民との対立と融合の歴史でもある。なかでも、秦漢帝国が滅亡した後の「魏晋南北朝時代」は、それまでの「中華」が崩壊し、「新たな中華」へと拡大・再編された大分裂時代だった。この「中国史の分水嶺」で主役を演じたのが、本書の主人公、拓跋部である。 拓跋部は、モンゴル高原の騎馬遊牧集団・鮮卑に属する一部族だった。3世紀、部族国家を築いて歴史に登場し、386年には拓跋珪が北魏王朝を開いて、五胡十六国の混乱を治めた。 北魏では、皇太子の母が死を賜る「子貴母死」や、亡き父の妃を息子が娶るレビレート婚など、遊牧社会の伝統を残しつつ、雲崗・龍門の石窟寺院で知られる仏教文化や、名君・孝文帝の漢化政策により文化の融合が進み、「新たな中華」が形成された。北魏の首都・洛陽の平面プランは、唐の都・長安に受け継がれ、さらに奈良・平城京へともたらされるのである。 北魏は6世紀に東西に分裂するが、その後、中国を統一した隋王朝、さらに大唐帝国の支配層でも拓跋部の人々は活躍し、「誇るべき家柄」となっていた。「夷狄」「胡族」と呼ばれた北方遊牧民の子孫たちは中国社会に溶け込みつつも彼らの伝統を持ち込み、「中華文明」を担っていったのである。 目次 はじめに――分裂と夷狄・胡族の中国史 第一章 拓跋部の故郷――遊牧と伝説                             第二章 部族を集めろ――「代国」の時代 第三章 部族を再編せよ――北魏の成立 第四章 中華の半分を手に――胡漢二重体制 第五章 中華の中心へ――孝文帝の「漢化」 第六章 胡漢融合への模索――繁栄と分裂 第七章 誕生! 新たな中華――隋唐帝国の拓跋 おわりに――なぜ中華文明は滅びないのか あとがき 参考文献 索引
  • 十八史略の人物列伝――英傑・賢人たちに学ぶ
    -
    1巻1,815円 (税込)
    【内容紹介】 中国史の面白さは、まさに興亡のドラマにある。不安と内省の今こそ、三千年の歴史の大河に浮ぶ叡智と人間ドラマ、永遠の「生きる道標」を座右に!! 【著者紹介】 著述業(中国文学者)。 昭和7年、宮城県生まれ。 東京都立大学中国文学科修士課程修了。 著訳書に『中国古典の名言・名句三百選』『「貞観政要」のリーダー学』『完本 中国古典の人間学』『「老子」の人間学』『全訳「武経七書」』(全三巻)(いずれもプレジデント社)など多数。 【目次抜粋】 第一章 周・春秋時代 第二章 戦国時代 第三章 秦・漢時代 第四章 魏・晋時代 第五章 隋・唐時代 第六章 宋・元時代 第七章 明・清時代
  • 貞観政要 全訳注
    値引きあり
    3.9
    1300年以上読まれた「統治の教科書」不朽の古典、全文完全新訳。 とても読みやすい平明な訳文と、背景となる歴史がよくわかる解説でおくる、決定版! □よき君主は諫言に傾聴する□ 唐王朝(618-907年)の第二代皇帝にして、王朝の最盛と謳われる七世紀「貞観の治」をなした皇帝・太宗が、広大な版図を治め、王朝を栄えさせるために、臣下と議論を交わし、ときには痛烈な諫言を受け入れた様を描いたのが、この『貞観政要』全十巻四十篇です。 「私の非が明らかにならない理由は、官僚たちが従順で、皇帝の機嫌を損うのを憚かっているためだろうか。そうならないように、私は虚心に外からの忠告を求め、迷いを払いのけて反省しているのである。言われてそれを用いないのであれば、その責任を私は甘んじて受け入れよう。しかし、用いようとしているのにそれを言わないのは、いったい誰の責任であるか。今後は、各自が誠意を尽くせ。もし私に非があれば、直言して決して隠さないように」(本書 巻二「任賢」より) □「人の上に立つ者」のために書かれた□ 太宗が死して60年余が過ぎ、国史編纂に携わる歴史家の呉兢によって編纂されたこの書物は、唐王朝が変革のときを迎えようとする時代にあって、貞観の治世を手本とするよう、当時の皇帝に上進されたものでした。 □日本人も古代から読み継いだ□ 平安時代の日本にも伝わると、以来江戸時代を経て現代に至るまで、統治者の心構えを説く必読書として読まれ続けてきました。 徳川家康も明治天皇も読んだと言われる、「主君のための教科書」です。 □ビジネスの智恵として□ 現代にも通じる、人材育成、組織統治、コミュニケーション術の要諦を説く一冊として注目されています。 □歴史学の眼で「全文」を読み解く□ 『貞観政要』が描くのは「理想の君主」像だけではありません。 長く皇帝の座にあった太宗は、やがて怒りやすくなり、傲慢で贅沢になり、直言を嫌がるようにもなっていきます。 ・なぜ編者・呉兢は、そのようなことまで記したのか ・唐王朝はいかなる歴史の中で築かれたか ・実像の皇帝・太宗はどのような人物であったか 歴史学者ならではの鋭い分析とわかりやすい解説で、本書の「本当の意義」を読み取ることができます。 【本書は訳し下ろしです】
  • これだけは知っておきたい日本の名作
    -
    有名無名、エポックメーキングな名作から日本が見えてくる! 日本最古の書物『古事記』から村上春樹まで、奈良~現代の1300年間に生まれた日本の名作64を精選し、意外な成り立ちや時代背景、作者の知られざるエピソードなど、盛りだくさんで紹介。博学の著者ならではのひねった視点が面白い!時代と日本をつくったエポックメーキングな名作が味わい深いイラスト入りで勢揃い! 唐の脅威に対して日本の正当性を主張するための『古事記』、愛人の侍大将を失った芭蕉の喪失感が生んだ『おくのほそ道』、「いい人はいいね」に日本的な精神を見いだした『伊豆の踊子』(川端康成)、1999年ならぬ1052年におびえた平安の極楽マニュアル『往生要集』(源信)、時代の大転換期を生き抜く人々の無常を描いた『平家物語』、BLの世界を描いた『雨月物語』(上田秋成)、コロナと同じくコレラ退治の珍説・奇説を伝える『虎列剌珍聞』、明治の文豪は盗作し放題だった!?『吾輩は猫である』(夏目漱石)、世界的問題作『沈黙』(遠藤周作)ほか
  • 美しい和菓子の図鑑
    3.5
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 約350個の和菓子に秘められた歴史や謎、人々の思いを、豊富な史料をもとに解き明かす! 季節や人生の行事、神社や寺のご利益、歴史や文豪にちなむ菓子を紹介。 第1章 十二ヶ月の和菓子 1月:花びら餅、未開紅、福梅、福徳、辻占、初なすび、笑顔饅頭、餅花 2月:椿餅、糊こぼし、福枡、福ハ内、玉椿、立春大福、キツネ菓子、うぐいす餅 3月:あこや、草餅、雛あられ、いがまんじゅう、菱餅、金花糖、ぼた餅、天ぷら饅頭 4月:花筏、手折桜、さまざま桜、千本桜、三色団子、菜花糖、花くれない、吉野山 5月:唐衣、岩つつじ、落とし文、ちまき、柏もち、べこ餅、あくまき、麦代餅、菖蒲 6月:氷室万頭、水無月、朔日饅頭、紫陽花、青梅、青楓、早苗、鮎、嘉定菓子 7月:索餅、珠玉織姫、水仙花扇、土用餅、乞巧奠、願い笹、糸巻、撫子、岩清水 8月:錦玉羹、葛饅頭、さげもの、葛切り、きんかもち、しんこ馬、藤袴、送り火 9月:はさみ菊、光琳菊、着せ綿、千代菊、おはぎ、月見団子、桔梗、すすき、野分 10月:栗きんとん、山づと、栗粉餅、むらすゞめ、鳴子、のし飴、山路、村雨 11月:唐錦、紅葉、亥の子餅、お火焚き饅頭、銀杏餅、織部饅頭、千歳飴、粟餅 12月:雪餅、風花、袴腰餅、顔見世、煤餅、川渡餅、鏡餅、御幣餅、etc 第2章 人生の節目と和菓子 婚礼:蓬莱山、五色生菓子、寿せんべい、三つ盛菓子、おいり、おしもん、ふやき、嫁菓子 帯祝い:はらみ餅、帯締め団子、ころころ餅、うぶ餅 三日祝い:三つ目のぼた餅 お七夜:鳥の子餅 初宮参り:御目出糖、桃饅頭、桃カステラ 初節句:からすみ、太田ちまき、朴葉餅 お食い初め:紅白饅頭 初誕生日:一升餅、足形餅 十三参り:十三智菓 上棟式:餅まき  厄払い:紅団子、厄除け団子、百味菓子 葬儀:葬式饅頭、四十九日、春日饅頭、枕団子 第3章 神仏と和菓子 みたらし団子、玉兎、大仏餅、宇佐飴、どら焼き、加美代飴、あかだ・くつわ、唐板、藤団子、長命寺桜餅、梅ヶ枝餅、赤福餅、稚児餅、行者餅、あぶりもち、厄除けの十団子、花供曽、やしょうま、犬の子まき、首つぎのぼた餅、法螺貝餅、牛の舌餅、走井餅、松風、清浄歓喜団、厄除だんご、糸切餅、雷おこし、八壺豆、粟餅、長五郎餅、志んこ、乙まんじゅう、おせきもち、権五郎力餅、ぶと饅頭 第4章 「歴史」を彩る和菓子 志ほせ饅頭、塩味饅頭、一口香、松露饅頭、大手まんぢゅう、岸川饅頭、かるかん、外郎、薄氷、八ツ橋、南部煎餅、草加煎餅、松島こうれん、かりんとう、五家宝、初雪、源氏巻、小原木、今川焼、きんつば、ケンピ、安倍川餅、鹿の子、うばがもち、わらび餅、くじら餅、汁粉、羽二重団子、沢根だんご、きんとん、朝鮮飴、烏羽玉、追分羊羹、くじら羊羹、のし梅、阿わ雪、葛餅、越乃雪、長生殿、山川、若草、口砂香、きつねめん、しおがま、麦落雁、老伴、カステラ、鶏卵素麺、有平糖、金平糖、丸ぼうろ、カルメラ、タルト、加勢以多、粟飴、五郎兵衛飴、黄精飴、洲浜 第5章 和菓子の基礎知識
  • 日本人のための日中韓興亡史
    -
    1巻1,760円 (税込)
    なぜ、日中韓はつねにギクシャクするのか! 現代の日本人にとって近くて遠い国、それが中国と韓国だ。近年、経済や外交、領土や歴史認識などの問題で、さまざまな摩擦・衝突が起きている。だが今後、東アジアは世界経済の中心のひとつになるとみられ、日中韓三国の歴史をきちんと理解することが欠かせない。日中韓の興亡史を三国並行スタイルで読む本書では、一国の歴史をタテに見ていくのではなく、ヨコのつながりで語るので、同時代的な理解が進む。 中国の中華思想に日本、韓国はどう対処したか。韓国のコウモリ外交はいつ始まったのか。地政学と深い絡み合いの歴史から見えてくる戦争・支配・友好の激動の三国史!言語から探る東アジアの諸民族、古代中国文明と古朝鮮、邪馬台国や『日本書紀』の読み解き方、漢民族の帝国である秦・漢から北方民族の影響を受けた隋・唐へ、中国に従属する道を歩んだ李氏朝鮮、激動の近現代史と、この1冊で日中韓の知られざる関係史がわかる!
  • 漢詩の人間学――詠み継がれる先達のこころ
    -
    【内容紹介】 人生を、友情を、四季を漢詩で詠む幸せ。 李白、杜甫、白楽天など唐の詩人を中心に、人生、別れ、自適、友情、自然、四季のテーマ別にわけて日本人になじみの深い名詩の数々を解説する。 【著者紹介】 著述業(中国文学者)。 昭和7年、宮城県生まれ。 東京都立大学中国文学科修士課程修了。 著訳書に『中国古典の名言・名句三百選』『「貞観政要」のリーダー学』『完本 中国古典の人間学』『「老子」の人間学』『全訳「武経七書」』(全三巻)(いずれもプレジデント社)など多数。 【目次抜粋】 まえがき 第一章 人生を詠む  烈士暮年、壮心已まず(曹操)  帝力、我に於いて何かあらんや(『十八史略』) ほか 二章 別れを詠む  一顧すれば人の城を傾け  再顧すれば人の国を傾く(李延年) ほか 三章 自適を詠む  蝸牛角上 何事をか争う  石火光中 此の身を寄す(白楽天) ほか 四章 友情を詠む  人生意気に感ず  功名 誰か復た論ぜん(魏徴)  君に勧む更に尽くせ一杯の酒(王維) ほか 五章 自然を詠む  不尽の長江  滾滾として来たる(杜甫) ほか 六章 四季を詠む  春宵一刻値千金(蘇軾)  水を渡り 復た水を渡り  花を看 環た花を看る(高啓) ほか
  • 世界史とつなげて学ぶ 中国全史
    4.2
    1巻1,760円 (税込)
    気鋭の東洋史家による渾身の書き下ろし! 教科書では教えてくれない真実の中国史 ・黄河文明はどのように生まれたか ・中華思想が誕生した理由 ・気候変動と遊牧民がつくる歴史 ・ソグド人が支えた唐の繁栄 ・「唐宋変革」で激変した中国社会 ・モンゴル帝国は温暖化の産物 ・なぜ「満洲」と表記するのが正しいか ・明治日本の登場が中国の歴史を変えたetc. 驚くほど仕事に効く知識が満載! 現代中国を理解する最高の入門書 現代中国とは、過去の歴史の積み重ねの決算であり、通過点でもあります。そこに至るプロセスを知ることなしに、「中国人の考え方は理解できない」「中国の存在は日本にとって脅威」などと評論しても意味がありません。問題はそのプロセス・歴史をうまく捉えていない、そのため偏見に満ちた見方になっていることで、そういう〝偏見〟の自覚すらないのが、一般的な日本人の姿ではないでしょうか。 日本人の多くが、中国は太古より強大な統一国家だったとか、中国は常に強大で、常にアジアの覇権国家だった、という印象を持っています。「中国は異質」「理解できない」といった印象を持ってしまうのは、こういう下地があるからなのです。そこで重要なのは、リアルな中国史を認識することです。それを通じて、はじめて現代中国が抱える問題も、その本質を理解することができるでしょう。 歴史といっても、細かい年号や人名、事件などにこだわる必要はありません。何よりも時代の特徴、ならびにその流れを摑むことが大事です。本書では、文明の発祥から今日に至るまでの中国史の展開を一気呵成に描いて、現代につながるリアルな中国の姿を浮き彫りにしていきたいと思っています。(「まえがき」より要約抜粋)
  • がん・ぼけ封じ、ぽっくり祈願 開運! ハッピースポット巡り
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 人生最後の日まで幸せでいたい! 健康で長生きし(ぴんぴん)寝込まず楽に大往生(ころり)したいと願う、元気なシニア層の方々にお使いいただける開運スポットガイドです。行けば願いが叶う、ご利益・ご神徳の“ぴんころ”神社・仏閣・パワースポットを全国から厳選して紹介します。お守り・お札カタログ、祝詞集、開運・大祓詞の解説付き。 ◆ぽっくり・ぼけ封じ 立石寺(山形県) 開山堂(東京都) 明徳寺(静岡県) 嫁いらず観音(岡山県) 釈迦院(熊本県)など ◆がん封じ 唐泉寺(東京都) 上行寺(神奈川県) ガン封じ寺(愛知県) 長源寺(京都府) 如意輪寺(福岡県)など ◆ハッピースポット 榛名神社(群馬県) 三峯神社(埼玉県) 馬橋稲荷神社(東京都) 大神神社(奈良県) 波上宮(沖縄県)など 著者 山口都代子 九州博多生まれ。仏教系の学園で6年間学び、大学時代は民俗学に浸り、ご利益やパワースポットを求めて全国を旅する。コピーライターとして活動しながら寺社巡りを重ねている。
  • 分県登山ガイド16 新潟県の山
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 ふるさとの山々を網羅した、大好評の分県登山ガイドシリーズ『新潟県の山』。 パワーアップして完全リニューアル! シリーズ累計200万部突破の大人気「山」ガイド。 地元や郷里、馴染みの深いエリアや現在お住まいの都道府県の山々を楽しむことができます。 地図が大きくなり、情報もより充実。 コースタイムは往路、復路の二通りを記載。 体力度は共通のグレーディング算出方法で全国を統一しましたので、 よりわかり易く、より参照しやすくなりました。 倍増した「チェックポイント」では、登下山口、分岐点などの重要ポイントを写真でご紹介。 主要山岳については一筆書きでの1コースだけでなく、複数の登山道も網羅しています。 魅力的な山頂展望写真も掲載しています。 【主な紹介山岳・コース】 妙高山、火打山、金山、雨飾山、駒ヶ岳、戸倉山、白鳥山、栂海新道、黒姫山、青田南葉山、鉾ヶ岳・権現岳、黒倉山・鍋倉山、菱ヶ岳、米山、刈羽黒姫山、苗場山1祓川コース、苗場山2赤湯・赤倉山周回コース、苗場山3見倉・小松原コース、小松原湿原・日陰山、稲包山、平標山・仙ノ倉山、万太郎山、茂倉岳、大源太山・七ツ小屋山、飯士山、巻機山、金城山、高倉山、八海山1ロープウェイコース、八海山2大崎口・大倉口、越後駒ヶ岳、荒沢岳、丹後山・中ノ岳、平ヶ岳、未丈ヶ岳、唐松山、権現堂山、浅草岳、鋸山、守門岳、粟ヶ岳、金北山、金剛山、角田山、弥彦山、御神楽岳、越後白山、大蔵山・菅名岳、菱ヶ岳・五頭山、松平山、蒜場山、焼峰山、えぶり差岳1東俣コース、えぶり差岳2足ノ松尾根コース、飯豊連峰、二王子岳、風倉山、櫛形山・鳥坂山、高坪山、朴坂山、光兎山、鷲ヶ巣山、新保岳、日本国、全64コース。
  • 唐山感情集
    -
    上田敏に『海潮音』あれば、日夏耿之介に『唐山感情集』あり。博識にして幽玄神秘な詞藻をもって他に類を見ない詩的世界を構築した日夏耿之介は漢詩の風韻、酒と多情多恨の思いを嫋々たる日本語に移し替え、さらに独自の境地に遊ぶ。唐から民国にいたる1200年にわたる名詩を選び出した稀有な訳詩集。

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  • 分県登山ガイド8 栃木県の山
    5.0
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 ふるさとの山々を網羅した、大好評の分県登山ガイドシリーズ『栃木県の山』。 パワーアップして完全リニューアル! シリーズ累計200万部突破の大人気「山」ガイド。 地元や郷里、馴染みの深いエリアや現在お住まいの都道府県の山々を楽しむことができます。 地図が大きくなり、情報もより充実。 コースタイムは往路、復路の二通りを記載。 体力度は共通のグレーディング算出方法で全国を統一しましたので、 よりわかり易く、より参照しやすくなりました。 倍増した「チェックポイント」では、登下山口、分岐点などの重要ポイントを写真でご紹介。 主要山岳については一筆書きでの1コースだけでなく、複数の登山道も網羅しています。 魅力的な山頂展望写真も掲載しています。 【主な紹介山岳・コース】 三本槍岳・朝日岳・茶臼岳、白笹山・南月山、百村岳・黒滝山、日留賀岳、弥太郎山、安戸山、釈迦ヶ岳A・B、芝草山、南平山、月山、茶臼山・毘沙門山、鬼怒沼山、根名草山、奥白根山、太郎山・山王帽子山、男体山、大真名子山・小真名子山、女峰山・帝釈山、赤薙山・丸山、大山・隠れ三滝、丹勢山、高山、黒檜山、社山、半月山、鳴虫山、薬師岳・三ノ宿山、行者岳・地蔵岳・夕日岳、古峰原高原・三枚石・横根山、庚申山・皇海山、備前楯山、中倉山、鶏鳴山、笹目倉山、羽賀場山、石裂山、二股山、岩山、尾出山・高原山、熊鷹山・丸岩岳、三峰山、唐沢山・諏訪岳、太平山・晃石山、赤雪山、仙人ヶ岳、深高山・石尊山、行道山、大小山・大坊山、篠井・冨屋連峰(本山)、鞍掛山、古賀志山、焼森山・鶏足山、雨巻山、全53コース。
  • 分県登山ガイド41 長崎県の山
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 ふるさとの山々を網羅した、大好評の分県登山ガイドシリーズ『長崎県の山』。 20年ぶりにパワーアップして完全リニューアル! シリーズ累計200万部突破の大人気「山」ガイド。 地元や郷里、馴染みの深いエリアや現在お住まいの都道府県の山々を楽しむことができます。 地図が大きくなり、情報もより充実。 コースタイムは往路、復路の二通りを記載。 体力度は共通のグレーディング算出方法で全国を統一しましたので、よりわかり易く、より参照しやすくなりました。 倍増した「チェックポイント」では、登下山口、分岐点などの重要ポイントを写真でご紹介。 主要山岳については一筆書きでの1コースだけでなく、複数の登山道も網羅しています。 魅力的な山頂展望写真も掲載しています。 主な紹介山岳・コース: 雲仙岳(普賢岳・国見岳・妙見岳)、仁田峠~大野木場、仁田峠・野岳、九千部岳、眉山、吾妻岳・田代原・弘法原、矢岳・高岩岳・絹笠山、猿葉山。多良岳・一ノ宮岳、経ヶ岳、五家原山、轟峡・烽火山、鳥甲岳・二合半岳、富川渓谷、龍頭泉・猪見岳、郡岳、虚空蔵山・高見岳、矢上普賢岳・行仙岳、琴ノ尾岳、稗ノ岳・丸田岳、幌場岳・四ツ峠、金比羅山、烽火山・武功山、伊那佐山・立岩、英彦山・甑岳、唐八景・市民の森、熊ヶ峰・悪所岳・戸町岳、八郎岳、松尾岳・桟敷岳・寺岳、遠見山・殿隠山、烏帽子岳・鳴鼓岳、岩屋岳、大野岳、雪浦九州自然歩道、長崎県民の森、隠居岳、国見山
  • 天邪鬼な皇子と唐の黒猫
    3.8
    天慶8年(884年)、唐の蘇州に人語を解する黒猫がいた。蘇州の猫の王で、目標は「一生ぐうたら生活をすること」。ある日、商人につかまって日本へはこばれ、光孝天皇の第七皇子・定省に飼われることになる。「猫なんて好きじゃない。父に言われたから仕方なく飼っているだけ」と口では言う定省と、なぜかたまに、自分が追い詰められている四面楚歌のシーンを夢に見る唐の黒猫の、奇妙な日々が始まる。
  • 諫言を容れる―経営のリーダーシップ
    5.0
    マネジメント不全による企業・組織の不祥事が相次ぐ。 失敗したリーターに共通した特徴は部下の「諫言(かんげん)」を容れなかったこと。 忖度をして、上長にもの申さない部下、忠言を排除する管理職は組織を蝕む。 中国・唐の時代、道徳文化国家として三百年にわたって栄え、太平の世を築いた皇帝・太宗は臣下に積極的に「諫言」を求めた。 唐では官職「諫議大夫」が置かれ、君主にもの申すのをその役割とした。太宗は徹底して自己抑制のできる君主だった。臣下の諫言をよく聴き、軌道修正に躊躇しない。トップの度量、迎合しない部下。ここには組織のマネジメントの理想がある。 太宗と群臣の対話を記録し、リーダーの姿勢を説いてやまない『貞観政要』。 東芝欧州代表、経団連専務理事、中日本高速道路代表取締役会長CEO、横綱審議委員会委員長を務めた著者がこの古典を読み解く。 新人社員時代に接した土光敏夫氏ら仕事で出会った人々、永年読み込んだ古今の典籍に基づく豊富なエピソードもふんだんに交えた親しみ深い一冊。 第二章では、人物を涵養(かんよう)する書物として指導者に広く読まれ続ける中国・明代の『呻吟語』に基づき、リーダーのあるべき姿について考える。第三章の「企業の社会的責任」では、現代の企業の社会的責任(CSR)について考察する。
  • 精選訳注 文選
    -
    中国古典文学の集大成であり、中国文学の誕生とその進化を体現する、中国最古にして最大の詞華集「文選」(もんぜん)。南朝梁の昭明太子蕭統(しょうとう)が編集した、唐以前の詩文の精華となる美文集であり、模範文例集です。中国では科挙の模範とされ、日本では万葉集や日本書紀に影響を与えました。日本では平安貴族の必読書となり、明治期までは文章の手本とされてきました(清少納言、吉田兼好、大田南畝、永井荷風ほか多数)。 本書では、全三十巻から王粲、曹植、劉邦、李陵、陸機、曹丕、諸葛亮孔明などの秀作を厳選し、中国の古典文学研究の第一人者による充実した解説とともに全容を一望します。 【本書「総説」より】 現在の日本語の中で用いられている「文章」の語は、詩歌に対する散文を意識させることが多いが、中国語のもとの意味は、韻文・散文をひっくるめたありとあらゆる種類の書きものということである。そしてこの「章」という字の原義も、やはり「あや」とか「かざり」とかにほかならない。だから「文」ないしは「文章」の語には、「美しい」という概念が生まれついてのもちまえとして備わっているといっても、決して言い過ぎではないのである。 【目次(抄)】 序 総説 文選の序 賦 登楼の賦 洛神の賦 蕪城の賦 恨みの賦 詩 大風歌 秋風の辞 蘇武に与う 三首(うち一首) 怨歌行 飲馬長城窟行 古詩十九首(うち五首) 短歌行 七哀詩 二首 従弟に贈る 三首(うち一首) 雑詩 二首(うち一首) 公讌 応氏を送る 二首(うち一首) 美女篇 雑詩 六首(うち一首) 詠懐詩 十七首(うち二首) 悼亡詩 三首 詠史 八首(うち三首) 洛に赴く道中の作 二首(うち一首) 雑詩 十首(うち一首) 五君詠(うち一首) 池上の楼に登る 石壁の精舎より湖中に還りて作る 江中の孤嶼に登る 詠史 東武吟 宣城に之かんとして新林浦を出で版橋に向かう 雑体詩 三十首(うち二首) 范安成に別るる詩 文章 出師の表 呉質に与うる書 典論論文 山巨源に与えて交わりを絶つ書 情事を陳ぶる表 北山移文
  • 『貞観政要』に学ぶリーダー哲学
    3.7
    中国歴代皇帝のなかでも屈指の名君、唐の太宗と、彼の家臣たちとの対話集『貞観政要』を、現代の経営的観点から読み解いた一冊。 『貞観政要』は帝王学の教科書として、古来より長きにわたって読み継がれてきた。徳川家康も愛読したと言われており、指導者としてのあり方や組織の活性化、人材育成についてなど、リーダーに必要な教訓であふれている。 中国古典研究者にして慶應義塾大学名誉教授の竹内良雄と、その弟子・川崎享(株式会社エム・アイ・ピー代表取締役社長)が、現代のリーダーに向けて100篇を選出。明解かつ実践的な解説により、いにしえの名著が現代の新定番としてここに生まれ変わる。
  • 東大教授がおしえる 日本史をつかむ図鑑
    4.5
    1巻1,650円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 細かいことにこだわらず、本書を通読して日本史を大づかみ! 東大史料編纂所 山本博文教授が解説する歴史をつかむコツ ★ 古代から現代まで日本史を大きな流れでつかむ ★ イラストで解説しているから自然と頭に入りやすい ★ 通説をくつがえした学説がわかる 旧石器時代人はどんな生活を営んでいた? 縄文人はどんな生活をしていた? 邪馬台国はどこにある? 古墳はなんのためにつくられた? 聖徳太子は実在しないって本当? 蘇我氏は本当は悪者ではなかった? 「大化の改新」は本当はなかった? なぜ古代朝廷は唐と戦った?  古代史最大の内戦壬申の乱はなぜ起きた? どうして聖武天皇は仏教を信仰した? 桓武天皇は怨霊を怖れて平安京を作ったって本当? どうして武士が権力を握った? なぜ源頼朝は鎌倉に幕府を開いた? なぜ北条氏は将軍にならなかった? モンゴル軍を退けたのは本当に「神風」?  鎌倉幕府はなぜ滅亡した? なぜ朝廷は南と北に分裂した? 信長は本当に革新的な人物だった? 関ヶ原の戦いで家康はなぜ勝てた? 家康はなぜ江戸に幕府を開いた? 江戸幕府はなぜ二百数十年も続いた? 江戸幕府はなぜキリスト教を弾圧した? 田沼意次の政策はなぜ「改革」と呼ばれない? ペリーはなぜ日本へやってきた?  なぜ井伊直弼は桜田門外で殺された? なぜ徳川慶喜は大政奉還を行なった? 西郷隆盛はなぜ反乱を起こした? なぜ日清・日露戦争で日本が勝利できた? 日本はどうして韓国を併合した? 日本はなぜ満洲国を承認した? 第二次世界大戦でなぜ日本は米国と戦った? バブル経済はなぜ起きてどのように終わった? (略) ~本書「はじめに」より~  日本史を学びはじめたとき、人類の誕生や旧石器時代からの細かな事象を覚えていくと、なかなか日本史の全体像が理解できません。そのうち、なにが大切なのかもわからなくなり、日本史嫌いになる人も多いようです。また、現代まで学んだあとも、断片的な知識は頭に残っていても、日本史がどのようなものかがつかめていないと感じる人も多いようです。  日本史を理解するうえで大切なのは、日本の歴史全体を大きくつかむことです。筆者は、かつて『歴史をつかむ技法』(新潮新書)でそのつかみかたのコツを書きましたが、本書では、イラストを交えてよりわかりやすくそのコツを示しました。 (略)  大河ドラマで人気の時代は、戦国時代や幕末維新の激動の時代です。戦国時代では上杉謙信や武田信玄、織田信長など、幕末維新では坂本龍馬や西郷隆盛など人気の人物がたくさん出てきます。  こうした人の生き方や考え方を知るのは、日本史を好きになるひとつの契機になりますから、自分が好きな時代から詳しく見ていくことも大切です。  それに加えて、戦国時代は、なぜ各地の戦国大名たちが争っていたのか、そもそもどうして戦国大名という存在が誕生したのかを考えようとすると、日本史全体を理解することが重要になります。  そのためには、室町時代の守護という存在を理解しなければなりませんし、応仁・文明の乱という争いが起きた原因を考えていくことが必要になります。そうしたことを細かく詰めていくことも大切で、本書でもイラストで理解できるようにしています。  本書を読めば、いままでつかみきれないでいた日本史の全体像が自然と頭に入ってくると 思います。細かいことにこだわらず、何度も通読してもらえれば幸いです。
  • 【音声DL付】聴けば自分の気持ちが見えてくる英語スピーチ~世界共有の課題リスニング~
    -
    [音声ダウンロードについて]この電子書籍に音声は含まれておりません。三修社webサイトより無料でダウンロードできます。詳しくは電子書籍内をご確認ください。 感動スピーチから始めるニュースリスニング 今、世界中が同時に同じ悩みを抱えているので、各国リーダーの言葉に感動することもあるのではないでしょうか。 心が動いた時が始め時。英語のニュースはまだ少し難しくても、自分の気持ちに合うスピーチなら、繰り返し聴いても苦になりません。 ダイバーシティ、新型コロナウイルス、SDGs…。 課題別に話題のスピーチを紹介しているので、気持ちを整理し言語化する助けになります。社会問題についていきなり英語で意見なんて言えないけれど、スピーチを聴くことは簡単です。 これを機に、リスニングスキルを磨きながら世界共有の課題について考えてみませんか? ■世界共有の課題とスピーカー ・ダイバーシティー  ジャスティン・トルドー(カナダ首相) ・サステナビリティ  ジャシンダ・アーダーン(ニュージーランド首相) ・デジタル社会  唐鳳(オードリー・タン)(台湾デジタル担当政務委員<大臣>) ・新型コロナウイルス  ボリス・ジョンソン(イギリス首相) ・気候変動  アレクサンドリア・オカシオ=コルテス(アメリカ下院議員) ・ブラック・ライブズ・マター  アンドリュー・クオモ(ニューヨーク州知事) ・LGBT  モーリス・ウィリアムソン(元ニュージーランド国会議員) ・人工知能  ナレンドラ・モディ(インド首相) ・結束へ向かう世界  ジョー・バイデン(アメリカ大統領)
  • 「貞観政要」のリーダー学――守成は創業より難し
    4.1
    【内容紹介】 中国四千年の歴史で最も安定した時代「貞観の治」を演出した、名君と、それを取り巻く名家臣たち―上司と部下の関係学、組織運営の妙。リーダー学の宝庫が、いま扉を聞く。 【著者紹介】 著述業(中国文学者)。 昭和7年、宮城県生まれ。 東京都立大学中国文学科修士課程修了。 著訳書に『中国古典の名言・名句三百選』『「貞観政要」のリーダー学』『完本 中国古典の人間学』『「老子」の人間学』『全訳「武経七書」』(全三巻)(いずれもプレジデント社)など多数。 【目次抜粋】 はじめに 〈解題〉唐の太宗と補佐役たち 序章 創業か守成かを問う 一章 安きに居りて危うきを思う 二章 率先垂範、わが身を正す 三章 臣下の諫言に耳を傾ける 四章 人材を育成し、登用し、活用する 五章 明君と暗君とを分かつもの 六章 初心、忘るべからず 七章 有終の美を飾らん
  • ヘルメス神と空海と魔法
    4.0
    【千里眼】【物質化現象】【空中飛行】 【変身能力】【時空間を超越する秘密】 誰もが夢見た魔法―― その秘密を解き明かす。 西洋文明の源流となり、 魔法界の頂点に立つヘルメス神と 日本密教の巨人にして、 さまざまな法力を発揮した空海が、 「魔法とは何か」の疑問に答える。 【あの世では常識。この世では魔法。  目に見えない心の法則と、  魔法との関係がよくわかる1冊。】 ■■ ヘルメス神の人物紹介 ■■ ギリシャ神話ではオリンポス12神の一柱とされているが、霊的真実としては、約4300年前、「愛」と「発展」の教えを説いた宗教家にして、地中海に一大繁栄圏を築き、西洋文明の源流となった実在の英雄。地球神エル・カンターレの分身の一人。『愛から祈りへ』『愛は風の如く』全四巻(共に幸福の科学出版刊)参照。 ■■ 空海の人物紹介 ■■ 774~835年。讃岐国(香川県)に生まれ、平安時代初期に活躍した、真言宗の開祖(真言密教の第八祖)。諡号は弘法大師。留学僧として唐に渡り、恵果和尚から密教の法灯を受け継ぐ。帰国後、高野山に金剛峯寺を建立して真言宗を開くとともに、庶民教育施設である綜芸種智院の開設や、満濃池の改修を行った。 2019.2.22 ROADSHOW 僕の彼女は魔法使い 製作総指揮・原案/ 大川隆法 主演 千眼美子 ☆映画サイト公開中!≫https://bokukano-maho.jp/
  • 近代日本の中国観 石橋湛山・内藤湖南から谷川道雄まで
    3.8
    日本は、つねに中国を意識してきた。とくに、明治維新以後、中国研究はきわめて深く、幅広いものとなり、東洋史という歴史分野を生み出した。、「日本人の中国観」の形成と変遷を跡づけると同時に、日中関係を考え直す契機となるのが本書である。石橋湛山の「小日本主義」とはなんだったのか。巨人・内藤湖南の「唐宋変革論」とは? 宮崎市定や谷川道雄など、数多くの論者の中国論にふれ、その歴史を読み直す。
  • 日帰り山あるきベスト130 関東周辺(2022年版)
    完結
    -
    【本書の特徴】 関東周辺を8エリアに分け、入門から初級、中級者が日帰りで登れる山を紹介したハイキング・登山ガイドの決定版。日本百名山、富士山展望の大パノラマ、花や森と出会える、湿原や湖がある、初心者や子ども連れでも不安なく登れる、駅から駅へと歩ける、ステップアップのために登っておきたい、など、魅力ある130コースをセレクト。登る人のレベルで選べ、年間を通して使えます。これから山あるきをはじめたい人や、久しぶりに山を再開しようという人はもちろん、入門・初心者を同行するリーダーにも必携の一冊。 【掲載コース】 ★奥多摩・高尾・陣馬 ・御岳山 ・大岳山 ・御岳山・日の出山 ・青梅丘陵 ・高水三山 ・本仁田山 ・御前山 ほか ★中央線沿線・奥秩父・八ヶ岳周辺 ・坪山 ・百蔵山 ・高川山 ・菊花山・御前山 ・甲州高尾山 ・弥三郎岳・昇仙峡 ・西沢渓谷 ほか ★丹沢・道志・神奈川 ・弘法山 ・大野山 ・大山 ・塔ノ岳 ・鍋割山 ・日向薬師・飯山観音 ・鳶尾山・八菅山 ほか ★富士・箱根・伊豆 ・石割山 ・三ツ峠山 ・足和田山(五湖台) ・パノラマ台 ・十二ヶ岳 ・長者ヶ岳 ・富士山宝永山 ほか ★奥武蔵・秩父 ・天覧山・多峯主山 ・日和田山 ・大高取山 ・仙元山 ・官ノ倉山 ・大霧山 ・越上山 ほか ★上州・西上州・上信越・尾瀬 ・榛名山 ・赤城山 ・玉原高原・鹿俣山 ・尼ヶ禿山 ・谷川岳 ・湯沢高原・大峰山 ・三ッ岩岳 ほか ★日光・那須・南東北 ・大平山・晃石山 ・唐沢山 ・吾妻山 ・大小山 ・霧降高原・丸山 ・半月山 ・高山・戦場ヶ原 ほか ★常磐・房総 ・筑波山 ・高鈴山・神峰山 ・加波山 ・愛宕山・難台山 ・雨巻山 ・奥久慈男体山 ・鋸山 ほか <特別付録> エリア別MAP
  • 政治無知が日本を滅ぼす
    4.0
    1巻1,584円 (税込)
    秦の始皇帝、ユダヤ王ヘロデ、ローマ皇帝ネロ、隋の煬帝、唐の則天武后、ヒットラー、スターリンなど古今東西の「悪」と呼ばれた政治家の業績を博学な知識で分析、解明した名著が読者の要望に応え復刊!!
  • 遣唐使 阿倍仲麻呂の夢
    4.3
    1巻1,584円 (税込)
    帝国・唐の重臣閣僚となった阿倍仲麻呂。その非凡な才は新生国家としての日本を体現する知そのものだった──。仲麻呂の生涯を貫く夢と、ただ一首だけ残された歌「天の原」の謎を、日唐交流史を背景に鮮やかに描く!
  • おりえ家の飲めるごはん とっておきのおつまみ手帖
    -
    Twitterフォロワー26万人超え、待望の最新刊! おうち飲みはコスパ最強! いつでもお酒が楽しめるおつまみレシピ本が登場。 家で作る料理でも、食材や作り方を変えるだけでこんなにおいしくなる! Twitterで大反響の料理や書籍用の新レシピを掲載! リピート必至のおつまみレシピ78種類を紹介。 【掲載レシピ】 青海苔から揚げ 油揚げのカリカリ焼き 薄切りじゃがバター とうもろこしの青唐バター醤油 卵の揚げ焼き いぶりがっこポテサラ など 【目次】 第1章 おりえ家のリピートおつまみ 第2章 ビール・ハイボールに合うおつまみ 第3章 パパッとおつまみ 第4章 お酒に合う大人サンドイッチ・サラダ
  • ひとりぶん、ふたりぶん 刺身パックでさかなつまみ
    4.0
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【内容紹介】 刺身パックを使えば、魚つまみは簡単につくれます! 醤油とわさびで食べるだけじゃない、新しい刺身の食べ方。 刺身パックでつくる魚つまみのレシピが、なんと56品! そもそも、魚は肉と比べて、家で料理をする機会が少ない食材です。 さばくのが大変、匂いやゴミが気になる、骨があって面倒、でも、魚は食べたい……。 あきらめることはありません。 魚、食べましょう! 刺身であれば、包丁いらず、ゴミだって最小限、もちろん骨もなし。 この本には難しいレシピがありません。 思いっきり適当につくってオッケー! 手軽に簡単に、刺身を使って楽しみながら、新しい魚つまみが完成します。 酒が進む、刺身パックでつくる魚つまみ。 魚があなたを呼んでいます! 【著者紹介】 [著]栗原 友(くりはら・とも) 料理家。 2012年に魚の修業をしようと一念発起して築地の鮮魚店で働き始める。魚をさばき、まかない料理をつくり、日々、魚と身近に暮らして、旬の魚のおいしさを知る。 2019年に築地場外で「クリトモ商店」を開店。魚と向き合う毎日。著者の『クリトモの魚道 築地が教えてくれた魚の楽しみ方』『魚屋だから考えた。クリトモのかんたん魚レシピ』がある。 【目次抜粋】 思いっきり適当につくってください。 刺身パック大作戦 新しい食べ方を教えます。 これがクリトモ式簡単魚つまみ 【野菜たっぷり】 カツオのたたき トマトサルサ アジとマスタード焼きなす イワシとじゃがいものハーブ盛り シマアジとパクチー イワシとにんじん ヒラマサの岩下ソース 酢味噌ブリ ブリとねぎ塩胡麻油 カンパチと紅白なます 【混ぜるだけ!】 タイの黄身胡麻和え ツブ貝の納豆白和え タコとじゃがいものアーリオオーリオ イサキと煎り大豆 カンパチと糠漬け イカタラコ 【柵でステーキ】 イカステーキ 青唐醤油ソース マグロステーキ ガーリックマヨ &刺身でおつまみに 【&海苔】 ホタテのカリカリ海苔巻き ホタテとゴルゴンゾーラ、ルッコラの海苔巻き マグロのトロたく風巻き タイ海苔チー 【&チーズ】 サーモンチーズ焼き 〆サバとクリームチーズレモン マグロのソテー チーズまみれ 【&卵】 イワシのミモザ パセリソース タイのピカタ ホタテのスクランブルエッグ ウニのスクランブルエッグ 【&バター&マヨ】 ブリのバターしゃぶ イカそうめん 大根おろしマヨポン ホタテ醤油バター カツオのガーリックマヨ 刺身を揚げて、焼いて、ぷは~ アジのスパイシーハンバーグ サーモンのフィッシュケーキ カツオカツ ツブ貝のハーブフライ パンにのっけて、塗って、食べる刺身! アジのタルタル タコとブロッコリーのタルタル イワシと味噌のタルタル イカキムチ チーズ焼き 〆サバとハラペーニョのスプレッド カツオとにんにくのスプレッド サーモンとらっきょうのスプレッド 酒が進む鍋としゃぶしゃぶ ねぎとレタスのタイしゃぶ クレソンとトマトのブリしゃぶ ねぎま鍋 刺身の盛り合わせでつくりおき魚つまみ 1 マリネにする 刺身のハーブマリネ 2 そぼろにする 魚そぼろ 3オイル煮にする 刺身のハーブオイル煮 4さつま揚げにする さつま揚げ 5クリーム煮にする 貝のクリーム煮込み クリトモ商店の目利きの話。 たまらず魚が食べたくなります。 魚つまみINDEX NO FISH’NO LIFE!
  • 迷った時、「答え」は歴史の中にある。~歴史を人生に活かす64の方法~
    -
    人には人生の選択を迫られる状況が何回も訪れます。 仕事上も生活の上でも。 そんな時に歴史を振り返ってみると、 そこには必ず大きなヒントが存在するのです。 一見、今と過去は別のものだと思いがちです。 しかし、過去の人も同じ失敗を繰り返し、 その都度その克服法が歴史として残っているわけです。 雪舟は当時のキャリアからドロップアウトしたことでチャンスをつかみ、 コペルニクスは左遷されたがゆえにチャンスをつかみました。 中国の唐は300年続きましたが、 その理由は40年しか続かなかった隋を徹底研究したからです。 アメリカやイギリスの成功も、 800年続いたローマを徹底研究したからです。 成功者は常に歴史の中から「答え」を見つけています。 どうすれば歴史を人生に活かすヒントが見つかるのか、 30年間ビジネス書の第一線で活躍を続ける中谷彰宏氏が、 その方法をわかりやすくお伝えするのが本書です。

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