「貞観政要」のリーダー学――守成は創業より難し

「貞観政要」のリーダー学――守成は創業より難し

ビジネス・実用
1,650円 (税込)

8pt

4.1

【内容紹介】
中国四千年の歴史で最も安定した時代「貞観の治」を演出した、名君と、それを取り巻く名家臣たち―上司と部下の関係学、組織運営の妙。リーダー学の宝庫が、いま扉を聞く。

【著者紹介】
著述業(中国文学者)。
昭和7年、宮城県生まれ。
東京都立大学中国文学科修士課程修了。
著訳書に『中国古典の名言・名句三百選』『「貞観政要」のリーダー学』『完本 中国古典の人間学』『「老子」の人間学』『全訳「武経七書」』(全三巻)(いずれもプレジデント社)など多数。

【目次抜粋】
はじめに
〈解題〉唐の太宗と補佐役たち
序章 創業か守成かを問う
一章 安きに居りて危うきを思う
二章 率先垂範、わが身を正す
三章 臣下の諫言に耳を傾ける
四章 人材を育成し、登用し、活用する
五章 明君と暗君とを分かつもの
六章 初心、忘るべからず
七章 有終の美を飾らん

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「貞観政要」のリーダー学――守成は創業より難し のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ

    貞観政要は唐の二代皇帝大宗が治めていた時代の家臣と皇帝のやり取りをまとめたもの。トップの心構えを学ぶのにこれ程の名著はない。

    0
    2023年11月10日

    Posted by ブクログ

    この本は組織のリーダや政治を志す者にとって、とても参考になる。繰り返し同じ教えが出てくる。「民は水、君主は船」、民のことを考え決して民を欺くことや疲弊させることなく、民のおかげで君主は船を浮かべることができるのだと思うことである。それ以外にも多くの教えがあるが、今の日本の政治を見ると逆の状況になっていることも多い。天皇や徳川将軍が歴代読んできた、論語、書経などの四書五経と、この貞観政要。それだけ価値のある本だと思う。一つずつでも自分の生活で心がけていこう。

    0
    2011年02月24日

    Posted by ブクログ

    リーダーシップの在り方を中国古典である貞観政要を元に日本史やイトーヨーカドーの伊藤社長や松下幸之助などの言葉も引用して経営者の在り方まで説いている。その他の中国古典も引き合いに出しながら、貞観政要の重要箇所をピックアップして解説している。熟読するともっと深みがわかってくると思う。

    0
    2026年06月03日

    Posted by ブクログ

    貞観政要は、唐王朝の二代目 太宗李世民626〜649年のお話。帝王学、トップの心得をまとめたもの。

    この本は、遣唐使で伝えられて、明治天皇、昭和天皇や尼将軍の北条政子、徳川家康も愛読していたほど。歴史ロマンがある。

    いつの時代にも、トップやリーダーは重い責任を背負っており、それなりの覚悟が必要で、本書から学んできた歴史がある。

    本編は、全十巻もあるそうで、それを筆者が編集してくれた親切な本となっている。

    いずれもシンプルなメッセージで、事柄ではなく人に向けた教訓で、心に響く。

    ◇創業か守勢か。

    創業、守勢とも、それぞれで大変であるが、築き上げたものを、守りながら繁栄させていくことは、難しい。

    その心得となるのが貞観政要。

    ◇我が身を正す。

    トップは部下の手本、信頼を得て説得力を持つには正しく自分を戒めなければならない。

    これを維持するためには、手本となる人を見つけたり、古典に学んだり、緩んだ時に諫言をくれる部下との信頼関係を築くことが必要。

    またトップの信頼がないと部下は、従っているように見えて、心服していない。これでは長続きしない。

    そして、どんなに名君であっても、人間なので失敗、緩む時がある。部下、周りから諫言されても、我が身を正すという観点で受け入れることも大事。これはわかっていても難しいこと。

    ◇緊張感を持続する。

    政治が安定している時にこそ油断なく、緊張感を持って臨むことが重要。

    気付いた事があれば、心の中に思っている事があれば、遠慮なく口に出さなければいけない。

    このことは、トップだけがではなく、組織全体でその覚悟・意識を持っていなければならない。

    全ては、小事から大事に至る。
    少しの気の緩みで、これくらいはいいだろうということがいけない。

    将来の大事に至る小事を見極めるのが、トップの仕事。

    ◇諫言に耳を傾ける。

    トップも人で暴走する事がある。
    おべんちゃらを言う部下は可愛いが、気がつけば周りは全て茶坊主という事態となる。

    本当の情報があがってこなくなり、判断を誤ることになる。

    そういう意味で外部からの経営幹部を受け入れることは、腐敗を排する有効な手段なのだろう。

    ◇自己コントロール。

    欲は、何かを成し遂げるには良いが、制限が効かないという特性がある。また無欲だと発展が無い。

    名君と暴君は、自己コントロールにかかっている。

    私利私欲に向かない、無私、自己犠牲の精神で人民を引っ張る。公の心を持つ。

    上杉鷹山が領内より罪を犯した罪人が死刑執行の際、自身の反省として自室にこもる。法を犯す者を出したのは上の責任だとして、自分の罪と捉えている。

    すごい。

    ◇謙虚にそして慎重に。

    リーダーは責任がある。皆の生活に責任があるのだから、慎重に判断し、負けない判断が必要となる。

    そして謙虚でないと、部下も聞いてもらえないと思い諫言はしてくれない。

    ◇初心忘れるべからず。

    はじめは熱意を持って取り組むが、無私を何年も続けると、緊張感が緩んでくる。

    自身の心の状態を知ることが大事。


    太宗が完璧ではなく、少しゆるんだり人間的な面を見せることも、親しみやすく、この本の守勢の難しさに説得力を持たせている。

    0
    2020年12月31日

    Posted by ブクログ

    帝王学を学べる
    徳川家康や明治天皇、北条政子が学んだと言われる中国古典の「貞観政要」を解説した本。
    物事には大きく、創業と守成があり、創業は何かを立ち上げること、守成はそれを守り発展させていくことを指す。
    中国の古典の多くは帝王学(リーダー学)であり、この本も帝王学の一種。
    大きく三つのポイントを学んだ。
    ・率先垂範、わが身を正す
    ・臣下の諫言に耳を傾ける
    ・人材を育成し、登用し、活用する

    「率先垂範、わが身を正す」に関しては、自分自身が一番気を引き締める必要があるということ。このマインドが帝王学の出発点。
    「臣下の諫言に耳を傾ける」に関しては、諫める人間の言うことは耳を傾けるべきということ。中国では忠臣であることより、良臣であることが美徳とされるのは面白かった。
    「人材を育成し、登用し、活用する」に関しては、人材を求め、適所に配置し、能力を引き出すのが重要ということ。人へのこだわりの重要性を実感させられた。

    中国の古典を読んでみたいが、少しハードルが高いという方にオススメ

    徐々に重めの古典にも手を出していきたい。

    0
    2023年12月26日

    Posted by ブクログ

    前にも書いたが、貞観政要とは、貞観の治で知られる唐の太宗の政治の要綱である。この太宗は、中国の歴史上、特出した治世を行った皇帝の一人である。家臣からの諫言を奨励したことでも良く知られる。家康の言った通り、諫言は難しい。部下からの正しい指摘をあるべき姿勢で聞くことが出来る人は少ない。言い訳や、無視はまだいいほうで、逆恨みさえされる。それが元で、地方や、子会社へ...なんてことも。自分はそうでないと言い切れるマネージメントをしようと心に深く刻み込みました。

    0
    2018年10月23日

    Posted by ブクログ

    貞観政要とは、貞観の治で知られる唐の太宗の政治の要綱である。この太宗は、中国の歴史上、特出した知性を行った皇帝の一人である。過信からの諫言を奨励したことでも良く知られる。家康の言った通り、諫言は難しい。部下からの正しい指摘をあるべき姿勢で聞くことが出来る人は少ない。言い訳や、無視はまだいいほうで、逆恨みさえされる。自分はそうでないと言い切れるマネージメントをしようと心に深く刻み込みました。

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    2010年06月30日

    Posted by ブクログ

    ・きっかけ
    トップの紹介

    ・感想
    4年前に読んだ本。
    当時は読書習慣がなかった時期であった。

    読書習慣が身に付いた今読み返すと、現代の名著に記されている内容と同じことが述べられていることに驚かされる。

    時代が変わっていくなかでも、リーダーに求められる態度は変わらないものであると知った。

    心に残ったフレーズはこれ。

    知ることの難きに非ず、行うこと惟れ難し。
    行うことの難きに非ず、終うること斯れ難し。

    知ることはむずかしくない。実行することがむずかしいのである。
    実行することはまだやさしい。最後までやり通すことがむずかしい。

    その通り。
    原理原則を学んだ人でも、実践し続けられている人はどれほどいるだろう。
    プロフェッショナルを目指すものとして、心に留めておきたい。

    ・アクション
    今までの”アクション”を振り返り、一つ実行する。

    0
    2012年10月20日

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