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4.0重い障害を持つ少女はこんなにも家族の宝物。 2003年、元客室乗務員でニューヨークで仕事をしている著者のもとに生まれた千璃(せり)ちゃんは、目と鼻(鼻梁)がない重度の障害を持っていました。 見ることも話すこともできない娘への好奇の目や、無責任な批判にさらされて傷つき、自分たち両親がいなくなっても娘がなるべく周囲の手を借りずに生きていくためにどうしたらいいだろうかと悩み・・・ 先の見えない苦悩の中で、著者はある日、屋上で、娘と一緒にここから飛び降りようと心に決めます。しかしアパートの部屋に戻り、えび反りになって大泣きしていると覚悟して開けたドアの向こうには、ドリカムの「うれしい!たのしい!大好き!」の流れる中、「キャッキャッ」と笑う千璃ちゃんの姿がありました。 相模原で起きた障害者殺傷事件の容疑者の、「障害者は不幸を作ることしかできない」という言葉は間違っていると実証する、一家の14年の記録です。千璃ちゃんがこんなに素晴らしいメッセージを持って生まれて来てくれたことに感謝する、母から娘へのエンディングの言葉を涙なしには読むことができません。
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4.6本書で届けるのは「道化師様魚鱗癬(どうけしようぎょりんせん)」という、 50~100万人に1人の難病に立ち向かう、 親と子のありえないような本当の話です。 「少しでも多くの方に、この難病を知っていただきたい」 このような気持ちから母親は、 息子の陽(よう)君が生後6カ月の頃から慣れないブログを始め、 彼が2歳になった今、ブログの内容を一冊にまとめました。 陽君を実際に担当した主治医の証言や、 皮膚科の専門医による「魚鱗癬」についての解説も収録されています。 また出版にあたって、推薦文を乙武洋匡氏など、 障害を持つ方の著名人に執筆してもらいました。 障害の子供を持つ多くのご両親を励ます愛情の詰まった1冊です。 涙を誘う文体が感動を誘います。 ぜひ読んでください。
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4.2自宅で寛いでいた警察署長フェローズへ、事件の報がもたらされる。成績優秀で礼儀正しいと評判の13歳の美少女、バーバラが行方不明になっていると、母親が電話をかけてきたというのだ。彼女が姿を消した前の晩、バーバラは生まれて初めてのダンスパーティに出掛けていた。だがパートナーの少年や学校関係者を調べても、有力な手がかりはつかめない。家出か事故か、それとも誘拐されたのか? 地道で真っ当な捜査の果てに姿を見せる、誰もが息を呑む衝撃のラスト――。本格推理の妙味溢れる警察小説の名手として名高い巨匠の、鮮烈な傑作を新訳で贈る。/解説=大矢博子
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4.3変化のないところに、運はありません! この本で言っていることは、とてもシンプルです。それは「運をよくするのは、自分が変わることだけ」です。この一言に尽きます。 考えてもみてください。ずっと何も起こらない、変わらない人生を。思いもよらないいいことなんて、起こりませんね。変化だけが運を連れてきます。動ける人は強いのです。特に、運は人が連れてきます。あなたに幸運を連れてくる人の後ろには、同じように幸運を連れてきます。たくさんの人に会いましょう。 でも、変わることは怖いもの。見えない未来を怖がるのは、人として当然のことです。でも、この本を読んで、ぜひ、「変化マニア」になってほしいです。この本は、5万人を占ってきた著者が、あらゆる人を見る中で得た、絶対に知っておくといい「運の法則」をあますところなく紹介しています。 どんな人生にも必ず起こる「変わらなければならない時期」をキャッチして、ぜひ幸運に満ちた、いい人生を送ってください。
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4.1ドキュメンタリー映画『うまれる』の内容を掘り下げた書籍版。妊娠・出産・育児を通して、私たちがうまれてきた意味や家族のあり方を考える。公式ウェブサイトから参加者を募集し、応募した約200組の中から、様々なかたちで生命と向き合う四組の家族を中心にまとめている。虐待をした自分の親との関係に悩みながらも、新しい家族のあり方を模索し、父親・母親になる決心をした夫婦。待ち望んだ出産予定日にわが子を亡くし、その意味を問い続ける夫婦。障害を持ってうまれた子どもに戸惑いながらも、あたたかいまなざしを向け、懸命に育児に取り組む夫婦。切望していたものの子どもに恵まれず、新たな生きがいの道を探りはじめた夫婦――それぞれの家族にドラマがあり、生きるとは何か、家族とは何かを、心で感じさせてくれる。すべての生命が、そして自分の生命が、かけがえのない、奇跡的な存在であることを教えてくれる、魂のこもった感動のドキュメンタリー。
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4.0※この電子書籍は固定レイアウト型で配信されております。固定レイアウト型は文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 「多くの子どもたちから私も実際に聞きました。 子どもが覚えている“生まれる前の世界”のお話です」 池川 明(池川クリニック院長・帯文より) 赤ちゃんは生まれてくるとき、 どのママの子どもになろうか、選んでいます。 そして、どんなプレゼントを抱えて生まれてくるかも 自分で決めています。 この絵本は、誰もが経験しているのに忘れてしまう “生まれる前の世界”のことを、忘れないでいた女の子が 話してくれたお話です。
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3.0※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 出産をめぐる家族の物語を、写真+文章で綴る写真集 妊娠・出産をめぐる6つの家族のものがたりを、フォトグラファーであり、自身も3人の子の母である著者が撮影・執筆。普通分娩、帝王切開、不妊治療を経た妊産婦さんや、その家族のお話のほか、きょうだいがうまれるときの上の子のお話など、著者の目線から見た“ものがたり”は、どこか自分や自分の家族のことのように身近に感じられます。そして最後の死産のお話は、悲しいものがたりでありながらも、清々しい読後感を与えてくれます。「この世にうまれること」そして「新しい命を迎えること」について、「感じる」と同時に「考える」ことのできる貴重な一冊です。
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-馬と一緒に乗馬を喜ぶ目からウロコのQ&A 62 音を楽しむのが音楽。 馬を楽しむのが馬楽。 大切なのは、馬を楽しみ、馬から学ぶこと。 「馬との出会いは?」 と聞かれてもはっきり記憶していません。 馬とは家族同然の人生を送ってきた私が、 一冊の本にして伝えたいのは、とにかく、馬に乗ることの楽しさです。 馬と触れ合うというのは本来楽しいものです。 本当に小さな子どもは別ですが、人は馬を見ると自然と友情に近い感情を抱きます。 馬の大きくて優しい瞳がそうさせるのか、はるか古代から続くパートナーシップが 人のDNAに刻まれているからなのかはわかりませんが、「馬に乗る」という行為自体は、 単純に嬉しく楽しいものなのです。 しかし、「乗馬」「馬術」というと敷居の高いスポーツとされるだけあって、 「こうでなえればならない」「ああしなければならない」という制約が多いと思われています。 実際、うちの乗馬学校に来る生徒さんたちの中にも、 先入観にとらわれて楽しめなくなっている方々がたくさんいます。 でも、その「常識」や「先入観」を一度捨てて、原点に返ってみてほしいのです。 繰り返しますが、馬に乗ることは楽しいことです。 どうせオリンピックに出るわけではないのだから、楽しんだもの勝ちです。 ■目次 ●序章 馬と私と ・原点 ・人馬一体 ・馬たちの過去 ●第一章 乗馬指導は正しいことを迷わずに ・はじめの一歩 ・馬歴は関係ない ・変化はほんのすこしでいい ●第二章 馬を楽しみ、馬と楽しむ62のQ&A Q1 乗馬を始めたのですが、乗る前に気をつけることはありますか Q2 手入れのときに馬が動くのですが… Q3 手入れのとき、噛んだり蹴ったりします ・ ・ Q62 ピットボーイについて、もっと詳しく教えてください ■著者 三木田照明 三木田乗馬学校校長。1948年10月27日生まれ。北海道静内の水田、畑作から畜産まで営む農家で生まれる。1968年、帯広畜産大学入学、馬術部に所属。1971年、全日本学生総合馬術大会で優勝。1975年より2年間、アメリカで農業研修。1981年より、農業高校の教諭。馬術部顧問としてインターハイ準優勝。1989年より、日本軽種馬協会勤務。軽種馬生産・育成に携わる若者を養成する研究所の教官として、乗馬技術を指導。200人の卒業生を輩出。2005年、三木田乗馬学校設立(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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-旅の途中で馬と出逢う。そこで僕は、何を得たのだろうか? 近くても、遠くても、「競馬」と「旅行」を組み合わせれば、不思議な出来事が起こる予感? そんな暖かくて少し切ない、全国5カ所の競馬場をめぐるエッセイ集です。 【収録作(括弧内は舞台となった競馬場)】 ・失われた味を求めて。忘れられない逸品は、競馬場にある 「ハムカツの味」(浦和) ・この競馬場には、常に不思議があふれている。5本のショートエッセイ+実践的・大井競馬旅行術 「ハロー、ティー・シー・ケー・プラネット」(大井) ・小さな夏の旅にて。僕は、馬と景色と人に出逢った 「サマーブレイカー」(札幌&帯広) ・エピローグ(新潟) 表紙制作:杉浦昭太郎
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4.0現役調教師と騎手や馬が織りなすストーリーを独自の視点で紹介するシリーズ、最後の旅。 JRA現役調教師・小檜山悟氏が実際に厩舎や競馬場で体験したストーリーや馬文化を支える人たちとの交流をまとめたエッセイの第5弾。2019年に「週刊競馬ブック」で連載された記事に、書き下ろし、特別対談などを加筆。 ●内容 第1章 ジョッキーに乾杯 騎手の養成 ~地方競馬教養センター~ 夢のかけ橋 ~千葉・白井~ 未来を見通す望遠鏡 ~美浦トレーニングセンター~ 山田くん、ゴメン ~北海道・函館競馬場~ 師匠と弟子 ~新潟・新潟競馬場~ レジェンドジョッキーたちの競馬放談 ~茨城・つくば~ 第2章 季節は巡る おいちゃんのネコ~東京・北千住~ 頼まれごとは人の世の常 ~北海道・日高~ 勝利の裏側 ~美浦トレーニングセンター~ 馬界の人材 ~府中・東京競馬場~ 尾形藤吉展開催へ向けて ~茨城・つくば 競馬の都市伝説 原点回帰 ~北海道・帯広競馬場~ 「馬と生きる」~岩手・遠野~ 「かなざわいっせい」と私 ~東京・北千住~ 非日常でも馬は走る ~府中・東京競馬場~ 厩舎引越し ~美浦トレーニングセンター~ 第3章 スマイルジャックの物語 生々流転 ~東京・府中~ アスリートの引き際 ~千葉・ナルタ牧場~ 引退馬の余生 ~金沢競馬場~ 終のすみか ~日高・ベーシカル・コーチング・スクール~ 第4章 ゼブロイドを追って 神様のしわざ~新冠・スターファーム~ そしてシマウマは走った ウマという生き物 ゾースの草輓馬デビュー 第5章 特別インタビュー ムツゴロウさんと馬話
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-※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 海といえば、誰もが思い浮かべる色は、青。しかし、よくよく海をのぞいてみるとそこにはたくさんの生きものの織りなす色がある。やさしい水色の海や、海底に沈む群青色、まるで地上の森をイメージするような緑色、黄緑。水をはじくビロードのようなアシカの茶色、カクレクマノミやえびに見られる美しい赤や朱色。そして、コガネヤッコやハナヒゲウツボのキュートな黄色。マンタの見事なまでの白と黒のコントラストも美しいし、イルカのグレーもある。どの写真も、海の鮮やかな色彩に彩られているとともに、かわいい海の生き物に自然への温かい視線も浮かんでくることだろう。知らない世界をかいま見る魅力に、ひたることもでき、こどもからおとなまでが楽しめる一冊。個性的な水中写真を撮り続けている水中カメラマン・鍵井靖章氏が世界の海で見つけた普段みることのできない海の色彩を披露する。
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3.0※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 ウミウシ図鑑はいくつか出版されていますが、その多くは種の図鑑です。実際には、その種の分類でも変更が生じてしまうことが多く、その生態となると、分類以上に未解明な点が多いのです。このように、ウミウシは、これだけ一般の人にも認知されている生き物ではありますが、まだまだ謎が多い生き物といえます。 日本各地の水族館でも、ウミウシを飼育しているケースはじつに少なく、その一番の理由は「食餌」の調達にあります。各々の種により食餌となる異なったカイメンや海藻などの新鮮なものを、定期的に入手する必要があることが一番の課題です。ウミウシが家の水槽で飼育できたらどんなにきれいなんだろう…と思いながら、実際には飼育ができないのには、そこに理由があります。 かごしま水族館「うみうし研究所」は、日本ではじめてウミウシの常設展を開設し、その展示飼育に力を入れています。本書は、その「うみうし研究所」の西田和記氏を著者に、飼育によりわかってきた232種のウミウシの接餌や交尾、産卵などの様子を、適宜写真を交えながら紹介しています。その他、ウミウシの餌となる生き物を169種も掲載し、ウミウシのことをさらに知ることができる図鑑といえます。
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4.5白い犬の後を追いかけてきたタロコ族の少年と、自分を売ろうとする父親から逃げてきた少女。山の深い洞穴で二人は出会い、心を交わす。 少年が少女の村に、少女が少年の村へ入れ替わり出ていくのを、巨人は見つめていた。 山は巨人の体であった。人々に忘れ去られた最後の巨人ダナマイ。彼の言葉を解すのは、傷を負った動物たち。 時を経て再会する二人を軸に、様々な過去を背負う人々を抱えて物語は動き出す。 舞台は原住民と漢人、祖霊と神が宿る台湾東部の海豊村。 山を切り崩すセメント工場の計画が持ち上がり、村の未来を前にして、誇りを守ろうとする人々と、利益を享受しようとする人々が対立する。 巨人がなおも見つめ続ける中、かつてない規模の台風が村を襲い、巨人と人間の運命が再び交差する――。 物語を動かすのはつねに、大いなるものに耳を傾ける、小さき者たち。 ★2023年台湾書店大賞小説賞受賞 ★「博客来」ブックス・オブ・ザ・イヤー入選
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3.5大切な誰かのために、あなたの「こころ」を届けます―― 『幽落町おばけ駄菓子屋』の蒼月海里が描く、爽快&胸熱なアーバン青春お仕事ストーリー!! 新米配達員は、海や川を縦横無尽に駆け抜ける! 「運び手がいなくなったら、心を繋ぐこともできないから」 高校を卒業したばかりの海原ソラは憧れの東京湾岸エリアで、電動ジェットボード「ストリームライド」を使った配達業務に就くことに。 古きよき<舟屋>を拠点にした小さな会社「かもめ配達」で先輩や仲間たちと切磋琢磨するうちに、ソラはひとりの人間として成長していく。 そして、自分が「もの」だけでなく、人の「こころ」をも運んでいるのだと気づく……。 ウォーターフロントに生きる若者たちは、今日も誰かの「大切な想い」を運ぶ―― 超感動の《青春》×《お仕事》物語!!
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3.3絞首刑を宣告された父親の命を救うため、グレースは秘密組織に金を払った。このことが明らかになれば、グレース自身が罪人となる。彼女は身を隠そうと、大叔母の家を目指して船旅に出た。一週間が経った夜、大型の帆船が近づいてきた。そして、イーサン・シャープ船長と名乗る男がグレースを呼び出した。憎悪と嫌悪に満ちた表情。これほど冷たい青い目も、たくましく引きしまった美しい体も、グレースは今まで見たことがなかった。「残念だが、あなたに選択の余地はない」男はグレースを抱えあげ、自分の船へと連れ去った。
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-毛利家の城奥ふかく「客人」として扱われている姫君・也々さまの救出こそ、速水茂平次の悲願だった。秘策をこらして一度は成功したのに、姫の姿は瀬戸内の島影に消えた。誰の仕業か? 茂平次がシャムに使した時から影のようにまつわりついている奇怪な党派の首領・甚吾の妨害なのか。知香と名のる野性の美女の正体も判らぬ。が、茂平次は決然と島に乗りこんだ……。実は、一触即発の豊臣・徳川の対立をまえに、鉄砲・火薬あつめに暗躍する一派にとって、也々さまの生いたちには、貴重な財宝をさがすカギが秘匿されているようだ。姫は何者の手中に……。<上下巻>
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5.0「重要なのはシーカヤックからの視点。それは復興にもつながる」。今の日本人に欠如している“海からの視点”を鋭く指摘した革新的提言集。著者は日本を代表するシーカヤッカーで海洋ジャーナリスト。海洋文化、ハワイの古代式航海カヌー「ホクレア号」、伝統的な航海術、瀬戸内カヤック横断隊、海の環境問題など、幅広い事例と話題が満載。シーカヤック専門誌『kayak?海と旅する本』に連載中の「海洋カヌー酔夢譚」を加筆・修正・再編した新書タイプの読みもの。
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-※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 1996~2006年の『KAZI』に掲載された、当時の編集長によるコラムを精粋して一冊にまとめたもの。世界の海を歩き、自らヨット、ボートに乗りながら、さまざまな場面に遭遇し、感動し、泣き、笑い、苦悩する著者の姿が浮かび上がる。
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3.9海に嫁いだ乙女の伝説が生きる国・ガルトリア。開港祭の喧騒の中、天涯孤独の修道女ボニーは両親の仇である青年海賊ファド・ディアスと出会う。潔白を主張する彼の姿に、真実を求めるボニーはあえてファドに「さらわれる」ことを選択! 恋を禁じられた修道女と、華麗で紳士な海の悪党――息もつかせぬときめきと冒険! 第12回えんため大賞<優秀賞>、ガールズノベルズ部門史上最高評価の快作が登場 !!
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-いま地球上で起きている人類の未来を大きく変えるような変化は、ほとんどすべて人類の活動に起因しています。その兆候がもっとも顕著に現れているのが、生命の起源であり地球表面の約7割を占める海です。 海はこれまで、私たち人類に多くの恵みを与えてきましたが、乱獲などによって、漁業資源は減り続け、貴重な資源を投入する養殖に頼らざるを得なくなってしましました。また、便利な生活を追い求めて技術開発されたプラスチックは、大量に海に流れ出して汚染し、不可逆的な環境破壊を起こしつつあります。 長大な時間をかけて変成した化石燃料は、大量使用後わずか200年あまりで深刻な地球温暖化を引き起こす主因となりましたが、これも海と密接な関わりがあります。海はこれまで二酸化炭素の重要な吸収源となってきましたが、それにも限界がみえてきました。そしてこれからいよいよ海からの逆襲(災害等)が本格化します。 このように人類滅亡の危機が現実化する恐がありながら、海を舞台に領土や領海、資源をめぐる外交的、軍事的な争いが活発化しています。 世界がグローバル化するなかで、各国の協調が求められる問題が山積しているにもかかわらず、国益を優先し、あるいは自国のイデオロギーを主張する国が横行して、国際情勢はますます混迷の度を高めています。 このままでは、人類は自らの手でその未来に終止符を打つ結果となりかねません。いまを生きる私たちは、人類存続のために大きな岐路に立っており、新たな価値観を創造し、経済成長重視の生き方からの大きな転換を図ることが求められています。 そのためには、いま実際に起きていることを正しく理解したうえで、このまま突き進めば何が起こるのかを推測することが必要です。 本書がそのきっかけのひとつとなればと思い、執筆しました。 (※本書は2016/1/25に青山ライフ出版株式会社より発売された書籍を電子化したものです)
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3.7のこされたのは、丘の上の海が見える家。 苦戦した就活でどうにか潜り込んだ先はブラック企業。働き始めて一ヶ月で辞職した。しかし、再就職のアテもなければ蓄えもない。そんな矢先、疎遠にしていた父親の訃報が飛び込んできた。孤独死したのか。どんな生活を送っていたのか。仕事はしていたのか。友人はいたのか。父について何も知らないことに愕然としながらも、文哉は南房総にある父の終の棲家で、遺品整理を進めていく。はじめての海辺の町での暮らし、東京とは違った時間の流れを生きるうちに、文哉の価値観に変化が訪れる。そして文哉は、積極的に父の足跡をたどりはじめた。「あなたにとって、幸せとは何ですか?」と穏やかに問いかけてくる、著者新境地の感動作!
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3.0※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 ひろい うみの まんなかへ いとうひろしさんの代表作のひとつ『おさるのまいにち』の名脇役 うみがめのおじいさんが主人公のおはなし ひろいうみのすみからすみまで たびをしてきた うみがめのおじいさん。 そのたくさんのおもいでが おじいさんのこころとからだを つくっています ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。
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4.5「養殖で一儲けしよう」と小笠原のウミガメの世界に飛び込んだ菅沼青年。 しかし、養殖では採算がとれず「守る、増やす」ことに方向変換。 小笠原諸島からインドネシアまで、ウミガメと「放浪」して45年。 「ウミガメを守りたい」「かわいそう」という思いだけではウミガメを救うことはできない」が持論で、「ウミガメを保護したいという思い込み、つまり誤解がウミガメを危機に陥れている原因になっている。そもそも人はウミガメを保護できるほどの知識も能力も持っていない」という。 NPO法人ELNAを立ち上げ、「僕らがかかわった地域のウミガメは絶対に絶滅させない」そんな思いで、熱帯の海岸を歩き回り、産卵巣をがむしゃらに掘りまくり(もちろんふ化後)、海岸に打ち上がったウミガメの死体をバッサバッサと切りまくり、ときにはウミガメの研究者と交渉(というかケンカ)する日々を送っている。 本書は、そんな著者が歩いてきたウミガメの世界を紹介するとともに、ウミガメを保護する風潮と闘ってきた男の軌跡をたどるノンフィクション。
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3.0※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 160年の歴史を持つ世界最高峰のヨットレース、アメリカズカップ。 ニッポンチャレンジを組織してアメリカ杯獲得の夢を追い続けた山崎達光氏と、 氏の右腕としてシンジケートを支えた武村洋一氏が、 あらためて3回にわたる挑戦の内幕を綴った。 日本がどうやって未知の世界に足を踏み入れ、戦い、何を訴え、何を残したか。 そして、なぜ挑戦をやめてしまったのか……。
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-メキシコ湾岸、フロリダ、そしてニューヨークまで、温暖化と海面上昇がもたらした崩壊の風景と、常識を覆す「人新世」の恐るべき現実。2018年ピューリッツァー賞最終候補作。
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-※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 四方を海に囲まれた日本は、食料や環境、資源にいたるまで、海に左右される事柄が多く、また地球環境を考えるにも地球表面の約70%を占める海に関する知識が必要となります。本書では、「海はどうやってできたのか」といったスケールの大きい話題から「海はなぜしょっぱいのか」「海はどのくらい広くて深いのか」といった素朴な疑問まで図やイラスト、写真を用いてやさしく解説します。海はどうやってできて、今の海になったのかという歴史的な話や海をつくっている海水の話、海の広さ、深さ、構造といった地形の話、海に眠るさまざまな資源の話、それらを調べるための海洋観測・調査の話など、海に関わるすべてのことがわかります。
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-反骨の医学者、坂本二哉博士がはじめて赤裸々に語るその生い立ちと半生記。海霧おおう釧路に生をうけた博士が、心臓病学の泰斗として無数の病者の力となり、自ら創設した日本心臓病学会の名を世界に高めるまでの不撓不屈の日々を追憶する、文学の香り高い自伝。 (※本書は2006/9/1に株式会社 愛育社より発売された書籍を電子化したものです)
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5.0日本人に足りないのは、バカなことをやり抜くひねくれ精神。“独創の巨人”がアイデアの源泉を語る。リンゴ三つとミカン三つを足すと、全部でいくつになりますか?――この質問にこそ、国際競争力を左右するカギが隠されている。いまだに教科書を正しく暗記し、模範解答をすみやかに出すことが最善だと勘違いしている日本人。すぐに役立つ知識ばかりがもてはやされる。これではたして真に優秀な人を評価できているのだろうか。「ミスター半導体」と世界に称賛された“独創の巨人”は言う。「バカなことに最後まで打ち込みなさい」。突拍子もないアイデアを形にし、新しいものを生み出す力はどこから湧き上がるのか?
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-※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 はじめて海に来たゆうちゃんが砂浜をかけていくと、大きな波が、ざっぶーん! びっくりしてしりもちをついたゆうちゃんが「海って、ちょっとこわいな」と思っていると「じゃあ、砂あそびしよう」とお父さん。二人は砂のくじらをつくりました。お父さんが泳いでいってしまうと「さあ、ぼくたちもひとおよぎしよう」――突然砂のくじらが話しかけてきたのです。いつのまにか、ゆうちゃんは海の中。くじらと仲良く泳いでいると乱暴者のさめが現れて……。「もうダメだ。食べられる」と思った瞬間、くじらのお父さんが助けにきてくれました。くじらのお父さんはゆうちゃんに言いました。「もう大きな波だって平気だろう?」「うん、ぼく平気だよ。」ゆうちゃんは、海が大好きになっていたのです。海の鮮やかなブルーが画面いっぱいに広がる好評「ゆうちゃん」シリーズ第7弾。
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3.5東京で働いていた私が残念旅館の女将に!? 亡き母の跡を継ぎ、東京での仕事を辞め静岡県伊東市にある「海近旅館」の女将となった海野美咲は、ため息ばかりついていた。 美咲の旅館は“部屋から海が見える”ことだけが取り柄で、他のサービスは全ていまひとつ。お客の入りも悪く、ともに宿を切り盛りする父も兄も、全く頼りにならなかった。 名女将だった母のおかげで経営が成り立っていたことを改めて思い知り、一人頭を抱える美咲。あるとき、不思議な二人組の男性客が泊まりに来る。さらに、その二人が「海近旅館」を買収するための下見に来ているのではないかと噂が広がり……。 ドラマ化もされた大人気作「鴨川食堂」シリーズの著者が贈る、おいしくて元気が出る、ハートフルストーリー! 文庫化にあたり、“今すぐ行きたい”著者厳選のおすすめ旅館を紹介する「美咲のおすすめ宿 厳選8軒」も収録! ※この作品は単行本版として配信されていた作品の文庫本版です。
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-本書は2020年に刊行した『令和版 海釣りドライブマップ(1) 東京湾~房総半島』の完全リニューアル版。 千葉の銚子から房総半島を完全カバーし、東京湾湾奥の暁ふ頭公園辺りまでの海岸線付近の釣り場を徹底網羅。磯や港などの拡大図を豊富に掲載し、「魚アイコン」でターゲットがひと目で分かる。釣具・釣りエサ店・渡船屋情報等も列記し、シーバス情報も豊富!
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-北は北海道から南は九州まで各地の人気エリアをカバーし、20年以上にも及ぶ大ベストセラーシリーズ。本書は2021年に刊行した『令和版 海釣りドライブマップ(2) 東京湾~三浦半島』の完全リニューアル版。東京湾湾奥の江東区周辺から神奈川県湘南海岸や相模川河口辺りまでの海岸線付近の釣り場を徹底網羅。磯や港などの拡大図を豊富に掲載し、「魚アイコン」でターゲットがひと目で分かる。釣具・釣りエサ店・渡船屋情報等も列記し、シーバス情報も豊富!
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4.3※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 ・ウミヘビになっちゃうタコ ・あたまに透明なコックピットをのせている魚 ・チアガールみたいなカニ etc... ヒトから見ると、 「なんでこんなカタチになっちゃったの?」 「なんでこんな生きかたしてるの?」 と不思議に思う、愛すべき海の仲間たちの生態を紹介。 彼らが海という過酷な世界で生き残るための作戦は、 このせちがらいヒトの世界で生きる参考にもなります。 子どもから大人まで楽しめて、 次の週末に必ず水族館に行きたくなる! 進化のふしぎ&絶滅一歩手前のギリギリワールド!
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4.0※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 「なんでやねん!」と一緒にツッコミたくなるコミュニケーション絵本。人気シリーズ5作目の舞台は海!家族みんなでのんびりと海水浴に出かけます。青い海、白い砂浜、水着に着替えて準備万端…ところが!突如おすもうさんが現れたり、昔話のキャラクターがやってきたり…。こんな海水浴、ありえない!思わず「なんでやねん! 」と突っ込みたくなることばかりが起きます。子どもも大人も笑いがあふれるコミュニケーション絵本です。
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-大切にしていた想い、伝える時は今―― あなたに伝えたい、この気持ち。 1~4巻までの全巻を通して読めるセットの完全版で登場!
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5.0「作り手の本気が伝わるカレンダー。 そのドキュメントを一気に読みました。 最後には、漁師さんの向こうにある美しい海が残りました」(樋口可南子・女優) 藤井保・浅田政志・川島小鳥・竹沢うるま・奥山由之・前康輔・幡野広志・市橋織江・公文健太郎・瀧本幹也――日本を代表する10名の写真家が撮影を担当し、2014年版から2024年版まで全10作を刊行。国内外で多数の賞も受賞した『気仙沼漁師カレンダー』。 そのきっかけは、地元を愛する女性たちの会、「気仙沼つばき会」の「街の宝である漁師さんたちを世界に発信したい!」という強い想いだった。 本人たちいわく「田舎の普通のおばさん」たちが、いかにして『気仙沼漁師カレンダー』プロジェクトを10年にわたり継続させることができたのか。 被写体となった漁師、撮影を担当した10名の写真家、「気仙沼つばき会」ふくむ制作スタッフなど徹底取材。 多数の証言でその舞台裏を綴る。元気と感動と地方創生のヒントも学べるノンフィクション。 10名の写真家が選んだカレンダーでの思い入れの深い写真や、単独インタビューも掲載。写真ファンにとっても貴重な一冊でもある。 【著者略歴】 からさわ・かずや●1967年、愛知県生まれ。 明治大学卒業後、広告代理店勤務を経てフリーライターに。 単著に『負け犬伝説』『マイク一本、一千万』(ともに、ぴあ)、 企画・構成書に、爆笑問題・太田光自伝『カラス』(小学館)、 田口壮『何苦楚日記』(主婦と生活社)、 森田まさのり『べしゃる漫画家』(集英社)などがある。
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4.0藤原純友は、知略にたけて色を好むが、官途への望みを断ち、力による天下改革を夢見ていた。一方、坂東下総の住人で、官位を求めて京に上り、公家の専横と、盗賊・夜盗の跋扈(ばっこ)する都の退廃を目にし、やや憂鬱の色をたたえるも、強靭な体躯をもつ平将門。純友は朝廷転覆の驚くべき野心を将門にもらす……伊予掾(いよのじょう)に任じられて都を去った純友は、西海の海賊追捕の兵に加わって功名を求める将門の無事を画策する。将門は東国に帰り、一族争闘に巻き込まれ、ついに叛乱を起こした。純友もこの機に「海賊大将軍」となって、一気に都を攻略すべく、淀川河口に大船団を集結させた。このとき一筋の虹 が空にかかる。
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-「薄曇りの夜空のひろがるその下で、はるかかなたイオニア海の水平線に、金属が溶けあうように曙光がさしはじめた。よしと、一杯の紅茶とトーストのかけらを飲みこんだ」。1921年1月、作家は妻“女王蜂”を伴い、居住していたシチリアからサルデーニャに向けて旅立つ。近代化のさなかにあっていまだ野性味を残す島の自然と人々。市場の野菜。山々を行く汽車とバス。だがこの島にも第一次世界大戦後の世情が影を落とし……。作家は確かな直感と観察によって、旅の跡を活き活きと書き綴る。本文庫では原書初版で削除された箇所を復元。ロレンス文学の頂点と評される傑作旅行記を名訳で。
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4.0豪華クルーズ会社〈ファルコンクルーズ〉の乗務員ジェナは、ある日船上で、社長のニック・ファルコにダンスに誘われる。二人はすぐさま惹かれ合い、甘い日々をともにするが、ニックはジェナが自社の社員だとは気づいていないらしくジェナもまた、身分を明かすタイミングを逃したままでいた。だがついに社員であることがばれ、ジェナは次の停留所で無理やり船から降ろされ、解雇を言い渡される。おなかにニックの子供がいるとわかったのは、その後のことだった。あれから一年以上たったいま、ジェナはニックに会うために客としてクルーズ船に乗り込んでいた――ある計画を胸に秘め。
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4.1温かな涙を誘う、思い出のおやつ。 祖母の死を機に田舎から街に引っ越して、父親と弟との三人暮らしを始めた女子高生の香月。だが、転校先では友達ができず、母親代わりの家事もうまくこなせず、父親ともぎくしゃくして、居場所を見つけられないまま、寂しい気持ちを抱えて毎日を過ごしている。 ある日、隣の席にすわる男子生徒のノートを間違えて持ち帰った香月は、そこにいくつものデザートレシピが手書きされているのを見ておどろく。「あの間宮くんが、ケーキ作り?」 クラスの中心人物である間宮立海は、いかにも都会的な洗練された男の子。気後れするほど苦手なタイプの彼が、誰にも内緒で菓子作りをしているらしい。立海の意外な趣味を知った香月は、秘密を守る代わりに、菓子作りを教えてほしいと持ちかける。渋々ながらも、立海は香月の師匠役を引き受けてくれることに。 夜だけ開く喫茶店でデザート作りをする立海を手伝いながら、懐かしい祖母のおやつを思い出す香月。ホットケーキ、プリン、かぼちゃぜんざい。誰かに認められるために、自分なりの味を作ろうと気負うけれど……。 思い出の味は、きっと幸せの味。切なくて優しい青春ストーリー!
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-想いはすれ違い、幸福は手からこぼれ落ちる。わたしたちはもう終わりなの? 大富豪の夫メイソンとの子供に恵まれなかったスカーレットは、養子縁組で迎えた赤ん坊まで心変わりをした実母に奪われ、失意のどん底に突き落とされた。夫婦仲も徐々に険悪になり、ついにメイソンは「別の男と幸せになってくれ」と言い捨て、家を出ていってしまった。離婚も時間の問題だった。そんなとき、死の床にある義弟から幼い一人娘の養育を託される。弟を安心させたいというメイソンの願いを聞き、スカーレットは彼と幼子を我が家へ迎え入れる決意をした。二人の情熱は再び燃えあがり、彼女は幸福に酔いしれた──“メイソンを信じてもいいの?”という心の声に耳を塞いで。 ■巧みなストーリー展開と個性豊かなキャラクター描写で人気の作家、アンドレア・ローレンスが描く、夫婦の愛と再生の物語をお楽しみください。壊れかけた二人の絆を、1歳になったばかりのルナがどう結びつけていくのか……? ご注目ください。
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-青々とした海原に突き出した岬の突端に築かれた、煉瓦性の白亜の灯台――海洋国家日本のもっとも美しい風景のひとつです。 その灯台がいま、危機にあります。 GPSの発達により、夜間の航海法が大きく変化し、灯台の実用的な重要性はどんどん低くなっているのです。 しかし、灯台は日本と世界の接点にあって、江戸末期以来の日本の近代化を見守り続けてきた象徴的な存在でもあります。 その技術、歴史、そして人との関りは、まさに文化遺産であるのです。 四方を海に囲まれた日本ならではの灯台の歴史と文化を、余すところなく網羅したのが本書です。 美しい写真とともに、日本近代のロマンを楽しんでください。
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-「僕、すぐに大人になる。英語ペラペラで、背が高くて、かっこいい大人になる。そしたら、環奈ちゃんのことを迎えに来るから」——東京でOLとして働く二十八歳の狭山環奈は、法事で実家に帰省した際、自分がまだ高校生だった頃の遠い夏の日、近所に住む綺麗な男の子、龍ちゃんに海で言われた言葉をふと思い返していた。 やがて法事を終え、駅のホームで新幹線を待っていた環奈は、ラムネの入ったペットボトルのふたを開けた時、前に並んでいた男性のスーツを濡らしてしまう。あわてて男性に謝る環奈だったが、よく見ると彼に見覚えがあることに気づく……。 「僕、……大人になったよ」六歳年下の龍ちゃん——望月龍之介は誰もが見惚れる魅力的な男性になって、十年振りに環奈の目の前に現れたのだった……!!
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-沖縄、奄美の戦前・戦後の島の歴史やさまざまな伝承とくらしの知恵を聞き書きでまとめたブックレット第4弾。「沖縄島のくらし」第2弾で、沖縄島本部町の海や魚、漁の話、おばぁが裸足で歩き通した山道など山の話、戦前の那覇の市場の話など海、山、里に生きて来た人々からの5篇の聞き取り。第1章 本部町備瀬・サンゴ礁の海と魚と漁 第一話 サンゴ礁の地形・魚・漁 第二話 シクシキ(アイゴ稚魚の網漁)のこと 第三話 おいしい魚とその食べ方/第2章 名護市グスクヤマ・ヤマは切り方があるんだ/第3章 那覇市旭町・市場の思い出/第4章 国頭村奥間・与那覇岳に試験場があった頃/第5章 国頭村安田・ウメさんの山歩き
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-両親に先立たれ、病身の弟をかかえる朝吹沙枝子は、偶然知りあった女性の好意で、東京・青山の宝石店に就職した。だがある日、店から消えたダイヤの指環が沙枝子のコートのポケットから見つかり、正体不明の女から脅迫電話がかかってきた。身に覚えのない“証拠写真”を持っているという。不運の身を嘆く沙枝子だったが、さらに恐るべき罠が彼女を待ちうけていた。女の意のままに操られるうちに、思いがけず人を殺めてしまい……。長篇サンペンス・ミステリ。 ●日下圭介(くさか・けいすけ) 1940年和歌山県生まれ。早稲田大学第一商学部卒。1965年朝日新聞社に入社。1975年『蝶たちは今…』で第21回江戸川乱歩賞を受賞。1982年『鶯を呼ぶ少年』『木に登る犬』で日本推理作家協会賞・短編賞を受賞。その後作家活動に専念し、『黄金機関車を狙え』などの近代史ミステリーで新境地を開く。
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-※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 僕の親父はファンタジー作家。新作に取り掛かったが、しょっぱなから行き詰って、ぷいと外に出かけてしまった。主人公も登場させないうちにスランプとは・・・。だが、寝ていた僕の頭の中に、その主人公が突然、現れた。「君、力を貸してくれ。」 こうして僕は親父の物語の世界に入りこむ。すてきなお姫さまのいる、伝説と歌にみちた島国レープスが舞台で、世継の君フェナフ・レッドというのが、僕のなりかわった主人公。彼は失われたレープスの神宝<ひびき石>を取り戻すと予言された「新しき王」らしいのだが・・・。 王の妾妃やその叔父が、世継を排除しようとはかりごとをめぐらしている。折から、南方の大国ハイオルンとの不和、隣国コルピバの内乱など、平和だったレープスにも影がさして・・・。 伝説の英雄は、予言の歌は、そして僕=フェナフ・レッドの運命はいかに? 心おどる壮大なファンタジーの世界!
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-日本海軍軍令部は、米豪分断を企図する「FS作戦」を発動させた。南雲忠一率いる第一航空艦隊は、真珠湾の奇襲を免れた米機動部隊と南太平洋ニューカレドニア沖で遂に激突!
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4.5※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 ウミガメの生態と、迫る危機を取り上げた写真絵本。 ウミガメは世界で人気の生き物ですが、沖縄で見られるアカウミガメ、アオウミガメ、タイマイの3種は、いずれもIUCN(国際自然保護連合)のレッドリストで絶滅危惧種に指定されています。 ウミガメに迫る危機の大きな原因になっているのは、まず、地球温暖化です。地球温暖化が進むと、海の水位が高くなって砂浜の面積が減少し、産卵が困難になるばかりか、食べ物となる生物が減少し、くらしていけなくなります。 また、メスばかりが生まれてしまうため、絶滅する可能性もあります。砂浜に産まれたウミガメの卵は砂の温度で性別が決まり、29度よりも高ければメス、低ければオスになるからです。 もう一つの原因は、プラスチックごみです。ウミガメは肺呼吸をするため、息継ぎをしに浮上しますが、水中にただようロープやビニールごみにからまり、浮上できずに呼吸ができなくなって、死んで打ち上げられる個体が多くいます。 もちろん、プラスチックを鼻や口からのみこんで死んでしまうこともあります。 この本では、取材地の沖縄の海で、地域の人々に愛されているアオウミガメの「花子」と著者の出会いをきっかけにして、ウミガメの姿や種類、産卵のようすや子ガメのふ化、海への旅立ちを迫力の写真で紹介し、後半では前述したウミガメに迫る危機に加えて、地域の人々の保護の努力も紹介されます。 著者が間近で撮影したウミガメの花子のかわいらしい表情やしぐさと、ウミガメが卵からおとなになるまでの生きぬくきびしさを織り交ぜながら、ウミガメに関するさまざまな知識と、世界でおこっている環境問題を子どもたちに伝えます。
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3.8宮本常一の傑作『山に生きる人びと』と対をなす、日本人の祖先・海人たちの移動と定着の歴史と民俗。海の民の漁撈、航海、村作り、信仰の記録。
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-※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 120余りの島々から成る風光明媚な地・天草は、島全体が「海にうかぶ博物館」だ――イルカも生息する美しい海。ユニークで魅力あふれる大小の山々。特徴的なケスタ地形。恐竜をはじめとする様々な化石。老若男女に人気のおっぱい岩。世界遺産にもなった潜伏キリシタン関連遺産……「天草1億年の大地とその上に築かれた人々の歴史・民族・生活」を、豊富なフルカラー写真や図表とともに紹介する、天草完全ガイドブック。
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3.0※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 鉄道会社の重役、大林二郎は、鉄道の起工イベントのため、故郷へもどった。そして自分の人生を変えたひと夏のできごとを思い出した。小学6年生だった二郎は、カツオ船の船主の頼みで、その孫の少年を駅にむかえにいくが見つからない。焦った二郎だったが、じつは孫は女の子で見逃していたのだ。都会育ちの少女、夏生は、二郎を気にいったらしく、いっしょに釣りをしたりして、仲良くなっていく。村をあげての竜神祭の日、舟の競争、伝馬くらべで事件があり二郎は窮地におちいるが、夏生の機転で助けられる。その日の夜、二郎と夏生は、事件に関わった利男と光彦とともに海へ漕ぎだし、ふしぎな体験をする。
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5.0ブレアーは出会い系サイト「たくさんの魚」で出会った男の話をしていた。恋多き男の恋バナにつきあいながらも、そんなブレアーに恋する幼馴染み・フィンの心境は複雑。そんなブレアーの新しい相手の趣味はダイビングだという。十代の頃からよくダイビングをしていたブレアーとフィンだったが、ブレアーはなんとその練習のためにフィンをダイビングに誘ってきて……!?
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