うんこ文学 ――漏らす悲しみを知っている人のための17の物語

うんこ文学 ――漏らす悲しみを知っている人のための17の物語

880円 (税込)

4pt

うんこ。だれでもうんこをする。日々のことだから、ときには失敗もする。でも、みんなそれを隠す。うんこは下品、汚いと嫌がられる。下ネタとして笑話にするのがせいぜい。人前で漏らしたりしたら、それだけで多くを失ってしまう。それはなぜなのか? 生きるかなしみとしての排泄、漏らしたときのせつなさ、それを見事に描ききった文学作品を、自身も漏らしたことのある編者が集めた、渾身の名作選!

...続きを読む

詳しい情報を見る

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

うんこ文学 ――漏らす悲しみを知っている人のための17の物語 のユーザーレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    うんこを漏らすという行為を集めた異色のアンソロジー。幅広い年代、作家による様々な排泄の表現はどれも面白く読めました。漏らす事を知る人であれば文中の悲しみや切なさは痛いほど刺さるのではないでしょうか。尻拭きに最適な品を語るラブレーの一編が特に気に入りました。

    0
    2023年09月25日

    Posted by ブクログ

    (2024/11/05 3h)

    本アンソロジーを読む前に編者のエッセイ『食べることと出すこと』を読んだので、「あとがきに書いていた排泄文学、出すことができたんだなあ」と感激しました。

    わたし自身、うんこに対して幼児期と変わらぬ愛着を抱いておりましたので、このアンソロジーのタイトルには強く惹かれる

    0
    2024年11月05日

    Posted by ブクログ

    著者はラジオで知っていて、紹介されていた本を読みたいと思っていたが、先にこの本が初読みとなる。

    著者の病気に関連した編集だけれど、本にも書かれているように人間誰でも体験したり、遭遇したりと人生には切り離せない事象だ。

    物語は、帯の細雪から始まり、最後のダビンチの言葉で締められている盛りだくさんの

    0
    2023年05月16日

    Posted by ブクログ

    著者自身が、そういう病気になっているということで、うんこを漏らすことを題材にした小説などを集めている本。
    着眼点がおもしろい。誰しもが隠したがることを、どうやって文豪と言われているような人が扱っているか、告白しているか、カミングアウトしているか。
    そういう小説を集めた、ということだけでも価値があると

    0
    2023年04月10日

    Posted by ブクログ

    珍しい、排便にまつわるアンソロジー。
    よかったのは尾辻克彦「出口」、山田風太郎「春愁糞尿潭」、筒井康隆「コレラ」、山田ルイ53世「ヒキコモリ漂流記 完全版(抄)」、阿川弘之「黒い煎餅」、伊沢正名「野糞の醍醐味」、ヤン・クィジャ「半地下生活者」。

    漏らすのは人間の尊厳に関わる…そういう思い込みが自分

    0
    2023年03月01日

    Posted by ブクログ

    「うんこ」にまつわる小説やエッセイなどを集めたアンソロジー。
    谷崎潤一郎は好きな作家だが恥ずかしながら「細雪」は未読で、その結末が下痢で腹を下した主人公?が長距離列車に乗って旅立つところで終わるのだとは知らなかった。
    唯一収録されているマンガが「トイレット博士」でも「Drスランプ」でもなく土田よしこ

    0
    2023年02月24日

    Posted by ブクログ

    大の排泄を取り扱ったアンソロジー。

    最近はないが、若い頃は通勤時や帰宅時にに危ない思いを何度もしたことがあり、ストッパを持ち歩いていたこともあった。最初の小説と同様、これまでもどうにかなってきたので、これからも大丈夫だろうと思っている。

    とは言え、これを読んで、結局老後は誰かの世話になるのだと痛

    0
    2023年07月23日

    Posted by ブクログ

    うんこは悲しくて深い。
    大切なことから目を背けて生きてきた気がする。便の小説、エッセイは多いのですね。最初は読み流そうと思っていましたが、次第に引き込まれ見事うんこまみれとなりました。おしっこ文学もいつか読んでみたいです。頭木さんのファンです。

    0
    2023年06月10日

    Posted by ブクログ

    星野源や朝井リョウが「うんこを漏らした」という話を面白おかしくエッセイで語っていますが、その流れをくむ本だろうと思い手に取りました。

    本書ではエッセイだけでなく、古今東西の文学作品や哲学者の考察など幅広く「排泄」について取り上げた作品を収録しており、このテーマは他者と広く共有する者ではないにしても

    0
    2023年05月01日

    Posted by ブクログ

     編者頭木さんが難病に罹り大変苦しんだことは『食べることと出すこと』で知ったが、20歳のときに人前でうんこを漏らしてしまったときのショック、茫然自失の状態になってしまった経験から、同じような状況になってしまった場合、人はどのような気持ちとなり、どのようにするのかを知りたいとの思いから、本アンソロジー

    0
    2023年02月25日

うんこ文学 ――漏らす悲しみを知っている人のための17の物語 の詳細情報

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

この本をチェックした人は、こんな本もチェックしています

ちくま文庫 の最新刊

無料で読める エッセイ・紀行

エッセイ・紀行 ランキング

頭木弘樹 のこれもおすすめ

同じジャンルの本を探す