本書の内容はクソです! フンで爆撃(ばくげき)する鳥、フンに化(ば)ける虫、暗黒のフン地獄(じごく)……。変な生き物のうんこの世界を、52点のシュールな絵とともに紹介(しょうかい)。累計(るいけい)55万部「へんないきもの」シリーズ作者が4年かけたクソ真面目で笑える力作! ――穴(あな)からボットンと落ちるだけ。しかもくさい。生物の神経系(しんけいけい)や免疫機構(めんえききこう)は、あれほど高度なのに、なんで排泄(はいせつ)だけはこんなに適当(てきとう)なのだ。うんこよおまえは何者なのか。自然界(しぜんかい)のフシギに思わずうなる、ためになる一冊。
Posted by ブクログ 2015年05月28日
予約時にタイトルを告げる時、
若干感じた恥じらいを、
読後は逆に恥じた。
表と裏。
双方、平等に把握しなきゃ
世の中上手く回っている仕組みがわからないまま。
きたないものに蓋をして、
きれいなものだけみていたら、
いつまでたっても
本当はつかめない。
早川氏の軽妙な語り口と、
寺西氏のリアルラ...続きを読む
Posted by ブクログ 2015年01月18日
どんな極上のミステリも、目の前の圧倒的な大自然の前では色褪せる。
とにかくすごい!何がすごいって一冊まるっとうんこについてがこれでもかと突きつけられる。
生物と切っても切れない排泄という行為がこんなにも驚異に溢れ、自然のサイクルに組み込まれ、生きとし生けるものをあらしめているとは。そして何より早川節...続きを読む
Posted by ブクログ 2017年08月19日
排泄を一見面白おかしく扱っているが確かな知識と愛がウンコに客観性をもたらしている。養分を生態系に循環させる手段の一つで、それぞれの生き物たちが活用している。
ムシクソハムシ、トリノフンダマシ、ハイラックス、カメノコハムシ、コウモリ、ノハラツグミ、ゾウ、カバ、など多彩な生き物の話が出てきてどれも面白く...続きを読む
Posted by ブクログ 2017年01月30日
最初から最後までうんこな一冊。 この本を読むとうんこは不浄なものではない気がしてくる。実際そうなのだが、やっぱり汚い。でもうんこで世界を救えるかもしれないし、うんこで肥料ができるし、うんこが飲み物になることもある。 知らない生き物もたくさん出てくるし、知らない知識を取り入れられる。 実にためになる一...続きを読む
Posted by ブクログ 2015年09月15日
ほっ と させられます
早川いくをさんの このシリーズを
手にする度に
ほっ と させられる
地球上に生きている
生き物たち
いろんなものたちが
いろんな生き方をしている
みんな
それで いいのだ
その 思想(!)が
しっかり 伝わってくるようです
いま この瞬間にも
ここに紹介された 生き...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年03月10日
ゾウのうんこってどんなんなんだろう?コウモリは?クジラは?・・・・・・といった、言われてみればどうなんだろうっていう疑問を生みだし解消してくれる、自ら需要を生み出し供給する素晴らしい本でした。基本的にはいきもののうんこの話なんですが、人類の公衆便所の起源に触れたり、第一次世界大戦や太平洋戦争をうんこ...続きを読む
Posted by ブクログ 2015年08月12日
必要に駆られて4類の本を読まねばならず手にした一冊。
軽妙な語り口で綴られていく、うんこの話。
嫌いな書き方じゃないですが、若干「ブログで書け」的な内容もあるので、其処が面白いと云える人には凄くお勧め。
うんこと云うか、フンの話なので其処までスカ●ロジストの魂を揺さぶるような描写は無いのでご安心を。...続きを読む