BL小説 - 新書館作品一覧
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4.8後宮で人質兼八十七番目の愛妾として、王の訪れもなく孤独に暮らす小国の王子リクハルド。絵を描くことだけを楽しみに、十二歳からの十年を慎ましく過ごしてきた。ある時、そんな彼の元へこの国の第三王子であるフェリクスが忍んできた。実はフェリクスは第一側妃シルヴィアの不義密通を暴くために、後宮での協力者を得ようとしていた。王太子を排除し、病床に就く現国王の跡を継ぐという野心を持っていたからだ。フェリクスは目的を知らせず、リクハルドに近づいて彼と親しくなる。リクハルドの単調な日々は、フェリクスの訪れにより彩られていく。母国から十分な仕送りがない上にシルヴィアの横領で後宮費は届かず、つましい生活をおくるリクハルドにとって、フェリクスの笑顔は心を温め、画材や薪などの差し入れは心身を助けるものだった。リクハルドはフェリクスに惹かれ始め、いつしか彼の肖像を描きたいと願うようになる。一方、フェリクスは苛立っていた。ずっと放置されてきたに等しいリクハルドが何も欲せず、誰も恨まず、儚い笑顔を浮かべつつも淡々としているからだ。そんな純真無垢なリクハルドを利用して、手駒にすることに迷いが出始める。こうしてフェリクスも、いつしかリクハルドに惹かれていたのだが……? 野心家の王子×純真無垢な王子、宮廷シークレット・ロマンス!!
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4.6上司から見合いの打診があったと何気なく告げた週末の居酒屋で、突然親友の藤吾に告白された光彦。藤吾のことは大事だが、恋の相手として見たことはない。丁重に断るものの、ふたりの未来を想像してみてほしいと重ねて請われ、夢小説がよく当たると評判の小説家の従姉に、自分と藤吾の夢小説を依頼するが……? 包容力攻×生真面目受のミラクル・ロマンス。
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5.0理久は『誰か(但し紳士的な細マッチョのイケメンに限る)に犯されたい』という特殊性癖を抱えつつ、退屈に生きる塾講師だ。その手のバーに足を運ぶことはあるものの、理想の『自分を犯してくれる誰か』は現れず、ただ待つ日々を送っていた。新任講師となった知希は、歓迎会が行われた土曜日の夜、一次会で帰った同僚の理久を最終電車で見つける。酔っていた理久は地面にカードとコンドームを落とした後すぐに回収して去るが、知希はその会員証がゲイ向けのハプニングバーのものだと気づいてしまう。理久のことが気になりだした知希だが、親しくなろうとしても理久のガードは固い。そんなある日、ハプニングバーの掲示板で理久らしきハンドルネームの来店予告を見かけ、知希は夜更けに家を飛び出す。理久は日々の仕事でストレスを溜めるなか、ハプニングバーの限定イベント『犯されたい子猫ちゃんパーティー』への参加を決めていた。ルールの中で安全に願望を叶えられるチャンスだと思ったからだ。そこへ現れたのは、アイマスクをつけていてもわかる理想の暴君。長年の念願が叶い、理久は男から紳士的に犯される。『子猫ちゃんパーティー』翌日、知希は頭を抱えていた。理久の望む姿で現れたものの、彼が求めているのは暴君であって知希ではない。知希は好きな相手のことは溺れるくらいに甘やかしたいタイプだった。ところが悩む知希の目に、ハプニングバーの掲示板で暴君を探す理久の書き込みが飛び込んできたことから……? 甘やかしたい男×犯されたい男、思いもよらぬところから生まれるフェティッシュ・ラブ!!
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4.6ニュース配信社の記者、ベンジャミンは、英国の次期国王ジェイムス皇太子を取材するためケニアにやってきた。滞在先のホテルの中庭で出会ったのは、あろうことかジェイムスその人だった。雨が上がるまでの時間つぶしに、ベンの部屋のテラスでチェスを始めた二人は、駒を取られるたびに一つ秘密を打ち明ける取り決めをする。それは軽いゲームのはずだった。しかしいつのまにか二人の間に不思議な感覚が通い始め――。世界で一番秘密の恋が、いま始まる。
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4.8父と兄の原因不明の死のせいで伯爵位を継承するため、戻りたくもなかった故郷のイギリスへ帰ってきたクレーンは、強烈な自殺願望に襲われる。追いつめられた彼は超常的な力に救いを求め、能力者(プラクティショナー)のスティーブン・デイを頼るが、デイにはクレーンの家族を憎む十分な理由があった。彼の家族は暴君であったクレーンの父親によって破滅させられていたのだ――。KJ・チャールズ、待望の新シリーズ開幕! 短篇「刺青(タトゥー)に纏(まつ)わる間奏曲」も収録。
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-「順番も何もかも間違いだらけだったけど、君を世界で一番幸せにするから、だから俺を、君の運命の人にしてください」 金髪、強面、ガタイよしな鳶職の藤崎奏太は、実は理想の王子様との運命的な出会いを夢見る乙女男子。ある日、仕事先の解体現場で携帯を落とし、隣接するマンションの窓を割ってしまう。慌てて謝りに行った奏太を出迎えたのは、まさに「王子様」な聖清人だった。だが、ときめきに胸躍らせる奏太に対し聖が求めてきたのは、謝罪ではなく、奏太の自慰行為を見ることで……!? 腹黒リーマン紳士×純情ガテン系乙女、出会い頭のラブ・デスティニー!!
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-思ったことを心に留めることができずなんでも口に出してしまうマイロ。ある日存在も知らなかった祖母の死と、遺産として残された書店のことを知らされた彼は書店のあるリトルビーチにやってきた。受け継いだ建物の隣はタトゥショップで、オーナーのギデオンは素敵な笑顔で彼を迎える。住居に困ったマイロはギデオンの部屋で一緒に暮らすことになるが――!? 優しさにあふれるリトル・ビーチに咲いた小さな恋。
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4.4夏生と洸史郎は小一から高三まで一緒の学校、大学こそ別だったものの上京時のマンションもなぜか一緒という間柄。しかも陽気で賑やかなグループに属していた洸史郎と根暗でぼっちの夏生は、特に親しかったわけでもない。なのに大学時代にひょんなことから恋愛小説家ユニットを組み、気づけば六年が経っていた。そんなビジネスパートナーである洸史郎への恋心を、高二の頃から自覚している夏生。実は洸史郎へのひそやかな妄想を綴ったものが小説の元ネタだった。そして今は特定の相手はいないらしい洸史郎に、この先大切な相手ができた時のことを考え始めた夏生だったが……? 幼馴染みで同い年の二人の、両片想いこじらせロマンス!!
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4.0民間傭兵派遣会社EE社にFBI、地元の保安官補を経て民間傭兵派遣会社に入ったトム・ブードロウは 一月前にある動画を受け取っていた。その中で尋問を受けていた男こそが、トムの新たなパートナー、プロフェットだった。 もと海軍特殊部隊でCIAの工作員をしていたプロフェットは、研ぎすまされた武器のような最強のエージェント。 だが性格に難あり。そんな彼らに殺人事件の調査が指示された。 被害者はプロフェットの幼なじみの弟。情報を探るため地下ファイトに潜入したトムは自らの闇に引きずり込まれる。 そしてプロフェットもまた過去の亡霊に掴まっていく――。
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4.2勤め先を半ば追い出されるように辞めたパティシエの玲央(れお)は、その日、ラウロと名乗る男の訪問を受けた。彼は外資系ホテルに新規出店するパティスリーに玲央を勧誘しに来たと言う。華やかな容姿のせいで嫌な思いをしてきた玲央は警戒するが、先輩・村重(むらしげ)の後押しもあり承諾。大喜びするラウロの姿は、イタリアに住んでいた幼少期、町で見つけて連れ帰った黒い犬を彷彿とさせた。二人でいる時に玲央が不審者に襲われ、心配したラウロは玲央を社宅と称する超豪華マンションに連れて行くと、甲斐甲斐しく世話を焼き始め……? 本書は「狂犬ドルチェ」(プランタン出版刊)を元に電子書籍化いたしました。表紙イラストは描き下ろしとなります。表紙イラスト以外の収録はございません。
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