経理部員、恋の仕訳はできません

栗城偲 / みずかねりょう

鷹羽紡績経理部経理課で働く山田倫理は、規律や規範、ルーティンを守る生真面目な人間だ。だから社の規則に緩い同僚の染谷が苦手だった。一方で、彼の美貌に見惚れ、時に落ち着かない気持ちになることもあった。ある時、社では営業部・大町の横領が発覚する。だが、倫理は経理部員として事件に違和感を覚えた。彼が密かに調査しようとすると、なぜか染谷が倫理のそばに現れ……？ 「社史編纂室で恋をする」スピンオフ！

• カテゴリ: BL
• ジャンル: BL小説
• 出版社: 新書館
• 掲載誌・レーベル: ディアプラス文庫
• 電子版発売日: 2021年11月18日
• コンテンツ形式: EPUB
• サイズ(目安): 6MB

[ブクログ · ★★★★★]

「社史編纂室で恋をする」シリーズ3作目。
規律や規範、ルーティンを守る生真面目な人間の経理部の山田。
対して社の規則に緩い同僚の染谷が苦手。
なのに染谷の美貌に惹き付けられて…。
山田のとにかく時間を決めて生活するとか生真面目さが凄くてびっくりでした。
オマケに簿記の問題集を解くことがストレス解消!!
だからこそ染谷の緩さにイライラしつつもまずは美貌に惹かれ、その後に染谷の取るふとした触れてくる行動に振り回されてしまうのが(苦笑)
そんな中営業部の大町の横領事件が起きて染谷の謎の行動に疑問疑惑を持ち始めてハラハラでした。
皆が大町が犯人だと怒り憤る中山田は無実を信じていてくれているのがこのお話で知りなんだか切なかったです。
染谷の正体、事件の真相と山田にとっては良い結果になり、そして染谷とお互いに気持ちを伝え合えたのは本当に良かったです。
しかし染谷が山田とのHにここまでエロいとは照れました。
2作目での染谷目線でそれがもっと増してて。
山田にゾッコンな染谷、そんな染谷にベタ惚れな山田、ご馳走様でした。

稲葉がある意味いい味出してました。(笑)

[Mo · ★★★★★]

今回は鷹羽紡績の経理部のお話。『社史編纂室で恋をする』と並行したお話。志月君が社史編纂室に異動させられる前から始まり今回はお堅い倫理君と染谷さんがいろいろと経理部で巻き込まれていきます。シリーズなので塚森常務が出てくるお話も読みます。面白かった。

[匿名 · ★★★★★]

第３段！

社史〜シリーズの3作目！受けも攻めも好きなタイプで、めちゃくちゃ萌えました。社史〜と同時並行のストーリーなので、１作目のキャラクターも出て来て面白かったです。

[yurichitian20 · ★★★★★]

シリーズ制覇。

栗城先生の作品の大ファンで、漫画だけでは物足りなくなり、小説にも嵌まりました。
期待通りの作品でした。
ますます嵌まって行く自分か゛怖い！
山田さんに萌えました。

＃アツい ＃癒やされる ＃萌え

[😊 · ★★★★★]

シリーズで是非読んでほしい

栗城先生の作品で玉の輿よりも社史〜恋が好きで、スピンオフなので読まねばと購入。大町も稲葉もそれなりに出てくるし、山田のキャラがいいので事件の結末はわかってても楽しく読めました！

[ブクログ · ★★★★☆]

「社史編纂室～」のスピンオフ。攻がスピン元にてバーであれこれ言ってきた美青年。
同じ事件を別サイドで見る感じで、時系列的にはスピン元の事件の少し前あたりから。前作読んでなくても問題ない構成。

眼鏡率が妙に高い。

[匿名希望 · ★★★★☆]

攻めが意地悪

こういう攻めを読んだことがなかったので、新鮮でした。普段は同僚モード、でも恋人のときは…。さらっと変わるの萌えますねぇ。

社史～の話は未読でしたが、これだけでも楽しめました。
染谷の素性にびっくり。社史～を読んでいたらわかったのでしょうが、見事に驚かされました。
話が事件にうまく絡んでいて、かつBLもあっておもしろかったです。

[ブクログ · ★★★★☆]

「社史編纂室で恋をする」スピンオフ。
生真面目で面白味がないと自認している倫理が、自分とはまるで違う同僚の染谷に反発しつつも惹かれていく。そこに会社を揺るがす横領事件が発生し…。
スピン元の横領事件が、ここではわりと物語に深く関わっているのが珍しくも嬉しい。スピン元カプたちが、カメオ出演どころではなくがっつり出てきてるので、２倍楽しめる。
こちらの主人公の倫理は、地味で趣味もアレで良いとこないような感じだけど、だからこその共感が強い。
仕事で染谷に屈折した想いを抱くのもわかりみが深い。そういうやり方でしか仕事ができない人っているよね。目立たないけれど、社会の片隅でちゃんと頑張ってる人。こういう主人公、好きです。
倫理を翻弄する攻の染谷も良い。書き下ろしの染谷視点も納得で、ときめきました。
某さんと恋人同士って言われて苦い顔をするところも楽しかった。シリーズ好きなら間違いなく買いですよ。

[た · ★★★★☆]

裏話的な

大町君営業に戻ったんだっけ？と思いながら読んでいると、どうやら事件の前の出来事らしい。
経理部にも稲葉さんの同僚かいるとあったので、この人ね〜と思いながら読んでいたので、ワクワク感が半減だったかも。でも、栗城さんの作品好きなので、楽しめました。