ブックライブの書店員おすすめレビュー

すべて のおすすめレビュー

  • ブックライブ書店員

    アイルランド人の父と日本人の母を持つ「ぼく」が過ごす、英国・ブライトンでの中学校生活の最初の1年半を綴りながら、母である著者が英国だけでなく世界にはびこる社会問題を問う作品。
    人種差別的な発言を繰り返す友人とどう付き合っていくのか。今にも擦り切れそうな制服を着ている友人にどうしたら傷つけずに中古の制服を渡せるのか。
    様々な出来事や難題を素直に受け止め、悩みながらも自分なりに考えて行動していく姿に感嘆すると同時に自分だったらどうするだろうかと、とても考えさせられた。
    多様性とは?共感力とは?アイデンティティとは?
    扱っている内容は社会科の教科書のようだが、非常に読みやすく、内容がすっと頭に入ってくるのも本書のよいところ。
    グローバルな世の中を生き抜く現代人はぜひ一度読んでみてほしい1冊。

    2022年07月20日
  • ブックライブ書店員

    著者は「先ちゃん」の愛称で親しまれ、大ヒットマンガ『3月のライオン』の監修として、また洒脱なエッセイでも知られています。
    私は先ちゃんの、棋士の日常を鋭く見つめた文章が大好きでした。
    ライバルであり友人でもある同業者を書く時の、温かすぎず、でもクールすぎない視点は、棋士の中でも彼しか持ちえないのでは、と思っていました。
    そんな先ちゃんの、うつ病闘病記。
    得体の知れない病魔に立ち向かい、我を忘れたであろう時のことを書いても、先ちゃんは自分自身のまなざしを失っていませんでした。
    いつものエッセイの時の切れがない、という評もどこかで目にしましたが、ここまで分かりやすく、淡々とした文章でうつ病を描いた本を私は知りません。それはとてもすごいことだと思います。
    脳の病気なのに心の病気だと思われてしまうなど、うつ病への間違ったイメージをどうにか払拭したい思いが行間からにじみ出ていて、胸を打ちます。

    2022年07月20日
  • ブックライブ書店員

    かの有名な美脚の美魔女が歌う某曲と2文字しか違わないのに、こんなにも響きが変わるこのタイトルの秀逸さ…! 
    コラムニストのジェーン・スーさんが、今までに対談したことのある光浦靖子さん、山内マリコさん、中野信子さん、田中俊之さん、海野つなみさん、宇多丸さん、酒井順子さんとはもう一度話したい気持ちで、そして初対談の能町みね子さんとはじっくり話をしてみたい気持ちで、あえてテーマを設けずにされた対談がまとめられたこの本。ご本人が「ゲラを読んでいて、随所に蛍光ペンを引きたくなった」とまえがきに書いておられるとおり、読んでいる間じゅう、私も蛍光ペンを引きたくなる箇所がたくさんありましたし、ブンブンうなずいたり激しく膝を打ったり、非常にのめりこんで一気に読み終わりました。また、対談のお相手がいろいろなジャンルの方で、本当にいろいろな角度から「人生とは」「生きるとは」「加齢とは」などということを考えさせられます。
    「四十にして惑わず」と言うけれど、45歳になってもいくつになっても、惑うし悩むし、でもいろいろ更新しながら生きていくのだなぁと、諸先輩方(一部は後輩)のお話を聞いて楽になった気がします。そして、男性性を求められることに息苦しさを感じている男性にも、ぜひ読んでいただきたい本です。

    2022年07月20日
  • ブックライブ書店員

    企業同士が雇った闘技者同士を戦わせ、その仕合の結果によっては総事業費100億円のビジネスも獲得可能な、300年前より裏社会で行われている「拳願仕合」。
    ある日、冴えない中年サラリーマンの山下一夫は闘技者である十鬼蛇王馬(ときたおうま)の世話係に任命され、共に拳願仕合に参戦し数々の強敵たちと仕合をしていくことになるが…。

    警察官、暗殺者、医者、プロレスラーなどバラバラな背景を持つ闘技者たちの本気の殴り合いが高い画力で描かれており、どちらが勝つのかまったく読めない迫力のある仕合シーンは1度読み始めると止めることは出来ません!
    また主人公の十鬼蛇王馬と山下一夫コンビの絆も作品の大きな魅力です。最初は王馬に怯えていた一夫でしたが、共に苦難を乗り越えていく中で最高のパートナーになっていく様に真の友情を感じ取ることが出来ます。

    カッコいい漢同士の闘いが見たい方には是非オススメです!

    2022年07月20日
  • ブックライブ書店員

    発売以来、日本中に愛されているエッセイの名作!

    さくらももこ先生の日常の出来事を描いたエッセイ。みなさまお馴染みのあのキャラクターたちが登場します。

    「『こんなもの買わなきゃよかった』という物をすべて返品したら、総額いくら返ってくるであろうか」。これは作中で最も好きな一文です。「フッ」と笑ってしまう台詞ですが、浪費癖のある私にとっては気になるテーマ。みなさまはどのくらいの金額が返ってくるか知りたくはないですか?

    「日々の生活が何だかつまらない…」と感じている方に、是非読んでいただきたいです。
    作品の世界観に魅了され、日常を愛おしく感じること間違いなしです!

    2022年07月20日
  • ブックライブ書店員

    あなたが恋人に求める1番の条件は何ですか?

    金で男を選ぶ女・紅葉と、カラダで女を選ぶ男・泰輔のニヤニヤが止まらないラブコメディ。
    合コンで出会った2人は、お互いが理想の相手!だが、自分の下心を知られないように振舞ううちに思わぬハプニングが起こって…。

    気になる相手を前に本音を隠してしまう人は多いはず。作中の2人も同じなのに、面白くてたまらない。その理由は、相手に求める条件が単純明快、「金」「カラダ」だから!途轍もなく清々しい条件でお互いが一致しているはずなのに、進展しない2人の関係。その様子を見て、もどかしく、そして面白く…様々な感情が芽生えること間違いなしです!

    普通の恋愛マンガに飽きた人にオススメです!

    2022年07月20日
  • ブックライブ書店員

    絶対に出会いたくない漫画キャラクターNo.1

    本作は「闇金ウシジマくん」史上最恐の男・肉蝮(にくまむし)が主役のスピンオフ作品です。ウシジマくんを読んだことがある方は、この肉蝮がどれほど恐ろしい男かご存じのことでしょう。読んだことがない方も、この作品を読むと肉蝮の恐ろしさを嫌というほど味わうことができます。

    物語は肉蝮が刑務所から出所するシーンから始まります。
    出所するだけなのに、楯を持った完全防備の警官たちが数十人集まる有様です。この描写だけで「こいつはヤバい奴だ…!」という緊張感がひしひしと伝わってきます。

    出所した肉蝮は、偶然居合わせてしまった不幸な大学生・有馬とともに、過去に自分を貶めた人物に復讐をするため行動を開始します。
    何人もの人々を拷問し、ついにターゲットの居場所を特定した肉蝮。しかし相手もこの肉蝮を1度は負かした強者です。
    規格外の2人が出会うとき、一体どんな結末を迎えるのでしょう…?

    繰り返しになりますが、この肉蝮という人物、見た目・性格・強さ、すべてが規格外です。
    真夏でもファーのついたフードを頭に被り、常人がデコピンする感覚で鼻をへし折り、耳を千切り、目を抉るような、良心や罪悪感など1ミリも持ち合わせていない男です。

    ここまで常軌を逸した人物には、漫画内でもなかなか出会うことが出来ません。
    次はどんな行動を起こすんだ!?そんなことしちゃうのか!とページを捲るたびにハラハラドキドキ、だけど妙に癖になる肉蝮劇場をぜひご覧ください!

    2022年07月20日
  • ブックライブ書店員

    中日の球団マスコット「ドアラ」によるゆるゆる日常エッセイ!

    皆さんはプロ野球の「球団マスコット」の存在をご存じでしょうか?
    セリーグ、パリーグの各球団には、それぞれ球団マスコットキャラクターが存在します。
    巨人の「ジャビット」、ソフトバンクの「ハリーホーク」、ヤクルトの「つば九朗」、西武の「レオ」…名前を聞くだけではピンとこない方も多いと思いますが、試合の合間のパフォーマンスを見たことがある人もいるのではないでしょうか。
    そんな球団マスコットたちの中で1番異彩を放っているのは、中日のマスコットキャラクター『ドアラ』です!
    その魅力を3つ厳選してご紹介させていただきます!

    ①マスコットキャラクターとは思えない自由奔放さ
    ドアラの性格を一言で表すとするならば、「自由奔放」です。
    ダンスステージ中に1人だけ井森ダンスをはじめたり、大喜利の際にブラックジョークの効いた回答で司会を困らせたり、まったく行動が読めないキャラクターです。
    その不可解な、キモかわな様子が子供のみならず大人まで多くの世代を虜にしています。

    ②試合の合間で見せるバク転
    ドアラは試合の合間に捻りが入ったバク転を披露するのですが、その成功率はお世辞にも高いとは言えません。そのせいか近年は捻りなしのノーマルバク転を中心に披露していますが、解説者の方に「攻めの姿勢が足りない。捻らないと意味がない。」となかなか鋭いツッコミをうけています。そのやりとりはもちろん、バク転に失敗して悔しがってる姿も非常に可愛らしいです。

    ③選手との距離感
    球団マスコットは選手たちと非常に友好的ですが、ドアラは特に選手との距離が近いマスコットだと思います。
    試合前や練習中にちょっかいを出したり仲良く喋ったり、選手の他に監督やコーチと談笑していることもしばしばです。
    他球団にもお気に入りの選手がいるようで、相手ベンチに突撃し談笑したり、自作のグッズを宣伝したりしています。

    いかがでしょうか。なかなか癖が強いキャラクターですよね!
    そんなドアラですが、なんと本も多く執筆しています。特に本作はドアラの日常を描いたゆるゆるエッセイとなっており、内容はタイトルの通り、ドアラが財布を失くしてしまった様子がゆるく綴られています。
    あざとすぎず、固くもなく、ただただ「ドアラ」の等身大の気持ちがそのまま書かれており、思わずクスっと笑ってしまうような内容となっています。

    上記を読んで、少しでもドアラに興味を持った方はぜひ本作をご覧ください!

    2022年07月20日
  • ブックライブ書店員

    皆さんは何か物事に取り組む際、「今日は疲れたから…」「今日は他の予定があるから…」など、何かと理由を付けてやることを先延ばしにしてしまうことはありませんか?(私はめちゃくちゃあります)
    本作は、そんな口だけで行動しない男・器根田刃こと渡辺勇大の日常を描いたコメディ要素強めの作品になります。

    マンガ専門学校に通う、器根田刃こと渡辺勇大は

    「『帝塚賞』で大絶賛されて入選受賞!!!」
    「鳴り物入りで華々しく『週刊少年ダンプ』本誌デビュー以外ねーだろ!」

    と、自分の才能に対して非常に自信を持っているようです。
    そんな彼はマンガ専門学校で、マンガ家志望の同級生とともにデビューを目指して日々マンガを描いて…いないのです。
    マンガ家を目指しているのに、まっっっっったく漫画を描かないのです!

    「ぎりぎりまで粘る作家性だから…」「アイデアが真似されたから…」「先にブログ書いてから…」「肖像権とか気にしないといけないから…」

    などなど、なんじゃそりゃという理由で描くことからひたすら逃げ、他人のあらを探すことで自分の自尊心を保っているのです。ぜひとも反面教師にしたい人物ですね。

    そんな彼ですが、いつまでも学生のままでいられるわけもなく、気づけば周りは漫画家としての一歩を歩き始めています。
    皆が変わっていく中、口だけの彼は「描かないマンガ家」から「マンガ家」へ成長することが出来るのでしょうか。

    と、ここまで彼の悪い点ばかりに注目してしまいましたが、彼のマンガに対する思いは本物です。また自信過剰故に少し照れくさいようなセリフもバシッと決めるその姿に惹かれる同級生たちも多いみたいで、性格としては褒められたものではありませんが、なぜか憎めない不思議な人物です。
    それがこの作品の1番の魅力です。

    彼を反面教師にしながらも、自分自身と重ねながらも、応援しながらも、ついつい読み進めてしまいます。

    描かないマンガ家・器根田刃の奮闘をぜひご覧ください!

    2022年07月20日
  • ブックライブ書店員

    心霊現象の調査事務所「渋谷サイキック・リサーチ」の所長・渋谷一也は、ゴーストハント——幽霊退治のため、谷山麻衣の通う学校の調査にやってきた。麻衣はひょんなことから渋谷の助手を務めることになり、調査には巫女にお坊さん、神父、霊媒師までもが集うのだった…。
    祟られた旧校舎、ポルターガイストに悩む一家と人形、怪現象だらけの学校、生徒が自殺した高校、人の消える洋館、大量死の起こる一族、幽霊の出る廃校……数々の怪奇現象に、渋谷たちが立ち向かう!

    「悪霊シリーズ」として人気を博し、後に「ゴーストハントシリーズ」としてリライトされた小野不由美の原作小説を元にした漫画作品です。
    有能ナルシストな所長、ド派手な巫女さん、関西弁のオーストラリア人神父などなど個性豊かな登場人物に、
    カメラやサーモグラフィーといった機材による調査法をはじめ、「渋谷サイキック・リサーチ」の面々が各々の分野で心霊現象を解明していく面白さ、
    どこをとっても魅力的な作品です。

    恐怖も、謎解きも、キャラクターのかけあいも楽しみたい、そんなあなたにおすすめです!

    2022年07月20日
  • ブックライブ書店員

    親の転勤により一人暮らしをすることになった主人公・宇佐君。
    引越し先の河合荘の住人はみな変わった人たちばかり。だが、憧れの律先輩もそこに住んでいて…

    宇佐君が河合荘の住人たちと繰り広げるコメディ要素強めのラブコメです。

    ヘタレな宇佐君と人付き合いが得意ではない律先輩の恋愛はもどかしくて微笑ましい。そして、河合荘の住人たちとの日常コメディが本当に面白い!
    キレのいいツッコミをする大家さんのおばあちゃんに、ルームメイトのシロさんはとんでもないどM、男運が一切ないお姉さんキャラの麻弓さんに、可愛い顔をして男心を弄ぶのが大好きな彩花ちゃんと個性的すぎるキャラばかり。住人たちとのハチャメチャなやりとりは見てて飽きません!

    少しずつ距離を縮めていく2人の恋愛模様と、人間味あふれる河合荘の住人たちの日常生活をぜひ楽しんでみてください!

    2022年07月20日
  • ブックライブ書店員

    立川のボロアパートで一人暮らしをする、大学2年生の壇野心志、通称だんしん。
    その部屋に集まる、ふわふわ系男子ぐーぐーとドS眼鏡のシャンピ。
    3人のだらっとした日常を描く、モラトリアムお部屋コメディ。
    大学生ならではの自由を満喫する3人。男だけで過ごすクリスマスや年越し・初詣も、この3人なら楽しい!
    ゲーマーで人見知り、でも心は優しいだんしんと、穏やかだけど闇がチラ見えするぐーぐー、猫被りな俺様芸大生シャンピ。個性豊かな3人の毎日には、笑いが溢れています。
    普段はぐーぐーとシャンピに振り回されるだんしんですが、たまには逆襲することも?
    くだらないことで笑いあい、喧嘩して、また笑う。
    かけがえのない時間にウルっときてしまうシーンもあって、現役大学生は共感必至。
    大学生だった大人たちにもおすすめのマンガです。

    2022年07月20日
  • ブックライブ書店員

    説得力のありすぎるデザイン解説書!
    デザインをする上でのルールや手順を図解・イラスト・写真などの豊富なビジュアルで、楽しみながら学べます。そのため、デザインについてよくわからないという初心者の方には特におすすめです。
    本書の魅力は、なにより作例やこの本自体のデザインが良いことにあります。デザインを解説している本のデザインがダサかったら説得力皆無ですよね?本書では、デザインで何を伝えたいか優先順位をつけることの重要性を解説していました。解説を読むと本書のレイアウトでも、強調したい項目が一番目立つように、文字やビジュアルの大きさ・コントラスト・余白などが調整されていることがわかってきます。そういった意味で、本書は説得力があり、参考になります。
    良いデザインで解説されたデザイン書、ぜひ読んでみてください!

    2022年07月20日
  • ブックライブ書店員

    不倫ややらせ、詐欺などの被害者の相談を取り上げ、世の中の炎上を罰する配信者アコ。リアルタイム配信で視聴者とともにアコならではの方法で問題を解決してくれるので、読み終わりはスカッとします。泣き寝入りせざるを得なかった相談者や同じ境遇で悩んでいた方を救っているまさにネットヒーロー!
    この作品は現実でも起こっているさまざまな炎上を取り上げています。ネットは非常に便利ですが、何気ない投稿から特定、拡散されてしまうと消すのが難しいので本当に恐ろしい…ぜひこちらを読んで日常生活やネットに潜む危険性を知ってもらいたいです。

    2022年07月20日
  • ブックライブ書店員

    本作はなんと、1983年から1984年にかけて放送されたテレビアニメ「魔法の天使クリィミーマミ」の【公式スピンオフ】コミックです!
    「魔法の天使クリィミーマミ」は、主人公の森沢優(10)が、妖精を助けて授けられた1年の期限付き魔法のステッキで16歳に変身してみたことで、ひょんなことから望まないながらもクリィミーマミ(16)としてアイドルデビューすることになり、魔法がバレたら使えなくなってしまうという緊張感の中で主人公が奔走する優とクリィミーマミの二重生活を描いたアニメでした。そして本作は、原作アニメに登場するクリィミーマミのライバル・綾瀬めぐみを主人公として、基本的には原作のストーリーをなぞっていくものなのですが、アニメのキャラクターデザインである高田明美さんの画とコミックを担当している三月えみさんの画にまったく違和感がないこともあり、40年近く前の作品のスピンオフとは思えぬ完成度! 原作を知らずに本作だけを読んでもお話としておもしろいですし、そして何と言っても、クリィミーマミの身元を執拗に探ったり事務所社長の立花慎悟に何かとビンタを食らわせたりと、原作アニメでは主人公に対抗する悪役のようなポジションで「好かれていた」とは言いがたい綾瀬めぐみが、改めてこの作品で見てみると真面目で健気な努力家(まだ18歳!)であったことに気づかされます。また、大人になった今、ぽっと出のよくわからない小娘に仕事もパートナーも奪われそうになっているのに、それでも自分にできることをがんばろうとする綾瀬めぐみのほうに共感する人は多いのではないかと思います。かわいいぞめぐみ!
    カセットテープやダイヤルを回す式の電話など、当時の風習(?)がしっかり書かれているところも見どころです! 原作アニメにハマっていた方にも、原作アニメ未見の方にも、ぜひ読んでいただきたい素敵な作品です。

    2022年07月20日
  • ブックライブ書店員

    後宮の「胡蝶」と「ドブネズミ」がある日突然入れ替わり…!?

    殿下の妃候補である雛女・玲琳(れいりん)。
    彼女は病弱でありながら、才色兼備で人柄もよく「殿下の胡蝶」と皆から羨望の眼差しを浴びていた。
    それに対し、同じく殿下の妃候補である雛女・慧月(けいげつ)。
    彼女は無能無才で弱いものを虐げるなど、「雛宮のドブネズミ」と皆から軽蔑の目を向けられていた。
    そんなある日、玲琳の人望や才能を妬む慧月の陰謀で2人の体が入れ替わってしまい…?
    正反対の彼女たちは、今までとは真逆の生活を送ることになるのでした。

    この作品の魅力は、なんといっても玲琳の鋼のメンタルです。
    可憐で触れると壊れてしまいそうなくらいか弱い彼女ですが、その見た目からは想像できない程の逞しさと強さを兼ね備えています。

    入れ替わり後、彼女は慧月の身体を嘆くことなく、逆に健康な身体を手に入れた嬉しさを爆発させるのです。
    ボロボロの小屋で庭仕事に励み、念願の芋揚げを頬ばる姿が非常に印象的です。

    突如として性格が変わった彼女の様子に、周囲もだんだんと違和感を覚え始めます。
    入れ替わった事実は口外できないようですが、果たして今後入れ替わりに気が付く人物が現れるのでしょうか。

    今後の彼女たちから目が離せません!

    2022年07月20日
  • ブックライブ書店員

    この漫画は、「女子高生・ミーコ」と「デザイナー・松永さん」の10歳違いの恋模様を描いた胸キュン作品です!

    親の都合でシェアハウスで生活することになった女子高生のミーコ。
    同じシェアハウスで生活している社会人の松永さんは、すぐ怒るし口うるさいし、ちょっと怖い人…
    だけど手料理を笑顔で食べてくれたり、雨の中一緒に探し物をしてくれたり、一緒に生活する中で彼の新たな一面にどんどん惹かれていくミーコ。ある日とうとう「好きです」と本人の前で口にしてしまい…!?

    この作品見どころは、2人の恋愛の舞台が学校や職場ではなく「シェアハウス」という点と、松永さんのキャラクターです。

    「大人って思ってるより大人じゃないよ。余計な事言いすぎちゃったり、言いたいこといえなかったり。」
    シェアハウスのメンバーの口から出たこの一言に、松永さんの性格が凝縮されています。ミーコから見ると仕事熱心で、頼りになるかっこいい大人。でも思わず感情的になってしまったり、気持ちを上手く伝えることができなかったり、ミーコとすれ違ってしまう場面も多くあります。
    このように彼は少女漫画の王道である白馬に乗った王子様ではなく、不器用で仕事に真っ直ぐな等身大の28歳社会人です。
    普段少女漫画はあまり読まない私ですが、この松永さんのキャラと、シェアハウスという「日常×非日常」の組み合わせにページを進める手が止まらず一気に読み進めてしまいました。

    学生から社会人まで、様々な年代の方におすすめの作品です!

    2022年07月20日
  • ブックライブ書店員

    西炯子の描く、一筋縄ではいかない男女の恋愛を垣間見てみませんか。

    見た目にコンプレックスを持つ新任の中学校教師と、前科を持つラーメン屋のアルバイトを描いた「波の向こうに」、
    趣味のアマチュア無線で交流していた女性が忘れられないサラリーマンと、会社のマドンナで白馬の王子様を探す社長秘書を描いた表題作「電波の男よ」、
    恋愛を諦めている縫製工場勤務の女性と、陰のあるハイスペックサラリーマンを描いた「海の満ちる音」、
    の3本を収録した恋愛短編集です。

    それは燃え盛るような恋ではなく、
    例えるならば、時に大きく時に小さく寄せては返し、時に凪ぐ、
    波のような、ささやかだけれど確かな恋の数々。

    器用に生きられない中で、傷つき傷つけながらも誰かと触れあいたいと思ってしまう。
    この短編集は、そんな大人たちの恋を描きます。

    日々の喧噪から一息ついて、不器用な大人の恋愛に浸ってみてはいかがでしょう。

    2022年07月20日
  • ブックライブ書店員

    皆さんは周囲に隠している「秘密」はありませんか?

    多かれ少なかれ人は秘密を隠しているものですが、本作に登場する仲良し4人組、リッカ・千代・関根・翼も、それぞれ周囲に知られてはいけない秘密を抱えています。

    女子中学生が隠している秘密というと可愛らしいものを想像してしまいますが、彼女たちが抱えている秘密は「実は宇宙人」「実は里から脱走した忍者」「実は超能力者」「実は女装男子」…という爆弾級なものなのです!

    設定が渋滞してるよ!とツッコミたくなりますが、彼女たちの特性が上手く嚙み合い、何とか表面上は普通の学生生活を送っています。
    ばれそうでばれない絶妙なその様子に、思わずクスっと笑ってしまいます。

    また彼女たちは嘘をつくことで関係を維持していますが、その友情は本物なのでご安心を!

    1ページ4コマのコマ割りで非常に読みやすく、内容の勢いも相まってあっという間に読み終えてしまいます!
    可愛い女の子たちがみたい!クスっと笑える漫画が読みたい!という方にお勧めです。

    謎の緊張感に包まれた彼女たちの日常を、ぜひご覧ください!

    2022年07月20日
  • ブックライブ書店員

    4度にわたりドラマ化された人気医療マンガ『医龍』!
    教授に気に入られた者が出世する腐った封建社会と化した大学病院を変えるべく、教授選に出馬する加藤晶(かとうあきら)。しかし、女性の加藤では教授選での票の獲得は見込めない。
    そこで教授選を勝ち抜くために天才外科医の朝田龍太郎(あさだりゅうたろう)を迎え入れ、大学病院の頂点を目指すが…。
    この作品はとにかく登場人物たちにもの凄い魅力があります。
    患者の事を第一に考え、圧倒的な技術で難しい手術を成功させていく朝田。医局内で自分が生き残ることしか考えていなかったが、朝田と出会い成長していく研修医の伊集院。大学病院の改革を目指し、女性初の教授を目指す加藤。
    彼らバチスタメンバーが患者の命を救う為に奮闘する医療マンガとしての側面は勿論のこと、教授選を勝ち抜くために行われる心理戦や派閥争いといった人間ドラマも必見です!

    2022年07月20日