【感想・ネタバレ】うつ病九段 プロ棋士が将棋を失くした一年間のレビュー

著者は「先ちゃん」の愛称で親しまれ、大ヒットマンガ『3月のライオン』の監修として、また洒脱なエッセイでも知られています。
私は先ちゃんの、棋士の日常を鋭く見つめた文章が大好きでした。
ライバルであり友人でもある同業者を書く時の、温かすぎず、でもクールすぎない視点は、棋士の中でも彼しか持ちえないのでは、と思っていました。
そんな先ちゃんの、うつ病闘病記。
得体の知れない病魔に立ち向かい、我を忘れたであろう時のことを書いても、先ちゃんは自分自身のまなざしを失っていませんでした。
いつものエッセイの時の切れがない、という評もどこかで目にしましたが、ここまで分かりやすく、淡々とした文章でうつ病を描いた本を私は知りません。それはとてもすごいことだと思います。
脳の病気なのに心の病気だと思われてしまうなど、うつ病への間違ったイメージをどうにか払拭したい思いが行間からにじみ出ていて、胸を打ちます。

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Posted by ブクログ 2023年11月20日

棋士のうつ病体験記。
自分の周りにうつ病の人がいないから、というのは言い訳だけど、これまでうつとは「心の風邪」ぐらいにしか捉えられていなかった自分を恥じたい。
うつっぽい、でもなく、軽いうつでもなく、脳を病気するとこんな生活や考えになるんだと、読書中の衝撃は凄まじかった。

文章のなかで、先崎先生が...続きを読むだんだんと回復していく姿を追っているうちに、先生と自分の境目がわからなくなっていた。先生が周りの人にかけてもらった言葉に、なぜか自分の心がじんわりとあたたかくなる感覚を覚えた。

先生が周りの方からかけてもらった言葉は、自分の大事な人や友人知人がうつになったとき、かけてあげたいな、と思えるヒントに溢れていた。究極は、うつか否かが重要なんじゃなくて、相手を尊敬して、敬意を払い、言葉で少しずつ感謝の気持ちを伝えあえたら、この世界はもっと生きやすくなっていくはず。

当事者の目線から本を書いてくださったことに、心から感謝申し上げたい。

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Posted by ブクログ 2023年10月24日

本書はノンフィクションで、登場する棋士の先生方もすべて実名。
先崎九段も含めて将棋ファンであれば誰でも知っている先生方が次々と登場します。
将棋ファンとして、少しは将棋を指す身として、読みたかった本でした。

内容としてはうつ病になった先崎九段が、発症から回復までの様子を綴っているのみ。
かなり生々...続きを読むしい体験談です。
そしてこの本を読んでうつ病についての認識が変わりました。
「心の病気ではなく脳の病気」なんですね。
プロ棋士の先生が7手詰めを解けなくなるとは...。

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Posted by ブクログ 2023年09月03日

漫画から原作へ。
漫画も読みやすく理解しやすかったが、こういった手記の性質からか、本人の文章だけで直接語られた方がよりクッキリと入ってくる気がする。
「あるある」と思う感情の浮き沈みや思考パターンもあるので、共感しつつ自分も気をつけねばと感じる。
読み終わって何より感じたのは、棋士としてのプロ意識、...続きを読む自負、拘り、情熱などは、発病してから鳴りを潜めこそすれども、消え去ってはいなかったのが、人の強さみたいなものを見せてくれたように思う。
病気を患ったことは関係なく、強い人だなぁという興奮があった。

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Posted by ブクログ 2023年08月27日

・文章がとても読みやすく、病み上がりで書いたとは思えない
・病状について生々しい描写が多いが、7割近く共感できる
・本書を読むことで、「うつ病」は「脳」の病気であるということがよく分かる
・超一級のプロ棋士である先崎九段が「詰将棋の7手詰めの問題」が解けなくなってしまったという。また、うつ病患者にと...続きを読むって『死』と『生』の境界線があいまいに、そして身近になり、ふとしたことから自殺を図ってしまうというのは怖い症状。「健康な人間は生きるために最善を選ぶが、うつ病の人間は時として、死ぬために瞬間的に最善を選ぶ。」というのは、身に染みる言葉
・ただ、先崎九段のお兄さんも言うように「うつ病」は必ず治る病気である。しっかり治療すれば必ず治るし、『脳』の機能も回復する
・鬱=精神病の偏見が、この世の中から少しでも無くなっていくといいなと思う

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Posted by ブクログ 2021年08月12日

 精神科医を兄にもつ、九段の棋士がうつ病を発症。1年後に復帰するまでを描いた画期的な書。
 長い間、「精神的な病である」とされていたうつ病は、近年、ようやく巷にも「脳の病である」ことが流布されるようになってきた。
 しかし、これほどまでに鮮やかに、うつの極悪期から回復期を描いた書を、私は読んだことが...続きを読むない。自分自身は関心があって読んだだけであるが、「なるほど。なかなか理解しにくいことである」と感じる部分も多くあった。それ故に、また、見た目は(さほど)変わらない故に、差別があるのであろう。
 さて、九段の棋士である著者が、練習用の詰将棋が解けなくなってしまう。また、日内変動(朝~昼は辛く身体が重い。夜にかけて体調が良くなる)に苦しめられ、大好きなコーヒーやテレビ番組を楽しめなくなってしまう。「うつ病」とはさほどに恐ろしい病であるということがよく理解できた。
 いずれにせよ、著者のお兄さんがおっしゃった「うつ病は死ななければ、必ず治る病気」ということははっきりと分かった。この書を「うつ病」の最中に読むということはなかなか難しいことであろう(著者も活字が読めずに苦労しているエピソードが書かれている)が、事前に知って闘えば、大いに励ましになる言葉に違いない。(うつが発症する前提で書いたが、うつは誰でもなり得る病気である)
 自分としては、久々に惹きつけられて、短時間で読んだ本であった。

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Posted by ブクログ 2021年05月22日

今も偏見が残る脳の病気であるうつ病の、
患者本人から見た世界が描かれています。 

ドラマティックな出来事ではなく、
親しい人にかけられた何気ない言葉の積み重ねが
寛解に繋がっていくのがリアルでした。

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Posted by ブクログ 2021年05月12日

うつの症状の善し悪しというのはなかなかアナログなものでしか表現しにくいのだが、先崎先生の場合は寛解していく様子が詰将棋の手数で数値化されて目に見える、というのが新しいと思った。
現在もご活躍されているようでなによりです。

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Posted by ブクログ 2020年12月16日

コロナ禍を機に将棋観戦にはまり関連本を読み始める。これはドラマ化されると聞いて読み始めたが、とても読み応えがありあっという間に読めた。
登場する棋士がわかる!というのは内容に入り込めるポイントだが、何よりうつ病の症状や本人の思考や感情の揺れ動く様がとても分かりやすく書かれていて、うつ病について理解す...続きを読むる糸口になると思った。

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Posted by ブクログ 2020年11月16日

やっと読み終えました。

鬱になった体験談は
本の中に書いてたけれど
確かに生々しい体験談ってないなと。

鬱になる前から回復のリハビリを兼ねて
描き始めた鬱の体験談の回復期にかけての
歴史は、私達が想像を絶する想いが文書に
滲み出ていた。

鬱病と言われて、よく聞くようになってきたけれど
鬱=精神...続きを読む病の偏見は、決して消えないのは確か。

心の病気ではあるかなと思うが
確かに、脳の病気なのである。

偏見がまたその人を追い込み悩ませる。

沢山の回復する為の時間と、周りの支えに助けられ
本の中に出てきた、本の主人公の兄(精神科医)が
言ったように『必ず治ります』の言葉を信じて
必ず鬱は治るのである。

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購入済み

鬱の体験記

ref
2020年09月19日

ご本人の鬱発症から解放に向かう迄の貴重な話しは、
もしかしたら、私達が鬱を発症した時にこれのことだなぁと思える程深く感心しました。

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Posted by ブクログ 2020年08月23日

プロ棋士の先崎学九段がご自分のうつ病体験を克明に書き記したエッセー。闘病記とも言えるだろうか。

先崎九段は人気将棋マンガ『3月のライオン』で監修もされており、僕も『3月のライオン』ファンとして身近に感じていた棋士の一人だ。
その先崎九段がうつ病の発症時から克服までの約1年間を本書で時にはユーモアを...続きを読む交えながら、ひたすら詳細に記載、記録している。

実際、本書を読むまで「うつ病」という病気を自分は相当誤解していた。

「うつ病」というと、心の病、メンタルの病気と思っていたのだが、実際に本書を読むと「うつ病」は「脳」の病気であるということがよく分かる。
このことは先崎九段の実のお兄様が精神科の医師なのだが、彼の医師としての言葉にも強調されている。

先崎九段の病状でもっとも衝撃を受けたのは、超一級のプロ棋士である先崎九段が「詰将棋の7手詰めの問題」が解けなくなってしまったというところだ。
これは例えて言うならば、
  大学で数学の教授をしいている人が九九が解らなくなってしまった
というような感じだろうか。
それもやる気が起きなくて解けないとか、文字が読めなくて解けないというものではなく、実際に頭で理解できなくなってしまうのだという。まさに恐ろしい病気だ。

そしてうつ病患者にとって『死』と『生』の境界線があいまいに、そして身近になり、ふとしたことから自殺を図ってしまうというのも怖い症状だ。

このような恐ろしい病である「うつ病」だが、先崎九段のお兄さんも言うように「うつ病」は必ず治る病気だ。
しっかしと治療すれば必ず治るし、『脳』の機能も回復する。

今の日本社会は非常にストレスも多く、うつ病を発症する人も増加している。自分の職場にもうつ病を患っているいる人もいる。
しかし、まだまだ「うつ病」に対する理解が完全にされているという状況ではないだろう。
本書は、誰でもなりうる「うつ病」という病気の本質を学ぶという意味においても非常に役に立つテキストであるともいえる。
ぜひ、多くの人に読んでもらいたい一冊だ。

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購入済み

重い内容でもスラスラ読めました

2020年08月11日

作者と同年代で、自分もいまプチ鬱なんじゃないかと思うことがあり(本を読んでほんとうの鬱からはほど遠いとわかりましたが)、実際に鬱になった人の生活に興味があって購入しました。うつ病当事者のお話で重い内容を取り扱っているにも関わらず、コミカルさもある文章でスラスラ読めました。周囲にうつ病の方がいる方に是...続きを読む非読んでもらいたいです。行動を理解するのに役立つと思います(うつ病当事者の方にも読んでいただきたいですが、作者いわく病状が重い時は文章が読めないそうです)。うつ病は脳の病気で、時間はかかっても周囲のサポートと本人の自己治癒力で必ず治る、と前向きなメッセージをもらうことができます。鬱じゃなくても、ちょっと落ちてる時に読むと元気をもらえます。

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購入済み

出逢えて良かった本です

2020年07月21日

最初購入するかしないか迷いました。将棋には全く興味がなく知識も皆無だったからです。ですがこの作品は筆者の体験に基づいた病との闘いを高い文章力を持って綴ったものだったので、ぐいぐいと引き込まれあっと言う間に読み終えることが出来ました。知らなかったことを沢山教えていただきました。本当に読んで良かったです...続きを読む。迷っている方には是非読まれることをお勧めします。

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Posted by ブクログ 2023年10月08日

トップ棋士+うつ病みたいなとても珍しい組み合わせの経験をされた著者。うつ病から回復する過程が棋士目線から生々しく書かれており、読者も追体験することができる。

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Posted by ブクログ 2023年02月27日

うつ病と向き合うことの辛さが伝わってくるが、そんな中でも「え、そんなことまで正直に書いちゃうの」と開けっぴろげなエピソードの連続で先崎先生に非常に好感を持った。

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Posted by ブクログ 2022年12月09日

プロ棋士の先崎学さんが、2017年にうつを発症し、回復するまでの一年間の闘病記です。

至極ひょうひょうと軽やかな文体で、とても読みやすいエッセイです。うつの闘病記ですが重苦しさは感じません。私はこの本を読むまで先崎さんのことを存じ上げなかったのですが、読後、動画などで先崎さんを拝見したら、文体のと...続きを読むおりの見た目と声に嬉しくなりました。

うつにより無反応、無感動、無気力であった著者がすこしずつ自分をとりもどしていくまでを書いています。
後半は寛解間近の、感覚や感性を取り戻した時期に、リアルタイムの自分について書いていて、将棋界への復帰直前ということもあって文章のドライブ感がすごいです。まあ、うつの最悪なときは床に伏せっているか散歩しかなく、無感動状態なのでドライブしようがないんですけども。小さかった芽が幹になっていくような力強さ。うつろな目に光が宿ったあとの、意志をもった人によるイキイキとした文章にいっそう惹きつけられます。

先崎さんの場合は、実兄が精神科医であったことが救いのひとつであったと思います。医者から患者への断言をさけた説明でなく、兄から弟へ、身内にむけた遠慮のない意見がむしろ力強かったことでしょう。「うつ病はかならず治ります」この一文がどれだけ支えになったことでしょうか。

そしてもうひとつは間違いなく、将棋があったこと。少年期にいじめられ、教師にも恵まれなかった彼を腐らせず育ててくれた将棋(と将棋界)は、再起への希望となっただけでなく、将棋を打つ時の感覚で自分のコンディションを把握できる、先崎さんオリジナルの体調管理方でもあったのです。まさに芸が身を助けたのです。

読後に先崎さんの復帰戦の動画を拝見しました。自分の勝ちを読みきってか、ぶるぶる震える手で駒をうち勝利をもぎとる姿は感動ものでした。

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Posted by ブクログ 2022年04月19日

将棋の世界にゆかりのない自分からはまず手に取ることはなかったであろう本。上司からあっという間に読めるからと手渡され読んでみて本当によかった。うつ病は心の病気ではなく脳の病気、こんなにも苦しいけれど必ず治る。回復過程のエピソードなどとてもわかりやすい体験談。私は何にもわかっていなかったとつくづく。今つ...続きを読むらい人も、そうでない人もたくさんの人に手に取ってほしいと思いました。

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Posted by ブクログ 2021年10月05日

著者の兄の精神科医の言葉が印象にのこった。

「(うつは)いまだにこころの病気といわれている。うつ病は完全に脳の病気なのに。」

「うつ病患者というのは、本当に簡単に死んでしまうんだ。」

「うつ病は必ず治る病気なんだ。必ず治る。人間は不思議なことに誰でもうつ病になるけど、不思議なことにそれを直す自...続きを読む然治癒力を誰でも持っている。だから、絶対に自殺だけはいけない。死んでしまったらすべて終わりなんだ。」

「医者や薬は助けてくれるだけなんだ。自分自身がうつを治すんだ。風の音や花の香り、色、そういった大自然こそがうつを治す力で、(散歩をすることで)足が一歩一歩それらのエネルギーを取り込むんだ!」

冒頭、著者が、うつ病にかかったのは、〇月〇日だと語っているが、それほど、はっきりと意識出来るのは、確かに、脳という器官の病気ということなのだろう。「こころの風邪」という茫漠として印象とは、かなり違う。病気への向き合い方も違ってくる。胃潰瘍や骨折と同じように、脳という器官に向き合うことが出来る。

そう考えると、うつ病からの自殺も、胃潰瘍で死んじゃうというのと、同じレベルでとらえた方がよいのかもしれない(自殺というと、どうしても、精神、心を起点にしてとらえてしまう)。

当事者からの第一級の報告。それも、楽しく読めた。

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Posted by ブクログ 2021年06月25日

■うつ病リアル闘病記、知っておいて損はないかも■

僕は以前、精神面での不調を感じ、心療内科に行ったことがある。そのころ、自分でいろいろ調べてうつ病と適応障害は別のものだということがわかった。医師に言われたわけではないが、当時の僕は軽い適応障害だったのではないかと思う。だが、適応障害からうつ病に進展...続きを読むすることもあるというため、まったく他人事とは思えない。

うつ病は脳の病気だという。僕は性格や職業柄、人よりうつ病になりやすい傾向があると思う。そうなるのはめちゃくちゃ怖い。しかし本書を読んで少し不安が払しょくされた。人は得体の知れないものには必要以上に不安や恐れを抱くものだ。この闘病手記により、得体の知れないものに対する不安が解消され、見える形での怖さになった。見えない恐怖に比べれば、たとえ強大でも姿形が見える怖さは対処しやすい。

例えば、うつ病は死にたくなる病気だが、逆に死にさえしなければ必ず治るということのようだ。実際に著者は駅のホームに立つのも怖いという状態であったが、いろんな過程を経て、最終的には想像できないくらい力強く回復している。

これでうつ病になっても大丈夫!!
とまではとても言えないが、僕同様、漠然とした不安を抱える人には転ばぬ先の杖として読んでおいて損はないかもしれない。また、うつ病に興味がなくとも、勝負の世界に生きる一棋士が、できるだけ自分を客観的に観察して書いた闘病記として純粋に楽しめる。

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Posted by ブクログ 2021年05月17日

友人がうつ病を患い、初心者ながら私自身将棋を指すので手に取った本。
"偏見はなくならない…うつ病は完全に脳の病気…"というのが少しだが理解できた気がした。
友人がうつ病を患ったことで、療法に関する書籍を読んだりもしたが、本人がどんな状態なのかというのを記した物には出会わなかったの...続きを読むで、とても参考になった。

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Posted by ブクログ 2021年02月03日

 昨年(2020)の暮れ、ドラマの番宣スポットを視て、誰の体験だろうと思ったら、先崎学九段。私でも名前は知っている。
 親友がうつ病に苦しんでいたこともあり、原作に手を出す。
 エッセイストとして一家をなした著者だけに読みやすく、一気に読んでしまう。
 全世界でも30人程度しかいないプロ九段に、七手...続きを読む詰が解けなくなる……。うつ病の深刻さ。高山病に冒された写真家がカメラを谷底に棄てたくなった、という逸話を思わせる。
 いや、もっと身近な実例があった。他ならぬこの私が、統合失調症を患った一時期、まるで本が読めなくなった(マンガも頭に入らない)。
 「横になってました。散歩しました。将棋のリハビリを頑張りました、気がついたらほとんど治りました。それだけなのである」と自嘲気味に書いているが、それだけ、のことをメリハリたっぷりに読ませてくれる。
 巻末解説は本文からの引用ばかりで「こたつ記事か?」と思わざるを得なかった。将棋に例えれば疑問手。
 

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Posted by ブクログ 2020年12月25日

有名棋士によるうつ病体験記。うつ病の闘病の様子が事細かく記されている。さすがに元々コラムを書いてたようで文章がうまい。すごく読みやすい文章だった。すごく具体的でこのような体験を綴ることはとても勇気がいることだったと思う。うつ病も状態は人によりまちまちだと思うが、入院までしてたしかなり重い方だと思う。...続きを読む3年前のことなので、今は復帰しているはず。頑張ってほしいと思う。病気になり弱さを知ることにより、弱い人に寄り添うことができる。これはとても大切なことだと思う。最近ドラマにもなっていたのでぜひ見たいと思った。

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Posted by ブクログ 2020年10月23日

著名な方が、うつについて赤裸々に書かれていることが非常に興味深かかった。なぜその状況になり、そこから脱していったのか、うつで悩んでいる人には特に参考になるだろう。

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Posted by ブクログ 2020年10月08日

リアルなうつ病の症状を知る事ができた気がする。うつ病の一側面であったとしても大変な病気だ。うつ病は脳の病気。

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Posted by ブクログ 2020年09月04日

うつ病
誰でもかかりうる「心の風邪」とか
いえ、違うんですよね
「脳」なんです!
将棋に全く興味がなかったけれど
大好きな
「三月のライオン」」で著者の名前を知った
分かりやすくユーモアのある解説でいいなあと。

身近にうつの人がいるけれど、本当の苦しみは当人しか
わからないのでしょう

パニックの...続きを読む只中を冷静にえがいているのがすごいと思う

とても興味深く読みました。

これからもご活躍を

≪ 脳に蓋 絶望と焦り 死がとなり ≫

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Posted by ブクログ 2022年11月01日

プロ棋士・先崎氏の一年にわたる『うつ病』闘病記。「うつ病は誰でも発症する」と言われているが、発症するにはそれなりの理由があり、著者の場合も過剰労働や大きな精神的負担など、いくつもの理由が重なっていると分かる。
うつ病に罹患した当事者が記した書籍は皆無に等しい、と言われているようなので、身内や知り合い...続きを読むなどにこの本の存在を教えたい、と思った。

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Posted by ブクログ 2021年01月02日

病になられる前に文春に連載されていたエッセイを読んでいたので、単行本当時から気にはなっていたものの、わざわざ探すことまではせず、どえやドラマになったらしく平積み文庫本で手にとった。

負の感情も隠さず書かれていてよかった。

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