【感想・ネタバレ】銀魂 モノクロ版 77のレビュー

チーズ蒸しパン、もとい空知英秋先生の連載デビュー作でありながら、『週刊少年ジャンプ』の新時代を切り拓いたと言っても過言ではない“SF人情なんちゃって時代劇コメディー”。
舞台は「天人(あまんと)」と呼ばれる宇宙人が横行している幕末の江戸。
万事屋を営む坂田銀時(銀さん)が、悪を斬ったり宇宙人と戦ったり糖尿に抗ったりと、八面六臂の活躍を見せます。
主人公なのに目が死んでいてやる気がない銀さんは、一見「友情・努力・勝利」のどれからも遠い存在のよう。しかし、実はケタ違いの強さと熱さと人情を持っていて、キメる時にはキマリすぎるほどキメてくれる、とってもかっこいいヒーローなのです。
コメディーパートはシュールさと独特のセリフ回しと謎展開で存分に笑わせてくれ、シリアスパートは手に汗握る駆け引きとアクションでじんわり泣かせてくれる。
そんな銀さんだから、みんな惚れちまうんだよォォォォォオ!

なお、コミックスには「だんでらいおん」(1巻)、「しろくろ」(2巻)、「13 サーティーン」(24巻)、「ばんからさんが通る」(38巻)と、空知先生流ダンディズムを感じる読み切り作品も収録。『銀魂』に通じる作品もありますので、見逃しはご法度です。

ちなみに福田雄一監督による実写版は、大ヒットも納得のハイクオリティさです。主演の小栗旬さんはもちろん、菅田将暉さん、橋本環奈さんの万事屋メンバー、中村勘九郎さん、柳楽優弥さん、吉沢亮さんら真選組メンバーなどなど、キャスティングも体の張り方も完全に神。解釈が一致。
原作の小ネタもバンバン拾っているので、読んで観て、銀魂沼にハマってください!

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Posted by ブクログ

ネタバレ

ついに完結!ヽ(^∀^〃)ノ

前巻から間を空けすぎて話忘れちゃった、どうしよう~って思ってたところに、第六百九十九訓「坂田銀時と仲間たち」でこれまでのあらすじを懇切丁寧にやってくれたのがめちゃくちゃありがたかった!!…たとえ絵がド●ゴン●ール丸パクりでも!笑

個人的に一番の泣き所は、定晴復活により、ようやく万事屋が再集結したシーン。…もう涙腺崩壊。゚(゚´Д`゚)゚

本当なら銀さんも新八も神楽ちゃんも、松陽先生と色々な話がしたかったんだろうな…。
でも千の言葉で語るよりも確かな、万の絆を見せてあげることができたんだから、先生も安心できたんじゃないかな*

銀さんクローズアップじゃなくて、“万事屋”で終わるラスト。
これが空知先生の描きたかった最終回だったんだな~って納得。

『銀魂』には、漫画でもアニメでも沢山笑わせてもらいました!
ありがとうございました☆

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2022年09月25日

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