チーズ蒸しパン、もとい空知英秋先生の連載デビュー作でありながら、『週刊少年ジャンプ』の新時代を切り拓いたと言っても過言ではない“SF人情なんちゃって時代劇コメディー”。
舞台は「天人（あまんと）」と呼ばれる宇宙人が横行している幕末の江戸。
万事屋を営む坂田銀時（銀さん）が、悪を斬ったり宇宙人と戦ったり糖尿に抗ったりと、八面六臂の活躍を見せます。
主人公なのに目が死んでいてやる気がない銀さんは、一見「友情・努力・勝利」のどれからも遠い存在のよう。しかし、実はケタ違いの強さと熱さと人情を持っていて、キメる時にはキマリすぎるほどキメてくれる、とってもかっこいいヒーローなのです。
コメディーパートはシュールさと独特のセリフ回しと謎展開で存分に笑わせてくれ、シリアスパートは手に汗握る駆け引きとアクションでじんわり泣かせてくれる。
そんな銀さんだから、みんな惚れちまうんだよォォォォォオ！
なお、コミックスには「だんでらいおん」（1巻）、「しろくろ」（2巻）、「13 サーティーン」（24巻）、「ばんからさんが通る」（38巻）と、空知先生流ダンディズムを感じる読み切り作品も収録。『銀魂』に通じる作品もありますので、見逃しはご法度です。
ちなみに福田雄一監督による実写版は、大ヒットも納得のハイクオリティさです。主演の小栗旬さんはもちろん、菅田将暉さん、橋本環奈さんの万事屋メンバー、中村勘九郎さん、柳楽優弥さん、吉沢亮さんら真選組メンバーなどなど、キャスティングも体の張り方も完全に神。解釈が一致。
原作の小ネタもバンバン拾っているので、読んで観て、銀魂沼にハマってください！
感情タグBEST3
Posted by ブクログ 2012年10月24日
金魂篇
四天王篇の次に好きになった。
空知先生は何であんな台詞回しがうまいのだろうか
銀魂は台詞が最高にかっこ良い。
第三百七十七訓と第三百七十八訓がグッとくる
Posted by ブクログ 2012年02月16日
マダオネア。
クイズが呼び起こす記憶、キレイなオチに感動した。マダオの話はやっぱり好きです。プーさんいい奴。
金魂。
主人公銀さん不在の間に、金さん主役の漫画になってる
アレ？なんか知らない奴いるんですけどというギャグをそのままやっていくかと思ったら、これで本当に最終回でも良かったんじゃないかと思...続きを読むうくらい個人的に面白かった！
たまの活躍と、最後４人集まる場面が好きです。
そして、「まんたま」
なんか始まったww学園漫画も良いですね。
相変わらず、長々書かれてる作者のコメ？が面白い。空知先生のたとえが上手いや(゜レ゜)
Posted by ブクログ 2012年02月11日
金魂篇
四天王篇の次に好きになった。
空知先生は何であんな台詞回しがうまいのだろうか
銀魂は台詞が最高にかっこ良い。
第三百七十七訓と第三百七十八訓がグッとくる
Posted by ブクログ 2012年02月10日
マダオドッグミリオネア1本と、それ以外は金魂長篇を収録。
バラガキ篇で不在だった銀時の代わりに、万事屋からかぶき町までを乗っ取っていた坂田金時との全面対決が描かれている。
最後、これだけの悪役として君臨した金時に、銀時をはじめとしたかぶき町の住民がとどめを刺せないのは読者側からしても同じ気持ちであっ...続きを読むて、この終わらせ方は空知節の真骨頂だなと感動した。
Posted by ブクログ 2012年02月10日
表紙なにかと思った。
つーか銀魂やっぱりおもしろいわ。こんな笑わせてくれんの銀魂くらいだわ。さっちゃんが何かと可愛い、し、おもしろい。好きだなぁ。
Posted by ブクログ 2012年02月05日
マダオドッグミリオネア、ラストの驚きの展開に感動、落としどころもステキ。
金魂編はまたシリアスでもあり、笑いもたくさんで素晴らしい。
ラストの「まんたま」もおもしかった。
Posted by ブクログ 2012年09月24日
私は基本的にアニメ派（アニメ＞コミック・小説＞本誌）なので、『銀魂』もアニメで楽しむタイプなのですが、アニメで見られなかったものはコミックで補うカンジにしてるので、まだアニメ化されてない「金魂篇」（？）は43巻で初めて見ました。
今回は、銀さんのコンプレックスを全て克服しているプラモデル・坂田金時と...続きを読む、新八や神楽をはじめとする面々がこぞって銀さんの敵になってしまって、切ないやら苦しいやら…でした。巻末の「まんたま」に至っては番外編かと思ったョ＞汗
やっぱ完璧な人間なんていないし、その完璧じゃない人間がつくるモノにも、やはり完璧はないんだろうなぁと思います。プラモとか、法律や原発も。…あれ、なんか深い話になってしまったわ＞笑
Posted by ブクログ 2012年02月26日
空知英秋が『週刊少年ジャンプ』で連載中のSF時代劇漫画『銀魂』が面白い。2月3日に発売された単行本の第43巻は金魂編がメインである。『週刊少年ジャンプ』2011年44号掲載の金魂･第一訓「ストレートパーマに悪い奴はいない」から突入した。
金魂編は優等生的な坂田金時に主人公を乗っ取られるという斬新...続きを読むな展開である。金時は主人公の坂田銀時とは金髪でストレートパーマという点が相違するが、男気が溢れ、稼ぎもよく、志村新八や神楽ら仲間達から心酔されている。完璧な金と欠点だらけの銀が対比される。
金魂編では作品のタイトルまで「金魂」に変わっているという徹底ぶりである。単行本の表紙も第1巻と同じ絵柄で主人公が金時に変わっているとの遊び心がある。『週刊少年ジャンプ』連載時には分かりにくかった『銀魂』本来のサブタイトルと「金魂」としてのサブタイトルが目次で整理されている。
掟破りの展開に加えて他作品のパロディなどギャグ満載の金魂編であるが、メッセージ性も強烈である。それは優等生的な金時よりも不完全な銀時に魅力があるという主張である。結末の会話がコミックスでは変わっており、より不完全性の魅力を強調する内容になった。
完璧な人間よりも欠点やドジなところがあった方が魅力的なキャラクターになる。これはキャラ作りの鉄則である。尾田栄一郎『ONE PIECE』第65巻では読者の質問コーナー「SBS」で、主人公のルフィよりも強力な能力者が続々登場していることに対し、著者は「ゴムのような面白さがなければ長く付き合えない」と答えている。バトル漫画でも圧倒的な強さが必ずしもキャラの魅力になるとは限らない。
しかし、単に親しみをもたせるために不完全なキャラにするだけならばステレオタイプ化する。『銀魂』第42巻収録の「漫画という画布に人生という筆で絵を描け」では漫画家志望の持ち込み原稿の主人公が皆、「腹減った」という食い意地が張ったキャラであることを風刺している。
世間的な意味での優等生に魅力はないが、単に欠点を持たせるだけでも面白味がない。欠点や長所でないと考えているものに新たな価値を付加してこそクリエイティビィティである。『ONE PIECE』のルフィは強そうではなくても、面白さという漫画ならではの価値でゴム人間となった。
銀時の不完全性にも価値がある。金時によって修正された銀時の欠点の一つに家賃滞納がある。味方のたまにも家賃滞納を忘れないと言われるほど、家賃滞納は強調されている。家賃を滞納するキャラクターが善玉で、家賃を支払うキャラクターが悪玉である。家賃滞納は一般的には好ましいことではないが、昨今は家賃滞納を口実にした不法が横行し、社会問題になっている。
賃貸不動産では賃借人を食い物にする貧困ビジネスが跋扈している。ゼロゼロ物件などでは僅か一日の家賃滞納に過酷な追い出し屋の嫌がらせや高額な違約金請求が行われている。サラ金でも行われない未明の家賃取り立てや嫌がらせの貼り紙を繰り返す。また、無断で家屋の鍵を交換して高額の鍵交換費用を請求する。さらに無断で家屋に浸入して家財を処分・換金してしまうなどの人権侵害が行われている。
この種のゼロゼロ物件業者の追い出し行為が許されざる人権侵害であることは当然である。一方で「盗人にも三分の理」という言葉があるようにゼロゼロ物件業者にも拠り所となる論理がある。それは「家賃を払っていない賃借人が悪い」「文句があるならば家賃を払え」である。
家賃滞納という単なる債務弁済の遅延は、違約金請求という暴利行為や追い出し屋の人権侵害を正当化する根拠にならない。しかし、残念なことに人権意識の低い後進的な日本社会では、ゼロゼロ物件業者の論理に同意してしまう人々も少なくない。それ故に「住まいは人権」という論理が重要になる（林田力「マンション建設反対運動は人権論で再構築を」PJニュース2011年6月17日）。
「確かに『支払いを遅らせたのは，あなたでしょう！」と厳しく言われたら，なんとなく「そうかな』と思ってしまうかもしれないが，それが全てを根こそぎ奪い取ることを正当化する理由にならないことは，また，よくわかることだろう。」（津久井進の弁護士ノート「ゼロゼロ物件被害にみる形式的コンプライアンス」2008年7月18日）
ゼロゼロ物件被害者は家賃滞納に後ろめたさを感じる必要はない。家賃を滞納し、自己を不完全な主人公と認める銀時のように堂々と業者の不法を訴える資格がある。家賃滞納という属性は親しみを持たせるための単なる欠点というよりも、家賃滞納者の弱みに付け込む貧困ビジネスに対抗する価値を生み出している。
ゼロゼロ物件の被害者が被害者でもあるにもかかわらず、家賃滞納者ということで逆に非難される傾向のある日本社会において、家賃は滞納するが、真っ直ぐな魂を持ったヒーローという設定の『銀魂』はゼロゼロ物件業者に対抗する価値を生み出す効果がある。
『銀魂』はパロディや下ネタが多く、PTA推奨という意味合いでの教育的な作品ではない。しかし、単行本第40巻収録のギャグ短編では携帯メール依存症を批判した。また、第7巻収録の第54訓「人の名前とか間違えるの失礼だ」で、追伸の使用をカッコいいと勘違いする無学者を風刺するギャグを描いた（林田力「追伸に対する一考察」PJニュース2010年12月25日）。教育的作品の説教臭さとは無縁ながら、教育的価値を盛り込む『銀魂』に大いに期待する。
主役について考えさせられた金魂編であるが、準主役の立ち位地も考えさせられる。銀時、志村新八、神楽の三人が万事屋トリオで、新八と神楽は他の脇役とは格が違う。かぶき町四天王編では新八が椿平子、神楽がマドマーゼル西郷を倒すという見せ場を作った。
これに対して金魂編では二人の存在感が薄い。仲間との絆の確認では月詠、九兵衛、さっちゃんとのシーンが印象的である。『銀魂』が歴史を重ねて魅力的なキャラクターを作ってきたために相対的に当初の主要キャラの活躍が少なくなった。
一方で金魂編の後半では万事屋トリオに志村妙を加えた四人を、はじまりの四人と特別視する。新八や神楽が一般レギュラーと同じレベルになるか、準主役扱いを維持するかにも注目である。(林田力)
Posted by ブクログ 2012年02月24日
金魂編がこんなシリアスだなんて最初は思ってもみなかった。
最終回のようにうまくまとまってるけど、これ本当に最終回を迎える時のハードルが高くならないか？笑
Posted by ブクログ 2012年02月26日
やっぱりなんか下ネタがえげつなくなってない？前からこんなだったかもしれないけど。
前半はスラムドックミリオネア？のパロディだろうか。
全体的に楽しめました。
Posted by ブクログ 2012年02月13日
“「しかしどっかで見た顔してたなアイツら新連載なのに
まぁいいや帰ろ帰ろ」
どこに？
……………ちょっと待て……酔いのせいなんかじゃねェ
確かに看板こそ変わっちゃいるがアレは……まぎれもねェ……
俺んちだ！！
確かに青のエクソシストじゃねェェ赤のエクソシストでもねェ
ただのアホとバカのヘクソシストだ...続きを読むったが
アレはまぎれもねェ新八と神楽だった！！
確かにタイトルこそ銀から金に変わった
位が上がったようでネタ的には下に下がった
だがしかしこのもっさりとした作風…まぎれもねェ
ゴリラの銀魂だ！！
じゃあ じゃあ！！
コイツって このさわやかな金髪ストレートって
坂田金時って一体誰だ！？
ちょっとだけ ほんのちょっとだけ家空けてただけなのに
何故！？
なんで！？
どうして！？あそこが…
主人公の玉座が銀の玉から金の玉に変わってる！？”
カバー下も金色だ。
銀魂だからこそできる内容だよなぁとか思いつつ。
金さんまた登場しませんかね。じーさんとこ住んで助け人的立ち位置で。
台詞回しがいちいち格好良い。
仲間傷付けない銀さんもだけど、
銀さんのこと覚えてたタマさんも素敵だった。
あ、あと金魂第5訓の表紙の九兵衛可愛い。
Thanks to K.H.
“「オメーの言う通りだ
ここには完全無欠のヒーローなんてどこにもいねェ
みんな欠点抱えた欠陥品ばかりだ
でも だからこそ俺達はつながり合う
互いに欠けたものを補おうと支え合う
俺は一人じゃ何も出来ねェ不完全体主人公だ
だが俺達 不完全体達は…まぎれもねェ完全無敵の主人公だよ
そーいうこった
気にくわねーならまた来い いつでも相手してやるよ
じゃあな不完全体プラモデル」”
Posted by ブクログ 2012年02月11日
金魂の話はここまで熱くなる展開だとは思わなかった。
真撰組以外のメンバーに見せ所あり。
たまがまさかの良いとこどり。
たまがお登勢屋で働くようになった経緯を忘れつつあるので
読み返したくなった。
Posted by ブクログ 2012年12月09日
今回は銀さんが金さんに乗っ取られる話
だったのですが、やっぱり銀魂ですね！
おもしろかったです。
それに今回ちょっと感動しました！！
相変わらず銀さんらぶ(#^.^#)！
Posted by ブクログ 2012年02月08日
購入。
今まで数冊しか読んだことなくて、その中では将軍がブリーフ一枚でプール行ったりスキーしてたり銀さんがドッキリかけられたりそんなんばっかだったから、こんなにバトルマンガだなんて知らなかった。
しかしあの件からこんな金さんネタにするってのがすごいわー。
Posted by ブクログ 2012年02月05日
タイトル以外、乗っ取られてるよ、金魂編。金髪ストパーこえー。まさか一冊に収まると思ってなかったw どうなることかと思いきや、やっぱり万事屋はこうでなきゃね。
Posted by ブクログ 2012年02月05日
金魂、連載中は銀魂らしくない話だなあと思っていたけど、まとめて読んだらザ・銀魂！だった。金さんまで救っちゃう所が特に。
銀さんが弱ってるのが珍しかったんだな〜。どんな強敵にもひるまないけど、仲間には弱いところがまた銀魂。
そして阿伏兎32歳に驚愕。マダオより下だったよ！
Posted by ブクログ 2015年12月04日
ずっと放置していた銀魂をようやく読みました。
今回は、マダオがクイズマダオネアに挑戦する話と。
人の記憶を書き換える力を持ったプラモデル・金魂さんのお話でした。
まぁ、マダオの話はたまにはマダヲもいいところ見せないと駄目だよね！ で終わっておくとして（さっくり）。
問題は金魂さんの話。...続きを読む
金時さんは、最初は新八と神楽の作り上げた理想のリーダーだったんですが、いつしか、主人公の座をのっとるために、街の人々すべてを洗脳し始めて、それどころか、銀魂を最終回にしようとする……なんか、壮大な話やなー……と思いながら見てました。
これで本当に最終回を迎えたら、それはそれで新しいと思ったんですが。（登場人物自らが最終回を作り上げようとする、という意味において）
でも次の巻がちゃんと出ているので、これで最終回ではないみたいなので、それはそれで一安心です。
いやまぁ、正直、いつ終わってもおかしくはないと思うんですが、しぶとく生き残っているうちは、生き残ってもらいたいような気もします（苦笑）
Posted by ブクログ 2012年02月14日
長年追い続けてるマンガですが
ネタ切れ感は否めないですね～
キャラがあんなに濃いんだからもっとキャラの過去とか、
キャラ自身のことを掘り下げたらいいのにな～
時事的なことを笑いに変えてキャラで料理することも
ある意味挑戦的で面白いんだけど
ここんとこずっとそんな感じばかりな気もするしなぁ。
一巻で...続きを読む綺麗に銀さんの話にまとまってるけど
最終ハッピーエンドで良かったネ！っていうより
それで？って思ってしまう…
まぁ金時様かっこいいんですけどね
