【感想・ネタバレ】銀魂 モノクロ版 67のレビュー

チーズ蒸しパン、もとい空知英秋先生の連載デビュー作でありながら、『週刊少年ジャンプ』の新時代を切り拓いたと言っても過言ではない“SF人情なんちゃって時代劇コメディー”。
舞台は「天人(あまんと)」と呼ばれる宇宙人が横行している幕末の江戸。
万事屋を営む坂田銀時(銀さん)が、悪を斬ったり宇宙人と戦ったり糖尿に抗ったりと、八面六臂の活躍を見せます。
主人公なのに目が死んでいてやる気がない銀さんは、一見「友情・努力・勝利」のどれからも遠い存在のよう。しかし、実はケタ違いの強さと熱さと人情を持っていて、キメる時にはキマリすぎるほどキメてくれる、とってもかっこいいヒーローなのです。
コメディーパートはシュールさと独特のセリフ回しと謎展開で存分に笑わせてくれ、シリアスパートは手に汗握る駆け引きとアクションでじんわり泣かせてくれる。
そんな銀さんだから、みんな惚れちまうんだよォォォォォオ!

なお、コミックスには「だんでらいおん」(1巻)、「しろくろ」(2巻)、「13 サーティーン」(24巻)、「ばんからさんが通る」(38巻)と、空知先生流ダンディズムを感じる読み切り作品も収録。『銀魂』に通じる作品もありますので、見逃しはご法度です。

ちなみに福田雄一監督による実写版は、大ヒットも納得のハイクオリティさです。主演の小栗旬さんはもちろん、菅田将暉さん、橋本環奈さんの万事屋メンバー、中村勘九郎さん、柳楽優弥さん、吉沢亮さんら真選組メンバーなどなど、キャスティングも体の張り方も完全に神。解釈が一致。
原作の小ネタもバンバン拾っているので、読んで観て、銀魂沼にハマってください!

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Posted by ブクログ 2017年02月25日

うんこのくだりめっちゃ笑った。あと実写化のとこ。
そしておかえりなさい真選組。また会えるなんて思ってなかった。うそ、思ってた。嬉しい。

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Posted by ブクログ 2017年01月04日

やはり将軍は下ネタが鉄板。

実写化や真選組登場時のギャグを踏まえつつ、
平常運転。

解放軍対地球という比較的わかりやすい構図になって
話はまだまだ続きそう。

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Posted by ブクログ 2017年01月03日

※66~67巻までの感想をまとめてこちらに。

神楽ちゃん一家の話に区切りがついて、舞台は再び「侍の国」へ――!!

話はどんどん難しくなるのに新キャラまで出てきちゃって、おバカな私にはついていけなーい!と思ってたけど、虚の真の狙いがハッキリしたことで少し整理できた気がするわ。ヽ(´ⅴ`〃
緊迫した...続きを読む状況には変わりないのに、どんどん笑いを仕込んでくるところはさすが銀魂♪
とくに66巻の(今となっては)前都知事ネタには笑ったわw

さて次巻。
馴染みの顔も続々と集まってきたところで、いよいよ総力戦に突入する…!

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