【感想・ネタバレ】銀魂 モノクロ版 74のレビュー

チーズ蒸しパン、もとい空知英秋先生の連載デビュー作でありながら、『週刊少年ジャンプ』の新時代を切り拓いたと言っても過言ではない“SF人情なんちゃって時代劇コメディー”。
舞台は「天人(あまんと)」と呼ばれる宇宙人が横行している幕末の江戸。
万事屋を営む坂田銀時(銀さん)が、悪を斬ったり宇宙人と戦ったり糖尿に抗ったりと、八面六臂の活躍を見せます。
主人公なのに目が死んでいてやる気がない銀さんは、一見「友情・努力・勝利」のどれからも遠い存在のよう。しかし、実はケタ違いの強さと熱さと人情を持っていて、キメる時にはキマリすぎるほどキメてくれる、とってもかっこいいヒーローなのです。
コメディーパートはシュールさと独特のセリフ回しと謎展開で存分に笑わせてくれ、シリアスパートは手に汗握る駆け引きとアクションでじんわり泣かせてくれる。
そんな銀さんだから、みんな惚れちまうんだよォォォォォオ!

なお、コミックスには「だんでらいおん」(1巻)、「しろくろ」(2巻)、「13 サーティーン」(24巻)、「ばんからさんが通る」(38巻)と、空知先生流ダンディズムを感じる読み切り作品も収録。『銀魂』に通じる作品もありますので、見逃しはご法度です。

ちなみに福田雄一監督による実写版は、大ヒットも納得のハイクオリティさです。主演の小栗旬さんはもちろん、菅田将暉さん、橋本環奈さんの万事屋メンバー、中村勘九郎さん、柳楽優弥さん、吉沢亮さんら真選組メンバーなどなど、キャスティングも体の張り方も完全に神。解釈が一致。
原作の小ネタもバンバン拾っているので、読んで観て、銀魂沼にハマってください!

...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

Posted by ブクログ 2021年02月22日

映画を観る前に、漫画版の復習として読んだ。この巻からが「2年後」の最終決戦編。
銀魂は大好きだったが、最終巻まで持ってはいたものの、終盤はどんな展開だったのか読み返したくなって、映画のための事前の復習として読んだけど、ここから読み返しておいて良かった。

0

Posted by ブクログ 2019年05月06日

※73~74巻までの感想をまとめてこちらに。

多くの犠牲を払って虚を倒し、地球は護られたかのように見えたが…
その2年後――。

うーん、わからない展開になってきたなぁ。
それぞれが"やるべきこと"のために別れたけれど、約束もないままに行ってしまったのが寂しいよ…。
取り残され...続きを読むた新八だけじゃなくて、たぶん他のみんなも、それぞれの地で寂しさを抱えて生きてるんじゃないかなって思う。

万事屋再結成の時はくるのか…?!

0

シリーズ作品レビュー

「少年マンガ」ランキング