あらすじ
文通希望の手紙が入った小瓶(別嬪さんの写真付き)を海岸で拾った新八。だがその写真にはある秘密が…。さらに新八が書いた返事に、銀さん&真選組の3人が添削を始めちゃって!? ジャンプSQ.掲載の傑作「13」も収録!!
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チーズ蒸しパン、もとい空知英秋先生の連載デビュー作でありながら、『週刊少年ジャンプ』の新時代を切り拓いたと言っても過言ではない“SF人情なんちゃって時代劇コメディー”。
舞台は「天人(あまんと)」と呼ばれる宇宙人が横行している幕末の江戸。
万事屋を営む坂田銀時(銀さん)が、悪を斬ったり宇宙人と戦ったり糖尿に抗ったりと、八面六臂の活躍を見せます。
主人公なのに目が死んでいてやる気がない銀さんは、一見「友情・努力・勝利」のどれからも遠い存在のよう。しかし、実はケタ違いの強さと熱さと人情を持っていて、キメる時にはキマリすぎるほどキメてくれる、とってもかっこいいヒーローなのです。
コメディーパートはシュールさと独特のセリフ回しと謎展開で存分に笑わせてくれ、シリアスパートは手に汗握る駆け引きとアクションでじんわり泣かせてくれる。
そんな銀さんだから、みんな惚れちまうんだよォォォォォオ!
なお、コミックスには「だんでらいおん」(1巻)、「しろくろ」(2巻)、「13 サーティーン」(24巻)、「ばんからさんが通る」(38巻)と、空知先生流ダンディズムを感じる読み切り作品も収録。『銀魂』に通じる作品もありますので、見逃しはご法度です。
ちなみに福田雄一監督による実写版は、大ヒットも納得のハイクオリティさです。主演の小栗旬さんはもちろん、菅田将暉さん、橋本環奈さんの万事屋メンバー、中村勘九郎さん、柳楽優弥さん、吉沢亮さんら真選組メンバーなどなど、キャスティングも体の張り方も完全に神。解釈が一致。
原作の小ネタもバンバン拾っているので、読んで観て、銀魂沼にハマってください!
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
この世界の江戸時代末期、「天人(あまんと)」と呼ばれる異星人達が襲来した。まもなく地球人と天人との間に二十年にも及ぶ戦争が勃発し、数多くの侍、攘夷派志士が天人との戦いに参加した。が、天人の絶大な力を見て弱腰になっていた幕府は天人の侵略をあっさりと受け入れ条約を締結。侍達は廃刀令により刀を失い、世の中に天人がのさばり、幕府は天人による傀儡政権となった。
そんな時代、一人の銀髪の侍「坂田銀時」が、愉快な仲間達と共に奇想天外な生活を過ごしていく物語である。
〜えりコメ〜
いまだにあきずに何回も読み返してます!
新刊がでたらすぐ買いに行くほど好きなマンガです!!
基本はギャグですが、うるっとくる人情物語だったり、シリアスな暗い物語だったり、下ネタにはしった物語だったりいろんな話が見れる面白いマンガです!
Posted by ブクログ
サーティーンが良かった。
なかなか泣けました。
藤枝と十三夜ちゃんの恋が新鮮で良かった。
最後の締めくくりも最高だった。
途中の件も良かった。
Posted by ブクログ
新八の文通、いい話でした。フォロ方十四フォロー(笑)
犬の話もよかったです。神楽ちゃんとヅラはナイスコンビだなぁ(^^)
「13(サーティーン)」読み切りつき!
Posted by ブクログ
人のことにテンションあげすぎというか、人事だからこそテンションが上がるというか。本当に中学生かこいつら・・・・。数分のうちの一人の少女を違う方向に落としてしまう沖田の実力。人としてありえねえ・・・・。主題のお姉さんと新八ですが、このあと上手く行くのかなぁ・・・・そうそう上手く行くはずがなさそうですがね。新八は本当に優しいなぁ。犬と猫の話ははっ茶けすぎて収拾つかなくなって最後は力技で持っていった気がしないでもないのですが、よかったと思います。人情話の一つですね。というか、スザンヌを持ち歩くこの侍どもをどうしたらいいんだろう。取り締まられとけ、侍ども。
Posted by ブクログ
つなぎの日常話かと思いきや一転、とんでもない大風呂敷を広げたかに見えて二転三転、ギャグが展開してマジになりマジがギャグで上書きされる、なんつうか独特としか言いようのない作劇法がいつのまにか身に付いている。新作読切『13』もその伝だ。
読者をとことん幻惑する手法なわけでいいのか悪いのかわからないけど、ここまできたら行くところまで行くべき、と思うのは厄い考えか。
文通編の手紙ひとつでどんどん転がっていくバカトークは最高に愉快。よくこれだけのテーマで2週分コントを広げるなあ。
短編『13』は本当に幻惑どんでん返しを短いページ数の中に詰め込んでいて、これで大丈夫なのかどういう気持ちで読めばいいんだと思う反面、けっきょく作者の手玉にのせられて爽やかな読後感を感じてしまうのだから、なんというか、この作者手に負えねえ!(いい意味で)
この短編の中には『銀魂』の銀さん達のような「フォローしてくれる大人」が存在しないのが面白い。
結果、2人は諭されるわけでも背伸びをするわけでもなくほとんど無軌道なまま突っ走るだけ(最終2ページの血なまぐさい顔!)というとんでもない話なわけだが、そこが同時に青臭い青春賛歌にもなっていていい。この世界では殺し屋の血という根本的な問題を解決することなどどうでもよく、ただ突っ走ることだけが唯一の解決なのだ。青臭さ万歳!
Posted by ブクログ
文通というよりフォロ方の話と、犬の話。
ていうかフォロ方一部であんなに話題になってたのにそんな扱いやったんか(笑)
相変わらず泣かせたいのか笑わせたいのか外しかたが絶妙。