【感想・ネタバレ】銀魂 モノクロ版 35のレビュー

チーズ蒸しパン、もとい空知英秋先生の連載デビュー作でありながら、『週刊少年ジャンプ』の新時代を切り拓いたと言っても過言ではない“SF人情なんちゃって時代劇コメディー”。
舞台は「天人(あまんと)」と呼ばれる宇宙人が横行している幕末の江戸。
万事屋を営む坂田銀時(銀さん)が、悪を斬ったり宇宙人と戦ったり糖尿に抗ったりと、八面六臂の活躍を見せます。
主人公なのに目が死んでいてやる気がない銀さんは、一見「友情・努力・勝利」のどれからも遠い存在のよう。しかし、実はケタ違いの強さと熱さと人情を持っていて、キメる時にはキマリすぎるほどキメてくれる、とってもかっこいいヒーローなのです。
コメディーパートはシュールさと独特のセリフ回しと謎展開で存分に笑わせてくれ、シリアスパートは手に汗握る駆け引きとアクションでじんわり泣かせてくれる。
そんな銀さんだから、みんな惚れちまうんだよォォォォォオ!

なお、コミックスには「だんでらいおん」(1巻)、「しろくろ」(2巻)、「13 サーティーン」(24巻)、「ばんからさんが通る」(38巻)と、空知先生流ダンディズムを感じる読み切り作品も収録。『銀魂』に通じる作品もありますので、見逃しはご法度です。

ちなみに福田雄一監督による実写版は、大ヒットも納得のハイクオリティさです。主演の小栗旬さんはもちろん、菅田将暉さん、橋本環奈さんの万事屋メンバー、中村勘九郎さん、柳楽優弥さん、吉沢亮さんら真選組メンバーなどなど、キャスティングも体の張り方も完全に神。解釈が一致。
原作の小ネタもバンバン拾っているので、読んで観て、銀魂沼にハマってください!

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Posted by ブクログ

ネタバレ

ラストで泣きました(´;ω;`)
今まではきっと辛い道だったのでしょうが
これからは父親としての親分と
幸せに旅してほしいですねっ!

0
2012年01月15日

Posted by ブクログ

ネタバレ

 歌舞伎町、四天王編終了。

 娘が父親を町という化け物から取り戻そうとする話。

 結局のところ、父親に振り向いてもらおうと思って躍起になっている娘を、天人が利用して歌舞伎町をぶっ潰そうとする話……だったんだけど、まあこういうベタベタなやつの方が感動するわけで。

 最後のシーンのセリフなんてとっても胸が痛いなあ……と思います。
 銀魂のこういう冗談半分なのに、締めるところはきゅっと締めれるようなノリが本当に大好きです。

 今後もこのノリでずっと続けていってほしいなあ……と思います。
 何が本編なんてわからない作品は、終わり際がわからないけれど、終わってほしくない、とも思うわけです。

0
2018年02月12日

Posted by ブクログ

ネタバレ

※34~35巻までの感想をまとめてこちらに。

これまでで一番人気の長編となった「かぶき町四天王編」収録。
次郎長×お登勢さん×辰吾郎さんの昔話が切なかったわ~。

もう最終回みたいなノリでビックリしたよ。
火消の辰巳とかホストの狂死郎とか紅桜ん時の鉄子とか出てくるし…あと、ハードボイルド小銭形さんも!
もう、みんな何巻ぶりだよ!みたいな。

でも確かに今回はかなり感動的だった*

0
2024年02月21日

Posted by ブクログ

ネタバレ

平子のキャラはあんまし好きではなかったけれど
最後は目的果たせてよかったね、というお話。

かぶき町四天王が入り乱れ、かつその均衡が
崩れたという時点でこの巻に収録されている長編は
まあまあ大事な話の気がする。

0
2013年02月22日

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