すべての高評価レビュー
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Posted by ブクログ
ネタバレ自分の生活スタイルを見直すキッカケをくれた本。
とにかく得るものが多かったと感じる。
この本が教えてくれるのは、集中力を鍛える/減らさない/回復させる/上手く活用する方法。
ただこれは表側の話で、実際には「如何に脳の特性と向き合うか」こそが本書の伝えたかったことだと思っている。
この「脳と向き合い集中力を得るためのノウハウ」について根拠を交えて広く深く説明してくれていて、単純に読み物としても面白い。
これまでどこかで聞いたようなメソッドを「集中力」を中心にまとめ上げ、そこに意味付けをしてくれたような印象がある。
特に印象的だった学びは以下。
● 集中力の源は前頭葉が持つ力である「ウィル -
Posted by ブクログ
最も敬愛する作家の一人、故津原泰水氏の手になる珠玉の連作短編集。本当は一冊読めば、また一冊津原氏の未読の本が減る、それが寂しくて手を出すのを躊躇していたが、やはり繙いてしまう。創元のこととて、帯に「ミステリ連作集」とあるが違う。これは津原氏の人形愛から紡ぎ出された人形を巡る短編集。もちろんミステリの味つけのものもあるが、風変わりな恋愛譚、幻想譚、芸術家の凄みを表した芸術小説、職人の人生を描いた短編という多彩なもの。やはりどれも津原節が横溢。読み進めるに従ってたまさか人形堂が、登場人物たちが好きになるので、最終話、寂しくなるが、最後にほっとして、次作への期待が脹らむ。読んでよかった!
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Posted by ブクログ
シチュエーションが素晴らしいですね。
所々で語られる言葉。
『無理だと思ったら、そこが限界だ。』
巨大地震により、地下5階に閉じ込められた女性。
彼女は、見えない、聞こえない、話せないと言う3つの障害を抱えていた。
そして、彼女を救うため、頼みの綱は一台のドローン。そして、操縦士のハルオ。
果たして、彼女を安全地帯まで、誘導出来るのか?
猶予は6時間。迫り来る様々な障害。
そして、噂される彼女の障害とは本当なのか?
最後の最後に、あっと驚くどんでん返しが。
障害がうそと思われたのは、そう言うことなんですね。これは大いなる伏線ですね。
人の生きる力を信じたいと思わせる一冊です。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ私は今までほぼ漫画しか読んでこなくて、最近小説にハマった人間なため、漫画の銀の匙の林業バージョンみたいな話だ!と思って読み始めました。
読み終わった後、今までと山の見え方が変わりました。木は自然にただ勝手に生えているものとばかり思っていた、いや、考えてすらいなかった。それがこのように手を加える方たちがいて成り立っていたなんて…ところどころ想像しきれない林業用語はYouTubeでも調べたりしながら読みました。
今まで考えたこともない世界に触れて、考えるきっかけになり、また伸び伸びした神去村の面々の同行に触れ心温まる気持ちにもなりました。
読書でこそできる体験だなと思わせてくれました。
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購入済み
異世界転生の自覚薄い幼少期に「暗部」教育を受けて育つというなかなかにハードな生い立ちの主人公アレクシスが、乙女ゲーム原作、そのスピンオフ悪役令嬢アニメ世界とおぼしき異世界で粛々と任務をこなしてて…と思っていたら……!! な展開
アレクシス(通称アレク)のハード生い立ち部分は匂わせ程度、現在の護衛対象のセドリック(通称セディ様)第一王子殿下との来し方行く末がメインディッシュ。後半合流する仔竜レイクがちょう可愛いv
アレクが、教育の賜物なのか元の性格なのか、肝が据わってて頼もしいのだ。見た目華奢そうなのに。
そしてセディ様の生い立ちもめちゃくちゃ不憫なんだけど、折れず腐らずまっすぐで優秀有能、な -
Posted by ブクログ
ネタバレ言語的センスが凄まじいのでじっくり一語一語読まないといけないのだけど、ハマるともう何回でも隅から隅までなめるように読み倒してしまう猫漫画です。
猫漫画だからって軽々しい癒しとか求めるな。自分の知識と文学的素養フル回転で挑むのだ(笑)出てくる動物(ニンゲン含め)皆かわいくてせつなくて強い。とてもテンポよくラップみたいな漫画だけど知らず涙が出てくるね。
私がこの作者さんを知ったのは東北の震災で取り残された動物たちがどんなだったかをTwitterにあげておられたのを偶然見たのが先でした。目をそらしてはいけない、忘れてはいけないことだなと書き下ろしのハムスターの話を読んで滂沱の涙と共に再度思ったのでし
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