アガサ・クリスティーのレビュー一覧
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短篇集
ポアロ5、マープル1
イギリスの料理やお菓子の名前がいろいろと出てくる。先日購入した『イギリスのお菓子とごちそう』を眺めながら楽しんだ。
印象に残ったのは「スペイン櫃の秘密」でポアロが有能な秘書ミス・レモンと話すたびにここにヘイスティングズがいたらな、と思うシーン。読んでる私も同感!
「夢」p.357「行きとどいた執事はノックなどしないもの」に驚き。そうなのか。知らなかった。ダウントンアビーでもそうだったかな。見直してみたい。
全体的に楽しめたけれど、登場人物の名前を覚えられないので、短篇集の場合に人物一覧がないのがつらかった。 -
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ポアロ
ヘイスティングズがいなくて寂しい。それどころかポアロも登場機会が少なくてビックリ。ロマンス関係のシーンが多いけれど、主要人物の母であるレディ メアリーの述懐が印象に残った。
メモp.200「わたくしはほんとに愚かな娘でしたの 略
親は警告しますけれど、それも無駄ですわー若い娘は信じませんから。まったくこう申し上げるのもなんですが、あの人は悪い人だなどといわれると、より魅力を感じてしまうものなのですよ。自分の愛をもってすれば男性を改心させられるなんて思ってしまいましてね」
1935年でも2022年でも人間の心理は変わらないものだなあ。 -
購入済み
短編集です
面白かった。
短編集なので油断してると、
すぐに謎解きになってしまいますが
ちょっと時間が空いたときに
一つ読むのにちょうどよいです。
そして、チョコレートの箱は良かった。 -
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深堀骨氏による後書きが腹におちた。
いわくミステリとは人間関係の綾を描くものなのだと。
そう、そうなのよ、だから私は皆がくさそうとも、キャラの造形と配置が見事な『検視官』シリーズをいまだ愛読してるし(新刊出るんかいな…)、ディーヴァーといえど人が魅力に乏しい『エンドゲーム』はピンと来なかったのよ(いえ、ライムのシリーズなどは心から愛してます)!
古代エジプトの裕福な一家で起きる連続殺人事件を追う本作は、しょーじき、こう、サンドラ・ブラウンとか、ハーレクイン的なロマンチックミステリー仕立てなんだけど、妙に心を打つのは、さらりとした筆致ながら人々の欲望と愛情の描写がお見事だから。少女漫画にもありそ -
Posted by ブクログ
ポアロシリーズ。端的な事件シーンに退屈な審問。これどうやって転がしてくんだろう。と思ったがポアロの捜査が面白くするすると読めてしまった。
トリックはうーん、当時の航空機の事情がわからんからなんとも。。荷物多くない?って感じてしまったかな。そういえばポアロの拠点がイギリスにあるのかフランスにあるのかも知らないな。結構雰囲気で読んでるわ。
解説によるとかなりの技巧が盛り込まれているみたいで。そういうところは楽しかったな。説明されて気づいたところもあるけれど。あとポアロの女性に甘いキャラクターも好きだ。
また読みたくなったらシリーズのどれかを読もう。でも感覚的にはミスマープルのシリーズの方が好きだか -
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ネタバレその家には何か邪悪な空気があった。
ポアロが保養地で出会った美女ニックが命を狙われる。彼女を助けようとするポアロだが、惨劇は起きてしまう。代わりに殺されたマギー、命を狙われ続けるニック。犯人の目的は遺産なのか、嘘をついているのは誰なのか。
「それ以外の人物」が犯人になるのはミステリとして反則である。正確に言えば、「今まで登場していない人物、もしくはその場にほとんど関係のない端役の登場人物」が犯人になるのが反則である。謎解きの最初で今回の犯人は反則では、と思った。しかし、反則ではなかった。真犯人は、ずっと登場し続けていた、端役なんかではない、とても重要な登場人物だった。
読者がミステリの反 -
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ストーリーは5人もの養子をしたお金持ちの老婦人が殺された事件、養子の一人が逮捕有罪となり(獄死している)2年が過ぎたころ、その犯人養子のアリバイを証明する人が遺族たちの住む館に訪れて、終わったことなのにいまさらどうなのと、事件蒸し返しのさざなみが立つ。
ミステリー的には遺産相続をめぐってではない肩透かしはいいけれど、結局犯人も平凡のよう、しかしそこじゃなかった。相変わらずの人間観察力秀逸なクリスティーなのだった。
経済力の豊かな女性に、様々の劣悪な環境から救われて清潔で立派な住居、栄養の行き届いた食事、潤沢な教育環境など、何不自由なく育てられ、いまや大人になった養子たちの心理状況はどうあっ -
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Posted by ブクログ
ネタバレ導入部が面白いポアロシリーズ19作目。世界一の名探偵でも歯医者怖いんだね(笑)
以下ネタバレ
ポアロ行きつけの歯医者の先生がポアロが受信した日に自殺。そして翌日に同じ日に受診した患者が死亡、別の患者は行方をくらます……歯科医院内で何かあったのかと思いきや、スパイやら国家機密やらなんだか物騒な流れに。
タイトルからして革命家の方々のアレかと思いきや、めちゃくちゃ個人的な殺人でびっくり。スパイはミスリードだったのね。
登場人物が多くて混乱気味やったけど、サクサク読めた。
最後まで読んでからタイトルを見返すと思わず納得。
そして私は最後のオチが好きでした。ポアロぽかーんやん(笑) -
購入済み
この版には見取り図が無い
この翻訳は以前、角川文庫に収録されていたもの。紙の本をOCRで読み込ませて作成したらしく、誤植がかなり多い。(「ポワロ氏」の「ロ」が漢字の「口(くち)」になっていたりとか。)前後関係で判断できるので実害は無いけれども。早川書房版には、本文の途中のページにあった2枚の図版(アクロイドの家の見取り図とアクロイドの書斎の見取り図)が、この版には収録されていない。
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Posted by ブクログ
ネタバレ最近病気して、全く読めていませんでしたが、ようやく読み終えることができました。
今回も、女性が多く登場していましたが、それぞれの性格や気持ちが丁寧に書かれていて、探偵小説を読んでいることを忘れそうでした。
裕福さを手放したくない美しいホーバリー夫人、ホーバリー伯爵を一途に想い続けるヴェニーシャ、親近感を持てるけれど賢いジェーン、どの女性達もとっても素敵でした。
個人的にはもっとモリソー親子についても読みたかったです。
ノーマンとジェーンが、クランシー(実際はポアロでしたが…)を尾行する場面からは、あちこち飛び回ったり、脅迫のふりをしたりと展開が早く、スパイ映画のようでした。
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Posted by ブクログ
前回読んだグレアムヤングが毒殺云々の件で、この本を読んでたとか、読んでないとか。
他にもこの本はタリウムでの毒殺を扱っていて、タリウム殺人の構想の元になったんじゃないか?
と言われてる作品。
ならば!と読んで見たが。ただ単純に面白い!!!ミステリーとして最高に面白い!!!!
海外のミステリーは背景があまりにも違ったり、名前が覚えきれなくて、誰が誰だったのかわからなくなったり、古い本だとさらに時代のバックグラウンドが違いすぎて、なんかなーって思うのに。
全く古びない。
ふつうにラストびっくりした!!!笑笑
読みやすいのもある!なんかちょっとコミカルでもあり、その中で真剣に近づく恐怖に