野中郁次郎のレビュー一覧

  • 知識経営のすすめ ――ナレッジマネジメントとその時代

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    [ 内容 ]
    日本企業は、二度の石油ショック、ニクソン・ショック、円高などを克服し、強い競争力をつくりあげてきた。
    日本企業に比較優位をもたらしたのは、年功制度・終身雇用という労働形態だけでなく、組織的知識創造をコアとする労働スタイルにあった。
    それは個別的な直感=暗黙知を形式知化して組織全体のものにし、製品やサービス・業務システムに具体化するという組織の運動能力のことである。
    トヨタやホンダ、花王、富士通、富士ゼロックスなど優良企業のケース・スタディをもとに、知識創造と知識資産活用の能力を軸として、大転換を迫られている日本的経営の未来を探る。

    [ 目次 ]
    第1章 情報から知識へ
    第2章 

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    2014年10月27日
  • 世界の知で創る―日産のグローバル共創戦略

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    知識創造企業の著者である野中郁次郎と日産自動車人事部などに所属していた徳岡晃一郎の本。
    日産のアメリカ・ヨーロッパでの開発を題材にグローバル共創戦略について纏めている。
    グローバルを舞台に共創していくことの困難さ、困難だが解決方法は存在する。

    教科書的な理想論ではなく、「新しいインフラをつくりこんでいくリーダーは、ホラを吹いたり政治力も使う」といった現実的な事例が示されていることが好感が持てる。

    今後、日本企業がグローバル化できなければ、
    ・少子化の中で身動きが取れずに取り残されるか
    ・高コスト体質で新興国に競り負けてしまうか
    ・形式知主導の欧米列強の下請けと化してしまう

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    2010年03月21日
  • 二項動態経営 共通善に向かう集合知創造

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    相矛盾するものであっても、二項対立(or)ではなく、二項動態(and)というコンセプトがすんなりと入ってくる。

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    2025年10月16日
  • 『失敗の本質』を語る なぜ戦史に学ぶのか

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    ネタバレ

    失敗の本質やSECIモデルの構築で世界的に有名な野中郁次郎がこれまでの研究を振り返る一冊。タイトルからは失敗の本質についてより詳細な解説を加えるような内容を記載していたのだが、実際には野中郁次郎がこれまでの人生と研究生活を振り返る一冊だった。

    当初の期待とは違ったわけだが、それではつまらなかったかというと決してそんなことはない。彼がどのような問題意識のもとで研究を始めたのかとか、失敗の本質を読むだけではわからない彼の持つ思想的な背景などもよく理解できて、野中郁次郎についてあまり詳しくない人にとっては入門的な一冊になると思う。

    ただどうしても新書ということもあり、また彼の研究生活が非常に広い

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    2025年07月21日
  • 二項動態経営 共通善に向かう集合知創造

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    ネタバレ

    ものすごく新しいことが書いてあるわけではなく学びは少なかった印象だが、実例を交えながら二項動態経営なるものを説明している。具体な記載が多いので読み進めやすかった

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    2025年07月15日
  • ワイズカンパニー―知識創造から知識実践への新しいモデル

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    SECIモデルで知られる名著『知識創造企業』の続編として、SECIスパイラルを提示している。SECUモデルは納得なのだが、スパイラルとして上に上がっていくためには社会善が必要というのが、もちろんそうあっては欲しいものの、論拠に納得いくものを感じられていない。一旦、途中でストップ。

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    2025年06月07日
  • 二項動態経営 共通善に向かう集合知創造

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    野中さん関連の著書を読んできたが、過去の著書から新たな発見はないかな。SECIモデルのをしっかり理解していて、知的コンバットが出来れていれば結果、二項動態になってくると思う。トレードオフの事柄を両方解決するよな。

    「イノベーションには散らかし屋と片付け屋で役割があり両者必要」といった表現はしっくりきた。

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    2025年04月30日
  • 二項動態経営 共通善に向かう集合知創造

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     バンダイナムコでは、常日頃から、頻繁に組織改編を行っている。しかも業績のよい部署ほどその対象になるというから興味深い。組織を進化させるには、組織を絶えず不均衡にしておく必要がある。ゆらぎといってもよいだろう。そうしたゆらぎがあるからこそ、二項が動いて変容が生じ、新たな道が見つかる可能性が広がる。
     しかも、バンダイナムコの組織変革は、グループ全体としての動的変革 (transformation) プロセスを通じて行われている。これは、二項動態経営そのものである。意図的に組織にゆらぎを起こすことにより、知的コンバットの場で異質が組み合わさって、無意識的な発想の飛躍を集合的に触発するのである。

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    2025年04月19日
  • アジャイル開発とスクラム 顧客・技術・経営をつなぐ協調的ソフトウェア開発マネジメント

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    今となっては随分古い内容になった気がする。
    XPのプラクティスなんて殆どが当たり前になってきた。
    初めて読んだ当時は、こんなの現実的でないなんて思ってたのに…
    技術的な内容というより、ポエムというか概念というか、理念か…?
    まぁサクサク読めたけど、この先どんどん陳腐化していきそうな…

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    2025年02月26日
  • 共感経営 「物語り戦略」で輝く現場

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    Seci モデルが、日本の最新具体例とともに解説してあり分かりやすい。ドコモアグリガール、ブッシエン、グッジョバなど。

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    2024年11月28日
  • アジャイル開発とスクラム 第2版 顧客・技術・経営をつなぐ協調的ソフトウェア開発マネジメント

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    ■従来手法の何が問題なのか?
    ・人の創造性を奪ってしまう
    ・文書によるコミュニケーションには限界がある
    ・悪いタイミング
    ・未来を読む水晶玉はない
    ・仕事が楽しくない
    ・部分最適化

    ■アジャイルを大規模化するフレームワーク
    【共通する点】
    1.既にうまくいったチームが2つ以上あること
    2.大規模化する必要があること

    ・Nexus:最も純粋なスクラムの複数チーム拡張。あくまでソフトウェアのプロダクト開発に焦点がある。チーム間の依存関係を調整しながら、同期的に全体スプリントを回し、動くソフトウェアをデリバリーする。
    ・Scrum@Scale:単にソフトウェア開発手法としてのスクラムを拡張したも

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    2023年07月02日
  • 知的機動力の本質 アメリカ海兵隊の組織論的研究

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    人を鍛え上げることで、海兵隊という組織の意思を植え付け、組織が生き残るために、人がその意思を持った細胞となり、組織を継続するために進化し続ける組織。って事かな。

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    2023年05月16日
  • 『失敗の本質』を語る なぜ戦史に学ぶのか

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    202303.12
    「失敗の本質」がよかったので期待したがちょっとガッカリ。
    私が読めていないだけなのか。

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    2023年03月13日
  • アジャイル開発とスクラム 第2版 顧客・技術・経営をつなぐ協調的ソフトウェア開発マネジメント

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    アジャイル・サムライを読んだ後だったので、「ふーん」という感じだった。

    開発現場に深く入ってない人が「アジャイルってどんなもんじゃい?」というときに読むと非常にいいかも。

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    2023年03月01日
  • 知識創造企業(新装版)

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    かなり学術的な表現になっていて、長い時間をかけて読み込んで腹落ちさせないと、オーディブルレベルで流し聞きする程度では意味は薄い本だと思った。トップダウンでもボトムアップでもなくミドルアップダウンマネジメントアプローチとか面白いけど大変だなと思った。国際的な大企業のヒット商品誕生の事例分析は分かりやすかったが、では自社でどう取り込んで実践できるかと考えると、うーんと思ってしまった。初版は四半世紀以上前に出たこともあって、事例も古く、現在の(自分がいるような)IT企業としては国際間の協調とか参考にすべきところもありそうだけど、だいぶ事情も変わっているのでは...と思った。

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    2023年02月04日
  • 『失敗の本質』を語る なぜ戦史に学ぶのか

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    「失敗の本質」含め他の著作も数冊読んでいたので網羅的に理解できた。著者のSECIモデルに至る思考が分かる。
    SECIモデルがSECIスパイラルに進化していく訳であるが、そもそもその発想の原点は「失敗の本質」からだった。
    そんな著者自身の思考の経路を解説した書籍だった。
    もし過去著作をバラバラに読んでいた場合は、本書を読むことで理解が深まるだろう。
    思考の経路はつまり、自身の研究人生についての話でもある。
    いつどんな人物と出会い、どういう影響を受け、そして自分なりの思考に至ったのかの軌跡。
    話は経営学について論文を書こうとしたところ、企業の失敗事例を集められずに断念した経験から始まる。
    テーマを

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    2023年01月16日
  • 知識創造企業(新装版)

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    日本と欧米との違い、それぞれの強み、を少し古めのケースを元に立証している論文形式の本。
    参考になる部分もあるが、僕が読んだタイミングの問題なのか、本の分量の割に発見は少ない

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    2022年12月21日
  • 史上最大の決断

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    この戦いを通じてアイゼンハワー、チャーチル、ルーズベルトなど色々な人の動きが見えてきます。
    これを通じでリーダーシップの資質か見えてくるのが不思議ですね。

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    2022年11月05日
  • 知識経営のすすめ ――ナレッジマネジメントとその時代

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    SECIモデルを勉強する第一歩として手に取り、読みましたが、やや冗長です。
    平易な文章で書かれているため、読みやすいのです。
    ただ、頭にはあまり残らないというか、心躍る感じがなかったです。
    中小企業事例を探したいと思いました。

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    2022年07月07日
  • 共感経営 「物語り戦略」で輝く現場

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    いかに共感できる夢(未来)を語れるかということだろう。

    目次
    序章 共感と物語りが紡ぐ経営
    第1章 価値を生む経営は「出会い」と「共感」から生まれる
    【解釈編】
    ・人間関係の本質は共感にあり、人間力の本質は共感力にある
    ・知的創造の起点は共感がある
    第2章 イノベーションは「共感・本質直観・跳ぶ仮説」から生まれる
    【解釈編】
    ・ものごとの本質を直観できる人が「跳ぶ仮説」を導き出せる
    ・「本質直観」には「外から見る現実」より「内から見る現実」が大切
    ・「全体」と「部分」の両方に目を向けると「跳ぶ仮説」が生まれる
    第3章 「知的機動戦」を勝ち抜く共感経営
    【解釈編】
    ・物量で戦う「消耗戦」か、共

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    2022年03月05日