野中郁次郎のレビュー一覧

  • 史上最大の決断

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    時系列でどの戦場で誰がなにをやって~みたいな話が多く、図版も少ない。

    第二次世界大戦の各戦場の流れや指揮官をしっておかないと、頭にはいってこなくてつらい。

    ビジネス書的なものかと思ったので、
    もっと指揮官の人間性・スキル面についての話が主かと思ったので期待はずれ。

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    2021年11月29日
  • 知識創造企業(新装版)

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    「ワイズ・カンパニー」がでたのにあわせて、新装版がでたので、久しぶりに「知識創造企業」を読みました。20年ぶりくらいかもしれない。。。

    最初に読んだときは、前半の理論的部分は難しいし、後半の事例とか、企業へのインプリケーションの部分は、少数の事例しかでてこなくて過度に一般化されている感じがして、今ひとつ、ピンときませんでした。

    今回、あらためて読んで、後半部分の事例は、実証的なものではなくて、未来にむかって役に立つかもしれないヒントみたいなものなのだと思い、ちょっとなるほどと思いました。

    一方、前半の理論部分は、ちょっと大雑把すぎるというか、この研究の世界的な独自性を強調したいがために、

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    2021年10月25日
  • 知識創造企業

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    野中先生のSECIモデルを学びたく手に取ったが、日本語版へのあとがきの中の以下の一文がもっとも印象的であった。
    『たとえどんなにその情報処理能力が優れていても、人間不在の情報システムが吐き出すものは、データや情報とは呼べても知識とは言えない。なぜなら、知識の背後には常に人間の「思い」がなければならないからである。あくまで人間を中心に、情報技術を知識創造の道具として使いこなさなければならない。』

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    2021年10月20日
  • 失敗の本質 戦場のリーダーシップ篇

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    ネタバレ

    フランスが犯した失敗の本質を的確にした指摘した上で、物は、祖国フランスの救済策を次のように書いている
    強くなること
    敏捷に行動すること
    世論を指導すること
    国の統一を保つこと
    外国の政治から世論を守ること
    祖国の統一を撹乱しようとする思想から青年を守ること
    治めるものは高潔のある生活をすること
    汝の本来の思想と生活方法を情熱的に信じること

    戦時体制のアメリカ政府は、統合参謀本部を始め、軍のポストに多くの民間人を起用した。それが知のバラエティーを豊かにし、組織にバランス感覚を植え付けたのだ
    学校での成績が重視される10日システムに象徴されるように、日本軍の組織人事は極めて硬直的なものであった

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    2021年06月22日
  • 共感経営 「物語り戦略」で輝く現場

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    苦手意識があった「共感」関連の本を何冊か読んで、ちょっと落ち着いた。e-POWERの話は、LC4RIの布教で同じような経験があったのを思い出した。「物語」と「物語り」を定義して分けてるのも、ちゃんとしてるなと思った。で、共感できる関係が築ける時は良いんだけど、それが難しい時があって、どうすべーとか考える。

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    2021年06月06日
  • ワイズカンパニー―知識創造から知識実践への新しいモデル

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    最新の事例を用いながら、SECIモデルをスパイラルさせて知識実践していくには?を論じた本。
    JAL、シマノ、エーザイ、ファーストリテイリング、ホンダ、トヨタなど、ドキドキする話が多くて惹き込まれた。

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    2021年05月15日
  • 知識創造企業(新装版)

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    組織と学習の関係について、新しい福音書とも言えるか。
    ただ、プラクティスを説く本ではないし学術的な考察を述べるものなので、どう活かすかは課題として残るし、ハッとする気づきを得るとかいったのは難しい

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    2021年03月18日
  • 共感経営 「物語り戦略」で輝く現場

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     花王とポーラの事例が特に感心した。

    ■自己組織とは
    ・自律的な振る舞いを持った構成要素が集まり、相互作用を媒介にして、それぞれの総和より質的に高度で複雑な秩序を創発していく組織のあり方
    ・各構成要素が管理―非管理の関係でなく、自らを動機づけながら新たな知を生み出していく
    ・個が積極的に関与し、自律的な個から生まれた独自のアイデアが広まり、全体のアイデアになる

    ■PDCAでは知的機動戦は戦えない
     ビジネスの世界で有名なマネジメントスタイルにPDCAサイクルがあります。計画(Plan)し、実行(Do)し、その結果を検証 (Check)し、次の改善活動 (Act)につなげるプロセスです。PD

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    2021年01月30日
  • 共感経営 「物語り戦略」で輝く現場

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     花王とポーラの事例が特に感心した。

    ■自己組織とは
    ・自律的な振る舞いを持った構成要素が集まり、相互作用を媒介にして、それぞれの総和より質的に高度で複雑な秩序を創発していく組織のあり方
    ・各構成要素が管理―非管理の関係でなく、自らを動機づけながら新たな知を生み出していく
    ・個が積極的に関与し、自律的な個から生まれた独自のアイデアが広まり、全体のアイデアになる

    ■PDCAでは知的機動戦は戦えない
     ビジネスの世界で有名なマネジメントスタイルにPDCAサイクルがあります。計画(Plan)し、実行(Do)し、その結果を検証 (Check)し、次の改善活動 (Act)につなげるプロセスです。PD

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    2021年08月08日
  • ワイズカンパニー―知識創造から知識実践への新しいモデル

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     SECIモデルの復習。

    第1章 知識から知恵へ
     藤野はプラグマティストに徹することで、ホンダジェットの夢を実現させた。藤野の仕事の仕方はいろいろな表現で言い表されている―粘り強い、実際的、現実的、行動志向、細部重視―が、それらすべてが指し示しているのは、「いま・ここ」での遂行力である。


    第2章 知識実践の土台
     知識実践の起源は、アリストテレスによる知識の三分類の一つであるフロネシスにあると、われわれは考えている。『二コマコス倫理学』第六巻第五章の定義によれば、フロネシス(実践知、賢慮)とは「人間にとってよいことか、悪いことかに基づいて行動できる、真に分別の備わった状態」とされる。

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    2020年11月21日
  • ワイズカンパニー―知識創造から知識実践への新しいモデル

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     SECIモデルの復習。

    第1章 知識から知恵へ
     藤野はプラグマティストに徹することで、ホンダジェットの夢を実現させた。藤野の仕事の仕方はいろいろな表現で言い表されている―粘り強い、実際的、現実的、行動志向、細部重視―が、それらすべてが指し示しているのは、「いま・ここ」での遂行力である。


    第2章 知識実践の土台
     知識実践の起源は、アリストテレスによる知識の三分類の一つであるフロネシスにあると、われわれは考えている。『二コマコス倫理学』第六巻第五章の定義によれば、フロネシス(実践知、賢慮)とは「人間にとってよいことか、悪いことかに基づいて行動できる、真に分別の備わった状態」とされる。

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    2021年08月08日
  • 共感経営 「物語り戦略」で輝く現場

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     人と人との共感力。物語り戦略(Narrative Strategy)は「何のために存在するのか」、「なぜ戦い合うのか」がベースにある。
     ただ、ユニクロ、富士フィルム、セブンアンドアイなどは数多くの他書で何度か読んできたので、新鮮さがない。同じ成功例を違う切り口で解説しただけ、との感想を持った。

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    2020年09月15日
  • 失敗の本質 戦場のリーダーシップ篇

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    太平洋戦争の日本軍の失敗に学ぶ本
    組織論などで現代にもじゅうぶん通じる、ということは普遍的、本質的な話なんだろう
    日本企業の組織あるあるではあった
    作戦が失敗した
    アメリカ→原因を分析、次の作戦に反映
    日本→「気合が足りない」「次は勝てる」
    無謀な意見が出た
    アメリカ→ロジカルに考えて判断
    日本→「あいつは本気だ、やらせてやろう」
    第一陣が敗退したら、、、
    アメリカ→コンティンジェンシープランを持っている
    日本→「失敗するわけない」「失敗を考えるのは異端だ」

    今時こんな古い考えの組織もなかなかないとは思うが、
    ゼロではないだろうと思う。
    少なくともうちの会社も忖度とかあるし、「あいつがあそこ

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    2020年08月19日
  • 史上最大の決断

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    ・アイゼンハワー(ノルマンディ上陸作戦の最高司令官。後のアメリカ大統領)が兼ね備えていたフロネシス(実践知)リーダーに必要な能力
    (1 )善い目的をつくる能力
    (2)ありのままを現実を直観する能力
    (3)場をタイムリーにつくる能力
    (4)直観の本質を物語る能力
    (5)物語りを実現する能力(政治力)
    (6)実践知を組織する能力

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    2020年07月19日
  • 構想力の方法論

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    構想力がこれからの時代に求められる
    計画を立てるだけではなく実践すべし


    知行合一
    知は行の始なり、行は知の成るなり
    行動を伴わない知識は未完成である

    構想力の哲学の系譜なども解説してくれているので内容がとても重い

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    2020年06月08日
  • 直観の経営 「共感の哲学」で読み解く動態経営論

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    ネタバレ

     SECIモデルはを初めて知った。
     共同化(Socialization):暗黙知を獲得
     表出化(Externalization):暗黙知を集団の形式知に変換
     連結化(Combination):集団レベルの形式知を体系化
     内面化(Internalization);組織レベルの形式知を実践し、新たな暗黙知を生み出す。
     「ワイガヤ」「コンパ」における知識創造は、「我ー汝関係」が暗黙知の直観として与えられるという。これは大学生等の部活動などにおける高揚した一体感とも共通すると思う。
     アリストテレスのフロネシストは、①「善い」目的を作る能力、②ありのままの現実を直観する能力、③場をタイムリー

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    2020年03月21日
  • アジャイル開発とスクラム 顧客・技術・経営をつなぐ協調的ソフトウェア開発マネジメント

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    アジャイルの概念、その背景にある企業哲学について良く考察されていた。
    SECIモデルとアジャイルの関連性は興味深かった。

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    2020年03月20日
  • 構想力の方法論

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    「目的工学」について調べるため通読。かなり広範囲な領域を扱っている。やや難解な箇所はあるが、欧米の直輸入ではない独自の視点があるように感じた。

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    2020年03月12日
  • 構想力の方法論

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    2020.03.02 紺野先生のこれまでのまとめ的な内容でもある。さらに哲学や歴史など、知識の豊富さがよくわかる。私たちは構想しなければならない。

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    2020年03月02日
  • 知略の本質 戦史に学ぶ逆転と勝利

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    圧倒的不利な状態から逆転した4つの戦争の事例を挙げて、リーダーシップの本質を分析した本。

    歴史を分析することの大切さはよく理解出来たが、歴史に弱い自分にとっては、まず戦争の歴史を理解するところでかなりの時間がかかってしまい、最後の方は流し読みになってしまった。
    じっくりと時間をかけて読むべき本であり、日を改めて通読してみようと思う。

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    2020年02月11日