野中郁次郎のレビュー一覧

  • 知識創造企業

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    知識ではなく、知識創造が利益を生み出す。従って、効率よく知識創造できる組織構造が企業の競争力となる。この本は、この前提により、「効率よく知識創造できる組織構造」とはどのようなものかを考察する。主張は理解できるが、ケーススタディに登場する企業がその後、未曾有の危機に立たされた例が多く、理論と現実の世界に乖離があるようだ。

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    2018年10月23日
  • アジャイル開発とスクラム 顧客・技術・経営をつなぐ協調的ソフトウェア開発マネジメント

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    本書は、共著者に野中郁次郎が入っていることからもわかるように、システム開発に従事している人でなくても、経営視点でアジャイルとスクラムについて解説している。やや抽象的なところが多いが、この分野で初めて読むにはお薦め。しかし、米国で始まったスクラムが実は竹内・野中が日本の製造業でのイノベーションの手法として名付けた「スクラム」から来ているとは驚きであった。また、実際にスクラムを採用した、リクルート、楽天、富士通の方のインタビューも興味深かった。

    ・アジャイル開発が浸透してきた背景には、ビジネスの変化の速さがある。
    ・アジャイル開発では、すばやくユーザーや顧客のフィードバックを得ることで、ムダな機能を作ることを防ぎ、市場投入のスピードを上げ、ビジネスの投資対効果を高める。
    ・ウォーターフォールの問題点
     ?人の創造性を奪ってしまう
     ?文書によるコミュニケーションには限界がある
     ?悪いタイミング
     ?未来を読む水晶玉はない
     ?仕事が楽しくない
     ?部分最適化
    ・アジャイル開発の現場がいかにアナログのコミュニケーションを重視しながら、チーム内の暗黙知を共有し、テストとコードという動くものによって品質を作っていくかがわかる。
    ・従来の発注・受注関係のままだと、開発チーム側は事業担当者から「何としてでもやってもらわないと困る」と言われても断ることができない。その結果、開発側は次回から検討や文書作成に慎重に時間をかけ、さらに安全のためのバッファを追加した見積もをすることになる。これが繰り返されると、そのバッファ分だけ納期は伸び、かつ開発効率も落ちていく。
    ・技術的負債とは、メンテナンスが難しいコードの増加が開発の足かせになることを借金(負債)になぞらえて表現したものだ。

    ・楽天開発部の方の言
    「僕自身、そうしたボトルネックになるのは何としてもいやなので、そうならないためにもプログラムだって書ける、アジャイルなマネージャーを目指しているつもりです。まず自分が成長しないことには、チームが成長することはできないと思う。」
    「テストが終わりじゃなくて、そこから次のステップに進んでいけるんです。だからこそ、リリースのときには、作った開発者自身に現場に入ってもらいました。」

    ・実践知リーダーシップに必要な六つの能力
     ?「善い」目的を作る能力
     ?「場」をタイムリーに作る能力
     ?ありのままの現実を直観する能力
     ?直観の本質を概念に変換する能力
     ?概念を実現する能力
     ?実践知を組織化する能力

    ・一つには、リーダーシップの形が変わる必要があるでしょう。対話と場作りを重視したプロジェクト運営、その場その場で共感を作り、高い視点の価値観で判断する実践知リーダーシップです。

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    2021年08月08日
  • アジャイル開発とスクラム 顧客・技術・経営をつなぐ協調的ソフトウェア開発マネジメント

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    ネタバレ

    アジャイル開発のサイクルがわかる1冊。おかげで過去に読んだ「SPRINT 最速仕事術――あらゆる仕事がうまくいく最も合理的な方法」(2017年. ジェイク・ナップ (著))に書いてあった意味がようやくわかるようになった。

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    2018年04月17日
  • 失敗の本質 戦場のリーダーシップ篇

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    ▼調べた単語
    ・翻って(ひるがえって):1 反対の面が出る。さっと裏返しになる。「裾が―・る」2 態度・説などが、急に変わって反対になる。「評決が―・る」
    ・賢慮(けんりょ):賢明な考え。すぐれた考え。
    ・コンテクスト:文脈
    ・プラグマティズム:思考の意味や真偽を行動や生起した事象の成果により決定する考え方。19世紀後半の米国に生まれ、発展した反形而上学的傾向の哲学思想。
    ・涵養(かんよう):水が自然に土に浸透するように、無理をしないでゆっくりと養い育てることを意味する。「読書力を―する」
    ・インフォーマル:公式でないさま。形式ばらないさま。略式。
    ・逡巡(しゅんじゅん):(スル)決断できないで、ぐずぐずすること。しりごみすること。ためらい。「大学に進むべきか否か逡巡する」
    ・帰趨(きすう):(スル)物事が最終的に落ち着くこと。行き着くところ。帰趣。「勝敗の帰趨を見とどける」「人心の帰趨するところを知らない」
    ・フロネティック・リーダー:アリストテレスのフロシネス(賢慮)という概念に基づいて野中郁次郎一橋大学名誉教授が提唱したものです。この賢慮型リーダーシップには、①「善い」目的をつくる能力、②場をタイムリーに作る能力、③ありのままの現実を直観する能力、④直観の本質を概念化する能力、⑤概念を実現する政治力、⑥実践知を組織化する能力、の6つの能力が必要とされます。
    ・フロネシス:理念と実践の相互作用がなくして生成されることはあり得ず、その方法論は実践的推論です。実践的推論による結論は、演繹的三段論法のように論理的真偽ではなく、仮説検証型フィールドワークなどにより、仮説設定と修正を反復することにより導かれます。
    ・演繹(えんえき):普遍的命題から特殊命題を導き出すこと。一般的に、組み立てた理論によって、特殊な課題を説明すること。
    ・帰納(きのう):推理・思考の手続きの一つ。個々の具体的な事柄から、一般的な命題や法則を導き出すこと。
    ・拙劣(せつれつ):(技術や出来具合が)へたなこと。つたないこと。
    ・軍事テクノクラート:政治経済や科学技術について高度の専門的知識をもつ行政官・管理者。技術官僚。テクノクラット。
    ・狭隘(きょうあい):せまいこと。
    ・セクショナリズム:一つの部門にとじこもって他を排斥する傾向。なわばり根性。
    ・法匪(ほうひ):《匪は悪者の意》法律の文理解釈に固執し、民衆をかえりみない者をののしっていう語。
    ・悪弊(あくへい):悪い習わし。悪習。悪風。「悪弊を断ち切る」
    ・兵站(へいたん):戦闘部隊の後方にあって、人員・兵器・食糧などの前送・補給にあたり、また、後方連絡線の確保にあたる活動機能。ロジスティクス。「兵站部」
    ・拙速(せっそく):できはよくないが、仕事が早いこと。また、そのさま。
    ・巧遅(こうち):出来ばえはすぐれているが、仕上がりまでの時間がかかること。
    ・俊英(しゅんえい):学問・才能などが人より秀でていること。また、その人。

    ▼付箋をした箇所
    P.15
    実践知を形成するための基盤の一つは経験である。とりわけ重要なのは修羅場経験、そして成功と失敗の経験だ。
    論理を超えた多様な経験が欠かせない。
    手本となる人物との共体験も、リーダーシップの形成に大きな影響を与える要素であろう。
    もう一方では教養(リベラル・アーツ)も重要な要素である。哲学や歴史、文学などを学ぶなかで、関係性を読み解く能力を身につけることができる。
    そんな弁論術も含めた政治力は、フロネティック・リーダーの重要な要素である。

    P.17
    直観を概念化する能力を挙げた。換言すれば、暗黙知を形式知化する能力である。概念化、言語化できて初めて、組織的な共有が可能になる。それにより、組織からのフィードバックを得て、直観をさらに磨くことができる。このスパイラルアップのサイクルは、言葉によって起動されるのだ。

    P.20
    いま実行すべきは、サイロの破壊とタスクフォースの創設を通じた機動的な知の総動員である。それが日本企業復活のカギだと私は確信している、

    P.44
    哲学は「どうあるか」という存在論と、「どう知るか」という認識論で構成され、その両面から、真・善・美について徹底的に考え抜く。それによって、モノではなくコトでとらえる大局観、物事の背後にある関係性を見抜く力、多面的な観察力が養えるのだ。

    P.45
    フロネシスを備えたリーダーを、私はフロネティック・リーダーと名づけた。そうしたリーダーは、以下六つの能力を備えている。
    ①「善い」目的をつくる能力
    ②場をタイムリーにつくる能力
    ③ありのままの現実を直観する能力
    ④直観の本質を概念化する能力
    ⑤概念を実現する政治力
    ⑥実践知を組織化する能力

    P.52
    イノベーションは、ある理論を前提とし、そこから論理分析的に正しい答えを引き出す演繹的思考では実現しない。完全競争状態の市場という理想郷を不完全状態に変えることで、企業は利潤を手にすることができるという考えをモデル化したのがマイケル・ポーターだが、そういうやり方では現実の延長線上にある戦略や革新ならぬ改善しか生まれない。
    それに対して、個別具体の現実から出発し、新しいコンセプトや物事の見方を打ち立てようという強い思いから生まれる帰納的思考が、イノベーションには不可欠となる。帰納的思考は最後には必ず行動につながる。行動によってみずからの考えや判断の正否がわかるからだ。

    P.217
    「ああ、兵は拙速を尊ぶ。巧遅に堕して時機を失うよりは、最善でなくとも、次善の策で間に合わせなければならない」

    P.218
    「目前の悲惨に覆われて全局を忘れてはならない。これは洋の東西を通じ、いつの世にも変わることのない指揮官の統率である」

    P.230
    彼らに共通するのは、戦に臨む不動の信念であり、臨機に重大決断を下せる柔軟な頭脳であった。そのうえ闘魂と敢闘精神はアメリカ人さえたじろがせるほどだった。彼らなら、南雲のように優柔不断を繰り返すことも、致命的な判断ミスを何度も犯すこともなかったろう。

    P.249
    インフォメーションがあったことはほぼ間違いない。問題は、それを適切に分析し、情報(インテリジェンス)に転換して有効に活用したかどうかである。

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    2018年04月04日
  • 全員経営 ―自律分散イノベーション企業 成功の本質

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    ミドルアップダウンマネジメントで高名な野中郁次郎先生共著ということで期待して読んだ。
    解釈編より物語編の方が断然面白い。

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    2018年02月25日
  • イノベーションを起こす組織 革新的サービス成功の本質

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    イノベーションを起こす組織ストーリーの事例。「ストーリーとしての競争戦略」と比較してしまうとやや物足りなさを感じたものの一貫性とパッションが重視される現在のマーケットニーズを的確に分析されていて学びが多かった。

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    2017年11月27日
  • 失敗の本質 戦場のリーダーシップ篇

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    難しいけど失敗の本質が少し見えてきました。
    キーワードとして「PPPA(plan plan plan forget)」とか「空気」とか「取引コスト」ってのが印象に残ったのと仕事でも使えそう!

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    2017年11月02日
  • 知識創造の方法論―ナレッジワーカーの作法

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    著者は野中郁次郎氏と紺野登氏。紺野氏は博報堂を経て、多摩大学教授。
    2003年初版出版、2016年第9刷出版という歴史ある感じの本。野中郁次郎ブランドと、「ナレッジワーカーの作法」という働き方改革的なテーマに誘われて手に取る。

    感想。僕には読むハードル高い。哲学から入り、大枠の話から最後に個社事例。古い本だからかもしれないが、暗黙知から形式知へ、という話は今やもっと平易な本もあるだろうし。僕如きでは消化しきれず。
    問題の分解→並び替えや組み換え→コンセプト化という事が精一杯。

    備忘録。
    ・個人的価値観と科学がせめぎ合うのが経営学。哲学に始まって、多様な学問分野が実践において総合的に立ち回れるのが経営現象。
    ・欧州のビジネスでは、事が進み親しくなるに連れて哲学文学歴史の話が出てきて、相手との会話で深さがないと密な仕事を取りこぼす。
    ・「何故それをやる必要があるのか」「何のために会社があるのか」といった思考は、日本の企業組織の中では敬遠されるが、経営的立場や、知識創造の場面では必要。
    ・「なぜ人は我が社の製品を購入するのか」といった問いかけを自分にできないビジネスマンが成功できるとは思わない。哲学的な知が背後に求められている。
    ・デカルトの方法序説。この中の「明証性の四原則」に、現在でも通用する知識構築論あり。①速断や偏見を避け自分が真実だと認めたもの以外は判断の中に含めない、②問題をとにかく分解、③考える順序を単純なものから複雑なものに段階的に、④見落としをなくす。
    ・求められている新たな知はアイデア発想法ではない。グローバルに通用するようなコンセプト想像力やビジョン構想力だ。
    ・SECIモデル。セキモデル。暗黙知と形式知の相互変換による知識創造プロセス。
    ・いいアイデアは企業内にたくさん埋もれている。問題はこれらアイデアがコンセプトとして構築られるか。
    ・コンセプトとは何か。いくつか定義があるが、新しい観点、新しいサーチライト。という表現が腹落ちした。

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    2017年09月25日
  • 失敗の本質

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    戦史に興味を持てず前半はすっ飛ばし。後半の部分は、今の日本と変わりないなぁと言う印象。再読しないと、分からない。

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    2017年02月27日
  • アジャイル開発とスクラム 顧客・技術・経営をつなぐ協調的ソフトウェア開発マネジメント

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    どういった要求に対してアジャイルの考え方が生まれたか、具体的な手法の例が読みやすく書いてある。
    知ることと実際に適用するのは別だが、アジャイルの考え方を手っ取り早く把握するのにはまずまず。

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    2017年02月21日
  • 失敗の本質

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    大東亜戦史上の失敗例としてノモンハン、ミッドウェー、ガダルカナル、レイテ、沖縄の戦いを例に解説した本、多くの経営者の支持がある本。

    私にとっては、何やら失敗の事例はシュチュエーションや感覚が違いすぎて、身にすることは難しかったが、改めて二次大戦がどのように進んだのかを知らなかったなと自己認識できた本。私にとってはその見方で興味深い一冊。

    【学】
    ノモンハン
    日本陸軍にとって初めての本格的な近代戦となり、かつ初めての大敗北
    自軍の優秀さを数字的裏付けも無く、過信。敗北後も部隊長が非難され自決したので、経験が後に生かされない。

    ・ミッドウェー海戦
    本部は守備的戦争の方針だったが、連合艦隊司令長山本五十六はうってでる方針ミッドウェーに攻撃をかける。

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    2017年01月11日
  • 知識経営のすすめ ――ナレッジマネジメントとその時代

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    知識を第五の経営資源と位置づけ、知識を中核に据えた組織経営を提起している、のだが、本の分量に比してかなり大きなフレームワークであるため、一冊だけで概要をとらえるのはかなり難しい。ものごとの整理で個別に参考になることも多く、読むべき本であることは間違いないが、関連書籍も何冊か押さえるべき。

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    2016年11月27日
  • 全員経営 ―自律分散イノベーション企業 成功の本質

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    他にも多くの言葉があるけど一番気に入ったのは「指示待ち族は指示をするから生まれる」かな。この本は、成功企業の事例が紹介されているけど、お勉強好きでない人は、"経営講義" 部分を読み飛ばし、背景がグレーの事例部分と第7章の事例部分だけ読めばいいと思う。僕には "経営講義" 部分は難しくて読めなかったので、すっ飛ばした^^

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    2016年11月02日
  • 全員経営 ―自律分散イノベーション企業 成功の本質

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    ・ミドルマネジャーの「ミドルアップダウン・マネジメント」…いちばん難しい問題は、現場で実践知を発揮しながら、新しい価値や価値をもった概念を生み出し、そこからひとつのビジネスモデルを作り出して収益を結びつけること。その中で重要な役割を演じるのがミドルマネジャーやミドルリーダー。実践知にすぐれた人材の共通する「6つの能力」。
    1)「何がよいことなのか」という判断基準を持ち「よい目的」をつくる能力を持つ
    2)ありのままの現実のなかで本質を直観する能力を持つ
    3)場をタイムリーにつくる能力を持つ
    4)直観した本質を概念化し、物語として伝える能力を持つ
    5)あらゆる手段を駆使し概念を実現する政治力を持つ
    6)実践知を埋め込み組織化する能力を持つ

    ・人間が行う最も知的な営みである知識創造は、暗黙知と形式知が互いに作用しあい、相互変換し、それがスパイラルに循環していくなかで行われる。この知の循環運動が組織やチームで起きる場合、知識創造理論では次の4つのモードをたどる。
    1)個人はまわりの世界との相互作用のなかで暗黙知を組織的に共創する(=共同化)。
    2)次に暗黙知を形式知に変換する「表出化」。
    3)続いて、形式知化を組織内外の他の形式知と組み合わせ、一つの体系としての新たな形式知を作り出す「連結化」。
    4)こうして体系化された形式知は行動や実践を通して、新たな暗黙知としてメンバー全員に吸収され、体化されていく。つまり、形式知からまた暗黙知へと変換される(=内面化)。
    この知識変換の4つのモードを共同化(Socialization)、表出化(Externalization)、連結化(Combination)、内面化(Internalization)のそれぞれの頭文字をとってSECI(セキ)モデルと呼ぶ。この一連のプロセスが回ることで、知識は個人、集団、組織の間を循環し、より豊かに増幅されていく。と同時に知識が新しい価値として具現化されていく。これが組織的な知識創造の基本原理。

    ・「試す人になろう」(本田宗一郎氏の石碑)…人生は見たり、聞いたり、試したりの3つの知恵でまとまっているが、多くの人は見たり聞いたりばかりでいちばん重要な”試したり”をほとんどしない。ありふれたことだが失敗と成功は裏腹になっている。みんな失敗を恐れるから成功のチャンスも少ない。ものごとの大筋をつかんだら、まずは試してみる。失敗したら、成功するまで試せばいい。日本企業の再創造に向けた集合的実践知経営は、一人ひとりがこの言葉「試す人になろう」を胸に刻むことから始まるのだろう。

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    2016年09月17日
  • 日本企業にいま大切なこと

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    言わずと知れた著名人

    日本人が当たり前と思っていることが、世界トップランクの競争力をもつ。そこに気づけるかなんだろう

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    2016年09月03日
  • 全員経営 ―自律分散イノベーション企業 成功の本質

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    かつての日本企業の強さの秘訣がこの全員経営ないし自律分散型組織だったと思うが、今はいろんな条件が整わないとこれの実現が難しい時代になった。それでもこのような組織づくりをしたい場合にどうすればいいのか、その示唆を与えてくれる一冊。 和田

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    2016年01月20日
  • アジャイル開発とスクラム 顧客・技術・経営をつなぐ協調的ソフトウェア開発マネジメント

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    なんかこう、しっくりこない。
    ソリューション開発には確かに向いてなくはない。
    受託開発のなかで適用するのはなかなか難しそう。
    筆者もそれは認めていて、そのようなスキームの中での適用の工夫を述べている個所もある。

    できたら、「受託開発における」スクラム開発について、本を出してもらえないかな。

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    2015年11月23日
  • 史上最大の決断

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    ノルマンディー上陸作戦を題材にしたリーダーシップ論という触れ込みだが、実際には多くのページは戦史の説明になっており、戦史好きにはおすすめの本。

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    2015年08月15日
  • ビジネスモデル・イノベーション 知を価値に転換する賢慮の戦略論

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    ビジネスモデルイノベーション(BMI)についてかなりの情報量で書かれているが、個人的には内容が難しくあまり頭に入ってこなかった。しばらく経ってから読み直したい。

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    2015年07月26日
  • 知識創造企業

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    ハイパーテキスト型組織、つまり、プロジェクト・チーム、ビジネス・システム、組織ベースというレイヤーに要員を分けて配置する考え方が面白い。

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    2015年05月24日