野中郁次郎のレビュー一覧

  • 失敗の本質 戦場のリーダーシップ篇

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    リーダーにはフロネシスと実践知が必要であり、「想定外の現象への対応=新感覚への想像的適応」の必要性を謳ってるところにとても共感した!あとは、大きな組織が円滑に進むためにはプライドを捨てた建設的なコミュニケーションが常に求められると思った

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    2025年11月26日
  • 失敗の本質

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    敗戦の分析理由は、そのまま現代の日本企業に当てはまる部分が多い。ビジネスにおける必読書に位置付けられるわけがよくわかる。

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    2025年11月02日
  • ワイズカンパニー―知識創造から知識実践への新しいモデル

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    SECIモデルをアップデートして、より深く暗黙知→形式知のプロセスについて論考したもの。
    論考と言いながらシマノ、ホンダ、トヨタ、JAL、エーザイといった実例を下にSECIモデルの有効性を立証していて、血の通った理論が展開されている。

    机上の空論ではない。血が通っている。

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    2025年08月05日
  • 失敗の本質 戦場のリーダーシップ篇

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    「失敗の本質」の続編となる本書は、前作よりも読みやすい内容で、色々と頷きながら読み終えました。
    イスラエルは、組織の戦略的失敗から学習を繰り返したそうです。
    過去の成功事例にとらわれたり、他所の成功事例を真似るだけでは能がないと思っています。
    やはり失敗から学ばないと。

    恐怖心の存在を認めた上で、それをコントロールして任務を遂行するアメリカ兵。一方、恐怖心自体の存在を認めず、否認や抑圧によって受動的に対処した日本兵。
    このあたりは山本七平氏の「日本はなぜ敗れるのか-敗因21ヵ条」とも共通する分析かと思います。
    実践から学んで行動を修正することが出来なかった日本軍の姿も浮き彫りになっており、組

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    2025年08月04日
  • 二項動態経営 共通善に向かう集合知創造

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    数々の名著を送り出して来た野中さんの作品を久しぶりに読んだ。どしっと降りてくるタイトルではあるが、中身は私のような力量の者でも比較的分かりやすく読み易くなっており、良い作品だったと思う。二項動態とはあれもこれもとのことで、電機で映画もゲームも音楽もというソニーのような、というようななるほど!な感じだったが、いっそ本作のタイトルをあれもこれも経営にすれば?と考えたが、さすがに野中さんの作品にそんなポップなタイトルは使わないよな….と思った読後だった。

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    2025年05月23日
  • 『失敗の本質』を語る なぜ戦史に学ぶのか

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    久しぶりにビジネス書で読んでいてワクワクしました。「失敗の本質」を再読しようと思っていたらちょうど書店にあり解説書くらいの気持ちで手に取りました。

    でも、まったく違いますね。(タイトルで少々損している気が。。。)

    「失敗の本質」がどのようにして生まれたのか?からスタートしていますが、その後は野中先生の組織論についての足跡をたどる一冊。

    野中理論を体系だけで入り口を紹介しているので気になったところに関しては関連書籍を読み込むのが良さそうですね。まずは

    ・二項動態経営
    ・知識創造企業

    を読みます。(2冊ともそこそこボリュームあるので時間をかけて丁寧に読む予定)

    それ以外にも気になる書籍

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    2025年05月19日
  • 二項動態経営 共通善に向かう集合知創造

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    今年出会った中でのベスト書籍になるであろう一冊。
    ANDの才能、脱構築、絶対矛盾的自己同一など、さまざまな形で提唱されてきた、一見矛盾しているものを両立せんとする姿勢を、本書では「二項動態」としている。
    野中先生の痛快な金言の数々が共著の本書でも散りばめられていて、最多レベルのドッグイヤーをつけた一冊です。

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    2025年04月06日
  • 知識創造企業(新装版)

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    効果的なナレッジマネジメントとは?が分かる本
    この本が今から30年近く前に書かれたとは驚きだ。

    名著『失敗の本質』の作者、野中郁次郎さんの代表作と知り読み始めた。400ページを超えの分厚さだったが、無駄な話はなく、ぎっしりと中身の詰まった本だった。

    知を創造するためには、知をどう扱えば良いのかを、暗黙知を重視する日本企業、形式知を重視する西洋の両側面から検証していく。
    著者は、「どちらか」が優れているのではなく、「どちらも」取り入れたSECIサイクルが最善だと結論づける。

    また、ただの理論にとどまらず、実際の企業の例(新規開発)を取り上げ、組織の在り方や、マネジメントの在り方も分析し示し

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    2025年02月26日
  • 野中郁次郎 ナレッジ・フォーラム講義録

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    野中郁次郎のナレッジフォーラム。各分野のエキスパートが揃い、ビジネスワークショップの一部講演であるのでビジネスよりの解釈をどの人もしていて読んでいて飽きないし、意味のある教養になっている。

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    2025年02月14日
  • 知識創造企業

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    SECIモデルは最近のものかと思っていましたが、こんな前から野中郁次郎先生が語っていたのですね。
    今読んでも斬新な内容です

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    2025年02月14日
  • 知的機動力の本質 アメリカ海兵隊の組織論的研究

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    アメリカ軍海兵隊の組織、およびそのドクトリンを明文化した教本を通して、時代のニーズと現場の要求に応えるには、を明らかにしています。

    海兵隊は、国や国民のニーズの変化に合わせて自らもその目的を変遷させることにより存在し続けることができたのですが、それを可能にするものは何であったのか?

    自分たちの存在価値を問い直し、その価値を実現化するための考え方を丁寧に教示されています。

    ともすれば、今のどの組織も永遠にそのままということはあり得ず、絶えず変化への対応を求められるのはどこも一緒ですので、先行事例として有益なのではないかと思います。

    また、実践的なリーダーシップや組織の育て方についても参考

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    2025年02月02日
  • 知識創造企業(新装版)

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    ネタバレ


    知識創造のモデルとして、共同化→表出化→連結化→内面化という流れで個人の暗黙知を組織の形式知に変換する事を実例も交えて説明。そのサイクルを回すために、階層的なビューロクラシーの効率とタスクフォースの柔軟性を兼ね備えたハイパーテキスト型組織という新しい組織構造を提唱している。

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    2025年02月01日
  • 知識経営のすすめ ――ナレッジマネジメントとその時代

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     わたしが最初に読んだ野中郁次郎さんの本は、この本でした。
     今でこそビジネスシーンでは誰でもが使う言葉「ナレマネ」や「見える化」は、日本企業文化の特徴である「暗黙知」を認知し、企業の価値として育み発展させていく知識経営を提唱した野中先生が始まりだったのではないでしょうか?

     その企業の真の価値は既に現場で蓄積されている暗黙知によって支えられているという指摘は、目から鱗が落ちるどころか、頭をガツンと叩かれたような衝撃を与えるとともに、現場の価値を再認識して強みを活かす自信を与えてくれました。

     以後、改めて『知識創造企業』を読んで詳細を学び、時を経て『野中郁次郎ナレッジ・フォーラム講義録』

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    2025年01月30日
  • 野中郁次郎 ナレッジ・フォーラム講義録

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    ナレッジ・フォーラムは野中郁次郎さんの造語で、英語ではKnowledge Forumと表記する。野中さんが次世代の経営リーダー育成を目的とした学びの「場」として構成した一連のプログラムのことだ。しかしいわゆる「研修」や「留学」とは少し違う。それは野中さんが次世代経営リーダー育成と言いながら、ひいては将来の日本を経済界から牽引するような、もっと大きな視点からの人材育成を目指しているから。少し内容を見てみよう。

    各企業から選ばれた受講者(=次世代のリーダー候補)は、はじめはチームビルディング研修(いわゆる合宿)により、メンバー間の結束が促される。
    次は月1回の「教養・経営セッション」。つまり講義

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    2024年10月20日
  • イノベーションを起こす組織 革新的サービス成功の本質

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    社内外の知識をどのように構成して、従業員で共有し、それをイノベーションに繋げるかが上手く言語化されています。

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    2024年09月18日
  • 知識創造企業

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    イノベーションが不足する今の日本に必要な考え方であった。あとがきまで読み込んでいくと、野中郁次郎先生のアツい想いが込められていた点が印象的な一冊。

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    2024年08月22日
  • 失敗の本質

    購入済み

    目的の明確化と共有が大事

    職場研修の参考テキスト。アジア・太平洋戦争における日本の負け戦から、仕事の失敗あるあるを学ぶもの😮‍💨特に学んだことは、何をするにも目的を明確化して皆で共有を図ること、判断ミスは目的不明確の時に生じ易いことである🤔ミッドウェー海戦では、ミッドウェー島確保か米空母撃滅か、レイテ海戦では、敵主力撃滅か敵輸送船団撃滅か、組織内で目的不統一のまま、ぐだぐだで作戦を遂行し、ミスが生じて負けたのだ😰さて、今まで業務の段取りは入念確認しても、目的の共有を図ったことは多くない。今後は気をつけよう🧐

    #タメになる

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    2024年08月14日
  • 暗黙知が伝わる 動画経営―――生産性を飛躍させるマネジメント・バイ・ムービー

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    サービスは暗黙知が多く、属人化しやすい。その難点を短尺動画で解消しようというのが本書の主張である。その主張を裏付ける多業種の短尺動画の活用法が多く記載されており、イメージがしやすい。個人的にオススメの本。

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    2024年07月11日
  • アジャイル開発とスクラム 顧客・技術・経営をつなぐ協調的ソフトウェア開発マネジメント

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    アジャイル開発とスクラム 顧客・技術・経営をつなぐ協調的ソフトウェア開発マネジメント
    著:平鍋 健児
    著:野中 郁次郎

    けっこう分かりやすかった
    構成は3部、第1部アジャイルとは何か、第2部ケーススタディ 第3部アジャイル開発と知のモデル である


    ■アジャイル開発とは

    ウォータフォール開発に対して、アジャイル開発
    アジャイル開発とは、短い期間を区切ってその中ですべての手順を踏んで動作する完成品の一部を開発する、それを繰り返すこと
    アジャイル開発では、分析、設計、実装、テストを短い期間で並列で行うこれを繰り返す。動くソフトウエアを一定間隔を作り、それを成長しさせていく

    アジャイル開発と

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    2024年01月10日
  • ワイズカンパニー―知識創造から知識実践への新しいモデル

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    前著である「知識創造企業」の続編。25年を経てのアップデートとして、個人的には期待に応える内容だった。
    前著ではサイクルを回すところまでを提示していたが、こちらではサイクルを回しながら発展させていくこともモデルの中に追加している。
    前著は理論先行で実践に移しづらいところがあったところの反省からか、事例を紹介しながらその点を解消しようと試みている。(それでも実践に移すには難しいところはあるが…)
    前著を読んだ上で、そちらが好きであれば続編としてこちらもオススメ。約500ページと長いので前著がハマらなければ辞めておいたほうが良いだろう。

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    2023年12月17日