野中郁次郎のレビュー一覧

  • 構想力の方法論

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    構想を描く技術論。
    ない世界を作り出す構想を体系的に整理してくれる本は、無かったように感じる。とても貴重。

    構想を描くためには、客観だけでなく、主観も必要。この本を読みながら、いかに構想を描いていくのか考えていくと、色々な物事がつながっていく感覚を何より楽しい。

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    2018年07月22日
  • 失敗の本質 戦場のリーダーシップ篇

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    真実はいずれとしても、いろんな角度で意見が出されているところが面白い。特に、バンザイ突撃の日本軍とアメリカ軍の双方の捉え方の相違が、興味をそそった。

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    2017年12月03日
  • 流れを経営する―持続的イノベーション企業の動態理論

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    こんな本を書きたいな、
    そう思わせてくれる重厚な研究と思考が読み取れる。
    2016年マイベストの一冊。
    ただ、理解しきれてないのでもっと読み込もうと思う。

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    2017年06月11日
  • 知識創造企業

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    野中郁次郎先生の金字塔。
    SECIモデルを理解するならこの本から。
    ミドルマネージャーが成長し続け機能する組織に大事なのがよくわかる理論です。

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    2017年06月11日
  • 全員経営 ―自律分散イノベーション企業 成功の本質

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    「失敗の本質」で有名な野中郁次郎の最新著書ということで、読んでみました。
    (すでに今年になって2冊出版されているようですが)

    まえがきから、この著書に込められた野中氏の問題意識がわかります。
    ”日本は(中略)あらゆるレベルで、世界に向けて柔軟に構想し、迅速に判断し、俊敏に行動していく組織能力が弱体化の傾向を見せていました。
    また、欧米流の分析的な経営手法に過剰適応するあまり、分析過多、計画過多、コンプライアンス過多に陥るという現象が日本企業から活力を奪い、組織能力の弱体化に拍車をかけていました。”
    このような問題意識のもと、彼が着目したのは近年成功した、もしくは復活を遂げたいくつかの日本企業

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    2017年06月07日
  • 失敗の本質 戦場のリーダーシップ篇

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    野中教授が主張されている「現場感覚」「大局観」「判断力」を有した「フロネティック・リーダー」を裏付けるための、戦時の事実・将校の行動を通じて各専門家が論じている。
    自分は、「石原莞爾」「辻政信」「山口多聞」の考察が大変深く印象に残った。
    天才肌故か、組織に目配せする能力が欠落していた石原。
    軍の基本ポリシーに忠実すぎるが故に数々の失策に対し誰も苦言を呈すことができず、結果的に独走を許してしまった辻。
    組織や上官への抜群の目配せと溢れる程の愛国心故に自らの不利をあえて飲み込み率先して殉職した山口。
    ヒューマニズムに偏った感想になってしまい、申し訳ありませんが、私にとっては非常に参考になりました。

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    2017年05月07日
  • 史上最大の決断

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    失敗の本質が失敗から学ぶスタイルに対し、こちらは成功から学ぶスタイルであるが、こちらも名著だと思う。
    この本ではチャーチルとアイゼンハワーを中心に話が展開される。チャーチルの話では、経験豊富で大局観を持った人間が高い視点からアナロジーシーズニングを用いて、物事の対処をすると如何に優れた政治的対応ができるかの良い事例になっている。ヒットラーのようなブームに乗って登場するような才能はあるにしても訓練されていない政治家とは長期のスパンで見れば、勝敗は見えるということだ。日本もそういう意味では、こうした事を良く理解しておいた方が良い。
    アイゼハワーの方は、米軍は学習する組織運営に長けているという事が良

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    2017年04月07日
  • 知識創造企業

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    またまたコヒーレンス。でも、さすがに学者さんなので、すごく綺麗に整理されていました。アプローチが20世紀風じゃないので、慣れてない人はかったるいかもしれないけど、このアプローチだからこそ、この「答え」に辿り着けたんだよ。
    これを実践するのが僕らの役目だね。

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    2016年10月26日
  • 史上最大の決断

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    リーダーシップの教科書といいながらノルマンディ上陸に関する良質なドキュメンタリー。
    後半までは、人類史上初の大動員を描き、人間模様も描き的確な歴史の教科書であり、非常に面白い。

    「同盟間の熾烈な権力闘争」から「命を懸けた戦場の記録」まで、リーダー、スタッフ、現場担当のどの観点でも読める。

    肝心の題名のリーダーシップに関する分析は、最後の項目にあり、著者ならではの鋭い観点で総括されており、ビジネスマンからも納得させる。
    平凡でつまらないアイゼンハワーが、平凡なフリした天才なのかを分析し、説得力がある。

    一見地味で、多くを語らず、知己に富みながら、立派な仕事を成し遂げる人が、人生の中にいた事

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    2016年09月19日
  • 史上最大の決断

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    第二次世界大戦でフランスを解放した「ノルマンディー上陸作戦」での政治的な動きから、個々の戦闘までを描き、現代の視点からそれらを分析して不確実性に翻弄される歴史のもしもを解き明かしつつ、チャーチル、ルーズベルト、アイゼンハワー、マーシャルなどのリーダーシップを浮き彫りにします。敗戦国のドイツは言うに及ばず英国軍でもできていない権限委譲をしっかり行っている米国軍の強さが印象的、戦争とは悲惨ではあるもののそこから学べることは多岐に渡ります。まとめで暗黙知、形式知の話が登場するところが著者らしいところでもあり、とても勉強になりました。

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    2016年07月18日
  • 史上最大の決断

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    日本軍の組織的な失敗を研究・分析した『失敗の本質』とは全く逆にノルマンジー上陸作戦の成功の本質をテーマにした本です。
    今まであまり馴染みのなかったノルマンジー上陸作戦でしたが、面白く一気に読めました。

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    2016年05月18日
  • 知識創造企業

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    野中郁次郎先生の名著。組織における知識の創造プロセスにおけるミドル・マネージャーの役割をとらえ返している。そうしたプロセスについても丁寧に概念化することで内容に厚みが持たされている。定期的に読み返したい。

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    2016年06月07日
  • 知識創造企業

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    野中先生、ナレッジマネジメント、SECIモデルというキーワードに触れたらまずこの本を読んで欲しいです。日本企業が得意としてきた組織的な知識創造の型をモデル化した内容で、事例としては日本を代表する電機メーカーや自動車メーカーを取り上げていますが、業界問わずどの企業にも応用可能な理論だと思います。ちょっと読むのが大変ですが「積読」の最初の候補にしたい一冊。(和田)

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    2016年01月29日
  • MBB:「思い」のマネジメント 知識創造経営の実践フレームワーク

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    Sさんお勧めの本です。無味乾燥なKPIを追い求める目標管理から、その背景にある志、思い、ストーリーを共有することこそが重要であるという新しい提言がなされています。もっと深く学びたいひとはSECIモデルに手を延ばさざるを得ない…ということで興味がある方は「知識創造企業」もお読みください。(和田)

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    2016年02月10日
  • 全員経営 ―自律分散イノベーション企業 成功の本質

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    前半だけでOKなので再読必須!!

    ●JAL 同じ立場。涙。
    ・稲盛氏は「倒産した!」という意識が極めて希薄だったことに驚いたといいます。

    ・人間として何が正しいかで判断する。各人が考え、行動する

    ・費用の見える化。整備現場で軍手88円等の値札をはり、コスト意識を植え付ける。10円削減できた!など浮いたお金を開示。


    ●ヤマト運輸のまごころ宅急便
    お年寄りを見守るのをいつも顔を出す配送員が行うビジネスモデル。
    普段からその家まで行ったので、相乗効果! 自治体と手を組んだエコシステム!!
    また、その気付きがすごい。ヤマト運輸の配達員(セールスドライバー)が、普段配送している家庭のいつものお

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    2015年07月25日
  • 全員経営 ―自律分散イノベーション企業 成功の本質

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    ネタバレ

    「全員経営」といえば、松下幸之助の
    「衆知を集めた全員経営」や稲盛和夫
    の「アメーバ経営」が有名だが、本書
    は、欧米の分析的な経営手法の過剰な
    適応が日本企業の活力を奪ったとし、
    日本企業のDNAである「全員経営」を
    激しい環境変化に適応する手法として
    見直すべきと主張。

    最近の日本でのイノベーション事例や
    成功事例を紹介し、そこに見られる
    パターンを帰納的に抽出、「全員経営」
    を実践する企業の特徴を論じている。

    紹介事例は、稲盛さんの「全員経営」
    による「JAL再生」、ヤマト運輸の
    女性セールスドライバーが悪戦苦闘
    の末に生み出した「まごころ宅急便」
    小惑星探査機「はやぶさ」のプロ
    ジェ

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    2015年05月31日
  • アジャイル開発とスクラム 顧客・技術・経営をつなぐ協調的ソフトウェア開発マネジメント

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    これを読んだらアジャイル開発、スクラムができるか?というともちろんそんなことはないが、チームや企業文化に合ったプラクティスを導入し、改善し続ける必要性が理解できた。テストやペアプログラミング以外にも様々な課題解決方法を知りたい方には一冊目としてはおすすめできると思う。

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    2015年04月12日
  • 史上最大の決断

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    ネタバレ

    なんとなく本屋で見かけて購入したのだが、これほど中身の濃い本だとは思わなかった。
    第二次世界大戦をノルマンディー上陸作戦をメインに記載し、アイゼンハウアーを軸としたリーダーシップ論を展開する。
    こうした本は概して、経緯の記載が面白くないものだが、本書は人物が生き生きと描かれ、小説のように引き込まれた。リーダーシップ論について読者に解釈を委ねる部分が多い点は、むしろ本書の意義から効果的ではないか。

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    2015年03月06日
  • 全員経営 ―自律分散イノベーション企業 成功の本質

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    JAL、ヤマト運輸他、V字回復あるいは高収益企業数社を採り上げ、その経営理念のあり方、組織運営の実相を深く掘り下げ、「全員経営」との処方箋を提示。現在における企業経営の成功の本質に近づくことのできる啓蒙的な書。

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    2015年03月02日
  • 全員経営 ―自律分散イノベーション企業 成功の本質

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    ネタバレ

    マニュアル経営にも良いところもあるし、裁量を持たせた全員経営にも良いところがある。
    モノがあふれていて、同じような商品がたくさん出回っている世の中では、商品の差別化に加え、この人から買いたいといった観点も必要だと思う。
    その中で、上司のお伺いを立ててからとか言っていたら「サービスを提供する瞬間」は逃してしまうので、それぞれが考えて最適行動をする必要がある。

    最適な行動をするには、どうすれば良いのか。
    本書では、「何が良いことなのかという共通善(コモングッド)を持つ」ことが必要と説く。
    なるほど、おっしゃる通り。
    例えば、世のため人のためになること。モラルがあること。「経済なき道徳は戯言であり

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    2015年02月11日