野中郁次郎のレビュー一覧

  • 野性の経営 極限のリーダーシップが未来を変える

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    “野性”とは。
    定常的な業務ではなく不確実性の高い状況において、計画や分析は役に立たない。そんな時に目的意識や情熱、肌感覚、意志力などで決断するスタイルを言う。

    事例として、タイの麻薬地帯を楽園に変えたクンチャイのリーダーシップが語られています。

    ビジネスではプロジェクトを進めるにあたって「まわりを巻き込め」のように言われますが、本書では主観である「一人称」から対話を通した「二人称」を経て組織としての「三人称」にしていくステップがわかりやすく書かれていました。

    全体的に読みやすい本でしたが、「野性」というパワーワードと本文の内容にどうしても矛盾を感じてしまい、⭐️4つ。
    果たして野性的な

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    2024年11月25日
  • 世界の知で創る―日産のグローバル共創戦略

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    少し古いですが日産が海外進出、特に欧州や欧米での現地生産を行うにあたっての障壁や乗り越え方、各国とのギャップについて深く言及されている本です。

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    2024年09月18日
  • ワイズカンパニー―知識創造から知識実践への新しいモデル

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    ベースが英語なので、ところどころ滑らかではないが、
    日本企業の事例が豊富でわかりやすい。
    やはり経営理念は大事。抽象的でも共通目的を従業員に理解させる効果がある。

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    2024年08月03日
  • 失敗の本質 戦場のリーダーシップ篇

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    2024/07/05読破 
    一言 リーダーとしての戦績

    感想 戦争時代のリーダー達の良かった点、悪かった点を根拠を基に記載してあり、とても面白かったです。

    下記は印象に残った点
    「暗黙知」思っていること
    「形式知」思っていることを言葉にすること
    「実践知」言葉を形にしていくこと

    フロネシス=実践知

    リーダーに求める能力
    ①「大局観」②「現場感覚」③「判断力」

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    2024年07月06日
  • 知識創造企業(新装版)

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    ちょっと長くて内容を十分に掴みきれなかったところも多かったところが星4つとしたが、この本を読むことで暗黙値と形式値という考え方を知り、知識の共有を暗黙値、形式値で行うことでイノベーションが進んでいくというプロセスはとても深い洞察だと思った。

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    2024年05月23日
  • 直観の経営 「共感の哲学」で読み解く動態経営論

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    読み始めてしばらくして、自分が何を読んでいたんだっけ?と、とまどった。たしか経営に関する本を読み始めたはずなのに、なにやら物事を考える底の部分というか、ひどく小難しい話を読んでいることに気がついたからだ。哲学、それも現象学という難解な話だった。その部分について理解できたとはいえないが、ただ難しいからといって、そこで止める気にはならず、読み続けられたわけだから、なにか惹きつけられるところは会ったのだと思う。
     
     読む中で、やがてさまざまなエピソードにつながっていき、そのあたりからはわりと素直に楽しく読めたな。ホンダジェットが開発されたエピソードは面白かった。富士フィルムがフィルムというメインと

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    2024年04月14日
  • アジャイル開発とスクラム 顧客・技術・経営をつなぐ協調的ソフトウェア開発マネジメント

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    これは良書。一度は読んでおくべき本でした。
    IT用語である「スクラム」という言葉を、実は逆輸入版だったと知って驚きました。今よりもずっと前に、日本で、しかも製造業の研究においてすでに「スクラム」という言葉と概念が作られており、ずっと後にアメリカのIT業界で正にこれだと復権したというのは面白いですね。
    この導入から始まり、IT業界での「スクラム」の説明が展開され、最後に本来の「スクラム」(野中郁次郎)との融合が図られる構成も読んでいて楽しめるものでした。
    第二版だと、初版では勘違いされやすいテーマの修正や組織論にまで展開されています。ただ、やっぱり「アジャイル」を組織に適用するのは無理なんだな~

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    2024年03月16日
  • 野性の経営 極限のリーダーシップが未来を変える

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    Don’t just talk the talk. You have to walk the walk.

    コロナ以降、現場に出る頻度が減っているなぁ。
    ちゃんと外に出よう。

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    2024年02月23日
  • 知識創造企業(新装版)

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    SECIモデルについての実例などを用いて説明されている。
    前半の哲学的部分と実例が30年前のことなので読みとばすところが多い。
    そんなことをすると1時間で終わった

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    2023年12月05日
  • 知徳国家のリーダーシップ

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    ネタバレ

    知の巨人の対談本。
    明治維新から現代までの8人の政治家や経済リーダーを取り上げ、共通する行動様式を明らかにしつつ、今の日本に取って不足しているものや、尽くすべき義務について語り合っている。
    タイトルにある「知徳」とは、福沢諭吉の言葉で、サイエンスとアートとも言い換えられる。本書では、バランスをとりながらの実践知がリーダーシップにおいて重要だという姿勢で使われている。

    やや難しく読み応えのある内容ではあるが、知的欲求が満たされると共に、大局的に物事を見たり、リーダーシップを発揮すべき場面での振る舞い方なども学べる一冊。

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    2023年07月02日
  • 知的機動力の本質 アメリカ海兵隊の組織論的研究

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    海兵隊の暗黙的統合が知的機動力モデルとなる。
    意識と無意識の相互作用のプロセス全体、すなわち拡張される形を作る。

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    2023年02月25日
  • アジャイル開発とスクラム 第2版 顧客・技術・経営をつなぐ協調的ソフトウェア開発マネジメント

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    スクラムというタイトルが付いているけど、この本を読んだからスクラムが出来るという訳ではない。
    スクラムが対象としている根っこの課題は何なのかを語ろうとしている本。
    なので、1部にスクラムの表面的な話が載っているが、知らない人向けだろうし、知っている人からすると退屈。
    後半の対談とかは面白いが、これも示唆くらいな話なので、そこから自分で考える事が必要だろう。

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    2023年02月18日
  • 知的機動力の本質 アメリカ海兵隊の組織論的研究

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    消耗戦に対する機動戦の本質とは何か。そして機動戦を得意とする米国海兵隊の根底にあるビリーフは何かを教えてくれる。優れた組織の秘訣は採用にあると思っていたが、採用後のブートキャンプでも変えることが可能だと理解。今後の日本企業は採用前の厳選か、採用後のブートキャンプ、どちらかを選ぶ必要があると思う。

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    2023年02月18日
  • 構想力の方法論

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    ネタバレ

    構想力に関する本

    メモ
    ・構想は過去現在未来にまたがる歴史的想像力によって生み出されるナラティブな智慧。大きな時間軸での社会の再生や革新のための仕組み、関係性の創出を担う。

    ・構想とは①ビッグピクチャー②ビッグクエスチョン③新たなビューポイント

    ・未来を予測する最善の方法は未来を発明すること

    ・構想力はゼロを生み出す力

    ・構想力は想像力、主観力、実践力の融合、人間の根源的能力から生じてくる力

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    2022年12月09日
  • 野中郁次郎 ナレッジ・フォーラム講義録

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    SECIモデルだけでなくTPMOモデルも紹介。
    具体的に知っている日本企業の事例が多いのでわかりやすい。

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    2022年11月02日
  • 構想力の方法論

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    1.好きなデザインだったので何も管変えずに購入しました。

    2.構想力を社会の中で自分がどのような生き方をしていくのか、それに向けて得た発想をどのように筋道立てていくのかを言語化する能力だと言えます。本書では、構想力を定義したうえで、日本人に欠けている部分や、過去の偉人がどのように社会を改善してきたのかを述べています。難しいですが、知識創造と目的工学の視点からアプローチしています。
    単語や文章が難しいですが、定義や偉人の偉業の部分だけでも読むことで十分元が取れる一冊です。

    3.書き方が難しいので読むのに大変苦労しました。ただ、内容は発想力というだけではなく、その先を見通して筋道立てることが構

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    2022年09月21日
  • 共感経営 「物語り戦略」で輝く現場

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    多くの学びがあり、今の自分にとって勇気づけられる要素が多かった。新しい事例が多く身近に感じるのと、事例がぶつ切りではなく、次の事例解説で何度も振り返ってくれるので頭に染み込む。
    分析的戦略の限界と物語り戦略の違い、競争に勝つ事よりも企業の存在意義という部分が特に刺さった。リーダーに求められる未来構想力、筋書きと行動規範を意識していきたいと思った。

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    2022年07月10日
  • 『失敗の本質』を語る なぜ戦史に学ぶのか

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    野中さんの大きな問題意識の変化というか発展がよくわかる本でした。

    内容的には、「失敗の本質」に始まる戦史研究の要約的なものが多いのですが、わたしは「失敗の本質」しか読んでないので、便利でした。

    それ以上に役に立ったのは、戦史研究と経営学との関係がどうなっているのか、そして、そのことは野中さんの原体験と学問的なトレーニングの影響との関係も語られていて、野中さんの全体像がわかる感じでした。

    戦史に限らず、野中さん入門みたいな感じで読める本ですね。(もっとも、本は1〜2冊はこれを読む前に読んだほうが、いいと思いますが)

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    2022年07月08日
  • 失敗の本質

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    太平洋戦争での失敗とされる6つの作戦について、前半でその経緯、後半で論理的な分解と分析が記されている。

    ガダルカナル島やインパールで多数の犠牲者が出たということはなんとなく聞いたことがある程度の知識で読み始めたが、書き手の思想を排除して、ひたすら淡々と当時の事実が述べられている前半が特に面白かった。戦後すぐの文献が使われてたりして言葉が難しかったり、史実が気になったりする度にググって確認しながら夢中で読んだ。
    前半部を読むだけでも、日本軍という組織の良くないところが分かるんだけど、後半の分析部を読んで前半で自分なりに感じた感想の答え合わせをし、さらに理解が深まるという感じ。

    負けると分かっ

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    2022年06月04日
  • 共感経営 「物語り戦略」で輝く現場

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    言っていることは共感できるし、よく分かる。ただ成功事例においても『経営陣の反対を押し切って』となっている。
    求められるのはリーダーのやり抜く力であり、まだまだ理論としては確立していないということだろうか。
    そんな中、経営の必要性って何なのだろう?

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    2022年04月09日