ワイズカンパニー―知識創造から知識実践への新しいモデル

ワイズカンパニー―知識創造から知識実践への新しいモデル

3,300円 (税込)

16pt

知識から知恵へ、イノベーションから持続的イノベーションへ。
世界のビジネス界に多大な影響を与えた経営学の世界的名著『知識創造企業』の著者両氏による25年ぶりの続編。

イノベーションを起こし続ける企業の秘訣はどこにあるのか。企業が絶え間なく繰り返し、新しい知識を生み出し、組織全体に知識を広め、知識を行動に変えなくてはならない。そのためには、SECI(セキ)モデルで説き明かした「暗黙知」と「形式知」に加えて、「実践知」が不可欠である。
本書では、その知識を絶えざる実践を通じて知恵(wisdom)にまで高めることの重要性と、その知恵を獲得・活用するための方法を示した。実践を積み重ねていくと、実践知が得られる。なおも繰り返していくと、実践知が豊かになり、次第にスケールが大きくなる。企業の枠を超えて社会までも巻き込んでいく。こうした実践知を備えたリーダーを「ワイズリーダー(賢慮のリーダー)」、ワイズリーダーに率いられた企業を「ワイズカンパニー(賢慮の企業)」と呼んでいる。
本書では、学問を超えた理論と、著者が長年にわたって収集した多くの数多くの企業事例をもとに、イノベーションを起こしていくリーダーや企業を描き出し、デジタル時代の人間の生き方と経営を考える。

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ワイズカンパニー―知識創造から知識実践への新しいモデル のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    SECIモデルをアップデートして、より深く暗黙知→形式知のプロセスについて論考したもの。
    論考と言いながらシマノ、ホンダ、トヨタ、JAL、エーザイといった実例を下にSECIモデルの有効性を立証していて、血の通った理論が展開されている。

    机上の空論ではない。血が通っている。

    0
    2025年08月05日

    Posted by ブクログ

    前著である「知識創造企業」の続編。25年を経てのアップデートとして、個人的には期待に応える内容だった。
    前著ではサイクルを回すところまでを提示していたが、こちらではサイクルを回しながら発展させていくこともモデルの中に追加している。
    前著は理論先行で実践に移しづらいところがあったところの反省からか、事

    0
    2023年12月17日

    Posted by ブクログ

    前著「知識創造企業」の続きで、前著で紹介したSECIモデルを発展させたSECIスパイラルについて、その軸となる共通善と実践を抽象化したフロネシスを中心に解説し、SECI行き詰まり症候群を打破するための6つのリーダーシップ実践について提案している。
    事例が豊富でかつ25年前に出版された前著と比べて新し

    0
    2023年10月07日

    Posted by ブクログ

    われわれの研究では、形式知と暗黙知を用いるだけでは不十分であることが示されている。リーダーはもう一つ別の知識も使わなくてはいけない。それはしばしば忘れられがちな実践知である。実践知とは、経験によって培われる暗黙知であり、賢明な判断を下すことや、価値観とモラルに従って、実情に即した行動を取ることを可能

    0
    2020年11月07日

    Posted by ブクログ

    感想
    新しいSECIモデルは、コトだけでなく、人間という不確定変数の多い部分のプロセスを示すことで、現場で使えるものに解釈されている(実践から生まれたものをまさに形式知にしたようなイメージ)

    評価

    内容
    知識創造理論を現在目線で捉えなおすこと
    【今までの知識創造との変化】
    存在範囲の概念が加わっ

    0
    2021年08月10日

    Posted by ブクログ

    知的創造企業の改訂版。SECIモデルを二次元から三次元にアップデートし、理論から実践を想定した改訂がかけられている。
    最初の理論の部分だけだと抽象的でピンとこない部分も多々あったが、実企業の取り組み事例を中盤以降多数取り入れており、とても分かりやすかった。
    さてこれを今働いている企業、組織にどう取り

    0
    2025年05月02日

    Posted by ブクログ

    ベースが英語なので、ところどころ滑らかではないが、
    日本企業の事例が豊富でわかりやすい。
    やはり経営理念は大事。抽象的でも共通目的を従業員に理解させる効果がある。

    0
    2024年08月03日

    Posted by ブクログ

    難しい本であるが、具体例が多いため、理解はしやすい。企業の競争力の向上のためには、差別化、知識創造が必要である。二次元的に語られていた、知識総合が、知識実践として、三次元上に繰り返されることが大切と理解した。私の実践としては、日々の業務もそうだが、そういった場の提供に努めていく。

    0
    2022年04月05日

    Posted by ブクログ

    第1部が特に良かった。読者への定着を狙ってか、第2部はエピソードの繰り返しが多かった。企業の社会的ポジションや、善や美について、論が展開されるが、引き合いに出されるエピソード(インタビューや公表されている情報)のいくつかは共感を持って受け止められなかった。実践者として取材対象となった企業のいくつかが

    0
    2021年11月06日

    Posted by ブクログ

    •社会的利益を目的とした知識創造と実践サイクルからの実践的な知恵は、継続的なイノベーションの基盤
    •具体的な未来を描くことは、人を巻き込み、未来を創造することにつながる
    •JALフィロソフィー:人生・仕事の結果=考え方x熱意x能力考え方が1番重要
    •従業員1人1人が会社を支えていて、会社を変えること

    0
    2021年10月24日

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