【感想・ネタバレ】世界の知で創る―日産のグローバル共創戦略のレビュー

あらすじ

日産自動車の20年におよぶ海外開発拠点づくりの物語。米国と欧州で形式知と暗黙知の融合から「グローバルな知の共創」を実現させていった道筋を明らかにしている。
【主な内容】
第1部 アメリカでの開発戦略──フロンティアスピリット
第1章 異文化との出会い
第2章 さまざまなギャップを乗り越えて
第3章 大転換 第4章 パフォーマンス・イノベーション
第2部 ヨーロッパでの開発戦略──ダイバーシティスピリット
第5章 本場欧州での自動車開発への挑戦
第6章 ダイバーシティの修羅場がつくりあげた共創の文化
第7章 再びケース3への挑戦
第3部 世界の知で創る──グローバルスピリット

第8章 グローバル知識綜合~いつでもどこでも誰とでも共創~
第9章 思いのある実践主義~夢と実践のスパイラル~
第10章 知を創造するグローバルチーム~グッドグローバルエンジニアたれ~
第11章 ルノーとのアライアンスによる新たな次元

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Posted by ブクログ


少し古いですが日産が海外進出、特に欧州や欧米での現地生産を行うにあたっての障壁や乗り越え方、各国とのギャップについて深く言及されている本です。

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2024年09月18日

Posted by ブクログ

知識創造企業の著者である野中郁次郎と日産自動車人事部などに所属していた徳岡晃一郎の本。
日産のアメリカ・ヨーロッパでの開発を題材にグローバル共創戦略について纏めている。
グローバルを舞台に共創していくことの困難さ、困難だが解決方法は存在する。

教科書的な理想論ではなく、「新しいインフラをつくりこんでいくリーダーは、ホラを吹いたり政治力も使う」といった現実的な事例が示されていることが好感が持てる。

今後、日本企業がグローバル化できなければ、
・少子化の中で身動きが取れずに取り残されるか
・高コスト体質で新興国に競り負けてしまうか
・形式知主導の欧米列強の下請けと化してしまう

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2010年03月21日

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