野中郁次郎のレビュー一覧
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ネタバレ骨太な一冊。
リーダーの主観や信念に基づき(パーパス的な話)つつ、社会に認められるには共通善を目指すべきという主張は納得性がある。一方で現実的な課題に向き合う必要があるということで、数々の実践すべきアドバイスがまとめられている。
多方面にアドバイスされており、読み手や状況によって響くところが違うと思うので少し間をおいて読むとよいかもしれない。
今の自分は自問自答を繰り返せ(フィードバックループ回す)、木と森を見よ(大局観)、基本に忠実にしつつ変化への適用(両利きの経営)といったところが印象的だった。
最後の一節(さぁ、本を閉じて行動を起こそう)が内容を総括しているとともに、長く分厚い本だから -
Posted by ブクログ
リーダーシップの本質は、フロネシス(賢慮)ないし実践知と定義している。
"フロネシスの中身を一言で言えば、個別具体の物事や背後にある複雑な関係性を見極めながら、社会の共通善の実現のために、適切な判断を素早く下しつつ、自らも的確な行動を取れる「実践知」のことを言う。そうした知を備えたリーダーがフロネスティック・リーダー"
フロネスティック・リーダーの能力
①善い目的を作る能力
②場をタイムリーにつくる能力
③ありのまま現実を直観する能力
④直観の本質を概念化する能力
⑤概念を実現する政治力
⑥実践知を組織化する能力
典型はチャーチル、目的が共有できなければミッドウェイのように -
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Posted by ブクログ
ネタバレ著者は野中郁次郎氏、野間幹晴氏、川田弓子氏。
感想。難しい。
備忘録。
・二項動態経営とは、「あれかこれか」の二項対立ではなく、「あれもこれも」を追求する二項動態的な取組を通じて、葛藤を超えて、より善いを目指し、新たな価値創造への道を他者と共に切り拓くこと。
・対立項のどちらかを切り捨てる取り組みからは、新たな意味や価値は生まれてこない。両極端で相反するように見える二項は、相互補完的であり、実は地続きで繋がっている。
・究極の善を目指すことは現実的には無理(アリストテレス)。その都度の最善=より善いを目指す。状況や文脈に応じて適切な行動をとる、それが「実践知」である(これもアリストテレ -
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Posted by ブクログ
大東亜戦争の失敗事例を組織論の観点から分析している内容だが、現代でも当てはまることが多く学びの多い本。
自分の読解力だと難易度が高かったこともあり、読み終わるのに時間がかかったが面白かった。
失敗の本質は何個か挙げられていたが個人的には特に3つのことが考えさせられた。
①情報の軽視
会社でも他の部署が何を考え何をやってるかわからないことも。結果組織として一貫性のない仕事となっていることが多い。
②過去の成功事例に過度に適応しすぎた組織体
これは大企業の方があるのでは?という気がした。適応しすぎて硬直化し、いざ環境が変わっても変化できない。最終的には外圧でしか変われていないというのが悲しい。