野中郁次郎のレビュー一覧

  • 野中郁次郎 ビジュアル講義 第二次世界大戦

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    ビジュアルだから、すいすい頭に入ってくるかと言えば、そうではない。戦略図や戦闘記録など内容が濃いので、軍事系の本に親しみがない人はじっくり読まないと。

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    2025年10月01日
  • 失敗の本質 戦場のリーダーシップ篇

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    リーダーシップの本質は、フロネシス(賢慮)ないし実践知と定義している。
    "フロネシスの中身を一言で言えば、個別具体の物事や背後にある複雑な関係性を見極めながら、社会の共通善の実現のために、適切な判断を素早く下しつつ、自らも的確な行動を取れる「実践知」のことを言う。そうした知を備えたリーダーがフロネスティック・リーダー"
    フロネスティック・リーダーの能力
    ①善い目的を作る能力
    ②場をタイムリーにつくる能力
    ③ありのまま現実を直観する能力
    ④直観の本質を概念化する能力
    ⑤概念を実現する政治力
    ⑥実践知を組織化する能力
    典型はチャーチル、目的が共有できなければミッドウェイのように

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    2025年09月13日
  • 知識創造の方法論―ナレッジワーカーの作法

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    なんと2003年発刊。現在の生成AIのテクノロジーが出た状況で、読み返すと今必要なことが記載されている。情報を生み出すだけでなく、活用することを考える。西田幾多郎の純粋経験と場の知の章、イデアと対話の知はぜひ見てほしい。

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    2025年08月25日
  • 失敗の本質 戦場のリーダーシップ篇

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    野中郁次郎
    リーダーの条件
    フロシネスに求められるのも           現場感覚 大局観 判断力
    タスクフォース
    パラパラでなく重要な課題を集中させる
    サイロの反対

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    2025年08月24日
  • 野中郁次郎 ビジュアル講義 第二次世界大戦

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    「死なないと、帰れない島」と平行して、チェック。
    日本統治下の太平洋の島々。ガタルガナル、サイパン、ベティオ、タニアン、グアム、ペリリュー、そして硫黄島と沖縄。資源も兵力もすべてに不利だった日本は自暴自棄的に太平洋戦争に突入する。しかし、硫黄島は戦略的に非常に重要な位置にあることがわかる。現在でもシーレーンの要として、アメリカは離したがらない。
    太平洋戦争以外にも、英仏独戦争、独ソ戦、などの分析もある。

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    2025年08月09日
  • 二項動態経営 共通善に向かう集合知創造

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    示唆に富む内容ではあるが、中庸(フロネシス)、止揚(アウフヘーベン)など野中郁次郎の著作に触れた読者にとっては聞き慣れた概念に繋がる解説がされていて、新しい発見はあまりない。終盤にある、現存するいくつかの企業の経営に言及している箇所は参考になった。

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    2025年08月03日
  • アジャイル開発とスクラム 第2版 顧客・技術・経営をつなぐ協調的ソフトウェア開発マネジメント

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    ・開いてびっくり縦書き、ということもあってか、技術書というよりビジネス書寄りの内容
    ・第1部は、未経験の私でもわかりやすく、スクラム(アジャイル)について概観することができた(特に現場の様子がイメージできるのが良かった)
    ・ジェフ・サザーランドのインタビューが良かった(『スクラム』を読んでみたくなった)

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    2025年07月30日
  • 知識創造企業(新装版)

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    ネタバレ

    暗黙知と形式知の間を行ったり来たりしながら,どう知識を創造していくのか、組織でいかしていくのかというのが記載している
    トップダウンでもなく、ボトムアップでもない、ミドル層が意見をあげていくというのが印象に残った

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    2025年07月15日
  • 二項動態経営 共通善に向かう集合知創造

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    野中郁次郎最後の著書。1935年生まれかー。すんごい。pivotの楠木さんの出てるので人柄もわかってそこから読むと、より一層、モチベートされるというか、確かに兎にも角にもポジティブで、アツい、元気をもらえるという感じ。
    定量とか論理じゃなくてヒトトヒトトノ議論だろ、みたいな日本的クラフトマンシップが、やはり日本人の心に火をつけるんだろうか。
    共著者のあとがきよろしく、自分も精進せねば。合掌。

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    2025年05月06日
  • ワイズカンパニー―知識創造から知識実践への新しいモデル

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    知的創造企業の改訂版。SECIモデルを二次元から三次元にアップデートし、理論から実践を想定した改訂がかけられている。
    最初の理論の部分だけだと抽象的でピンとこない部分も多々あったが、実企業の取り組み事例を中盤以降多数取り入れており、とても分かりやすかった。
    さてこれを今働いている企業、組織にどう取り込んで行くか。そこが悩ましいところである。

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    2025年05月02日
  • 二項動態経営 共通善に向かう集合知創造

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    ネタバレ

    著者は野中郁次郎氏、野間幹晴氏、川田弓子氏。

    感想。難しい。

    備忘録。
    ・二項動態経営とは、「あれかこれか」の二項対立ではなく、「あれもこれも」を追求する二項動態的な取組を通じて、葛藤を超えて、より善いを目指し、新たな価値創造への道を他者と共に切り拓くこと。

    ・対立項のどちらかを切り捨てる取り組みからは、新たな意味や価値は生まれてこない。両極端で相反するように見える二項は、相互補完的であり、実は地続きで繋がっている。

    ・究極の善を目指すことは現実的には無理(アリストテレス)。その都度の最善=より善いを目指す。状況や文脈に応じて適切な行動をとる、それが「実践知」である(これもアリストテレ

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    2025年04月06日
  • 失敗の本質 戦場のリーダーシップ篇

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    日本の戦時期のリーダーを元にリーダー層の分析を行う。
    戦争だけで忌避感出るなら避けたほうが良いですが、それがなければ一読はありかと。
    ただ難しいなと思うのは、結局人的資質(その人による)になりかねない所でしょうか。
    時代的に仕方ありませんが。
    どちらかと言うと社会や組織論として、「抜擢」の重要性を認識すべきかもしれません。

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    2025年04月03日
  • 史上最大の決断

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    6章まで読んで7章以降飛ばし読み。ノルマンディー上陸作戦からリーダー論は無理あるやろ。でもこれが無いと本売れないんだろな。

    占領下フランスのドタバタ内輪揉めやシャルル・ド・ゴールが連合軍から微妙に距離置かれる感じは国民性出てて面白い。フランスの親独政権とか調べてみたくなった。

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    2025年03月25日
  • 「失敗の本質」を超えて 安全保障を現場から考える

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    失敗の本質の野中氏編著
    第一章は分化と統合
    →各軍の成り立ち、自衛隊生徒の廃止の話、統合作戦司令部、マルチドメイン統合、超限戦
    ・ABCプラスDE「当たり前のことを、ボーっとしないで、ちゃんとやる、できるだけ、笑顔で」
    ・失敗体験への過剰適応
    ・国家のために人命を奪うという善と悪の極限状態

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    2025年03月16日
  • アジャイル開発とスクラム 第2版 顧客・技術・経営をつなぐ協調的ソフトウェア開発マネジメント

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    3部構成で、1部はスクラム開発とは?アジャイルとは?についての解説から始まるため、まずはここから読み進めていくのが良いだろう。実際の取り組み事例を読みたい場合は2部へ。現場での実践では、思わぬことが起きがちで、それらの課題にどのように対処したのかを知ることができ、非常に興味深かった。

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    2025年02月24日
  • 二項動態経営 共通善に向かう集合知創造

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    ●2025年2月13日、Yahooフリマのクーポンあるので「集合知」で検索して出た本。

    ●2025年7月14日、東京大学・書籍部にあった。2回目のセッションで寄った日。

    帯の「非通善に向かう 集合知創造」→集合知というワードがあったのでチェック。

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    2025年07月14日
  • 失敗の本質

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    大東亜戦争の失敗事例を組織論の観点から分析している内容だが、現代でも当てはまることが多く学びの多い本。
    自分の読解力だと難易度が高かったこともあり、読み終わるのに時間がかかったが面白かった。

    失敗の本質は何個か挙げられていたが個人的には特に3つのことが考えさせられた。
    ①情報の軽視
    会社でも他の部署が何を考え何をやってるかわからないことも。結果組織として一貫性のない仕事となっていることが多い。
    ②過去の成功事例に過度に適応しすぎた組織体
    これは大企業の方があるのでは?という気がした。適応しすぎて硬直化し、いざ環境が変わっても変化できない。最終的には外圧でしか変われていないというのが悲しい。

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    2025年01月31日
  • 知識創造企業(新装版)

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     企業の成功には知識の共有と創造が欠かせない。
     多くの企業人にとって知識を共有し多くの人と役割を分担もし全体の力を高めより大きくしていかなくてはならない。
     大企業ばかりではない。最小単位の家族においても同様だろう。家族という小さな「知識創造体」「経営体」においても共有が豊かな未来を築く鍵となる。家族の一人ひとりが思いや考えを語り合う場を持ちそれを生かせばより深い信頼と絆が生まれるはずだ。

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    2025年01月28日
  • 二項動態経営 共通善に向かう集合知創造

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    二項対立ではなく、二つを追求する。
    どちらか、ではなく、どちらも。
    両利きの経営の実践についてとく。

    二項をたんに両立させるのではく、
    高度に統合することが二項動態とする。

    二項動態を目指すには、
    顧客と対話することで自社の価値を再度見出す。
    それを物語りとして整理する。
    従業員との対話を繰り返し、多くの人が腹落ちしている状態を目指す。
    これを知的コンバットと呼ぶ。

    価値は変遷しており、これまで目的だったことが
    変化する顧客ニーズを満たすための一つの手段に変わっていることに気がつくことが大事である。
    例えばP126清水建設による、超建設
    そのためには、顧客と過ごす時間を増やす。
    例えばp

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    2025年01月07日
  • 野性の経営 極限のリーダーシップが未来を変える

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    フロネティックリーダーシップ、実践知、機動的経営。納得できるし素晴らしいと思うが、それを可能とするエネルギーはやはり個人能力に帰着すると思料。

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    2024年12月26日