野中郁次郎のレビュー一覧

  • 失敗の本質

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    ■本書の目的
    戦史研究に社会科学的方法論を導入したいという動機から出発する。

    今日の平和と繁栄を維持していくうえで、大東亜戦争の経験はあまりにも多くの教訓に満ちている。戦争遂行の過程に露呈された日本軍の失敗を問い直すことは、その教訓のかなり重要な一部を構成するであろう。失敗の実態を明らかにしてその教訓を十分かつ的確に学び取ることこそ、平和と反映を享受するわれわれに課された責務の1つであり、将来も平和と反映を保持していくための糧ともなるだろう。

    戦争の反省と言えば「なぜ勝てない戦争を始めたのか」という側面が語られがちだが、本書では開戦した後の日本の「戦い方」「敗け方」を研究対象とする。
    より

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    2026年05月09日
  • 二項動態経営 共通善に向かう集合知創造

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    一言要約:「日本企業や日本人が本来持っていた“人間らしい力強さ”や“現場感”、そして“対立や矛盾を統合し新しい価値を生み出す二項動態”」、これは必殺技でも飛び道具でもなく、地道で泥臭い知的コンバットによって築き上げるものだ

    序章
    日本企業で働く我々は、JTCの三種の神器「終身雇用」「年功序列」「企業内労働組合」の本質要素への回帰が必要である。終身雇用の原文「lifetime commitment」に納得。また、日本の強みはむしろ「つくる力」より「読む力」にあったと考える。VUCAな時代でも、市場変化に応じて最適化し投入する「読み」が日本のものづくりの本質的強さだった。二項動態は一発逆転の技で

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    2026年03月10日
  • 知識創造企業エーザイ 「生き方」の経営

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    面白かった。hhcとは、レカネマブなどで実現したい社会とは、と言ったエーザイの目指す先や理念に感動した。半年がどれだけ長いか、は家族の実体験を考えると少し泣けた。只もう少しADに寄った際のリスクなどマイナスの点にも触れて欲しかった。

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    2026年03月09日
  • 史上最大の決断

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    ノルマンディー上陸作戦という第二次世界大戦で連合軍の勝利を確信に繋げた戦闘におけるリーダーを通じてリーダーシップとは何かを教えてくれる。
    ヨーロッパの地名が分からなすぎて地図を何度も見ながら読んだので時間がかかった。
    コナーというよき師によって知識を蓄えていったアイク。そこに実践と人柄が加わることによって頭角を表していく様子が描かれている。

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    2025年12月05日
  • 知識創造企業(新装版)

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    ちょくちょく耳にするSECIモデルを改めて学べた

    会社で行われている様々な行為、イベントがどのように知識創造を支えているのか考えられるようになった
    また、自らアクションを打つうえでも明確な根拠を持てるようになると感じた

    トップダウンでもボトムアップでもない、ミドルアップダウンが重要というのも、なんとなく感じていたことが言語化されていて学びになった

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    2025年11月06日
  • 失敗の本質 戦場のリーダーシップ篇

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    戦争の大局観や是非を語るのではなく、其々の戦いの戦術戦略をリーダーの資質から解説したもの。負け戦には理由があることがよく理解できる。失敗だけでなく成功例も挙げている。現代の政治や企業の組織と照らし合わせると面白い。

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    2025年11月06日
  • ワイズカンパニー―知識創造から知識実践への新しいモデル

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    骨太な一冊。
    リーダーの主観や信念に基づき(パーパス的な話)つつ、社会に認められるには共通善を目指すべきという主張は納得性がある。一方で現実的な課題に向き合う必要があるということで、数々の実践すべきアドバイスがまとめられている。
    多方面にアドバイスされており、読み手や状況によって響くところが違うと思うので少し間をおいて読むとよいかもしれない。
    今の自分は自問自答を繰り返せ(フィードバックループ回す)、木と森を見よ(大局観)、基本に忠実にしつつ変化への適用(両利きの経営)といったところが印象的だった。

    最後の一節(さぁ、本を閉じて行動を起こそう)が内容を総括しているとともに、長く分厚い本だから

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    2025年10月22日
  • 二項動態経営 共通善に向かう集合知創造

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    「失敗の本質」の著者である野中郁次郎さんが亡くなった。子供の頃に戦争を経験し、「笑いながら機銃掃射を行う米兵の姿を見て復讐を誓った」という壮絶な経験をし、亡くなる直前まで新たな経営を考え続けたという。その結実が本書なのかな、と思い、読んでみた。
    本書はいわゆる経営学の本ではなく、経営「哲学」の本、と感じた。また、西洋で重視される「形式知」だけでなく、東洋で重視される「暗黙知」の存在と重要性を明らかにし、また西洋側で発明されたとされる経営理論も、実はそのルーツは東洋にある、と指摘していたが、ある意味でこれが「復讐」なのかな、と思った。

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    2025年10月04日
  • 野中郁次郎 ビジュアル講義 第二次世界大戦

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    ビジュアルだから、すいすい頭に入ってくるかと言えば、そうではない。戦略図や戦闘記録など内容が濃いので、軍事系の本に親しみがない人はじっくり読まないと。

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    2025年10月01日
  • 失敗の本質 戦場のリーダーシップ篇

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    リーダーシップの本質は、フロネシス(賢慮)ないし実践知と定義している。
    "フロネシスの中身を一言で言えば、個別具体の物事や背後にある複雑な関係性を見極めながら、社会の共通善の実現のために、適切な判断を素早く下しつつ、自らも的確な行動を取れる「実践知」のことを言う。そうした知を備えたリーダーがフロネスティック・リーダー"
    フロネスティック・リーダーの能力
    ①善い目的を作る能力
    ②場をタイムリーにつくる能力
    ③ありのまま現実を直観する能力
    ④直観の本質を概念化する能力
    ⑤概念を実現する政治力
    ⑥実践知を組織化する能力
    典型はチャーチル、目的が共有できなければミッドウェイのように

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    2025年09月13日
  • 知識創造の方法論―ナレッジワーカーの作法

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    なんと2003年発刊。現在の生成AIのテクノロジーが出た状況で、読み返すと今必要なことが記載されている。情報を生み出すだけでなく、活用することを考える。西田幾多郎の純粋経験と場の知の章、イデアと対話の知はぜひ見てほしい。

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    2025年08月25日
  • 失敗の本質 戦場のリーダーシップ篇

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    野中郁次郎
    リーダーの条件
    フロシネスに求められるのも           現場感覚 大局観 判断力
    タスクフォース
    パラパラでなく重要な課題を集中させる
    サイロの反対

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    2025年08月24日
  • 野中郁次郎 ビジュアル講義 第二次世界大戦

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    「死なないと、帰れない島」と平行して、チェック。
    日本統治下の太平洋の島々。ガタルガナル、サイパン、ベティオ、タニアン、グアム、ペリリュー、そして硫黄島と沖縄。資源も兵力もすべてに不利だった日本は自暴自棄的に太平洋戦争に突入する。しかし、硫黄島は戦略的に非常に重要な位置にあることがわかる。現在でもシーレーンの要として、アメリカは離したがらない。
    太平洋戦争以外にも、英仏独戦争、独ソ戦、などの分析もある。

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    2025年08月09日
  • 二項動態経営 共通善に向かう集合知創造

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    示唆に富む内容ではあるが、中庸(フロネシス)、止揚(アウフヘーベン)など野中郁次郎の著作に触れた読者にとっては聞き慣れた概念に繋がる解説がされていて、新しい発見はあまりない。終盤にある、現存するいくつかの企業の経営に言及している箇所は参考になった。

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    2025年08月03日
  • アジャイル開発とスクラム 第2版 顧客・技術・経営をつなぐ協調的ソフトウェア開発マネジメント

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    ・開いてびっくり縦書き、ということもあってか、技術書というよりビジネス書寄りの内容
    ・第1部は、未経験の私でもわかりやすく、スクラム(アジャイル)について概観することができた(特に現場の様子がイメージできるのが良かった)
    ・ジェフ・サザーランドのインタビューが良かった(『スクラム』を読んでみたくなった)

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    2025年07月30日
  • 知識創造企業(新装版)

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    暗黙知と形式知の間を行ったり来たりしながら,どう知識を創造していくのか、組織でいかしていくのかというのが記載している
    トップダウンでもなく、ボトムアップでもない、ミドル層が意見をあげていくというのが印象に残った

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    2025年07月15日
  • 二項動態経営 共通善に向かう集合知創造

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    野中郁次郎最後の著書。1935年生まれかー。すんごい。pivotの楠木さんの出てるので人柄もわかってそこから読むと、より一層、モチベートされるというか、確かに兎にも角にもポジティブで、アツい、元気をもらえるという感じ。
    定量とか論理じゃなくてヒトトヒトトノ議論だろ、みたいな日本的クラフトマンシップが、やはり日本人の心に火をつけるんだろうか。
    共著者のあとがきよろしく、自分も精進せねば。合掌。

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    2025年05月06日
  • ワイズカンパニー―知識創造から知識実践への新しいモデル

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    知的創造企業の改訂版。SECIモデルを二次元から三次元にアップデートし、理論から実践を想定した改訂がかけられている。
    最初の理論の部分だけだと抽象的でピンとこない部分も多々あったが、実企業の取り組み事例を中盤以降多数取り入れており、とても分かりやすかった。
    さてこれを今働いている企業、組織にどう取り込んで行くか。そこが悩ましいところである。

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    2025年05月02日
  • 二項動態経営 共通善に向かう集合知創造

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    著者は野中郁次郎氏、野間幹晴氏、川田弓子氏。

    感想。難しい。

    備忘録。
    ・二項動態経営とは、「あれかこれか」の二項対立ではなく、「あれもこれも」を追求する二項動態的な取組を通じて、葛藤を超えて、より善いを目指し、新たな価値創造への道を他者と共に切り拓くこと。

    ・対立項のどちらかを切り捨てる取り組みからは、新たな意味や価値は生まれてこない。両極端で相反するように見える二項は、相互補完的であり、実は地続きで繋がっている。

    ・究極の善を目指すことは現実的には無理(アリストテレス)。その都度の最善=より善いを目指す。状況や文脈に応じて適切な行動をとる、それが「実践知」である(これもアリストテレ

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    2025年04月06日
  • 失敗の本質 戦場のリーダーシップ篇

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    日本の戦時期のリーダーを元にリーダー層の分析を行う。
    戦争だけで忌避感出るなら避けたほうが良いですが、それがなければ一読はありかと。
    ただ難しいなと思うのは、結局人的資質(その人による)になりかねない所でしょうか。
    時代的に仕方ありませんが。
    どちらかと言うと社会や組織論として、「抜擢」の重要性を認識すべきかもしれません。

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    2025年04月03日