作品一覧 2022/01/26更新 史上最大の決断 試し読み フォロー 水を光に変えた男 動く経営者、福沢桃介 試し読み フォロー 1~2件目 / 2件<<<1・・・・・・・・・>>> 荻野進介の作品をすべて見る
ユーザーレビュー 史上最大の決断 野中郁次郎 / 荻野進介 アリストテレス 3つの知識 エピスメーテ、テクネ、フロネシス ・エピスメーテ=形式知。科学的、認識論的な知識。 ・テクネ=暗黙知。実用的なスキル、ノウハウ ・フロネシス=実践知。形式知と暗黙知を組み合わせイノベーションを生む知恵。 フロネシスとは、多くの人が共感出来る「善い目的」を掲げ、個々の文...続きを読む脈や関係性の只中で、最適かつ最善の決断を下すことができ、目的に向かって自らも邁進する人物が備えた能力。 そうした実践的リーダーの特徴が次の6つの能力 1.善い目的を作る能力 2.ありのままの現実を直観する能力 3.場をタイムリーにつくる能力 4.直観の本質を物語る能力 5.物語りを実現する能力(政治力) 6.実践知を組織する能力 Posted by ブクログ 史上最大の決断 野中郁次郎 / 荻野進介 失敗の本質が失敗から学ぶスタイルに対し、こちらは成功から学ぶスタイルであるが、こちらも名著だと思う。 この本ではチャーチルとアイゼンハワーを中心に話が展開される。チャーチルの話では、経験豊富で大局観を持った人間が高い視点からアナロジーシーズニングを用いて、物事の対処をすると如何に優れた政治的対応がで...続きを読むきるかの良い事例になっている。ヒットラーのようなブームに乗って登場するような才能はあるにしても訓練されていない政治家とは長期のスパンで見れば、勝敗は見えるということだ。日本もそういう意味では、こうした事を良く理解しておいた方が良い。 アイゼハワーの方は、米軍は学習する組織運営に長けているという事が良く分かる。失敗の本質でも気付いたが、状況を見て軌道修正できる事が、一番のストロングポイントではないかと、この本を読んで感じた。スーパーマンがキレキレの頭脳で勝ち切るイメージとは違って、比較的地味な印象を与えるアイゼハワーのような人格の持ち主が大組織を学習する組織に運営する事ができるのであろう。 Posted by ブクログ 史上最大の決断 野中郁次郎 / 荻野進介 リーダーシップの教科書といいながらノルマンディ上陸に関する良質なドキュメンタリー。 後半までは、人類史上初の大動員を描き、人間模様も描き的確な歴史の教科書であり、非常に面白い。 「同盟間の熾烈な権力闘争」から「命を懸けた戦場の記録」まで、リーダー、スタッフ、現場担当のどの観点でも読める。 肝心の...続きを読む題名のリーダーシップに関する分析は、最後の項目にあり、著者ならではの鋭い観点で総括されており、ビジネスマンからも納得させる。 平凡でつまらないアイゼンハワーが、平凡なフリした天才なのかを分析し、説得力がある。 一見地味で、多くを語らず、知己に富みながら、立派な仕事を成し遂げる人が、人生の中にいた事を思い出しました。 Posted by ブクログ 史上最大の決断 野中郁次郎 / 荻野進介 第二次世界大戦でフランスを解放した「ノルマンディー上陸作戦」での政治的な動きから、個々の戦闘までを描き、現代の視点からそれらを分析して不確実性に翻弄される歴史のもしもを解き明かしつつ、チャーチル、ルーズベルト、アイゼンハワー、マーシャルなどのリーダーシップを浮き彫りにします。敗戦国のドイツは言うに及...続きを読むばず英国軍でもできていない権限委譲をしっかり行っている米国軍の強さが印象的、戦争とは悲惨ではあるもののそこから学べることは多岐に渡ります。まとめで暗黙知、形式知の話が登場するところが著者らしいところでもあり、とても勉強になりました。 Posted by ブクログ 史上最大の決断 野中郁次郎 / 荻野進介 日本軍の組織的な失敗を研究・分析した『失敗の本質』とは全く逆にノルマンジー上陸作戦の成功の本質をテーマにした本です。 今まであまり馴染みのなかったノルマンジー上陸作戦でしたが、面白く一気に読めました。 Posted by ブクログ 荻野進介のレビューをもっと見る