荻野進介のレビュー一覧

  • 史上最大の決断

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    アリストテレス
    3つの知識
    エピスメーテ、テクネ、フロネシス
    ・エピスメーテ=形式知。科学的、認識論的な知識。
    ・テクネ=暗黙知。実用的なスキル、ノウハウ
    ・フロネシス=実践知。形式知と暗黙知を組み合わせイノベーションを生む知恵。


    フロネシスとは、多くの人が共感出来る「善い目的」を掲げ、個々の文脈や関係性の只中で、最適かつ最善の決断を下すことができ、目的に向かって自らも邁進する人物が備えた能力。

    そうした実践的リーダーの特徴が次の6つの能力
    1.善い目的を作る能力
    2.ありのままの現実を直観する能力
    3.場をタイムリーにつくる能力
    4.直観の本質を物語る能力
    5.物語りを実現する能力(政

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    2018年12月08日
  • 史上最大の決断

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    失敗の本質が失敗から学ぶスタイルに対し、こちらは成功から学ぶスタイルであるが、こちらも名著だと思う。
    この本ではチャーチルとアイゼンハワーを中心に話が展開される。チャーチルの話では、経験豊富で大局観を持った人間が高い視点からアナロジーシーズニングを用いて、物事の対処をすると如何に優れた政治的対応ができるかの良い事例になっている。ヒットラーのようなブームに乗って登場するような才能はあるにしても訓練されていない政治家とは長期のスパンで見れば、勝敗は見えるということだ。日本もそういう意味では、こうした事を良く理解しておいた方が良い。
    アイゼハワーの方は、米軍は学習する組織運営に長けているという事が良

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    2017年04月07日
  • 史上最大の決断

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    リーダーシップの教科書といいながらノルマンディ上陸に関する良質なドキュメンタリー。
    後半までは、人類史上初の大動員を描き、人間模様も描き的確な歴史の教科書であり、非常に面白い。

    「同盟間の熾烈な権力闘争」から「命を懸けた戦場の記録」まで、リーダー、スタッフ、現場担当のどの観点でも読める。

    肝心の題名のリーダーシップに関する分析は、最後の項目にあり、著者ならではの鋭い観点で総括されており、ビジネスマンからも納得させる。
    平凡でつまらないアイゼンハワーが、平凡なフリした天才なのかを分析し、説得力がある。

    一見地味で、多くを語らず、知己に富みながら、立派な仕事を成し遂げる人が、人生の中にいた事

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    2016年09月19日
  • 史上最大の決断

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    第二次世界大戦でフランスを解放した「ノルマンディー上陸作戦」での政治的な動きから、個々の戦闘までを描き、現代の視点からそれらを分析して不確実性に翻弄される歴史のもしもを解き明かしつつ、チャーチル、ルーズベルト、アイゼンハワー、マーシャルなどのリーダーシップを浮き彫りにします。敗戦国のドイツは言うに及ばず英国軍でもできていない権限委譲をしっかり行っている米国軍の強さが印象的、戦争とは悲惨ではあるもののそこから学べることは多岐に渡ります。まとめで暗黙知、形式知の話が登場するところが著者らしいところでもあり、とても勉強になりました。

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    2016年07月18日
  • 史上最大の決断

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    日本軍の組織的な失敗を研究・分析した『失敗の本質』とは全く逆にノルマンジー上陸作戦の成功の本質をテーマにした本です。
    今まであまり馴染みのなかったノルマンジー上陸作戦でしたが、面白く一気に読めました。

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    2016年05月18日
  • 史上最大の決断

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    ネタバレ

    なんとなく本屋で見かけて購入したのだが、これほど中身の濃い本だとは思わなかった。
    第二次世界大戦をノルマンディー上陸作戦をメインに記載し、アイゼンハウアーを軸としたリーダーシップ論を展開する。
    こうした本は概して、経緯の記載が面白くないものだが、本書は人物が生き生きと描かれ、小説のように引き込まれた。リーダーシップ論について読者に解釈を委ねる部分が多い点は、むしろ本書の意義から効果的ではないか。

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    2015年03月06日
  • 史上最大の決断

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    ノルマンディー上陸作戦という第二次世界大戦で連合軍の勝利を確信に繋げた戦闘におけるリーダーを通じてリーダーシップとは何かを教えてくれる。
    ヨーロッパの地名が分からなすぎて地図を何度も見ながら読んだので時間がかかった。
    コナーというよき師によって知識を蓄えていったアイク。そこに実践と人柄が加わることによって頭角を表していく様子が描かれている。

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    2025年12月05日
  • 史上最大の決断

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    6章まで読んで7章以降飛ばし読み。ノルマンディー上陸作戦からリーダー論は無理あるやろ。でもこれが無いと本売れないんだろな。

    占領下フランスのドタバタ内輪揉めやシャルル・ド・ゴールが連合軍から微妙に距離置かれる感じは国民性出てて面白い。フランスの親独政権とか調べてみたくなった。

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    2025年03月25日
  • 史上最大の決断

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    難しかったぁ〜!
    物語に入り込めなかったので理解は薄いのだけど、それでもいくつか学びはありました。
    ①リーダーの役割は最善の決断を下すこと。
    ②リーダーシップというのは、目標を決めて土俵を準備し実行する所まで。言いっ放しではない。
    ③丸暗記も大切。
    ④文脈力(パターン認識)の大切さ。
    ⑤地道な努力の大切さ。
    いつか再読する日が来るかどうかは分かりませんが、次はもっと消化出来る様になっていたいです

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    2020年05月16日
  • 史上最大の決断

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    ノルマンディー上陸作成からパリ解放、ナチスドイツの終焉までを連合国各国の指導者がどのような決断を下したかがわかる一冊。
    特にアメリカのアイゼンハワーのリーダーシップについて多く言及しており、彼がいかに優れた指導者だったのかがよく分かる。
    それに比べ、今の日本のリーダーときたら……

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    2019年12月27日
  • 史上最大の決断

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    失敗の本質では組織にフォーカスをおいていたが、人にフォーカスして、プロジェクトを成功に導くためのリーダシップとは何なのかを説いている。
    アイゼンハウアーという人を通して、人を動かすための人間性といまの社会で必要とされているリーダーシップがみえてきた。

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    2019年11月03日
  • 史上最大の決断

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    第二次世界大戦次のリーダーシップ論。アイゼンハワーの魅力について。現代の組織、人的資源管理にも通じる内容。

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    2017年09月06日
  • 史上最大の決断

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    ノルマンディー上陸作戦はなぜ成功したか、成功の陰にどんな失敗があったかが分かる。こうした歴史の検証は、必ず次世代に繋がると思う。

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    2017年07月15日
  • 史上最大の決断

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    ノルマンディーへの上陸作戦が史上最大の作戦と呼ばれ、大規模な作戦だったとは認識していたが、ここまでだったとは想像以上。ヒトラーの作戦ミス等が無ければ危うい場面もあったとは、割と簡単に勝った印象だったので驚きだった。
    チャーチル、アイゼンハワーがいて良かった。理想を待ち、現実を直視し、現場に行って確認し、仲間を鼓舞する。リーダーの姿勢をしつかり身につけたいまのだ。

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    2017年03月25日
  • 史上最大の決断

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    岩石スープ作戦
    戦場の孤独
    歴史観
    善い目的
    現場の知
    計画通りなんてないな。
    フロシネス(賢慮)
    善い目的をつくる能力
    ありのままの現実を直観する能力
    場をタイムリーにつくる能力
    直観の本質を物語る能力
    物語を実現する能力(政治力)
    実践知を組織する能力

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    2016年02月21日
  • 史上最大の決断

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     史実として第二次世界大戦は日本を含む枢軸国が敗れ、連合国側が勝利したこと、ノルマンディー上陸作戦という事実や言葉は知っていても、それが具体的にはどのような戦いであったかということについてはまるで知識がありませんでした。同じく、チャーチル、ルーズベルト、アイゼンハワー、マーシャル、名前だけは聞いたことがあったものの、具体的にどのような人物で、何を成し遂げた人なのかの知識もありませんでした。
    本書により、新たな知識を得ることができただけでも、読んだ価値がありました。

    第1章から第6章は、ひたすら連合国がどのように戦いを進めていったかということが詳細に記載されています。正直、初めて読む者にはなか

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    2016年01月03日
  • 史上最大の決断

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    リーダーシップの本質とかいてあるが、リーダーシップはこうあるべき的な解説はほとんど無い。
    最後あたりに考察を含めた記載が少しあるだけ。
    大半がノルマンディ上陸作戦の戦記。
    この戦記がすごく読みやすくてよかった。

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    2015年11月17日
  • 史上最大の決断

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    失敗学の畑中先生が書いた成功及びリーダーシップの本。
    単に戦記物として面白かった。
    「負けに不思議の負けは無く、勝ちに不思議の勝ちあり」と野村監督が言っているように、成功から教訓を読み解くのはなかなか難しい。

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    2015年06月17日
  • 史上最大の決断

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    マーシャル、ド・ゴール、チャーチル、パットンなどの著名な人をステークホルダーにし、多国籍連合軍を成功に導たアイゼンハワーには、何にも揺るがないブレない軸が備わっていたのだと思う。

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    2015年01月03日
  • 史上最大の決断

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    直接、経営を論じている本ではないが、読み物として単純に楽しめる。我々世代にとって、第2次世界大戦の歴史は、学校では時間切れとしてあまり多くを学んでいないため、改めて調べながら読む必要があったが、いい勉強になった。

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    2014年12月20日