野中郁次郎のレビュー一覧

  • 失敗の本質 戦場のリーダーシップ篇

    Posted by ブクログ

    戦場という生死がかかる究極の状況の中でのリーダーシップ。日本を覆う「空気」というものに支配されないこと、それがリーダーとして必要なことなのだろう。

    0
    2019年05月31日
  • 史上最大の決断

    Posted by ブクログ

    『プライベートライアン』冒頭の壮絶な場面、臭い以外はあの通りと上陸作戦の生き残りは言う。予想されていて、まだ不十分とは言え防衛強化された海岸に「武力で現状を変更」しようと強襲上陸するのだから犠牲は半端ない。上陸用舟艇は「とにかく多数」で無防備に敵前でパックリ、口を開けて陣地からの火線が集中した。手薄だった砂浜に無抵抗に上陸できた部隊もあったが全滅もあり。ドイツ側「天候が悪いから三日間は来るまい」と油断していた幸運。/そもそも第二戦線の形成はスターリンの要請、「成功だった」との連合国視点が疑わしく思えてくる

    0
    2020年10月01日
  • 失敗の本質 戦場のリーダーシップ篇

    Posted by ブクログ

    第二次大戦時の帝国陸海軍が犯した数々の失敗を、個別の事例の丁寧な調査と解説で分析してくれている。この手の本の中でもとてもわかりやすいものだと思う。何を読んでも当時のお粗末な意思決定や視野の狭さに呆れるが、やはり他人事ではない。特に戦艦大和の特攻にあたっての意思決定では、米国留学経験のある知性派でさえ、今考えれば合理的でない決定をしている。本書の分析によれば、「敗戦が濃厚な状況で、大和を温存しておくことは、臆病者のレッテルを貼られるだけでなく、終戦後に大和が敵国の実験などに使用されることになり、これらを何より恐れた」とされている。当時のその立場であれば当然の意思決定かもしれないが、そのせいで数千

    0
    2019年03月17日
  • 構想力の方法論

    Posted by ブクログ

    「ユーザーとプロダクト」という直線的な視点ではなく、「社会とその中に存在する私たち」という立体的な視点で考えないと未来に続く事業は生まれないんだな、というのが教訓。
    ビッグピクチャーにリアリティはあるか、主観はあるか、というのも大事。
    ビッグピクチャーを描くためにはビッグクエスチョンがいいトレーニングになる。

    アートの必要性の話が半分。やってナンボという話が半分。
    後半は流し読み。

    0
    2019年01月29日
  • イノベーションを起こす組織 革新的サービス成功の本質

    Posted by ブクログ

    イノベーションを起こす組織について、SECIモデルや場といった要素を用い、説明されています。

    読んだ感想は、正直分かった様な分からなかった様な・・・。

    アイデアや体験、モデルを共有する場が重要であることはよくわかったのですが、タテの関係、ヨコの関係については最後まできっちり理解できませんでした。

    0
    2019年01月02日
  • 知識経営のすすめ ――ナレッジマネジメントとその時代

    Posted by ブクログ

    やはりデカルト的思考からの脱却がなされない限り、個の自己超越、組織の形式知のブラッシュアップは困難である...。

    0
    2018年12月25日
  • 失敗の本質 戦場のリーダーシップ篇

    Posted by ブクログ

    第二次大戦における日本の軍事行動の失敗から教訓を得ようとする本。リーダーシップに的を絞り、主に司令官に焦点を当てて分析を試みている。空気で説明される大和特攻を、取引コストの点で説明を試みたことは興味深かった。

    0
    2018年11月12日
  • 史上最大の決断

    Posted by ブクログ

    ・「指導者とは、原則を状況に適応させられる者だ」パットンの言葉。原則は尊ぶが、焦眉の急は優先した。現実を前にしたときに大切なのは、原則を無視したり忘却するのではなく、それを必要に応じて変えていくことである
    ・戦闘のある局面では量的に相手を凌駕する消耗戦が、別の局面では、あるいは同時に、質的に相手を追い詰め、攪乱する機動戦が行われることがままある。つまり、機動戦と消耗戦を通時的に総合すれば、最も効果的に、しかも短期間で戦いの雌雄を決することができる

    0
    2018年11月04日
  • 失敗の本質 戦場のリーダーシップ篇

    Posted by ブクログ

    ●リーダーシップを発揮するためには、実践知をを備えなければならない。経験や教養により、大局観と現場感覚、判断力を養うことが大切。

    0
    2018年10月28日
  • 知識創造企業

    Posted by ブクログ

    知識ではなく、知識創造が利益を生み出す。従って、効率よく知識創造できる組織構造が企業の競争力となる。この本は、この前提により、「効率よく知識創造できる組織構造」とはどのようなものかを考察する。主張は理解できるが、ケーススタディに登場する企業がその後、未曾有の危機に立たされた例が多く、理論と現実の世界に乖離があるようだ。

    0
    2018年10月23日
  • アジャイル開発とスクラム 顧客・技術・経営をつなぐ協調的ソフトウェア開発マネジメント

    Posted by ブクログ

    本書は、共著者に野中郁次郎が入っていることからもわかるように、システム開発に従事している人でなくても、経営視点でアジャイルとスクラムについて解説している。やや抽象的なところが多いが、この分野で初めて読むにはお薦め。しかし、米国で始まったスクラムが実は竹内・野中が日本の製造業でのイノベーションの手法として名付けた「スクラム」から来ているとは驚きであった。また、実際にスクラムを採用した、リクルート、楽天、富士通の方のインタビューも興味深かった。

    ・アジャイル開発が浸透してきた背景には、ビジネスの変化の速さがある。
    ・アジャイル開発では、すばやくユーザーや顧客のフィードバックを得ることで、ムダな機

    0
    2021年08月08日
  • アジャイル開発とスクラム 顧客・技術・経営をつなぐ協調的ソフトウェア開発マネジメント

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    アジャイル開発のサイクルがわかる1冊。おかげで過去に読んだ「SPRINT 最速仕事術――あらゆる仕事がうまくいく最も合理的な方法」(2017年. ジェイク・ナップ (著))に書いてあった意味がようやくわかるようになった。

    0
    2018年04月17日
  • 失敗の本質 戦場のリーダーシップ篇

    Posted by ブクログ

    ▼調べた単語
    ・翻って(ひるがえって):1 反対の面が出る。さっと裏返しになる。「裾が―・る」2 態度・説などが、急に変わって反対になる。「評決が―・る」
    ・賢慮(けんりょ):賢明な考え。すぐれた考え。
    ・コンテクスト:文脈
    ・プラグマティズム:思考の意味や真偽を行動や生起した事象の成果により決定する考え方。19世紀後半の米国に生まれ、発展した反形而上学的傾向の哲学思想。
    ・涵養(かんよう):水が自然に土に浸透するように、無理をしないでゆっくりと養い育てることを意味する。「読書力を―する」
    ・インフォーマル:公式でないさま。形式ばらないさま。略式。
    ・逡巡(しゅんじゅん):(スル)決断できない

    0
    2018年04月04日
  • 全員経営 ―自律分散イノベーション企業 成功の本質

    Posted by ブクログ

    ミドルアップダウンマネジメントで高名な野中郁次郎先生共著ということで期待して読んだ。
    解釈編より物語編の方が断然面白い。

    0
    2018年02月25日
  • イノベーションを起こす組織 革新的サービス成功の本質

    Posted by ブクログ

    イノベーションを起こす組織ストーリーの事例。「ストーリーとしての競争戦略」と比較してしまうとやや物足りなさを感じたものの一貫性とパッションが重視される現在のマーケットニーズを的確に分析されていて学びが多かった。

    0
    2017年11月27日
  • 失敗の本質 戦場のリーダーシップ篇

    Posted by ブクログ

    難しいけど失敗の本質が少し見えてきました。
    キーワードとして「PPPA(plan plan plan forget)」とか「空気」とか「取引コスト」ってのが印象に残ったのと仕事でも使えそう!

    0
    2017年11月02日
  • 知識創造の方法論―ナレッジワーカーの作法

    Posted by ブクログ

    著者は野中郁次郎氏と紺野登氏。紺野氏は博報堂を経て、多摩大学教授。
    2003年初版出版、2016年第9刷出版という歴史ある感じの本。野中郁次郎ブランドと、「ナレッジワーカーの作法」という働き方改革的なテーマに誘われて手に取る。

    感想。僕には読むハードル高い。哲学から入り、大枠の話から最後に個社事例。古い本だからかもしれないが、暗黙知から形式知へ、という話は今やもっと平易な本もあるだろうし。僕如きでは消化しきれず。
    問題の分解→並び替えや組み換え→コンセプト化という事が精一杯。

    備忘録。
    ・個人的価値観と科学がせめぎ合うのが経営学。哲学に始まって、多様な学問分野が実践において総合的に立ち回れ

    0
    2017年09月25日
  • 失敗の本質

    Posted by ブクログ

    戦史に興味を持てず前半はすっ飛ばし。後半の部分は、今の日本と変わりないなぁと言う印象。再読しないと、分からない。

    0
    2017年02月27日
  • アジャイル開発とスクラム 顧客・技術・経営をつなぐ協調的ソフトウェア開発マネジメント

    Posted by ブクログ

    どういった要求に対してアジャイルの考え方が生まれたか、具体的な手法の例が読みやすく書いてある。
    知ることと実際に適用するのは別だが、アジャイルの考え方を手っ取り早く把握するのにはまずまず。

    0
    2017年02月21日
  • 失敗の本質

    Posted by ブクログ

    大東亜戦史上の失敗例としてノモンハン、ミッドウェー、ガダルカナル、レイテ、沖縄の戦いを例に解説した本、多くの経営者の支持がある本。

    私にとっては、何やら失敗の事例はシュチュエーションや感覚が違いすぎて、身にすることは難しかったが、改めて二次大戦がどのように進んだのかを知らなかったなと自己認識できた本。私にとってはその見方で興味深い一冊。

    【学】
    ノモンハン
    日本陸軍にとって初めての本格的な近代戦となり、かつ初めての大敗北
    自軍の優秀さを数字的裏付けも無く、過信。敗北後も部隊長が非難され自決したので、経験が後に生かされない。

    ・ミッドウェー海戦
    本部は守備的戦争の方針だったが、連合艦隊司令

    0
    2017年01月11日