野中郁次郎のレビュー一覧

  • 失敗の本質 戦場のリーダーシップ篇

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    ネタバレ

    失敗から学ぶことは多々あり、それが戦時のことであれば、生死をかけた戦略や行動であるために、更に学ぶべきことは多いと考える。ただし、完ぺきな人間などいるはずもなく、限られた情報の中で、限定合理的に行動した結果であることを念頭に置く必要がある。

    ・ウェーバーの価値自由原理である、ヒト/モノ/カネを効率的に利用できているかという効率性の問題と、価値の問題は分けて考えるべきというのはなるほど。そして、効率的なものが常に正当であるということにはならないというのも納得である。

    ・戦時において、成功した体験は、なかなか否定できない。実績が一度伴うと、それに寄りかかってしまう。必要な時には自己否定ができる

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    2020年01月01日
  • 史上最大の決断

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    ノルマンディー上陸作成からパリ解放、ナチスドイツの終焉までを連合国各国の指導者がどのような決断を下したかがわかる一冊。
    特にアメリカのアイゼンハワーのリーダーシップについて多く言及しており、彼がいかに優れた指導者だったのかがよく分かる。
    それに比べ、今の日本のリーダーときたら……

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    2019年12月27日
  • 史上最大の決断

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    失敗の本質では組織にフォーカスをおいていたが、人にフォーカスして、プロジェクトを成功に導くためのリーダシップとは何なのかを説いている。
    アイゼンハウアーという人を通して、人を動かすための人間性といまの社会で必要とされているリーダーシップがみえてきた。

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    2019年11月03日
  • 失敗の本質 戦場のリーダーシップ篇

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    戦時の話しをしているはずなのに、なんかすごくしっくりくる。いまも同じような状況に陥っているからなのかな。

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    2019年10月21日
  • 知識創造の方法論―ナレッジワーカーの作法

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    知識を創造するために何が必要なのか学べた。網羅的な把握はできたが、さらに本書で紹介されている方法をさらに深めて活かしていきたい。

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    2019年10月12日
  • 直観の経営 「共感の哲学」で読み解く動態経営論

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    2部構成になっていて、1部が山口さんによる現象学の解説、2部が野中さんによる知識創造経営の話。で、2人の対談が3つという構成になっている。

    現象学は何を言っているのか皆目分からない感じで、入門書も含めて、これまでできるだけ近寄らないようにしていた。

    そういうなか、組織開発の哲学的基礎にはフッサールがいるという話しを「組織開発の探究」で読んで、経営との関係で現象学が解説してあるこの本はいいかもと思って読むことにした。

    「直観」は、「直感」じゃないわけね。

    推論などに寄らない「直接的な認知・経験」みたいな話。

    つまり、インスピレーションで経営しようという話ではなく、先入観のない直接的な経

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    2019年05月31日
  • 知識創造企業

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    野中郁次郎氏の名著
    初めて読んだが、2章は特に腑に落ちた
    日本人、東洋人の経営への考え方を知るには、儒教の流れを見るべきかもしれない
    西洋の仮説思考が日本に合っているのかどうか
    暗黙知や集合知を重んじる日本企業の戦略とはどうすべきか
    考えるきっかけになる一冊
    名著なので、その時々で気づきが違いそうな気がするので、再読予定

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    2019年05月05日
  • 構想力の方法論

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    構想力とは、存在しないものを存在させる、新たな現実を積み着出す綜合する力、ナラティブな知。現実に寝だしながら、それを越えようとする、矛盾を超えていく力。自社の競争戦略を超えた社会的な構想力を持つこと。社会や組織を構成するメンバー全員が参画型で構想をつくりあげ実践していくのがこれからの時代。

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    2019年05月02日
  • 失敗の本質 戦場のリーダーシップ篇

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    2012年7月に書かれた本で、1984年に書かれた「失敗の本質」に対して多面的な検証とさらなる考察が実施された本、「失敗の本質」はずっと読みたかった本なのですが、まだ読めておらず、先に新しい版を読むことになりました。

    相応の歴史知識や、太平洋戦争時代の人物像に関する情報がもともとないと、やはり難解であるとは思うが、それなりに長い間勉強してきてから読んだので、僕にはさらに造詣が深まったと思う。

    『戦場のリーダーシップ』という観点では、僕もこれまでいくつか勉強してきてましたが、「キスカ撤退の木村」や「組織人になれなかった天才参謀 石原莞爾」、「独断専行はなぜ止められなかったのか 辻 政信」など

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    2019年03月25日
  • アジャイル開発とスクラム 顧客・技術・経営をつなぐ協調的ソフトウェア開発マネジメント

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    従来の開発手法ではビジネスの変化に対応できなくなったため、アジャイルが広まった。ソフトウェア開発のみならず、組織経営やチーム運営にも多くの示唆が含まれている。

    第1部ではアジャイルとスクラムの基本的な説明、第2部ではリクルート・楽天・富士通でのアジャイル事例紹介、第3部ではそれらを踏まえた考察、という3部構成になっている。

    スクラムで決められている役割はこの3つ。プロダクトオーナー、開発チーム、スクラムマスター。スクラムマスターはプロジェクトファシリテーションに注力するサーバントリーダー。管理者たるマネジメントリーダーではない。コマンドコントロール型の組織から、自律化・自己組織化したチーム

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    2019年02月05日
  • 知識創造企業

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    Morning Bee題材。mtv氏にすすめられて。

    大学人ならではのアカデミックさがあるんだけど、そこはかとないアツさもあると感じた。

    第二章は正直どうしようかと思ったけど、というかくじけそうになったんだけど、そのまま読み進めて良かった。

    今の自分の課題に対してのヒントがいろいろあったように思う。特に、キャリアパスに関して。

    Morning Beeの題材としてもいい選択。

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    2019年01月20日
  • 知識経営のすすめ ――ナレッジマネジメントとその時代

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    発刊は1999年だったが、今の時代にも適応される考えが記載されている書物のように感じた。
    自社がSECIモデルで経営できているかや、知識経営のステップに照らすと道のりは遠いように見える

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    2019年01月01日
  • 日本企業にいま大切なこと

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    タイトルを見てジャケ買い。
    知識者の見解は、結局みんな同じところにつながっていくんだなぁと思った。
    日本という国に必要なのは、中央からの上っ面の対策・発言ではなくて、現場で尽力する企業の力。
    現場力の強い企業はずっと生き残っていける。
    現場を大切にしない企業は、今はよくてもそのあと残っていられるかはわからない。
    震災では、中央の弱さと現場の強さが浮き彫りになった。

    「たしかになぁ」と思うところが多く、読んでよかった。
    けど、再読はしないだろうな。
    今読むから、「たしかになぁ」と思うのだろうと思う。

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    2018年12月24日
  • 全員経営 ―自律分散イノベーション企業 成功の本質

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    22 社内SNS
    34 ミドルアップダウン
    73 10の知識を1にする
    73 見えてくるまで考え抜く
    166 率先して逃げることが皆の命を救う
    189 サムシングニュー テラモーターズ
    190 NATOな日本人=NotAction,Talk Only
    255 利益は経営のウンチ 伊那食品

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    2018年12月09日
  • アジャイル開発とスクラム 顧客・技術・経営をつなぐ協調的ソフトウェア開発マネジメント

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    著者の一人である野中郁次郎氏は、論文「The New New Product Development」の中で、「専門集団によって設計され、文書化されたナレッジが、次の工程の専門集団にに引き継がれ、これを繰り返して物を作っていく」プロセスに対して、当時、キャノン、ホンダなどが行っていた「色々な専門家が一体となり、自律的組織として物を作っていく」プロセスを、ラグビーに例えて、「スクラム」と呼んだ。このスクラムは、海を越え、アメリカでトップ・プログラマたちをインスパイアーした。そして、スクラムは、その名前のまま、ソフト開発プロセスの新ムーブメントとなり、故郷である日本に帰ってきた。
     ソフト開発は、

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    2018年10月23日
  • ビジネスモデル・イノベーション 知を価値に転換する賢慮の戦略論

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    暗黙知をベースにして創造される高質な知を単にモノづくりに終わらせることなく、新たなやり方で価値に変える経営モデルに衣替えをする=ビジネスモデル・イノベーション(BMI)が本書の主題とし、共通善をベースにしたビジョンをもとに、組織的知識創造の枠組みを築き、既存の産業の固定観念や企業内のしがらみを取り払ったうえで、世界の再創造のためのビジネスモデルに作り替える組織能力を構築しなくてはならないと提唱する。
    カルロス・ゴーンと野中郁次郎のインタビューも取り上げられており、面白かった。驚いたのは、日産では経営トップ100人のうち、4割が日本人ではないとのこと。しかも、ルノーのフランス人で占められているわ

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    2021年08月08日
  • アジャイル開発とスクラム 顧客・技術・経営をつなぐ協調的ソフトウェア開発マネジメント

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    四年ぶりに再読。アジャイルやスクラムはある程度理解している前提で、何度読んでも会話の重要性は再認識する。ビジネスとエンジニアの垣根を超えるコミュニケーションはやっぱどうあがいても大事。政治的事情でよしとされない場合でも、ダマで勝手にやっちまおう。
    しかし読むたびにtypeAからCの考え方混乱するわ。Aが普通のスクラムだとおもってたが、やっぱちがうな。

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    2018年02月05日
  • アジャイル開発とスクラム 顧客・技術・経営をつなぐ協調的ソフトウェア開発マネジメント

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    アジャイルとは何か、そして自分自身の業務にどのように取り込んでいけば良いか、ということを考えさせられる一冊。スクラムの本質に迫る野中氏との対談も読み応えありました。

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    2018年02月01日
  • アジャイル開発とスクラム 顧客・技術・経営をつなぐ協調的ソフトウェア開発マネジメント

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    ひさしぶりにこういう専門書を読んだ。
    面白かった。ソフトウェアもウォーターフォールではなく、こうしたアジャイル型の開発が進むのだろうか?

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    2018年01月09日
  • 史上最大の決断

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    第二次世界大戦次のリーダーシップ論。アイゼンハワーの魅力について。現代の組織、人的資源管理にも通じる内容。

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    2017年09月06日