土居征夫の作品一覧
「土居征夫」の「失敗の本質 戦場のリーダーシップ篇」「人づくり・国づくり : 日本人としての覚醒」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
- 作者をフォローする
- フォローすると、この作者の新刊が配信された際に、お知らせします。
無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで203万冊以上配信中!
「土居征夫」の「失敗の本質 戦場のリーダーシップ篇」「人づくり・国づくり : 日本人としての覚醒」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
東京大学法学部卒。著書に『人づくり・国づくり―日本人としての覚醒』、『失敗の本質 戦場のリーダーシップ篇』(野中郁次郎、杉之尾宜生、土居征夫、河野仁、山内昌之、菊澤研宗との共著)などがある。
ビジネス・実用
ビジネス・実用
ビジネス・実用
Posted by ブクログ
イノベーションは、ある理論を前提とし、そこから論理分析的に正しい答えを引き出す演繹的思考では実現しない。完全競争状態の市場という理想郷を不完全状態に変えることで、企業は利潤を手にすることができるという考えをモデル化したのがマイケル・ポーターだが、そういうやり方では現実の延長線上にある戦略や革新ならぬ改善しか生まれない。
それに対して、個別具体の現実から出発し、新しいコンセプトや物事の見方を打ち立てようという強い思いから生まれる帰納的思考が、イノベーションには不可々となる。帰納的思考は最後には必ず行動につながる。行動によってみずからの考えや判断の正否がわかるからだ。
本田宗一郎はまさにそういう人物だった。彼の口癖が「試す人になろう」であり、静岡県浜松市にある母校の敷地に石稗となって建っている。
53人がハイライト
「人生は見たり、聞いたり、試したりの三つの知恵でまとまっているが、多くの人は見たり聞いたりばかりで一番重要な『試したり』をほとんどしない。ありふれたことだが失敗と成功は裏腹になっている。みんな失敗を恐れるから成功のチャンスも少ない。やってみもせんで」
思えば栗林も「試す人」だった。
Posted by ブクログ
「失敗の本質」の続編となる本書は、前作よりも読みやすい内容で、色々と頷きながら読み終えました。
イスラエルは、組織の戦略的失敗から学習を繰り返したそうです。
過去の成功事例にとらわれたり、他所の成功事例を真似るだけでは能がないと思っています。
やはり失敗から学ばないと。
恐怖心の存在を認めた上で、それをコントロールして任務を遂行するアメリカ兵。一方、恐怖心自体の存在を認めず、否認や抑圧によって受動的に対処した日本兵。
このあたりは山本七平氏の「日本はなぜ敗れるのか-敗因21ヵ条」とも共通する分析かと思います。
実践から学んで行動を修正することが出来なかった日本軍の姿も浮き彫りになっており、組織論として学ぶべき点が多い一冊でした。
Posted by ブクログ
「失敗の本質」の本を読んだことがあり、その後に久しぶりに野中先生の本が読みたいと思い読んでみた。非常に興味深い内容で、今まで通り日本軍の戦争を研究材料としつつ、戦場でのリーダーシップについて大量の論文とデータを元に分析されて納得感のある内容であった。
個人的には第8章の辻政信の内容に思うところがあった。幼い頃から文武両道で部下の信頼も厚く飲み会や風俗などが大嫌いで教科書に載るお手本のような軍人であるのにも関わらず、組織として何故上手く立ち回ることができなかったのか?日本人が目指すべき人物に限りなく近いはずなのに何故同世代のエリートには嫌われていたのか?そもそも日本の学問における優秀な人材は何なのかを考えさせられる内容であった。
最後の菊澤先生の章もおすすめ。非合理的な意思決定プロセスに使われる【空気】という目に見えないものについて、取引コスト理論を用いて説明しているので、現代のビジネスでも応用できる内容であると思う。総じて自身の知的好奇心が満たされる素晴らしい本であった。