中原尚哉のレビュー一覧

  • ロボット・アップライジング AIロボット反乱SF傑作選

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    20世紀中に最終戦争が基本設定だったようにAI反乱は既定路線?
    冷戦終結で平和の配当で豊かな社会がーという予想同様外れて欲しい
    「小さなもの」は余りに危険なナノマシンは何のために開発された?
    「芸術家のクモ」が良かった

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    2023年12月23日
  • アポロ18号の殺人 下

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    最後にどでかい展開があるのかと思ったら、普通に終わって行ってしまった、、、
    かなり拍子抜けしちゃいました。

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    2023年12月13日
  • 鋼鉄紅女

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    ひまわり御師匠が激賞されておりました一作。
    メフィスト賞のような趣かと。
    なかなか世界観が掴めず、苦戦しました。
    ある程度繁栄していた文明が、宇宙からの侵略者渾沌(ふんどん。混沌と同意語)により壊滅。そこから2,000年。人類は、霊蛹機を使い抵抗を続けている。という設定が最後の方でようやく。

    登場人物達は、それぞれ中国の歴史上の人物から引用され、その性格等も反映。
    蛹は、さなぎ。パイロットの気の力で進化していくからかな。この霊蛹機に男女がペアを組まされて、その互いの気を使い変身したり戦ったり。
    根底にあるのが、女性蔑視。中国の纒足をはじめ女子と生まれた子への扱いに嫌悪感が伝わります。

    陰陽

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    2023年12月11日
  • 金色昔日【こんじきせきじつ】 現代中国SFアンソロジー

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    「折りたたみ北京」に続くケン・リュウ選の中国SFアンソロジー第二弾.
    時間が遡る中での男女の愛を描く表題作「金色昔日」が秀逸.すごく幅があるのだが,始皇帝がゲームをする話なんかは,日本の同人誌でマンガとして書かれてそうだ.
    巻末に中国SFの歴史に関するエッセイが3編掲載されているが,非常に興味深い.少し前に福島正実の「未踏の時代」を読んだが,21世紀初頭の中国のSF界は,あの時代の雰囲気にとても似ている.そういった時代が中国にやって来るのが政治のために30年遅れて,現代になって一気に花開いているようだ.

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    2023年09月29日
  • 第六ポンプ

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    表題作の第六ポンプは、化学物質の過剰摂取により痴呆化が進んでしまった未来という設定の短編。SF作品として非常に面白かったのはもちろんなんですが、テクノロジーが発展して利便性が増した結果、人間の知能が低下していくのではないか、なんてことが言われる現代にも通じるものがあるなと、少し怖さも感じました。

    その他、いずれの短編も環境分野に特化した他に類をみない作品が多く、とても楽しく読めました。復刊してくれて本当に良かったです。

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    2023年09月29日
  • 鋼鉄紅女

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    ペラっとめくったらメカのデザインがかっこよかったので手に取りました。
    冒頭を読んでアニメっぽいと思ったら巻末にダリフラに影響を受けた、とありナルホドと思いました。とは言え古い話だとイクサー1とか桂正和さんの男女が一体になる漫画とかアクエリオンとかもそんな感じなのかな?モチーフは結構昔からあるのかな。イクサーワンは男女じゃなかったけど。

    さらに則天武后もベースにしている、という事なので、昔の逸話をロボ作品にしたような感じなのか、それは面白いよなと思いました。纏足の時代の女性が虐げられ搾取され、それでも次世代の同性に自分と同じような人生を歩むことを願うという業のようなものも読んでいてヒリヒリしま

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    2023年06月27日
  • 黄金の人工太陽 巨大宇宙SF傑作選

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    2023-06-17
    絢爛豪華。ポストヒューマンものからミリタリーもの、銀河帝国ものからジェンダーものまで幅広い。昔懐かしのテーマもちゃんとアプデされていて読み応え抜群。

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    2023年06月17日
  • AI 2041 人工知能が変える20年後の未来

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    おそらく、ここに書かれていることは2020年代には実現する。発想が弱くないかな。大規模言語モデルが急激に進化する前に書かれた本だからしょうがなくもあるけど。
    これだとSFというフォーマットをとる意味がない。


    勉強にはなるけど、SF小説としても未来予測としても残念。

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    2023年06月11日
  • AI 2041 人工知能が変える20年後の未来

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    在りうる未来技術をベースに未来社会を予測した小説(SF)を展開する。絶対に面白いに違いないと思ったわりには、普通。2041年は近すぎたか?
    知っている技術と未来予測のオンパレード。ビッグデータと深層学習AIから予測される、保険、成りすまし、AI教師、ロボット医療、バーチャルアイドル、遠隔操作運転、自律兵器、AI代替による仕事内容の変化、個人データから派生する個別サービス、エネルギーや食糧の低価格化とベーシックインカム。
    良かったもの:日本を舞台にしたアイドル償還、日本のオタク文化の描写はグッド豊穣の夢:豊穣という言葉は覚えておこう。豊穣の世界での幸福って、定年後の不自由ない年金生活者の幸福論に

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    2023年05月25日
  • 金色昔日【こんじきせきじつ】 現代中国SFアンソロジー

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    ・ケン・リュウ編「金色昔日 現代中国SFアンソロジー」(ハヤカワ文庫SF)は「折りたたみ北京」に続く中国SFの第2弾である。登場人物等、さすが中国である。カタカナでではなく、漢字の名前が多い。ま づこのことに感心してしまつた。それほど私が中国とは無縁の読書生活を送つてゐるといふことである。さういふ内容の作品もあればさうではない作品もある。実に様々である。「本アンソロジーには、全部で十四名の作家による十六篇の作品が収録されて」(「序文」12頁)をり、「作品渉猟の場を拡大する方向に目を向けて」(同前)編まれたといふ。ただし、「本プロジェクトは、中国現代SFの代表的な作品を集めるという意図は」(同1

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    2023年04月05日
  • ユナイテッド・ステイツ・オブ・ジャパン 下

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    複数巻を並行に読むシリーズ。

    六浦賀を捕まえることを決心したベンこと紅功と昭子。しかし、ジョージ・ワシントン団の拷問で腕を失った昭子は、失った腕にレーザーガンを着けることを望む。また、六浦賀の待つサンディエゴには武装アーマーでしかたどり着けないことから、サンタカタリナ島経由で行きたいのだが、そのためには負けると殺されるゲーム大会で優勝するしかなかった…。

    つらつらとあらすじは書いているものの、ほとんど忘れていたので、わからないまま読み進めていた。しかもほとんど説明なく会話で進むことから、なかなか状況が把握できない。

    ロボットもののドライでクールな作品ではなく、血しぶきどろどろ、『北斗の拳

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    2023年03月02日
  • 金色昔日【こんじきせきじつ】 現代中国SFアンソロジー

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    アンソロジー集なので
    合間あいまに拾い読みしてました。
    いろんな作家さんがいることがわかって
    楽しかったです。

    好みなのは
    『おやすみなさい、メランコリー』
    『鏡』もテイストが近い。
    『月の光』『正月列車』は
    なんか星新一のようにニヤリとする。

    表題作の『金色昔日』も哀しいけど良かった。
    ひとつの家族の一代記なんだけど
    途中である違和感を感じてから先は
    胸が締めつけられつつ読んだわ。

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    2023年02月27日
  • 金色昔日【こんじきせきじつ】 現代中国SFアンソロジー

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    近年スマッシュ・ヒットを飛ばし続けている現代中国SFのアンソロジー、2019年に発売された「折りたたみ北京」に続く第二弾が満を侍して発売。SF者の期待感を表すかのような分厚さ。「折りたたみ北京」の1.5倍ぐらいになっている・・・(^_^; 早川書房さん、紙の文庫本は上下巻に分かれても構いませんので一冊あたりの厚みを抑えていただけないものでしょうかね〜。紙の文庫本にとって、「携帯性」ってとても重要なポイントだと思うんですけどね〜〜。

    閑話休題。
    一通り読んでみて、「折りたたみ北京」を読んだ時ほどの衝撃は、正直感じませんでした。読むこちら側の期待値の違いかもしれません。「よーし、面白いSF読むぞ

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    2023年01月29日
  • 逃亡テレメトリー

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    ネタバレ

    犯人は想像がつかなくて、捕まる場面は少し悲しかった。弊機の戦闘シーンは変わらずのスピード感でカッコイイ。メンサー視点が新鮮で、これまでの物語の周辺背景が深くなる感覚。

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    2023年01月03日
  • 逃亡テレメトリー

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    あんまり長いお話よりもこのくらいが読みやすい。通勤電車のなかでニヤニヤしながら読んだけど、マスクしてるから大丈夫なはず。

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    2022年12月24日
  • 創られた心 AIロボットSF傑作選

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    2022-12-06
    AIテーマ短編集。便宜上AIと言っているが、それを人類に対してどう位置づけるかは千差万別。他者、鏡像、比喩、拡張、反映、などなど。いずれもとても興味深く、示唆に富み、刺激的。
    現実に近いという意味で、ケンリュウ「アイドル」、スラップスティックなコメディとして、アステアレナルズ「人形芝居」、その先の美しさとして、ジョンチュー「死と踊る」あたりが気に入ったかな。

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    2022年12月07日
  • ユナイテッド・ステイツ・オブ・ジャパン 上

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    1948年、アメリカでの地上戦に日本の皇軍が謎の破壊兵器を投入し、アメリカ全土を制圧してユナイデッドステイツオブジャパン(USJ)を建国した。1988年、終戦時に生まれたベンこと紅功は、USJにおける日本皇軍の諜報部に所属していた。ある日、元上司と思われる男性から「娘が死んだ」と電話を受けた…。

    ディックの名作『高い城の男』同様、第二次大戦を起点としたパラレルワールド物である。もっとカラッとドライな話かと思いきや、わりかし重めのストーリーで面食らった。

    日本皇軍、諜報部、憲兵といった日本人コミュニティに対して、テロ組織ジョージ・ワシントン団が裏の裏をかいて手を回してくる事に対し、日本軍は情

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    2022年11月30日
  • 金色昔日【こんじきせきじつ】 現代中国SFアンソロジー

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    明記はされていないようだが(迂生は見つけられなかった)、訳者の顔ぶれからしておそらく英文からの重訳。そのせいか英米SFの翻訳を読んでいるような手触り。ローカリズムを売りにしているわけではないから当然かも知れない。収録作品のレベルは文句なく高いが、(編者が宣言しているように)アラが目立つ作もあるし、文化の違いか、一読して隔靴掻痒の感を覚える作もある。それも味かも知れない。

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    2022年11月29日
  • マーダーボット・ダイアリー 下

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    前の巻の一話のキャラが再登場して物語がしっかりと閉じる構成でよくできている。
    ストーリー的には王道で、主人公「弊機」の心の動きをよく捉えていてとても良かった。
    難点を上げると、横文字SF用語が説明なしでバンバン登場するのが辛い。漢字などが当てられているわけではなく、ただただ横文字が出てくる。せっかくのライトな読み味を損ねている印象がある。

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    2022年11月25日
  • 失われた世界

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    南米大陸に実は恐竜が生息していた、というロストワールド的なお話。
    昔の時代の装備で、ロストワールドまでたどり着き、そこを探検する様が、時代を感じると共に、楽しく読める作品。

    ただ正直、今読むと、すげーという程ではない。が、時代を考えると、SF作品の走りとして凄かったんだろうなぁという印象。

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    2022年09月09日