中原尚哉のレビュー一覧

  • 金色昔日【こんじきせきじつ】 現代中国SFアンソロジー

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    「折りたたみ北京」に続くケン・リュウ選の中国SFアンソロジー第二弾.
    時間が遡る中での男女の愛を描く表題作「金色昔日」が秀逸.すごく幅があるのだが,始皇帝がゲームをする話なんかは,日本の同人誌でマンガとして書かれてそうだ.
    巻末に中国SFの歴史に関するエッセイが3編掲載されているが,非常に興味深い.少し前に福島正実の「未踏の時代」を読んだが,21世紀初頭の中国のSF界は,あの時代の雰囲気にとても似ている.そういった時代が中国にやって来るのが政治のために30年遅れて,現代になって一気に花開いているようだ.

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    2023年09月29日
  • 第六ポンプ

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    表題作の第六ポンプは、化学物質の過剰摂取により痴呆化が進んでしまった未来という設定の短編。SF作品として非常に面白かったのはもちろんなんですが、テクノロジーが発展して利便性が増した結果、人間の知能が低下していくのではないか、なんてことが言われる現代にも通じるものがあるなと、少し怖さも感じました。

    その他、いずれの短編も環境分野に特化した他に類をみない作品が多く、とても楽しく読めました。復刊してくれて本当に良かったです。

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    2023年09月29日
  • 鋼鉄紅女

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    ペラっとめくったらメカのデザインがかっこよかったので手に取りました。
    冒頭を読んでアニメっぽいと思ったら巻末にダリフラに影響を受けた、とありナルホドと思いました。とは言え古い話だとイクサー1とか桂正和さんの男女が一体になる漫画とかアクエリオンとかもそんな感じなのかな?モチーフは結構昔からあるのかな。イクサーワンは男女じゃなかったけど。

    さらに則天武后もベースにしている、という事なので、昔の逸話をロボ作品にしたような感じなのか、それは面白いよなと思いました。纏足の時代の女性が虐げられ搾取され、それでも次世代の同性に自分と同じような人生を歩むことを願うという業のようなものも読んでいてヒリヒリしました。

    金持ちお坊ちゃんがなんで彼女に入れ込むのかはよくわからなかったですが、結果として彼女は権力も好きな男も自分の力でゲットするという力業がすごかったです。

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    2023年06月27日
  • 黄金の人工太陽 巨大宇宙SF傑作選

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    2023-06-17
    絢爛豪華。ポストヒューマンものからミリタリーもの、銀河帝国ものからジェンダーものまで幅広い。昔懐かしのテーマもちゃんとアプデされていて読み応え抜群。

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    2023年06月17日
  • AI 2041 人工知能が変える20年後の未来

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    おそらく、ここに書かれていることは2020年代には実現する。発想が弱くないかな。大規模言語モデルが急激に進化する前に書かれた本だからしょうがなくもあるけど。
    これだとSFというフォーマットをとる意味がない。


    勉強にはなるけど、SF小説としても未来予測としても残念。

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    2023年06月11日
  • AI 2041 人工知能が変える20年後の未来

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    在りうる未来技術をベースに未来社会を予測した小説(SF)を展開する。絶対に面白いに違いないと思ったわりには、普通。2041年は近すぎたか?
    知っている技術と未来予測のオンパレード。ビッグデータと深層学習AIから予測される、保険、成りすまし、AI教師、ロボット医療、バーチャルアイドル、遠隔操作運転、自律兵器、AI代替による仕事内容の変化、個人データから派生する個別サービス、エネルギーや食糧の低価格化とベーシックインカム。
    良かったもの:日本を舞台にしたアイドル償還、日本のオタク文化の描写はグッド豊穣の夢:豊穣という言葉は覚えておこう。豊穣の世界での幸福って、定年後の不自由ない年金生活者の幸福論に似ている。
    2024年12月3日再読:AI解説本として面白い。2022年出版だが、すでに本書の予想を生成AIの進化が上回っている。AIによるエネルギー革命・材料革命・生産革命がおこると、豊穣の時代即ち人間が働かなくても必要なものを万民が手にすることがでkる時代が私が生きているうちに実現するかもしれない。そのとき社会システムは貨幣を含めてどのように変わるのだろう?

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    2023年05月25日
  • 金色昔日【こんじきせきじつ】 現代中国SFアンソロジー

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    ・ケン・リュウ編「金色昔日 現代中国SFアンソロジー」(ハヤカワ文庫SF)は「折りたたみ北京」に続く中国SFの第2弾である。登場人物等、さすが中国である。カタカナでではなく、漢字の名前が多い。ま づこのことに感心してしまつた。それほど私が中国とは無縁の読書生活を送つてゐるといふことである。さういふ内容の作品もあればさうではない作品もある。実に様々である。「本アンソロジーには、全部で十四名の作家による十六篇の作品が収録されて」(「序文」12頁)をり、「作品渉猟の場を拡大する方向に目を向けて」(同前)編まれたといふ。ただし、「本プロジェクトは、中国現代SFの代表的な作品を集めるという意図は」(同13頁)持つてゐないといふ。私にはいかなる作品が「中国現代SFの代表的な作品」か分からない。「中国SFと呼びうる作品の多様さと中国SF作家界の雑多な構成」(同前)といふことは、中国SFといつたところで、決して一つにくくれるものではないといふことなのであらう。
    ・表題作宝樹「金色昔日」はおもしろい作品であつた。私は現代中国の歴史を知つてゐるわけではないが、 それでもこの作品が現代中国の歴史をさかのぼつてゐることは分かる。主人公の「いちばん古い記憶はオリンピックの開会式だ。」(222頁)といふのが北京五輪であれば、彼は私達の同時代人であると言へる。 「三年生のときに感染症のSARSが流行し」(226頁)た。次にサダム・フセインやビン・ラーディンが出てくる。例の9・11もある。かうして様々な出来事があり、ゴルバチョフがソ連邦を作り、「?小平の計画経済改革が失敗し、経済は悪化の一途をたど」(243頁)る。さうして共産党内部抗争から天安門事件が起きる。主人公は学生側の指導部に加はるも、最後は軍隊に掃討される。……ここまで書けば十分であらう。この作品は歴史を改編しつつさかのぼつてゐる。従つて、最後は日独伊の三国同盟対米ソ同盟であ り、この中国側の動きとして国共内戦と国共統一戦線による抗日闘争である。この間に幼なじみの恋人が登場する。この女性の運命は歴史に弄ばれてゐる。最後は日中戦中に主人公に会ふことかなはず死ぬ。「ある意味で本書の作品中最も中国的な物語であ」(ケン・リュウ解説218頁)り、「人民共和国の歴史を知れ ば知るほど、この物語の意味もはっきりと見えてくる。」(同前)といふ。私に見えたものが宝樹の見たものであるなら、これが中国国内で発表できるのかと思ふ。「最初の公式な出版が英語版と」(同前)なるさうである。原典には"No Chinese publication"とある。中国語版なし。訳者はケン・リュウである。「公式な出版が英語」であるなら、非公式な中国語もあるのであらうか。中国国内で出せないから英語版を出したのではないのか。中国の現状を見る限り、危険を顧みずに敢へて出版するとは思へない。宝樹はいかなる人かと思つても、フリーライターであるらしいとしか分からない。web上 にもこれ以上はなささうである。この人、中国で現役の作家としてやつてゐるのだらうか。天安門事件や文革を描き、?小平の経済改革を失敗といふ。かういふことが許されるのなら、中国は今少しまともな国にな つてゐさうでる。しかしさうではない。あくまで習某の中国である。かうして日本語版が出るからには、この人の現在を心配する必要はないのかもしれない。もちろんこれは例外的な作品である。本書は普通のSFばかりである、とは語弊があるか。しかし、ここに様々な傾向の作品があり、様々な内容の作品があると知れる。おもしろい作品集であつた。

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    2023年04月05日
  • ユナイテッド・ステイツ・オブ・ジャパン 下

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    複数巻を並行に読むシリーズ。

    六浦賀を捕まえることを決心したベンこと紅功と昭子。しかし、ジョージ・ワシントン団の拷問で腕を失った昭子は、失った腕にレーザーガンを着けることを望む。また、六浦賀の待つサンディエゴには武装アーマーでしかたどり着けないことから、サンタカタリナ島経由で行きたいのだが、そのためには負けると殺されるゲーム大会で優勝するしかなかった…。

    つらつらとあらすじは書いているものの、ほとんど忘れていたので、わからないまま読み進めていた。しかもほとんど説明なく会話で進むことから、なかなか状況が把握できない。

    ロボットもののドライでクールな作品ではなく、血しぶきどろどろ、『北斗の拳』よろしく無法地帯で人が死にまくる設定なので、読む人を選ぶ作風である。読みやすいが、かなり疲れる。うーむ。まだ2作買ってあるんだよなあ、トライアス。

    あとがきに、やはりのディック『高い城の男』の話、日本のアニメなどの影響について書かれていて、ずるいなあ、こんなの好感持つしかないやんという状況だが、漫画的に度の人を中心に読めばいいのかわからないことや、勢いだけで先走って主語が2つある文章など、お世辞にも読みやすい良作とはいい難い部分もある。

    ただ、書きたかったことはよく分かる作品ではあったな。

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    2023年03月02日
  • 金色昔日【こんじきせきじつ】 現代中国SFアンソロジー

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    アンソロジー集なので
    合間あいまに拾い読みしてました。
    いろんな作家さんがいることがわかって
    楽しかったです。

    好みなのは
    『おやすみなさい、メランコリー』
    『鏡』もテイストが近い。
    『月の光』『正月列車』は
    なんか星新一のようにニヤリとする。

    表題作の『金色昔日』も哀しいけど良かった。
    ひとつの家族の一代記なんだけど
    途中である違和感を感じてから先は
    胸が締めつけられつつ読んだわ。

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    2023年02月27日
  • 金色昔日【こんじきせきじつ】 現代中国SFアンソロジー

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    近年スマッシュ・ヒットを飛ばし続けている現代中国SFのアンソロジー、2019年に発売された「折りたたみ北京」に続く第二弾が満を侍して発売。SF者の期待感を表すかのような分厚さ。「折りたたみ北京」の1.5倍ぐらいになっている・・・(^_^; 早川書房さん、紙の文庫本は上下巻に分かれても構いませんので一冊あたりの厚みを抑えていただけないものでしょうかね〜。紙の文庫本にとって、「携帯性」ってとても重要なポイントだと思うんですけどね〜〜。

    閑話休題。
    一通り読んでみて、「折りたたみ北京」を読んだ時ほどの衝撃は、正直感じませんでした。読むこちら側の期待値の違いかもしれません。「よーし、面白いSF読むぞー!」と鼻息荒く読み始めたら、肩透かしを食った感じ。SFというよりも、「幻想小説」または「実験小説」といった趣の作品が多い印象です。
    ただ、面白くないわけではありませんので念のため。SF風味は薄めかもしれませんが、ひとつの小説のとしての完成度はどれも高く、読後感は良いです。これ、中国の商業作家たちが、クロスオーバーにレベルの高い作品を輩出し続けている、ということですよね。中国の文壇は今、とてもエキサイティングな状況にあるのだと思います。SFの枠に囚われることなく、もっと読まれても良い作品集だと思います。

    鴨的お気に入りは、劉慈欣「月の光」、宝樹「金色昔日」、張冉「晋陽の雪」あたり。いずれもSFとしてレベルが高いです。そして、やたらとインパクトがあったのが馬伯庸「始皇帝の休日」。「どこの野崎まどだよ」とツッコミを入れたくなる斜め上のぶっ飛びぶりで、どのような心構えで読めば良いのか最後までよくわかりませんでしたヽ( ´ー`)ノ
    いやー、相変わらず肩幅広いですねー。中国SF、当たり外れはありますが、この先も引き続きチェックしていきたいです。

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    2023年01月29日
  • 逃亡テレメトリー

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    ネタバレ

    犯人は想像がつかなくて、捕まる場面は少し悲しかった。弊機の戦闘シーンは変わらずのスピード感でカッコイイ。メンサー視点が新鮮で、これまでの物語の周辺背景が深くなる感覚。

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    2023年01月03日
  • 逃亡テレメトリー

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    あんまり長いお話よりもこのくらいが読みやすい。通勤電車のなかでニヤニヤしながら読んだけど、マスクしてるから大丈夫なはず。

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    2022年12月24日
  • 創られた心 AIロボットSF傑作選

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    2022-12-06
    AIテーマ短編集。便宜上AIと言っているが、それを人類に対してどう位置づけるかは千差万別。他者、鏡像、比喩、拡張、反映、などなど。いずれもとても興味深く、示唆に富み、刺激的。
    現実に近いという意味で、ケンリュウ「アイドル」、スラップスティックなコメディとして、アステアレナルズ「人形芝居」、その先の美しさとして、ジョンチュー「死と踊る」あたりが気に入ったかな。

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    2022年12月07日
  • ユナイテッド・ステイツ・オブ・ジャパン 上

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    1948年、アメリカでの地上戦に日本の皇軍が謎の破壊兵器を投入し、アメリカ全土を制圧してユナイデッドステイツオブジャパン(USJ)を建国した。1988年、終戦時に生まれたベンこと紅功は、USJにおける日本皇軍の諜報部に所属していた。ある日、元上司と思われる男性から「娘が死んだ」と電話を受けた…。

    ディックの名作『高い城の男』同様、第二次大戦を起点としたパラレルワールド物である。もっとカラッとドライな話かと思いきや、わりかし重めのストーリーで面食らった。

    日本皇軍、諜報部、憲兵といった日本人コミュニティに対して、テロ組織ジョージ・ワシントン団が裏の裏をかいて手を回してくる事に対し、日本軍は情け容赦ない鉄槌を下していく。

    割と初期から100円で売られていたのだが、おそらく日本を悪役として描いた反日的な部分に嫌気が差した読者も多かったのではないかと考えられる。しかし、よく読み込んでいくと細部にそうではないことが見えてくるのだ。

    翻訳の作品には非常に珍しく、どうも原作者の意図と思われる日本人名が漢字で書かれる。最初にでてくる日本人が深作慧(ふかさくさと)という漢字を書く時点で、なんか普通じゃないぞという雰囲気が漂う。いくらなんでも作者の意図を無視して六浦賀(むつらが)なんていう漢字を使わないだろう。

    また、序盤では「天ぷらバーガー」などと適当っぽい食事に関しても、卵かけご飯(ゆで卵だが)、「本式の伊勢うどんを出す店は少ない」とまで来ると、この人、日本マニアで日本大好きなのだなと思わざるを得ない。

    1988年に電卓(携帯電話)だの、1948年に巨大ロボットだのと、ありえない設定がでてくるのも、本当じゃないんですよという意思表示なのだろう。『高い城の男』で易を使って意思決定をしていたこととも似ている。

    ただ、上巻ではさほど盛り上がらなかったので☆は3つ。ようやく巨大ロボットらしきものがでてきたので、後半に期待。

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    2022年11月30日
  • 金色昔日【こんじきせきじつ】 現代中国SFアンソロジー

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    明記はされていないようだが(迂生は見つけられなかった)、訳者の顔ぶれからしておそらく英文からの重訳。そのせいか英米SFの翻訳を読んでいるような手触り。ローカリズムを売りにしているわけではないから当然かも知れない。収録作品のレベルは文句なく高いが、(編者が宣言しているように)アラが目立つ作もあるし、文化の違いか、一読して隔靴掻痒の感を覚える作もある。それも味かも知れない。

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    2022年11月29日
  • マーダーボット・ダイアリー 下

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    前の巻の一話のキャラが再登場して物語がしっかりと閉じる構成でよくできている。
    ストーリー的には王道で、主人公「弊機」の心の動きをよく捉えていてとても良かった。
    難点を上げると、横文字SF用語が説明なしでバンバン登場するのが辛い。漢字などが当てられているわけではなく、ただただ横文字が出てくる。せっかくのライトな読み味を損ねている印象がある。

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    2022年11月25日
  • 失われた世界

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    南米大陸に実は恐竜が生息していた、というロストワールド的なお話。
    昔の時代の装備で、ロストワールドまでたどり着き、そこを探検する様が、時代を感じると共に、楽しく読める作品。

    ただ正直、今読むと、すげーという程ではない。が、時代を考えると、SF作品の走りとして凄かったんだろうなぁという印象。

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    2022年09月09日
  • 黄金の人工太陽 巨大宇宙SF傑作選

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    巨大宇宙SFってなんだ? と思っていたら、スペオペでした。あとがきではスペース・オペラを連呼しているんで、禁句と言うことはないと思うが、背表紙や帯の惹句には、どこにもスペオペとは書いてない。なんとなく不思議。
    で、中身の方はニュー・スペース・オペラ以降の、アクションSFが主軸。一昔前のスペオペ・アンソロジーなら、もう少しB級感というか、やさぐれた感じを出してきたような気がするが、これはこれでいい。ただ、これはお約束なのか、どれほどとんがったSFガジェットをてんこ盛りにしていても、人情とか、家族関係なんかは今と変わっていない設定のお話がほとんど。多少の違和感はある。

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    2022年06月20日
  • 逃亡テレメトリー

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    相変わらずの「弊機」だけど、安定の3作めで安心して読めちゃうというか、アクションよりも謎解き要素が多めで、地味にのんびり読むスタイルというか。ドキドキは少なめだけど、弊機が弊機であることによかったよかったと親目線的な気分になれるシリーズになったなと。あと3作品は最低でも作られるそうなので、刊行を楽しみに待ちましょう。

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    2022年06月19日
  • この地獄の片隅に パワードスーツSF傑作選

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    昔から大好きな加藤直之氏のイラストに誘われて購入。パワードスーツがテーマのアンソロジーだ。様々なお話が収録されているが、あまりバラバラな感じはしないで、どの話も楽しく読めた。
    特に「アーマーの恋の物語」が良かった。

    シリーズ第二弾も希望!

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    2022年06月16日