中原尚哉のレビュー一覧

  • スタートボタンを押してください ゲームSF傑作選

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    ネタバレ

    桜坂洋「リスポーン」★★★
    デヴィッド・バー・カートリー「救助よろ」★★★
    ホリー・ブラック「1アップ」★★★
    チャールズ・ユウ「NPC」★★
    チャーリー・ジェーン・アンダース「猫の王権」★★★
    ダニエル・H・ウィルソン「神モード」
    ミッキー・ニールソン「リコイル!」★★
    ショーナン・マグワイア「サバイバルホラー」★★
    ヒュー・ハウイー「キャラクター選択」
    アンディ・ウィアー「ツウォリア」★★
    コリイ・ドクトロウ「アンダのゲーム」
    ケン・リュウ「時計仕掛けの兵隊」★★★

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    2022年01月25日
  • メカ・サムライ・エンパイア 下

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    日本が戦争に勝利した世界でゲーマーがメカのパイロットになっていくいわゆる王道っぽいお話。
    前作はゲーム開発者が主人公で表紙のロボットほとんど出ないやんけとなっていたが、今作では出まくり。
    やっぱりバイオメカは特撮怪獣がモデルなのかな。
    外国から見た日本文化のイメージってこんな感じなのかも、というのを楽しめます。

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    2018年05月12日
  • 死者の代弁者〔新訳版〕(上)

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    エンダーが出てくるまでちょっと微妙な感じがしたが、
    やっぱりどんどん引き込まれていった。
    早く下巻が読みたい。

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    2018年11月25日
  • 死者の代弁者〔新訳版〕(下)

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    ミステリー部分が解き明かされていく感じが非常にたのしかった。
    前作とは違った緊張感もあってこれも楽しかった。

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    2018年11月25日
  • ユナイテッド・ステイツ・オブ・ジャパン 下

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    うーん、どう評価したらよいのか・・・

    完全にファンタジーなんですよね。ギレルモ・デル・トロの『パシフィック・リム』に出てくるイエーガーを思わせる巨大ロボット兵器「メカ」が登場したり、うーん。

    設定は良いと思うんですよ。でもね、描かれた内容にね、なんか共感できないんですよねぇ。かと言って、“駄作”とまで言う気にもならず・・・

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    2017年09月11日
  • ユナイテッド・ステイツ・オブ・ジャパン 上

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    もし、第二次世界大戦で日本が勝っていたら・・・、そんな歴史改変小説です。

    日本がアメリカに勝つと言う内容の小説と言えば『高い城の男』が有名です。この作品は、21世紀版の『高い城の男』と言うのが触れ込みですが、どうなんでしょう?『高い城の男』は、重厚な厚みのある話だったと思いますが、これは、やっぱりファンタジーですよね。いろんな設定が、SF。

    主人公?の石村も、良く分からんしね・・・?

    下巻に期待・・・できるのかな。

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    2017年09月09日
  • ユナイテッド・ステイツ・オブ・ジャパン 上

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    本書は、第二次世界大戦で日本とドイツの枢軸国が勝利した改変世界が舞台。アメリカ西海岸は「日本合衆国」として日本国の統治下にあるが、生き残ったアメリカ人は「ジョージ・ワシントン団」を結成し、度重なるテロ行為により、日本合衆国に打撃を与えていた。日本合衆国の大尉である石村紅功は、かつて自身の両親を日本国に対する反逆の疑いで告発した人物。ある日、彼のもとに架かってきた一本の電話。それはかつての上司、六浦賀(むつらが)将軍からであった…

    本書はもちろん、フィリップ・K・ディック「高い城の男」の影響を受けており、「21世紀版『高い城の男』」として紹介までされているようですが…正直、誇大広告の印象は拭え

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    2017年05月27日
  • ユナイテッド・ステイツ・オブ・ジャパン 下

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    んー下巻は期待してたほどじゃなかった。なんかもっとこの世界観を上手に活かしてほしかったんだけど、ロボットバトルもそう盛り上がらないし主人公のスーパーハッカーとしての技術も活かされきってないし、不本意なラストだった。ここまで大風呂敷広げたならエンターテイメントに徹し切るべきだったんじゃないかな。エピローグ的な章もあのラストの後だと蛇足に過ぎないなと思った。しかし訳がとにかく秀逸なので、訳書だと意識せずに読めたのが本当に新鮮な体験だった。

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    2017年02月23日
  • ユナイテッド・ステイツ・オブ・ジャパン 下

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    下巻もダラダラと読んできたが、本も半ばに来て、慣れてきたというか、太平洋戦争に日本が勝ったという設定をしたゲームの世界だと思うことにした。
    皇国や特高や憲兵や八紘一宇も神道もそれらしく見せるためのアイテムに他ならず、それ以上の意味がないと思えば、気にもならず、結局は“だれもが信じられる国・USA”を讃えているように読めた。
    表紙が凄くかっこ良かっただけに、めっちゃ肩透かしでした。

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    2017年01月28日
  • ユナイテッド・ステイツ・オブ・ジャパン 上

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    第二次世界大戦で日独が勝利した世界を舞台に繰り広げられるSF。
    上巻はパシフィックリムのようなロボットの戦闘シーンは少なめだが、設定の説明にページが取られた印象。こういった類の小説は、設定が行きすぎてる方が楽しめる。
    下巻も楽しみになる程度には魅力的。

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    2017年01月03日
  • ユナイテッド・ステイツ・オブ・ジャパン 下

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    ネタバレ

    (上・下巻全体のレビュー・感想)
    第二次世界大戦で枢軸国が勝利し、アメリカ西海岸は大日本帝国が統治し、日本合衆国(USJ)となっている世界(時代は1988年が中心)。

    表紙から推察して、メカがもっと活躍するかと思って読んでいたけれど、予想に反してメカの登場シーンは少なかった(上・下巻を並べると表紙絵がつながるのは嬉しい感動。)。

    設定はとっても面白いし、翻訳者さんが漢字を上手く使いこなされているお陰で、現実世界の日本ではなく”大日本帝国”が存続している感じが上手く伝わってきました。(解説を読んで、本書で必要不可欠な”電卓”は原文ではportable calculatorを縮めた"

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    2016年12月05日
  • ユナイテッド・ステイツ・オブ・ジャパン 下

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    これは、プロモーションによるミスリードだと思う。
    いい意味でも、悪い意味でも。
    しかし、それぐらい大声をあげて喧伝すべき小説だと思うのです。
    ニッポンオタクの韓国系アメリカ人でアメリカ在住の著者が、「日本が戦争に勝ち、以来アメリカは日本に支配されている」という世界を今、この時代に描いたという、その側面こそもっと、スキャンダラスに取り上げられてもいいはず。

    著者の出自や物語の舞台設定に垣間見える「無国籍感」こそが、この小説の最大の特徴だと思う。
    やはり翻訳小説には翻訳小説の文体というのがどうしても存在してしまって、日本文学のそれとは仕方なく乖離してしまうのだと私は思う。それは言葉を「置き換える

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    2016年11月11日
  • ユナイテッド・ステイツ・オブ・ジャパン 上

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    個人的には、思ったほど「高い城の男」感はなかった。むしろ「一九八四年」っぽさの方があった気がする。
    あと、表紙から想像してしまうようなロボットバトル感はなかった。
    上巻ではまだ、ようやく物語が動き出したところ、といった感じ。しかしこの世界の奇妙さは十分に味わえた。下巻につづく。

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    2016年11月11日
  • ユナイテッド・ステイツ・オブ・ジャパン 下

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    面白いような気がする、という状態が延々と続いて、ある瞬間にふっと終わってしまった。もう少し面白そうだと思ったんだけれど、面白いような気がする止まりだったのが残念。
    起伏を感じられなかった。
    161110

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    2016年11月11日
  • クリプトノミコン3 アレトゥサ

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    本書は四分冊の三冊目になる。長い物語なので、中弛みのようなものを感じてしまうのを否めないが、それでも第二次世界大戦と現代とがリンクしてきて、最終巻の大団円に向かう準備ができてきたように思える。また、現代のパートでは、ビットコインを予言するかのような電子通貨が登場する。作品が書かれた頃は、電子マネーはあったと思うけれど、政府が信用を担保しない電子マネーなんて、少なくとも一般的ではない。よくそんな時代に想像できたなと思う。暗号技術は電子マネーと関係が深いので、作者がよく調査した結果なのだろうな。脇のエピソードであるが、個人的に最も驚いた部分だ。

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    2016年11月08日
  • 神の水

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    アメリカの作家パオロ・バチガルピ、2015年発表の小説。アメリカ南西部の諸州が旱魃で危機的な状況に陥った近未来を舞台にしたSF作品。警世の書としてのリアリティはあるのですが、中身はハードボイルド調の極めて通俗的なエンターテインメント。面白いけれど、一寸物足りない、という感じです。

    水不足が深刻化し多くの難民が発生、河川の水利権を廻って各州の秘密組織が暗躍、州軍間の緊張も高まり内戦の一歩手前という状況にある近未来のアメリカ南西部が舞台。廃都と化しつつあるアリゾナ州の州都フェニックスでの不穏な動きの調査に赴いたラスベガスの秘密工作員、崩壊して行くフェニックスを執念で取材し続ける女性ジャーナリスト

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    2015年11月15日
  • 第六ポンプ

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    ネタバレ

    「ポケットの中の法」★★★
    「フルーテッド・ガールズ」★★★
    「砂と灰の人々」★★★
    「パショ」★
    「カロリーマン」★★★
    「タマリスク・ハンター」★★★
    「ポップ隊」★★★
    「イエローカードマン」★★
    「やわらかく」★★★
    「第六ポンプ」★★★★

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    2015年02月22日
  • 巨獣めざめる (下)

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    結局スペオペも昔ほど単純では小説にならないってことでしょうか。ああ、ややこしい・・・
    結局余り感情移入出来ませんでした。

    6部作の第1弾と云う話もあるようで、次は読むかどうか微妙・・・

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    2013年07月14日
  • 巨獣めざめる (上)

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    新聞の書評に久々の本格的なスペオペってあったので、かつてはバローズやスミス、ハミルトン、アシモフ、クラークなどスペオペに嵌まっていた私としては読むのは「今でしょう!」と読んでみる。

    昔好きだったものに比べるとやたら説明が多い感じ。2人の視点が交代で描かれてるのも、よりややこしくしている感じをうけた。
    なかなかこの世界に入り込めなかったけど、上巻の後半になってようやく全体像が見えてきて下巻に期待

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    2013年07月14日
  • クリプトノミコン4 データヘブン

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    第二次世界大戦中の暗号に隠された謎とは?
    海底ケーブルの事業で窮地に陥った暗号解読者の子孫たちが、その謎に挑む。
    大戦中と現代が、暗号(クリプト)によって絡み合う。

    題名の「暗号書(クリプトノミコン)」は、もちろん「ネクロノミコン」のもじり。
    いやー、毎度ながら、物語はブツ切れで終わってますな。

    あれですね、この人の小説は、読み終わってから、「あ〜おもしろかった」と思うものではないです。
    いろいろ考えながら読んでいく過程がおもしろい。
    筋道きっちり立てた小説が好き…というヒトには向かないかもしれんね。
    しかし、SF…というには、無理があるかも。かといって、どこのジャンルに入れるかと問われる

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    2009年10月04日